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posted 2025.07.09

By鳩鷺


【黒魔導】デッキ紹介
遊戯王ライターの鳩鷺(はとさぎ)です。

【黒魔導】デッキのカード効果・デッキレシピ・回し方・相性の良いカードなどをまとめていきます。

【黒魔導】は、「TACTICAL-TRY PACK -黒魔導・HERO・御巫-」で登場した<滅びの黒魔術師>といった<ブラック・マジシャン>を融合素材とするモンスター群のテーマデッキです。

今パックは<ブラック・マジシャン>のカード名が記された関連カードが多数収録されていることで話題になっています。

このページでは、「黒魔導」のカード効果、デッキレシピを紹介し、デッキの動かし方・回し方や、相性の良いカードをまとめて解説しました。

このページを読めば、【黒魔導】デッキをどんなカードで、どのようにデッキを組めばいいのか、どのように強化・改造すればいいのかがわかります。

【黒魔導】デッキを作ろうとしている方は、ぜひデッキ構築の参考にしてください。


【黒魔導】デッキレシピ
遊戯王ライター鳩鷺が考案した【黒魔導】デッキのサンプルデッキレシピを紹介します。

モンスター23枚・魔法17枚・罠0枚の合計40枚で構築した、【黄金櫃黒魔導】デッキです。

「黄金櫃黒魔導」
プレイヤー:鳩鷺


【黒魔導】デッキの回し方・動かし方
次は、【黒魔導】デッキのデッキレシピの回し方を簡単に解説していきます。
【黒魔導】デッキを実際にどのように動かしていくのか、デュエルの参考にしてください。

【黒魔導】デッキは、「ブラック・マジシャン」関連カードを活かした展開で高打点と妨害を形成していきます。

正規の方法以外にも<ティマイオスの眼>などの専用サポートや妥協召喚によって「ブラック・マジシャン」関連融合モンスターの融合召喚を可能にしています。

最終的には、<超魔導竜騎士-ドラグーン・オブ・レッドアイズ><超魔導戦士-マスター・オブ・カオス>による妨害・除去で一掃し、高打点によるフィニッシュを決めていきます。

次に【黒魔導】デッキで押さえておくポイントを、細かく紹介します。

ポイント1:新規「ブラック・マジシャン」関連カードを紹介
ポイント2:滅びの黒魔術師を特殊召喚!
ポイント3:「光の黄金櫃」の採用


ポイント1:新規「ブラック・マジシャン」関連カードを紹介
【黒魔導】デッキの展開を進めるにあたって、まずは新規収録された「ブラック・マジシャン」関連カードを詳しく見ていきましょう。

今回「TACTICAL-TRY PACK -黒魔導・HERO・御巫-」で登場した新規「ブラック・マジシャン」関連カードは以下の3種です。
こちらではメインビジュアルを飾った<滅びの黒魔術師>を中心に紹介していきます。


滅びの黒魔術師
滅びの黒魔術師>は、<ブラック・マジシャン>と光・闇属性モンスター1体を素材とする最上級融合モンスターです。

【ブラック・マジシャン】であれば融合素材の確保が容易なうえ、<ブラック・マジシャン>と指定されているので<ティマイオスの眼>でも融合召喚可能です。

融合召喚にこだわらずとも、魔法カードの効果が発動したターンであれば、自分フィールドのレベル6以上の魔法使い族・闇属性モンスター1体を除外することでエクストラデッキからの特殊召喚もできます。

既に表側表示で存在する永続魔法カードの効果が発動したターンでも適応内です。

マジシャンズ・ロッド>などで関連カードはサーチできるので、こちらの効果外テキストによる特殊召喚のほうが使用頻度は高くなりそうですね。


フィールド・墓地では<ブラック・マジシャン>として扱うので、<黒の魔導陣>による除去効果のトリガーとしても機能します。

また、特殊召喚に成功した場合、<ブラック・マジシャン>かそのカード名が記されたカード1枚をサーチする効果を持ちます。

自身が<ブラック・マジシャン>扱いになる効果を踏まえると後続に結び付きやすい<ティマイオスの眼光>が有力候補となるでしょう。

ティマイオスの眼光
ティマイオスの眼光>は、フィールド・墓地の<ブラック・マジシャン>か<ブラック・マジシャン・ガール>をデッキに戻すことで、融合素材としてそのカード名が記された融合モンスター1体を<ティマイオスの眼>の効果扱いで融合召喚する効果を持ちます。

フィールドだけでなく墓地も対応しているので、破壊されたり素材で墓地に送られた<ブラック・マジシャン>の再利用に最適です。

墓地でも<ブラック・マジシャン>扱いになる<滅びの黒魔術師>にとっては、採用枚数に限界があるため、うってつけの効果になります。

超魔導竜騎士-ドラグーン・オブ・レッドアイズ><合体魔竜ティマイオス>といった強力なモンスターに加え、<ティマイオスの眼>の効果扱いになるので<竜騎士ブラック・マジシャン・ガール>も問題なく融合召喚できるのは嬉しいですね。

また、速効性を活かして追撃・サクリファイス・エスケープといった柔軟な戦法も可能にしています。


ポイント2:滅びの黒魔術師を特殊召喚!
滅びの黒魔術師>は、自身の効果外テキストによる特殊召喚も容易く、後続のカードをサーチできる点から本デッキのキーカードとなり得ます。

こちらでは、<滅びの黒魔術師>の特殊召喚につなげられる通常魔法を2種紹介していきます。

融合派兵
融合派兵>は、相手に見せたエクストラデッキの融合モンスター1体にカード名が記された融合素材モンスター1体を手札・デッキから特殊召喚する効果を持ちます。

見せたカードに対してのペナルティはないので、対応するものであればどのカードでもいいですが、基本的に、<ブラック・マジシャン>をリクルートする手段として活用します。

発動するターンに融合モンスターしかエクストラデッキから特殊召喚できなくなる制約が生じますが、融合召喚メインの構築なのでさほどデメリットにはならないかと思います。

また、フィールドに素材モンスターが必要な<ティマイオスの眼>にも効果的ですし、出すだけで<黒の魔導陣>の除去にも活かせる点から割と柔軟性のある1枚でしょう。

類似効果として<原石の鳴獰>の採用も考えましたが、ライフコストの重さ、初動・特定の劣勢時でしか発揮できない点を踏まえて今回は見送りました。

簡素融合
簡素融合>は、効果モンスター以外のレベル6以下の融合モンスターを融合召喚扱いで特殊召喚する効果を持ちます。

名称とともに<簡易融合>と似ていますが、こちらはレベルが1つ上がった代わりにバニラ限定という、互換みたいな効果になってます。

ここで日の目を見たのは<クリッチー>です。
クリッチー>は、レベル6以上の魔法使い族・闇属性モンスター・・・つまり<簡易融合>を発動するだけで<滅びの黒魔術師>の召喚条件は満たされるわけです。

エクストラデッキに余裕があれば、1000ライフポイントの消費だけで簡単に<滅びの黒魔術師>へ変換できるのでオススメです。


ポイント3:「光の黄金櫃」の採用
【黒魔導】デッキでは、「ブラック・マジシャン」関連カードを多数採用したことで、安定した展開の基軸を確立しました。

一括りに【ブラマジ】といっても多種多様で、カテゴリ化されていないにも関わらず様々な方向からサポートを受けられる珍しいデッキタイプなので、何を入れたらいいのか難しいですよね。

そんなわけで今回は、初動の安定性を追求して<光の黄金櫃>を採用するに至りました。
ベースとなるギミックに求めていた事項は
  1. もちろん「ブラック・マジシャン」関連テーマ(あわよくばカテゴリ化)
  2. 滅びの黒魔術師>につなげやすい
  3. 初動札の多さ
の以上、3点。

これらから導き出した回答が<魔術師の弟子-ブラック・マジシャン・ガール>です。

魔術師の弟子-ブラック・マジシャン・ガール
魔術師の弟子-ブラック・マジシャン・ガール>は、手札1枚を捨てることで手札から特殊召喚する効果を持ちます。

手札消費はあるものの、<光の黄金櫃>でディスアドバンテージを回復できます。

フィールドの自身と<光の黄金櫃>を発動すれば、<滅びの黒魔術師>の召喚条件を満たせます。

またサーチ手段も豊富で、 <光の黄金櫃><未来への沈黙><トリコロール・ガジェット><ベリー・マジシャン・ガール>の効果による確保が可能です。

自身を含めると最大15枚初動で<滅びの黒魔術師>が出せる仕様になりました。

類似した特殊召喚方法を持つ<幻想の見習い魔導師>と比べると、サーチ元の手数の多さ、サーチ先の汎用性の高さがあり、より一層<滅びの黒魔術師>へつなげやすい1枚となっています。

オマケ効果に近い部分もありますが、1.の効果を使えば<ブラック・マジシャン・ガール>扱いで特殊召喚されるので、<ティマイオスの眼>で<竜騎士ブラック・マジシャン・ガール>を融合召喚でき上手く噛み合えた点も採用理由の1つになります。

光の黄金櫃>には、<魔術師の弟子-ブラック・マジシャン・ガール>を介さずとも<滅びの黒魔術師>を出せる手段もありますので、今回は<光の黄金櫃>1枚からの展開例を紹介します。

◆光の黄金櫃1枚からの展開例
  1. 光の黄金櫃>を発動。<光の黄金櫃>効果で<トリコロール・ガジェット>をサーチ
  2. トリコロール・ガジェット>通常召喚→<トリコロール・ガジェット>効果で<未来への沈黙>をサーチ
  3. 未来への沈黙>発動し<黒き魔術師-ブラック・マジシャン>をサーチ
  4. 黒き魔術師-ブラック・マジシャン>を特殊召喚。<黒き魔術師-ブラック・マジシャン>を除外して<滅びの黒魔術師>を特殊召喚→<滅びの黒魔術師>効果で<ティマイオスの眼光>をサーチ
  5. トリコロール・ガジェット><滅びの黒魔術師>でリンク2モンスターをリンク召喚
  6. ティマイオスの眼光>を発動し墓地の<滅びの黒魔術師>(<ブラック・マジシャン>扱い)をデッキに戻して<超魔導竜騎士-ドラグーン・オブ・レッドアイズ>を融合召喚
  7. 超魔導竜騎士-ドラグーン・オブ・レッドアイズ>とリンク2モンスターで<神聖魔皇后セレーネ>をリンク召喚
  8. 神聖魔皇后セレーネ>効果で<超魔導竜騎士-ドラグーン・オブ・レッドアイズ>蘇生


このように手札1枚から<超魔導竜騎士-ドラグーン・オブ・レッドアイズ>による破壊&効果無効による妨害布陣を構築できます。

ティマイオスの眼光>の効果で特殊召喚したモンスターは、次ターンのエンドフェイズに除外されてしまいますが、<神聖魔皇后セレーネ>のリンク素材にしてから蘇生することで除外のデメリットを打ち消すことが可能です。


まとめ
【黒魔導】デッキは、安定した初動で滅びの黒魔術師につなげる!

【黒魔導】デッキについて、カード効果、デッキレシピ、回し方をまとめて解説しました。

今回は<滅びの黒魔術師>の出しやすさ重視でデッキ構築をまとめてみました。

「ブラック・マジシャン」関連カードも種類が豊富なので、自分好みに【黒魔導】を仕上げてみるのもいいでしょう。

気になる方は、ぜひ、黒魔導のデッキを組んでみてください。

以上、遊戯王ライターの「鳩鷺(はとさぎ)」でした。

posted 2025.07.08

Byメカヲタ


新弾レビュー「TACTICAL-TRY PACK -黒魔導・HERO・御巫-」
みなさんこんにちは、メカヲタです。
今回は新弾「TACTICAL TRY PACK」の新規カードを紹介したいと思います。

今回のパックは言わば「既存テーマに絞ったデッキビルドパック」のような位置づけで、テーマカードの新規と再録がありつつ、再録カードがより実用的なカードで占められているという特長があります。
収録テーマは「御巫」「ブラック・マジシャン」「HERO」です。
このパックを買うだけで実戦的なデッキが構築できるため、新規層におすすめできる内容となっています。
それでは新規カードを見ていきましょう。


ブラック・マジシャン
滅びの黒魔術師
レベル8、魔法使い族・闇属性の融合モンスターで、『「ブラックマジシャン」+光・闇属性モンスター』という融合素材での召喚のほか、魔法カードの効果が発動したターンに自分フィールドのレベル6以上の魔法使い族・闇属性モンスターを除外する事でも特殊召喚できます。
わかりやすいものでいえば<簡素融合>で<クリッチー>を出すことでそのまま特殊召喚でき、それ以外でも<黒魔女ディアベルスター>などの相性のいいカードは多く、簡単に出せるようになっています。
ただ、条件による特殊召喚に限らず融合召喚を含めて特殊召喚がターン1であり、かつ蘇生等もできません。

効果は特殊召喚成功時に「ブラック・マジシャン」と記されたカードのサーチで、<黒の魔導陣>といった魔法・罠はもちろんのこと、<イリュージョン・オブ・カオス>+<マジシャンズ・ソウルズ>といった汎用性の高いコンボパーツも簡単にサーチ可能。
メインに不要なパーツを増やすことなくアクセスしやすくなったのはかなり大きいですね。

場・墓地で「ブラック・マジシャン」として扱う効果もあるためそれを条件とするサポートカードは問題なく使えますが、前述の通り蘇生はできないため<永遠の魂>で使いまわすことはできないため注意。

合体魔竜ティマイオス
レベル10、ドラゴン族・光属性の融合モンスター。
融合素材は「ブラック・マジシャン」または「ブラック・マジシャン・ガール」と、ドラゴン族または魔法使い族モンスター。

特殊召喚時に適用し、次のターン終了時まで他のカード効果を受けなくなる耐性があります。
次のターン終了時までと微妙に短いものの、あって困る耐性ではありませんね。

2つ目の効果は戦闘を行うダメージ計算時に、お互いの墓地・除外の魔法カードの数×100自己強化するもの。
お互いなのでそこそこの数値が見込めるうえ、素の攻撃力2800と耐性が相まって容易に突破できないモンスターとなります。
永続強化なため戦闘を重ねることでさらに育てることができますが、相手も見えている以上攻撃してこないことや耐性の期間も合わせて、2回程度発動できればいい方でしょう。

3つ目の効果は相手ターン限定の魔法・罠破壊。
ただの<サイクロン>ですが強力な永続魔法やフィールド魔法が増えた昨今ではちゃんと強めの妨害として機能しうるのがいいですね。

総じて、強力な制圧ではないものの突破力が高く、ワンショットを決めやすいカードといえます。
先攻よりは後攻向けのモンスターです。

ティマイオスの眼光
速攻魔法になった代わりに期限付きとなった<ティマイオスの眼>ともいうべきカード。
あちらと違い、今度は「ブラック・マジシャン」と記されているためサーチに対応します。

フィールド・墓地の「ブラック・マジシャン」または「ブラック・マジシャン・ガール」をデッキに戻して対応するモンスターを「ティマイオスの眼」の効果扱いで特殊召喚しますが、次のターンのエンドフェイズに除外されるデメリットがあります。
このデメリットは適用された状態で特殊召喚されるため、<合体魔竜ティマイオス>などの耐性持ちでも回避できない点は注意。

とはいえ、墓地だけで<超魔導竜騎士-ドラグーン・オブ・レッドアイズ>などの強力なモンスターを特殊召喚できるほか、バトル中の追撃にも使えるなど器用なカードです。
前述の<滅びの黒魔術師>とセットで出張させることも考えられます。


HERO
M・HERO ダスク・クロウ
初のメインデッキに入る「M・HERO」モンスターです。
墓地から「HERO」モンスターを除外することで特殊召喚する効果を持ち、最初動としてはやや使いづらいもののシンプルに盤面を増やせる「HERO」モンスターとして扱えます。

召喚・特殊召喚時にデッキ・墓地から「M・HERO」を手札に加えられ、基本的には同時実装の新規である<M・HERO ファーネス>をサーチするほか、墓地に送られてしまった「M・HERO」融合モンスターを再利用することも可能。
サーチ先が優秀なため特殊召喚効果を使えず召喚する場合でも有用で、このカード1枚でも妥協盤面は形成可能。
自身が闇属性であるため無効系に対する<マスク・チェンジ>でのエスケープもしやすく、頼りになるモンスターです。

メインデッキの「M・HERO」ということで、これまで出しにくかった<C・HERO カオス>を簡単に出せるようになったのも嬉しい点。
あちらがルール上「E・HERO」でもあるため、<E・HERO サンライザー>を経由しての<ミラクル・フュージョン>で容易に並べられます。

M・HERO ファーネス
レベル7の「M・HERO」。
手札から見せることで<マスク・チェンジ>か<融合>をサーチし、手札を1枚捨てる効果を持ちます。
これまで<V・HERO ヴァイオン>に頼り切りだった<融合>のサーチを、「HERO」サーチから盤面出力を介さずに行えるのはかなり革命的で、あちらを止められた時にも第二の攻め手として機能できます。
自身が高レベルなため召喚は難しいものの、効果の発動が手札であるため問題はなく、高レベルであることが<D-HERO デストロイフェニックスガイ>の融合素材になれるという利点にもなっています。

また、このカードが墓地にある状態で炎属性以外の「HERO」を融合召喚した際に自己蘇生することが可能で、<M・HERO ダスク・クロウ>からこのカードをサーチして<E・HERO サンライザー>などを融合召喚することで、自己再生しつつ盤面に「HERO」2体が並び、<ミラクル・フュージョン>を手札に抱えた状態を作れます。
自己再生後は除外されるためリンク素材にしてから<C・HERO カオス>を出す、といった動きは難しいものの、融合素材やリンク素材として再利用できるのは強力ですね。
サーチ先が<マスク・チェンジ>であり、その他の「チェンジ」速攻魔法には触れない点に注意。

M・HERO アトミック
炎属性の「M・HERO」融合モンスター。
特殊召喚時に炎属性以外の墓地・除外の「M・HERO」を召喚条件を無視して特殊召喚でき、除去されてしまった<M・HERO ダーク・ロウ>を蘇生して相手へのロックを継続するなどが可能です。

守備表示なため攻撃などでさらに除去されるリスクはあるものの、有用なモンスターです。
もちろん<M・HERO ダスク・クロウ>などを蘇生するのも可能ですが、自己蘇生後に除外された<M・HERO ファーネス>を帰還させることは属性から不可能なことに注意。

1ターンに1度だけ戦闘・効果で破壊されない耐性があるものの、こちらは微々たるもの。
エンドフェイズ時に墓地の「チェンジ」速攻魔法をセットする効果は自身の特殊召喚に使用した<マスク・チェンジ>を基本的に再セットすることになり、自身の効果で蘇生したモンスターを対象に発動するなど自己完結した効果です。
全体的に攻めるより受けに回った効果であり、制圧盤面を作るにはこのカードを経由する必要が薄いのが難点か。

御巫
御巫奉サナキ
レベル3の新たな「御巫」モンスター。
"奉"の名の通り"神楽"の「御巫」ではなく、そのためか既存の下級共通の戦闘に対する耐性がありません。

効果は3つありますが、まず2つ目の効果から紹介します。
その効果は自身に装備カードが装備された際にデッキから「御巫」を特殊召喚するもので、シンプルに強力な効果。
アショカ・ピラー>でサーチした<御巫の水舞踏>からこのカードを出すことで、即座にもう1体の「御巫」を並べることができます。
効果の適用後は「御巫」しかEXデッキから特殊召喚できなくなるため、汎用ランク3ギミックとして使えない点には注意が必要です。

そして1つ目の効果が自分フィールドの「御巫」カード1枚を手札に戻す効果であり、この効果で特殊召喚に使用した<御巫の水舞踏>を戻し、呼び出した「御巫」に装備させることでそちらの効果を発動することに繋げられます。
先攻であれば<珠の御巫フゥリ>から罠カードをサーチして相手ターンに備えられ、先攻盤面形成の要求値が下がりました。
御巫の火叢舞>と<御巫の誘い輪舞>はカードの発動自体がターン1なため、組み合わせによっては使えないこともあります。

3つ目の効果は墓地へ送られた際に自身を装備化するもので、下級「御巫」の効果を活かすことができるものの、それ以上の特殊な効果があるわけではないため、あくまでおまけ的位置づけ。
場合によっては墓地にモンスターを置いた方がいい場面もあるため、使い所は考えたいですね。

御巫神舞-二貴子
デッキから「御巫」カードを墓地へ送り、さらに「御巫」魔法・罠をセットできる通常魔法。
下級「御巫」を墓地へ送って<御巫の火叢舞>をセットすることで蘇生し、即座に効果発動に繋げられるため、シンプルな初動です。
「御巫」罠カードの墓地効果を後攻でも即座に使うことも狙え、状況に応じて選べるのはありがたいですね。
先攻でも召喚権を使うことで「御巫」罠+レベル3モンスター×2を縛りなく並べることができ、最低保証を置きつつランク3などから外部ギミックへと展開を派生させることも考えられます。
相手目線では除去も兼ねた<御巫の水舞踏>を止めたいところですが、とはいえこのカードも通したくはないのでプレッシャーをかけることができますね。

墓地効果で自分フィールドのX素材を1つ取り除くことで、手札・デッキから「御巫」儀式モンスターを直接特殊召喚できます。
レベルの都合出しにくかった<アラヒメの御巫>を活かしやすくなった効果ですが、とはいえ発動時の効果といずれかターン1であり、効果が通っていれば儀式体に向かう必要性が薄いのがジレンマ。
カジュアル寄りの構築で儀式を前面に押し出して戦うのであれば、かなり強力な効果です。

ウズヒメの御巫
初のEXデッキの「御巫」モンスターで、レベル3「御巫」×2で出せるエクシーズモンスター。
特殊召喚時に装備魔法をサーチ・サルベージでき、今まで素引き前提だった汎用装備魔法にギミックで触れるようになりました。
相性のいい<脆刃の剣>を簡単にサーチできるため、後攻でのワンショットも容易になっています。
このカード自体も儀式「御巫」と同じ耐性を持っており、装備魔法をサーチ後そのまま戦闘に参加してダメージを稼げます。

また、攻撃後にX素材を1つ取り除くことで追加で攻撃でき、この効果にターン1や続けての制約もないため都度3回の攻撃が可能。
相手モンスターが2000未満のステータスであれば<脆刃の剣>を装備して戦闘破壊し、2回の直接攻撃でライフを削れますし、相手の攻撃力が2000以上であれば相手に装備して一撃で決める戦法はそのまま使えます。
何より、これまでライフを取りにくかった相手モンスターがいない状況でも8000削れるようになったのがかなり偉いですね。
ギミックも新規下級から完結しており、無駄にデッキスロットを圧迫しないのも優秀。
先攻ターンに下級の効果を発動するために<脆刃の剣>を装備した場合でも、返しに墓地から拾えるのはありがたいですね。

元々EXデッキを使わないタイプのデッキだったため採用された<強欲で金満な壺>との相性は若干悪いですが、スロット自体は残っているため<天底の使徒>等との共存は可能。
素材に縛りがあるため汎用ランク3ギミックは使えない点には注意。

新規カードは以上9枚です。
今回はこの中から<滅びの黒魔術師>に着目し、デッキとしてかたちになったコンセプトデッキをご紹介します。


デッキ紹介
紹介するデッキは【執行官ワンキル】。
通常魔法を発動する度に相手に1000ダメージを与える永続効果を持つ<黒魔導の執行官>の効果を8回発動することを目指し、先攻で相手ライフを0にすることを目指します。
黒魔導の執行官>はフィールドの<ブラック・マジシャン>をリリースすることでのみ特殊召喚できますが、これまではそちらの特殊召喚とこのカードを揃えなければなりませんでした。
滅びの黒魔術師>であれば、自身が<ブラック・マジシャン>扱いであるうえにこのカードのサーチもできるため、簡単に特殊召喚できます。
レシピはこちら。


執行官ワンキル
プレイヤー:メカヲタ


基本は「閃刀」ギミックを活用したドローソース等を駆使して手札を増やして、<簡素融合>から特殊召喚した<クリッチー>を除外して<滅びの黒魔術師>を出し、<黒魔導の執行官>を特殊召喚して通常魔法を連打します。
トゥーンのもくじ>は1枚で通常魔法3回分になるカードですが、<剣神官ムドラ><宿神像ケルドウ>を墓地へ送っておけば、それぞれ1枚で<トゥーンのもくじ>2回分の効果を発揮します。

黒魔導の執行官>を引いている場合は<マジシャンズ・ソウルズ>をサーチすることで、<妖刀竹光>や<ドン・サウザンドの契約>などをドローに変換できます。
黒魔導の執行官>を特殊召喚してからは<閃刀起動-エンゲージ>を発動できないため、そちらを先に打ち切っておくことが大切です。

火炎地獄>を採用すれば1枚で実質2000ダメージにはなりますが、今回は事故を軽減するためドローソースを厚めに採用しました。
ある程度手札を潤沢にしてしまえば、<トゥーンのもくじ>連打を合わせて回数を稼ぐことが可能です。

滅びの黒魔術師>ギミックは汎用性が高く、闇属性・魔法使い族を主軸にしたデッキはもちろん、<マジシャンズ・ソウルズ>が有用なデッキで<簡素融合>などとのセット出張も可能で、そのままリンク値を稼ぐムーブにも繋げてくれます。
特に【SPYRAL】では組み合わせ初動のキーカードであり、簡単にアクセスしやすくなったのは嬉しいポイント。

海外先行カードにはなりますが、「優麗なる霊鏡姫」が登場後であれば、<刻まれし魔の大聖棺>から動きで<リプロドクス>を特殊召喚し、リンク先に<刻まれし魔の大聖棺>を装備した<魔を刻むデモンスミス>を墓地へ送って「優麗なる霊鏡姫」を特殊召喚すれば、種族を魔法使いに変えることで<滅びの黒魔術師>にアクセスできます。
閉ザサレシ天ノ月>からスタートすることで任意の効果モンスター2体からアクセスできることになり、コンボの幅が広がりますね。


どのデッキのカードも基礎の動きを強化しつつ新たな動きを獲得し、非常に強力な進化を遂げました。
皆さんもぜひ新カードを触ってみてくださいね。
ありがとうございました。


posted 2025.07.04

Byにだいめ


新規強化!お手軽後攻1キル!御巫デッキ紹介
みなさんこんにちは、にだいめです。
今回はTACTICAL-TRY PACK -黒魔導・HERO・御巫-で強化されました御巫について紹介していきます。自分の受ける戦闘ダメージを相手に受けさせる戦略の珍しいテーマです。今回の新規カードでまさかのエクシーズモンスターが増えさらに戦いやすくなりました。

【ツイッター @nidaime1015】
X(旧Twitter)でも発信していますので、よろしければご覧ください。

【YouTubeチャンネル:デュエルゼミ】
YouTubeでも遊戯王の配信・動画投稿しているのでこちらもよろしければご覧ください。


新規カード紹介
ウズヒメの御巫
(1)は特殊召喚時にデッキ墓地から装備魔法を加える効果です。好きな装備魔法加えられる便利ですね。
(2)は戦闘耐性と戦闘ダメージ反射です。御巫の特徴ですね。
(3)は攻撃した後、X素材を1つ取ることで続けて攻撃できます。この効果ターン1制限無いので3回攻撃できますね。これはヤバそう。

御巫奉サナキ
(1)は自分の場の御巫カードを手札に戻せます。<御巫神舞-二貴子>の効果でセットした<伝承の大御巫>を手札に戻すことで使うことができます。
(2)は自身に装備カードが装備されるとデッキから幻想魔族以外の御巫モンスターを特殊召喚できます。このターン自分は御巫モンスターしかEXデッキから特殊召喚できないです。これで<ウズヒメの御巫>をすぐにエクシーズ召喚できます。
(3)は墓地に送られると場のモンスターに自身を装備できます。

御巫神舞-二貴子
(1)は<御巫神舞-二貴子>以外の御巫カードを墓地に送って御巫魔法罠をセットします。このカードの発動後、ターン終了時まで自分は御巫モンスターしかEXデッキから特殊召喚できません。
御巫は地味に墓地のカードも使いますからうれしいですね。<伝承の大御巫>は速攻魔法なのでセットしてしまうと発動できないので注意しましょう。
(2)は墓地から除外して自分のX素材をとれば手札デッキから御巫儀式モンスターを特殊召喚できます。結構ゲームを終わらせるぐらい強力な効果してますね。


簡単な展開例紹介(後攻想定)
初動
最終盤面


御巫神舞-二貴子>を発動して、(1)でデッキから<御巫奉サナキ>を墓地に送ってデッキから<御巫の火叢舞>をセットします。
セットした<御巫の火叢舞>を発動し(1)で墓地の<御巫奉サナキ>を特殊召喚して装備します。
装備された<御巫奉サナキ>(2)でデッキから<剣の御巫ハレ>を特殊召喚して2体を素材に<ウズヒメの御巫>をエクシーズ召喚します。
ウズヒメの御巫>の(1)でデッキから<脆刃の剣>を手札に加え相手のモンスターに装備します。

これで<ウズヒメの御巫>で攻撃すると<ウズヒメの御巫>の(2)で反射ダメージと<脆刃の剣>の(2)で相手に4000ダメージを与えられます。さらに<ウズヒメの御巫>の(3)で素材をとれば続けて攻撃できるので8000のダメージを与えることが出来ます。


デッキレシピ
御巫
プレイヤー:にだいめ
4


せっかくなのでレシピを作ってみました。
今回は後攻想定でデッキを作ってみました。<原始生命態ニビル>や<溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム>を採用してみました。
溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム>を出すと通常召喚できませんが、召喚権無しで<ウズヒメの御巫>を出すことができますね。


終わりに
いかがだったでしょうか。
御巫は今まではたまに後攻1キルするくらいで少し安定性が欠けてるかなという印象でしたが今回の新規でかなり安定性が上がったと思います。
以上ありがとうございました。


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