遊々亭攻略ブログ
遊戯王 OCG 遊々亭Blogです。
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posted 2025.08.06
Byにだいめ

新たなドラゴン・機械テーマ!終刻竜機デッキ紹介
今回はドゥーム・オブ・ディメンションズで新たに登場しました終刻竜機(ドゥームズ)について紹介していきます。
今回のテーマは自身と装備カードをX素材にしてX召喚を行う通常の方法とは異なったテーマです。
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新規カード紹介
終刻竜機VII-エララ
(1)は召喚・特殊召喚時または効果で破壊されるとデッキからドゥームズ魔法・罠カードをにセットできます。(2)は自分相手ターンに装備カードを装備していると自身とレベルが同じ数値のランクを持つ機械族・風属性Xモンスター1体をX召喚扱いでEXデッキから特殊召喚し、このカード及びこのカードの装備カードを全てそのX素材にします。
(1)は<終刻撃針>をセットすることが多いでしょうか。
(2)は他のドゥームズモンスターにもある効果です。
終刻竜機V-アマルテ
(1)は召喚・特殊召喚時または効果で破壊されるとデッキからドゥームズモンスターをサーチできます。(2)は<終刻竜機VII-エララ>と同じ効果ですね。
(1)は<終刻竜機XII-ドラスティア>のサーチが多いでしょうか。
終刻竜機XII-ドラスティア
(1)は自分フィールドのドゥームズカード1枚を対象として発動して、そのカードを破壊し、自身を手札から特殊召喚します。その後、デッキから装備魔法カード1枚をこのカードに装備できます。テーマ外の装備魔法も装備できるの良いですね。
(2)は<終刻竜機VII-エララ>や<終刻竜機V-アマルテ>と同じ効果ですが、レベルが8なので出し先が変わってきますね。
獄神機Doom-Z
<無垢なる者 メディウス>から特殊召喚できるモンスターが増えました。(1)は自分はXモンスターしかEXデッキから特殊召喚できなくなります。純構築ならほぼ関係ありませんね。
(2)は自分フィールドの他の効果モンスター1体を対象として発動でき、その自分のモンスターのレベルと同じ数値のランクを持つ、ドゥームズXモンスターか<壊獄神ユピテル>1体を対象のモンスターの上に重ねてX召喚扱いでEXデッキから特殊召喚し、自分フィールドのこのカードを装備魔法カード扱いで装備します。
(3)はこのカードが破壊された場合に発動できる。デッキからドゥームズカード1枚を手札に加えます。
(2)は<無垢なる者 メディウス>から特殊召喚することでそのまま(2)が使用でき<無垢なる者 メディウス>を使い<終刻獄徒 ディアクトロス>を出すことが出来ます。
(3)は(2)で自身が装備状態になるので、使いやすいですね。
終刻起動『D.O.O.M.D.U.R.G.』
(1)は自分・相手のスタンバイフェイズに発動する。装備モンスターのコントローラーに500ダメージを与えます。相手モンスターに装備すれば相手にダメージを与えられますね。(2)は装備しているドゥームズモンスターまたはこのカードをX素材としている機械族・風属性Xモンスターは以下の効果を得ます。
●相手はこのカードを効果の対象にできない。
●自分・相手ターンに1度、発動できる。自分フィールドの他の表側表示カード1枚を破壊する。このカードはこのターン、攻撃力がこのカードのレベル・ランク×100アップし、直接攻撃でき、戦闘を行ったダメージステップ終了時に破壊されます。
装備しているだけでなく素材になっている状態でも適用できるの強いですね。
(2)の2つ目の効果も任意の発動なので破壊したくないときは発動しなくてもいいです。
終刻撃針
(1)は自分メインフェイズに発動できます。自分の手札・フィールド(表側表示)の他のドゥームズカード1枚を破壊する。その後、デッキからドゥームズモンスター1体を選び、手札に加えるか特殊召喚します。この効果の発動後、ターン終了時まで自分はXモンスターしかEXデッキから特殊召喚できません。<終刻竜機VII-エララ>から発動して<終刻竜機XII-ドラスティア>へつなげることが出来ますね。
(2)はこのカードが効果で破壊された場合、フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを破壊します。普通に強いです。
終刻決壊
(1)はドゥームズXモンスター1体を対象としてこのカードを発動できる。このカードを以下の効果を持つ装備カード扱いでそのモンスターに装備する。●相手はドロー以外の方法でデッキからカードを手札に加える事ができない。
どこかで見た<強力な妨害効果>ですね。
(2)はこのカードが効果で破壊された場合、フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。デッキからドゥームズモンスター1体を装備魔法カード扱いで対象のモンスターに装備します。<獄神機Doom-Z>が候補でしょうか。
終刻獄徒 ディアクトロス
(1)はこのカードが特殊召喚した場合に発動できる。自分の手札・フィールド(表側表示)のドゥームズカード1枚を破壊する。その後、フィールドのモンスター1体を破壊できます。<終刻竜機VII-エララ>や<終刻竜機V-アマルテ>で出しやすく相手ターンに出して妨害できますね。
(2)はドゥームズモンスターか<無垢なる者 メディウス>をX素材としている、このカードが効果で破壊された場合に発動できる。デッキから装備魔法カード1枚を選び、手札に加えるか墓地へ送る。
自身の効果で破壊されても発動出来ます。
終獄龍機XII-ドラストリウス
<終刻竜機XII-ドラスティア>で出したいモンスターですね。(1)はこのカードがX召喚した場合に発動できる。フィールドの他の表側表示モンスター1体を装備魔法カード扱いでこのカードに装備します。
対象を取らずに装備するという珍しい除去効果です。
(2)はこのカードは1ターンに1度だけ戦闘・効果では破壊されません。
<終刻起動『D.O.O.M.D.U.R.G.』>の破壊されてしまう効果も耐えることが出来ます。素材にあれば強力な耐性を持つことも出来ますね。
(3)は相手がフィールド・墓地のモンスターの効果を発動した時、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。その効果を無効にする。その後、相手フィールドの表側表示モンスター1体を装備魔法カード扱いでこのカードに装備できます。
強力すぎる妨害効果です。
壊獄神ユピテル
<壊獄神ユピテル>は1ターンに1度、装備カードを3枚以上装備している自分のモンスターの上に重ねてX召喚する事もできます。<パワー・ツール・ブレイバー・ドラゴン>を使えばすぐ出せますね。(1)はこのカードがX召喚した場合に発動できる。このカードに装備可能な装備魔法カードを任意の数だけ自分の墓地から装備します。
聖騎士の<アルトリウス>みたいな効果ですね。
(2)はXモンスターを素材としているこのカードの攻撃力は3000アップします。元が3500なので6500まで上がります。高すぎるw
(3)は1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。自分の墓地からドゥームズモンスター1体を特殊召喚する。その後、フィールドのカード1枚を破壊できます。
特殊召喚と除去を1枚で出来るの強いです。
簡単な展開例紹介
<終刻竜機VII-エララ>を召喚します。(1)でデッキから<終刻撃針>をセットして発動します。<終刻撃針>の(1)で<終刻竜機VII-エララ>を破壊してデッキから<終刻竜機V-アマルテ>を出します。
<終刻竜機V-アマルテ>の(1)でデッキから<終刻竜機XII-ドラスティア>を手札に加えます。<終刻竜機XII-ドラスティア>の(1)で<終刻竜機V-アマルテ>を破壊してデッキから<終刻起動『D.O.O.M.D.U.R.G.』>を自身に装備してターン終了です。
相手ターンには好きなタイミングで<終刻竜機XII-ドラスティア>の(2)で<終獄龍機XII-ドラストリウス>に耐性効果を付与しつつ出して(1)と(3)で妨害していきます。
デッキレシピ
終刻竜機
プレイヤー:にだいめ
モンスター
計24枚
エクストラデッキ
計15枚
せっかくなのでレシピを作ってみました。
今回は採用しませんでしたが同じパックに収録された<破滅なる予幻視>の(2)で自分のモンスターのレベルを変更して色んな機械族・風属性Xモンスターを使うのも面白いかなと思いました。
終わりに
いかがだったでしょうか。設定ではアルトメギアの敵対勢力であるみたいですね。<無垢なる者 メディウス>にいったい何があったのか!?今後の展開が気になりますね。
以上ありがとうございました。
posted 2025.07.31
Byメカヲタ

[dood]【ヤミー】デッキ紹介
今回は新弾「DOOM OF DIMENSIONS」より、【ヤミー】の解説になります。
「ヤミー」は元々デッキビルドパック「ジャスティス・ハンターズ」で登場したテーマで、リンク1とシンクロ召喚にフォーカスしたテーマです。
過去に既存カードの紹介や動かし方などを解説しているため、そちらの記事も是非ご覧ください!
[DBJH]【ヤミー】デッキ紹介
今回はビルドパック恒例のレギュラーパック追加新規で、ネームの新規を得たことでより強力なデッキとなりました。
同期の「K9」、「ドラゴンテイル」と並び、今回追加された新規は2枚。
早速見ていきましょう。
新規カード紹介
マシュマオ☆ヤミー
「M∀LICE」における<M∀LICE P March Hare>的存在のモンスター。自分の場にモンスターが存在しない、あるいは光属性・獣族モンスターのみが存在する場合に発動して、手札から特殊召喚できる効果を持ちます。
既存の「ヤミー」と違い条件付き、かつ発動する特殊召喚ではあるものの、召喚権以外で稼げる手数であり、かつ特殊召喚できるネームであることから非常に優秀。
着地狩りに対する耐性を多少有し、さながらネームのついた<閃刀機-ホーネットビット>のようなものです。
劇的に展開が伸びたりするわけではありませんが、単純に手数として優秀で外部ギミックではないため制約等も共通できるのが嬉しいところ。
反面手札で発動するため「K9」のようなカードのトリガーとなってしまうほか、<列王詩篇>など一部相性の悪いカードも存在します。
後者はともかく前者は展開方法次第で回避することも可能なため、意識しておきたいところですね。
また、召喚・特殊召喚時の効果では墓地の「ヤミー」魔法・罠をサルベージでき、このカードを<ヤミー☆サプライズ>で蘇生することでそのまま回収でき、実質消費0にできます。
あちらが発動自体にターン1がなくモードを切り替えて打てるカードなため、蘇生して手数としつつ拾い直しバウンス効果で相手の盤面を崩す動きも可能。
もちろんフィールド魔法などを拾うことも可能で、さまざまな場面で活かせる効果です。
Sモンスターの効果で特殊召喚した場合には、デッキ・除外から「ヤミー」フィールド魔法または永続魔法・罠を置くことができ、今まで発生した「<ヤミーズメント☆ミニヨン>を除外されたため打点が出ずじわじわと負けた」状況を回避できます。
分かりやすい負け筋をこれ1枚で回避できるため、明確な強化といえます。
先攻では<THE・スターハム>で蘇生すればこちらのモードを使えるため、<ヤミー★リデンプション>や後述の新規カード<Yum☆Yum☆ヤミーズ>を置くことも考えられます。
展開でフィールド魔法2枚に触る手段でもあるため、後手捲りの要素にもなるのが嬉しいですね。
Yum☆Yum☆ヤミーズ
新たに実装された3つの効果を持つ永続魔法。1つ目は、「ヤミー」モンスターが2体以上同時に特殊召喚される度に、自分が500ライフ回復し相手が500ライフを払う効果。
ヤミーが「クレーンゲーム」をモチーフにしており、モンスターが「アーム」と「景品」であることから、相手のライフを景品として奪い取っているさまを表しているのでしょうか。
なかなか面白い効果です。
実戦では「ヤミー」Sモンスターの分解効果で条件を達成できるほか、素引きしていれば<魔獣の懐柔>等も条件を満たせます。
<ロリポー★ヤミーウェイ>の固有の蘇生効果もあるため、差し渡しのターンで5回ほど適用のチャンスがあり、2500の回復と実質のバーンでなかなか無視できない数値となります。
2つ目の効果は、500ライフ払い<ヤミー★スナッチー>を含めたモンスター2体を対象として、その2体を墓地へ送ることで「ヤミー」Sモンスターを特殊召喚するもの。
<ヤミー★スナッチー>を含めた除去のように扱え、またレベル変動を受けた際に無視してシンクロする択としても使えます。
モチーフはクレーンゲームにある「500円入れることでプレイにボーナスが付くモード」か。
100円1クレジットに対して6クレジット分遊べるなどが多いですが、それにより景品を取りやすくなっていることを表しているのでしょうか。
対象を取る、2体を墓地へ送れなければ処理されないためほぼ機会はありませんが、一応相手の<ヤミー★スナッチー>とモンスターなんでもを処理する手段としても使えます。
S召喚しているわけではなくあくまでS召喚扱いでの特殊召喚なため、対象のモンスターが不在になったり、除外されたりした場合には特殊召喚できないことに注意。
3つ目の効果としては、相手が効果を発動した処理後に100ライフ払い、「ヤミー」LモンスターをL召喚する効果。
「時」ではないため除去にチェーンして特殊召喚することはできませんが、<冥王結界波>や<禁じられた一滴>等で<ヤミー★スナッチー>すべての効果が無効化された際にも新たに用意して効果を残すことができ、捲り札に対する受けとして機能します。
レベル1「ヤミー」が余っていれば受けを作れるようになる反面、盤面にモンスターが多いと<皆既日蝕の書>のダメージが比較的大きくなるなど一長一短ではあり、使う機会自体は少なめの効果といえます。
直接チェーンする効果であれば捲りにも使える性能だっただけに残念ですが、まあ強すぎるカードになってしまうため仕方ないですね。
デッキレシピ
ヤミー
プレイヤー:メカヲタ
モンスター
計22枚
魔法
計12枚
エクストラデッキ
計15枚
今回の新規を採用した構築はこちら。
構築思想自体は以前と然程変わりなく、ネームが増えたことで<聖王の粉砕>の制約を気にする必要が薄くなり、<魔獣の懐柔>の打ちやすさや手数にも貢献しているのが変化点です。
変化した点といえば、前回のレギュラーで登場した<THE・スターハム>が優秀で、こちらの効果で<マシュマオ☆ヤミー>を蘇生することでデッキや除外の「ヤミー」フィールド魔法・永続魔法に触れることができ、<Yum☆Yum☆ヤミーズ>を置く展開へ派生しやすくなっている事が挙げられます。
この効果でつまりは2枚目の「ヤミー」フィールド魔法に触れることができるともいえ、捲りの際に先に<ヤミーズメント★アクロッキー>で相手の盤面に干渉し、<ヤミーズメント☆ミニヨン>へは<カプシー☆ヤミー>と<マシュマオ☆ヤミー>の2枚で触れることを担保することで、相手の妨害への耐性をギミック自前で付けられます。
先攻でも1枚展開から<ヤミー☆サプライズ>を使用してフル盤面を作ったとしても回収できるため盤面に必ず<ヤミー☆サプライズ>を添えられることになり、捲り札1枚で盤面を返すのがほぼ不可能といえるまでになりました。
素引きした際に特殊召喚できるネームが増えていることもあり、強みのひとつである<虹光の宣告者>を単純に出すのはもちろん、<原始生命態ニビル>を受けた上から出しに行ったり、1体目の横に<THE・スターハム>と蘇生したモンスターを並べて置き、相手の行動に合わせて何時でも2体目を出しに行くムーブを取りやすくなったこともあり、立ち回り全体としても強力なデッキになりました。
【ヤミー】自体が日本選手権2025で優勝したデッキでもあるため、今後の環境では使用者がかなりの割合を占めることが予想されます。
展開が強くなったということはミラーで捲るのが難しくなったということであり、いわゆる「先攻ゲー」の加速は止まらないようにも思います。
どの捲り札も完全な拘束を期待はできず、強いていえば<発禁令>がいちばん拘束力が高いものの、それすらも<虹光の宣告者>に止められてしまう始末で、事故以外では本当にパワーが高いデッキだと思います。
自由枠もかなり多く、汎用の連打まで含めれば【K9VS】とも対等に渡り合え、これら2つのデッキが当分は環境を牽引していくことになるでしょう。
以上が今回の解説になります。
ありがとうございました!
posted 2025.07.29
By鳩鷺

【絢嵐】デッキ紹介
【絢嵐】デッキのカード効果・デッキレシピ・回し方・相性の良いカードなどをまとめていきます。
「絢嵐」は、「ドゥーム・オブ・ディメンションズ」で登場した、レベルを3の倍数で統一された風属性テーマです。
古の除去カードである<サイクロン>と密接な関係性を持つテーマとして注目視されています。
このページでは、「絢嵐」の効果とともに使用したデッキレシピを紹介し、デッキの動かし方・回し方や、相性の良いカードをまとめて解説しました。
このページを読めば、【絢嵐】デッキをどんなカードで、どのようにデッキを組めばいいのか、どのように強化・改造すればいいのかがわかります。
【絢嵐】デッキを作ろうとしている方は、ぜひデッキ構築の参考にしてください。
【絢嵐】デッキレシピ
モンスター20枚・魔法17枚・罠3枚の合計40枚の、混ぜ物控えめの【絢嵐】デッキです。絢嵐
プレイヤー:鳩鷺
モンスター
計20枚
エクストラデッキ
計15枚
【絢嵐】デッキの回し方・動かし方
次は、【絢嵐】デッキのデッキレシピの回し方を簡単に解説していきます。【絢嵐】デッキを実際にどのように動かしていくのか、デュエルの参考にしてください。
【絢嵐】デッキは、メインの下級「絢嵐」モンスターを展開し、エクシーズ素材を確保していきます。
<サイクロン>に頼ることなく、自身の特殊召喚効果で先行1ターン目から怒涛の展開力を見せてくれます。
最終的には、安定した初動で大量展開を行い、<サイクロン>を含めた速攻魔法群の発動に起動する固有効果で相手への妨害を確立していきます。
次に【絢嵐】デッキで押さえておくポイントを、細かく紹介します。
ポイント1:「絢嵐」を紹介
ポイント2:豊富なサーチ手段で「絢嵐」を確保!
ポイント3:速攻魔法と属性と好相性な妨害手段!
ポイント1:「絢嵐」を紹介
【絢嵐】デッキの展開を進めるにあたって、まずは新たに登場した「絢嵐」を詳しく見ていきましょう。「ドゥーム・オブ・ディメンションズ」で登場した「絢嵐」モンスターは以下の6種です。
レベル3
レベル6
レベル9
「絢嵐」下級モンスターは、自分の墓地に<サイクロン>が存在する場合か相手フィールドに魔法・罠カードが存在しない場合、手札から特殊召喚できます。
先行1ターン目であれば、相手フィールドには自ずと魔法・罠カードが存在しない状況になっているはずなので、条件を気にすることなく大量展開が可能です。
また、下級はレベル3で統一されているのでランク3エクシーズモンスターにつなげやすく、<No.3 地獄蝉王ローカスト・キング>、<No.75 惑乱のゴシップ・シャドー>や<トーテムバード>といった妨害札が出しやすい利点があります。 「絢嵐」下級モンスターの固有効果においても<絢嵐たるエルダム><絢嵐たるスエン>のサーチ効果、<絢嵐たるメガラ>のリクルート効果といった展開に貢献できるものばかりなのもポイントです。
これらを踏まえた上で、こちらでは<絢嵐たるエルダム><絢嵐たるメガラ>の計2枚からの展開例を紹介していきます。
◆相手フィールドに魔法・罠カードが存在しない場合での絢嵐たるエルダム、絢嵐たるメガラ、計2枚からの基本展開例
- <絢嵐たるエルダム>を特殊召喚→<絢嵐たるエルダム>効果で<絢嵐たるスエン>をサーチ
- <絢嵐たるスエン>を特殊召喚→<絢嵐たるスエン>効果で<絢嵐たる顕現>をサーチ
- <絢嵐たるメガラ>を特殊召喚→<絢嵐たる顕現>を発動し<絢嵐渦麗ヴァルルーン>を墓地に送る→<絢嵐たるメガラ>効果で<絢嵐たるクローゼア>をリクルート
- <絢嵐たるクローゼア>効果で<絢嵐たる献詠>と<サイクロン>をサーチ
- <絢嵐たる献詠>発動にチェーンして<サイクロン>を発動(対象は<絢嵐たる献詠>)→<絢嵐たる献詠>効果で<サイクロン>をサーチ
- チェーン1<絢嵐渦麗ヴァルルーン>効果で自己蘇生し、チェーン2<絢嵐たる献詠>効果で自身を墓地から再セット
- <絢嵐たるエルダム><絢嵐たるスエン><絢嵐たるクローゼア>で<王神鳥シムルグ>をリンク召喚
- <サイクロン>をセットし、エンドフェイズに<王神鳥シムルグ>効果で<霞の谷の巨神鳥>リクルート
- 相手ターンに<絢嵐たる献詠>を発動し「絢嵐」サーチ→<絢嵐たるメガラ>効果で<絢嵐豪火フォニクス>をリクルート
<絢嵐たるメガラ>のリクルート効果を使うまでは展開に制約が課されないので、状況に応じてランク3エクシーズモンスターに変換してみるのもいいでしょう。
ポイント2:豊富なサーチ手段で「絢嵐」を確保!
【絢嵐】デッキでは、安定した初動につなげられるようサーチカードを多数採用しています。<絢嵐たる献詠>によるテーマ内サーチも優秀ですが、より安定性を重視すると札数は多いに越したことはありません。 こちらでは【絢嵐】デッキで採用しているサーチカードを詳しく見ていきます。
「絢嵐」で優先的に確保したい枠としては、<絢嵐たるエルダム><絢嵐たるスエン>になります。
これらは、召喚・特殊召喚時に「絢嵐」カードか<サイクロン>のサーチにつながるので、初手には確実に握っておきたいですね。
ということで、まずは種族サポートでサーチ手段を考えていきましょう。
炎舞-「天キ」
<炎舞-「天キ」>は、発動時の効果処理としてレベル4以下の獣戦士族モンスター1体をサーチできます。「絢嵐」では、獣戦士族の<絢嵐たるスエン>が対応しています。
<絢嵐たるスエン>の召喚・特殊召喚時効果から<絢嵐たる献詠>を経由することで、後続の下級「絢嵐」モンスターを揃えられるので、安定性が向上します。
また、永続魔法である点からフィールドに残りやすく、<サイクロン>の破壊対象先としても利用でき、<絢嵐豪火フォニクス>のバウンス効果をフリーチェーンで活躍できるようになるのでオススメです。
聖騎士の盾持ち
<聖騎士の盾持ち>は、手札・フィールドの自身を除外することで、レベル6以下の獣族・風属性モンスター1体をサーチする効果を持ちます。「絢嵐」では、<絢嵐たるエルダム>が対応しています。 一応<聖騎士の盾持ち>が光属性の「聖騎士」かつ戦士族モンスターなので、<増援>、<聖杯の継承>や<花騎士団の駿馬>によるサーチに対応しており、採用次第ではよりデッキ圧縮に貢献すると思います。
ですが、最終確保先となる対応モンスターが<絢嵐たるエルダム>1体のみなうえ、本構築では捲り札となる速攻魔法を充実させ、最上級「絢嵐」モンスターの追加効果を活かしたいため、追加のサーチ手段は今回は採用を見送っています。
ポイント3:好相性な速攻魔法と罠の妨害手段!
「絢嵐」は、<サイクロン>と密接な関係性を持つだけでなく、速攻魔法の発動も固有効果につながるユニークなテーマです。<サイクロン>自身も速攻魔法なので発動トリガーになり得ますが、発動する速攻魔法も強力な効果を持つものをなるべく取り入れていきたいですね。
こちらでは、妨害に特化した速攻魔法を紹介しつつ、属性面で好相性な妨害札を併せて紹介していきます。
墓穴の指名者
<墓穴の指名者>は、言わずと知れた手札誘発対策札です。「絢嵐」は、サーチ効果が豊富に備えたテーマになるので<灰流うらら><ドロール&ロックバード>が大変よく刺さります。
これらの対策手段として採用しつつ、状況に応じて相手の墓地効果を妨害したり、最上級「絢嵐」モンスターのトリガーに活用していきましょう。
禁じられた一滴
<禁じられた一滴>は、コストとして墓地に送った手札・フィールドのカードの枚数分だけ相手の効果モンスターの攻撃力を半分にし、効果無効にする速攻魔法です。コストにしたカードと同種のカードのチェーンを封じれるので、確実に効果無効化を狙えます。
攻撃力半減もオマケとは言えないほど強力なので、4000クラスのアタッカーも難なく処理できます。
対象をとらない効果なので、耐性持ちの除去の際には大きく貢献できる1枚でしょう。
超融合
<超融合>は、手札1枚をコストに自分・相手フィールドのモンスターを融合素材に融合召喚する効果を持ちます。こちらも発動にチェーンできないので、発動を阻害されることなく<沼地のドロゴン><共命の翼ガルーラ>に置換することで相手モンスターの除去に利用できます。
ただし、<沼地のドロゴン><共命の翼ガルーラ>は共に風属性ではないため、<絢嵐たるメガラ>や<絢嵐たるクローゼア>の効果発動後には融合できない欠点もあるので注意が必要です。
聖王の粉砕
<聖王の粉砕>は、相手がサーチする効果を含む効果の発動時、その効果を無効にすることができる通常罠です。相手フィールドにカードが存在する場合は、手札からも発動できるので手札誘発としても機能します。
手札から発動した際は、デュエル中、闇・水・炎属性モンスターの効果発動ができなくなる制約が生じますが、風属性主体の「絢嵐」なら問題なくデュエルを継続できます。
まとめ
【絢嵐】デッキは、融合サポートで安定初動を供給し妨害布陣による勝利を掴む!【絢嵐】デッキについて、カード効果、デッキレシピ、回し方をまとめて解説しました。
展開の軸がメインデッキのモンスター主体になるので、初心者でも扱いやすいデッキかなと思います。
<絢嵐たる権能>を使えば、<サイクロン>に効果無効を合わせることが出来るので、古の初心者たちは経験したことのある『最強サイクロン』を疑似的に再現できるのも推せるポイントですね。
気になる方は、ぜひ「絢嵐」のデッキを組んでみてください。
以上、遊戯王ライターの「鳩鷺(はとさぎ)」でした。