遊々亭攻略ブログ
遊戯王 OCG 遊々亭Blogです。
遊々亭一押しのプレイヤーさん達による攻略情報やゲームに関する様々な情報、担当のおすすめなど、遊戯王 OCGに関する情報を配信していきます。 Twitterでも情報配信中です!
posted 2020.07.13
Byヨシシン

サンダードラゴンの有利不利【ヨシシン】
vs閃刀姫
しかし、<アクセスコード・トーカー>の登場によって、自分のライフが5300以下だと<ハリファイバー>から<セレーネ>に繋がるルートでアクセスコード・トーカーを出されてしまいモンスターセットではライフを守りきれなくなってしまうので前より事故っても勝てる試合は少なくなった印象です。
vs召喚ドラグマ
<フルルドリス>で超雷が効果無効にされてパニッシュメントを打たれてしまったりするので、<雷劫>や<天雷>等で先に盤面のドラグマモンスターを倒してから超雷龍を出してフルルドリスの無効にする効果を使えないようにすることを頭に入れて立ち回った方がいいと思いました。
また、攻撃力2501以上のモンスターで攻めることによってパニッシュメントで<ヌトス>や<バスタード>を墓地に落とさせないように立ち回れます。
vsヌメロン
個人的には有利とまでは言えませんが不利ではないのかなと思います。
vs転生炎獣
ヴァレルロードで超雷が取られて次のターンの墓地の融合が使えなくなってしまうのでそこは注意が必要です。
vsSPYRAL
また、自分が後攻の時もSPYRAL特有の事故でターンが返ってきたり、仮に展開が全部通っても<禁じられた一滴>で盤面を全て返せる可能性があります。
<ドローン>や<ダンディ>でデッキトップを見られた後に<雷電>の同名をサーチする効果や盤面に<雷源>、墓地に<リンクリボー>を置いておくことでデッキトップを変えることができるので、次の<ダブルヘリックス>の効果を外させることが可能なのも覚えておいて損はないと思います。
vsオルターガイスト
後攻も融合体をメインモンスターゾーンに出せるようになったことと天雷の登場でオルターガイストの妨害を以前より乗り越えやすくなりました。
最後に
ここまで読んでいただきありがとうございます。この内容は自分が調整していく中で思ったことを書いたので人によっては違うと思う部分も勿論あると思いますが、少しでも参考になったと思えてもらえれば幸いです。
posted 2020.07.03
Byメカヲタ

テーマ紹介「花札衛」後編【メカヲタ】
相性のいい魔法カード
増援
戦士の生還
貪欲な壺
闇の誘惑
終わりの始まり
名推理
ワン・フォー・ワン
シンクロキャンセル
回し方
ここからは、具体的なデッキの回し方について解説します。【花札衛】を回す上で重要になるのは、「ハンドアドバンテージ」と「ボードアドバンテージ」、そしてデッキ内の「花札衛」モンスターの比率の把握とリソースの管理です。一見難しそうですが、慣れてくると手なりで回せるようになります。
<花札衛-松->は、初回のみボードアドバンテージ+1/ハンドアドバンテージ±0になるカードで、召喚権はできるだけこのカードに割きたいところ。他のカス札はボードアドバンテージ+1/ハンドアドバンテージ-1ですが、<花札衛-柳->のみハンドアドバンテージを±0に抑えてくれます。また、<花札衛-桜->も、<花札衛-柳->を特殊召喚できることから実質的にはハンドアドバンテージ±0にしてくれます。タネ札はボードアドバンテージ±0/ハンドアドバンテージ±0の単純な入れ替え札ですが、除去が成功すると実質的にボードアドバンテージ+1となります。光札も両アドバンテージ±0ですが、カス札をドローした際にボードアドバンテージ+1/ハンドアドバンテージ-1になります。<花札衛-桜に幕->のみ、ボードアドバンテージ+1/ハンドアドバンテージ±0になります。
「花札衛」のドロー効果や<花札衛-桜->によって«花札衛-柳-»に早急にアクセスして効果を使用しつつ、アドバンテージ±0のタネ札で«花札衛-柳-»を墓地送り、2枚目の花札衛-柳-で同名をループさせてボードを伸ばしていきます。強力な魔法が絡むまで«花札衛-月花見-»を連続利用してボードとハンドを整え、引き込んだ魔法によって一気にアドバンテージを稼ぎます。<超勝負!>によって«花札衛-月花見-»や«花札衛-柳-»の蘇生に成功すれば、それだけでハンドアドバンテージが蘇生した数に比例して増えていきます。引いたカードによってはさらにボードアドバンテージも伸ばせるため、一気に高レベルシンクロに繋ぎましょう。また、場合によっては<花合わせ>を後引きすることもありうるので、状況に応じて適宜«花札衛-柳-»で墓地のカス札をデッキに戻すことも必要になります。
ある程度軌道に乗れば自然と回り続けるので、デッキ切れにならないよう注意しつつシンクロ体を並べましょう。早めに<花札衛-雨四光->を展開に絡めて墓地へ送ることで、<超勝負!>の効果を確実化することを意識します。場合によっては確実でない超勝負!を発動することにもなりますが、そこは運を天に任せましょう。
デッキレシピ
花札衛
プレイヤー:メカヲタ
モンスター
計27枚
エクストラデッキ
計15枚
サイドデッキ
計15枚
ここで、私が現在使用している構築を掲載します。
採用理由についてはカード紹介の項とほぼ同じですので、ここでは非採用としたカードの理由を解説します。
超こいこい
花積み
ワン・フォー・ワン
終わりの始まり
闇の誘惑
デッキ枚数が40枚でないのは、これ以上減らしたいカードがなく、かつ増やした2枚は初動となるカードなので問題ないとしたためです。何度か回していますが、目立った事故も少なく許容できる範囲かなと思います。そもそも100%が成し得ない、一定の事故率と戦うデッキですので...。
採用される魔法カードの種類も含めて「最適解」は存在しないデッキタイプであるため、自身の回し方に合う構築を探すことが大切です。
環境での立ち回り
対【ドラグマ】
【召喚獣】混成型の<召喚獣メルカバー>や、<エルシャドール・アプカローネ>からの<影依の偽典>による<エルシャドール・ミドラーシュ>が重く、特に<花合わせ>にチェーンして«エルシャドール・ミドラーシュ»を特殊召喚されると、そのターン何も出来ずにターンを返すことになりかねません。デッキがわかっている場合は、チェーンブロックを作らない特殊召喚によって除去を狙いつつ展開しましょう。なお、特殊召喚された«エルシャドール・ミドラーシュ»は、タネ札+<花札衛-桜に幕->2枚でしか越えられません。
対【ヌメロン】
対【オルフェゴール】
最近は罠型の構築が流行しているのもあり、後手からは<I:Pマスカレーナ>にも対処できる<ライトニング・ストーム>等を投入するのが望ましいでしょう。タネ札の効果を通して1つ1つ妨害を潰し、ワンキルするか«花札衛-猪鹿蝶-»で蓋をして返すのが理想です。
対【セフィラ】
あとは<PSYフレームギア・γ>に注意しつつ<花札衛-五光->でスケールなどを止めてしまえば勝てるかと思います。後手の場合、カウンター罠を構えられる都合上<禁じられた一滴>が有効札になり得ず、展開に«PSYフレームギア・γ»を当てて止まるよう祈るしかありません。
手札誘発への立ち回り
マストカウンターが存在せず、またデッキを知らない人が多いため、手札誘発は躱しやすいデッキです。<灰流うらら>は<花合わせ>を通すため、できるだけ他のカードに誘うようにします。特に、手札の<花札衛-桜に幕->の効果に使われた場合は儲けものです。ドヤ顔でもう一度効果を発動しましょう。チューナーに<エフェクト・ヴェーラー>や<無限泡影>を受けると展開が伸ばしづらくなるため、時には<花札衛-柳->を囮にすることも必要になるかもしれません。
また、上振れた展開の際には先に<花札衛-五光->を出しておくことで、<原始生命態ニビル>を受けたとしても<花札衛-月花見->を特殊召喚でき、<札再生>などと合わせて展開し続けることができます。この時リリースされてしまったシンクロモンスターは、<超勝負!>により盤面へ帰還させます。とはいえ、相手が妨害をどこに撃ってくるかは相手次第なため、そこはお祈りしましょう。<増殖するG>を受けた場合には、特殊召喚を繰り返してのデッキレスを狙います。経験と運が必要ですが、成功率は高めのデッキです。
サイドデッキからの戦術
<花札衛-雨四光->の耐性や<花札衛-猪鹿蝶->の効果から先攻での勝率はかなり高い割合をキープできるかと思いますが、サイドチェンジ以降では<禁じられた一滴>などの捲り札で返される可能性があります。また、このデッキは展開でリソースをほぼ消費しきるため、返された場合に捲り返すことが難しく、そういった点からもサイドデッキを組む必要があります。現在候補として考えているのが、<重力崩壊>と<コモンメンタルワールド>です。
<コモンメンタルワールド>はそもそも相手にターンを渡さず先攻ワンキルするものですが、決まると勝ちが確定する反面、早い段階でこのカードを引く必要があり、また誘発に弱いという難点があります。【罠ビート】系のデッキには<ライトニング・ストーム>や<レッド・リブート>、展開系対面の後手では<PSYフレームギア・γ>などが考えられます。いずれにせよ限りある枠なので、メインデッキの入れ替え枠を勘案しながら、自分のプレイスタイルに合わせて選択するといいでしょう。
決まった展開パターンは無く、ドローカードに応じて都度アドリブでデッキを回すため、展開するのが非常に楽しいテーマです。制約上、手札誘発や<墓穴の指名者>などの汎用カードを採用できない弱みはありますが、展開によっては<原始生命態ニビル>の踏み越えや、<増殖するG>を受けてからのデッキレスさえも可能なスペックを誇るため、ソリティア好きにはたまらないデッキです。
みなさんも運を味方につけ、レッツエンジョイ、してみませんか?
posted 2020.07.03
Byメカヲタ

テーマ紹介「花札衛」前編【メカヲタ】
テーマ概要
「花札衛」は闇属性・戦士族で統一された「花札」を元ネタとするテーマで、ざっくりと言い表すと「手札からの特殊召喚とドローによって大量展開し、大型のシンクロモンスターで制圧するデッキ」です。特殊召喚とドロー、運要素が絡むことから【未界域】とよく比較されます。ただ、テーマ内のカードに「花札衛」モンスターしか特殊召喚できない縛りを持つものがあるため、ほぼ純の構築を強いられます。各モンスターのレベルは、元ネタの花札における「月」と同じになっています。
「花札衛」には大まかに分けて3種類のモンスターが存在し、元ネタの花札に合わせて、「カス札」「タネ札」「光札」と呼ばれることが多いです。
5種類のカス札は攻守が100で統一され、レベル1の<花札衛-松->を除いて『自身よりレベルの低い「花札衛」が自分の場に存在する場合に発動し、手札から特殊召喚する』効果を持ちます。この効果の発動後、「花札衛」しか特殊召喚できなくなります。3種類のタネ札はすべて攻守が100で統一された特殊召喚モンスターで、『自分の場の「花札衛」をリリースした場合に特殊召喚できる』召喚条件を持ちます。場のレベルに左右されずに展開できるので、デッキを回す上でのエンジンになります。
5種類の光札は<花札衛-桜に幕->を除いて『同名以外で同レベルの「花札衛」をリリースして手札から特殊召喚する』特殊召喚モンスターで、タネ札と比べるとやや特殊召喚しづらいもの、メインデッキの「花札衛」の中では最高の2000の攻守を持ちます。半数が戦闘を介してアドバンテージを得る効果を持ち、複数体並べることで一気にライフを詰めることもできます。
ほとんどのタネ札および光札が、特殊召喚された場合にドローし「花札衛」であれば固有処理、違えば墓地に送るというリスキーな効果を持つため、デッキ内の「花札衛」の比率が重要になってきます。この効果を駆使してモンスターを増やし、大型のシンクロモンスターに繋いでいきます。シンクロデッキでありながら、チューナーの共通効果で素材を全てレベル2として扱えるため、レベルを揃える必要がないのも特長です。
では、各モンスターについて詳しく見ていきましょう。
カス札
自身よりレベルの低い「花札衛」が存在すれば特殊召喚できるモンスターが多く、単純に盤面にモンスターを1体追加できるため、シンクロを多数並べる上では重要なカード群です。花札衛-松-
また、相手によって破壊された場合にもドローができます。他の全てのカス札の特殊召喚条件を満たせるため、このカードをできるだけ盤面に維持しながら回すことが重要です。
花札衛-桜-
花札衛-芒-
花札衛-柳-
花札衛-桐-
タネ札
自分の場の「花札衛」をリリースして特殊召喚し、特殊召喚成功時にドローする共通効果を持ちます。除去効果持ちかチューナーであるため、後手での捲りやデッキ回転で重要なモンスター群です。花札衛-牡丹に蝶-
また、相手のデッキを知ることができるため、妨害の当てどころを見極めやすくもなります。レベルに左右されずに出せるチューナーでもあるため、序盤から展開に絡めたいモンスターです。
花札衛-荻に猪-
花札衛-紅葉に鹿-
光札
同名以外の自身と同レベル(同月)の「花札衛」をリリースする特殊召喚モンスターで、カス札の<>と光札の<>が対応するようになっています。特殊召喚成功時にドローし、「花札衛」であれば特殊召喚できますが、カス札以外は特殊召喚モンスターであるため特殊召喚できないことに注意が必要です。花札衛-松に鶴-
花札衛-桜に幕-
花札衛-芒に月-
花札衛-柳に小野道風-
花札衛-桐に鳳凰-
各種サポート
「花札衛」名称は付いていませんが、サポートする魔法・罠が多数あります。超こいこい
ただし、この効果でチューナーを特殊召喚した場合、他にレベル2に変動したモンスターが2体いないとシンクロ出来なくなることに注意が必要です。また、墓地から除外し自分の場のモンスターをリリースすることで、手札の「花札衛」を条件を無視して特殊召喚できます。リリースするのは「花札衛」でなくてもよく、送り付けられたモンスターを処理したり、レベルの合わない光札を無理やり吐き出したりと器用な動きができます。カードの発動はターン制限がありますが、墓地効果は何枚でも使うことができます。
花積み
墓地から除外すると墓地の「花札衛」を手札に加えられますが、落ちたターンに使えず、またターン制限もあるため、次のターンの保険程度に考えていいでしょう。
花合わせ
攻撃表示かつ効果が無効化されるため残ってしまった場合にサンドバッグになりかねませんが、初動としてぜひとも引いておきたい1枚です。このカードを発動するターンは「花札衛」しか召喚・特殊召喚できないため、「壊獣」や「PSYフレーム」、<ラーの翼神竜-球体形>などを使う際は注意が必要です。
札再生
一旦回収のプロセスを経るため蘇生制限を無視できますが、このカードで特殊召喚したモンスターもまた蘇生制限を満たさないことには注意が必要です。「花札衛」のドロー失敗により墓地へ送られた場合、デッキトップ5枚から好きな魔法・罠を1枚回収し、さらに好きな順番で戻すことができます。後続のドロー効果の補助をしつつ、強力な魔法カードを加えてさらに展開を伸ばせます。
超勝負!
3体素材のシンクロモンスターを戻してこのカードの効果を発動すると、4体蘇生により単純にボードアドバンテージが増え、かつ蘇生した「花札衛」のドロー効果により莫大なハンドアドバンテージも見込めます。特殊召喚により墓地を肥やしてこのカードを発動し、さらなる展開に繋ぎましょう。蘇生するのはシンクロモンスターでもいいため、大量のシンクロモンスターを予め墓地に用意しておけば、一気にそれらを蘇生できます。
また、「花札衛」のドロー失敗によりこのカードが墓地へ送られた場合でも、エンドフェイズに好きな魔法・罠をサルベージできます。タイミングは遅いものの、<札再生>や自身に加え、<ハーピィの羽根帚>など汎用的なものもサルベージできます。非常に性能の高い、待ち望んだカードと言えるでしょう。
イカサマ御法度
また「花札衛」シンクロが存在しない場合自壊してしまうため他のデッキではまず使用できず、墓地効果もないため【花札衛】でもまず採用されません。
「花札衛」シンクロモンスター
レベル÷2の素材を要求する重いモンスターですが、チューナーの効果によって数さえ揃えば簡単に出すことができます。花札衛-月花見-
効果を使用すると次のドローフェイズをスキップするため、複数回の同名カードの使用や<花札衛-雨四光->との併用によってデメリットを軽減しましょう。効果により特殊召喚した「花札衛」は直接攻撃できますが、このデッキでは基本的に除去してから殴るためオマケ程度に考えていいでしょう。
花札衛-猪鹿蝶-
また、永続効果として「花札衛」全体に守備貫通を与え、他の高打点「花札衛」シンクロモンスターと並べると容易にライフを削り取ることができます。<スケープ・ゴート>のような壁を無視して攻撃できるのは大きいです。自身の打点はそれほど高くないため、展開途中に絡めて効果を使い、<超勝負!>で戻したりシンクロ素材としたりしましょう。盤面にチューナーが多い時の非チューナー供給役としても役立ちます。
花札衛-雨四光-
また、ドローフェイズに相手が通常のドローをした際に1500のバーンダメージを与え、<花札衛-雨四光->の数だけ累積するため一気にライフポイントの半分を刈り取ることができます。素材を4体要求と重いですが、<花合わせ>+チューナーにより簡単にシンクロ召喚することができます。その耐性により<超勝負!>の蘇生に巻き込めばデメリットを無視でき、複数体によるロックとバーンダメージ、3000の打点により後手からの捲りでも頼りになります。
相手エンドフェイズに自身の効果無効かドローの放棄を選択するデメリットがありますが、<花札衛-月花見->の効果によってもとよりドローフェイズはスキップされるため、あまり気にならないでしょう。シンクロ素材として墓地へ溜め、超勝負!によって一気に複数体蘇生したいですね。
花札衛-五光
効果は「花札衛」全体に及ぶため、<花札衛-猪鹿蝶->の効果で貫通を与えた上で複数体のシンクロモンスターとともに切り込むと、多大なるダメージを与えることができます。除去を受けた際にも、バウンスでなければエクストラデッキから同名以外の「花札衛」シンクロモンスターを特殊召喚できるため、相手からすると非常に厄介なモンスターです。こちらも蘇生が可能なため、<超勝負!>によって複数体並べられると強力です。
「花札衛」モンスターとそのサポートカードを紹介しました。次回は、相性のいい魔法カードと、デッキの回し方、立ち回りを解説します。
ここまでお読みくださりありがとうございました!
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