遊々亭攻略ブログ
遊戯王ラッシュデュエル 遊々亭Blogです。
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posted 2023.08.17
Byカマクラル

ガイア【カマクラル】
戦うデュエリーマンのカマクラルです。
前回はギャラクシーカップ2023決勝戦デッキの記事を執筆しましたが、いかがでしたでしょうか?
ギャラクシーカップ2023決勝戦デッキ【カマクラル】
日本最大の公認大会であるギャラクシーカップ2023の決勝大会レポートになります!
各地のトーナメントを勝ち上がった64名の猛者達が、日本一の称号を求めて熾烈な戦いを繰り広げました!
残念ながら予選の総当たり戦で負け越してしまい、決勝トーナメントには上がれませんでしたが、第一期の予選を勝ち抜いてから約4ヶ月間、みっちり調整したので構築には自信がありました!
各カードの採用理由から、どのような思考で調整を行い、大会当日を迎えたかまで全て書き記しましたので、是非ともご一読をお願い申し上げます!
さて、今回はガイアデッキを執筆いたしました!
コンボデッキの筆頭はワンダーでしょうが、ガイアデッキはフュージョン魔法を使わないフュージョンデッキであるため、コンボに必要な札が圧倒的に少ないです!
魔法カード枠のスロットが空くため、サポートカードを多投でき、展開スピードが早いことが大きな差別化になっています!
また、<百戦の覇者ガイア>や<レジェンド・ストライク>の登場により、罠カード対策が容易になりました!
これで相手のバックを気にせず攻撃しやすくなりましたね!
逆に言うと、自分が使う罠カードの信用が落ちたように感じています。
タイミングを見て発動するというよりは、打てる時に打っておいた方が良いです。
そのため、発動タイミングが限定的な罠や状況を選ぶものは使いにくくなりした。
そのため、このデッキの罠カードは必要最小限に抑えています。
ガイアはスピード感のあるコンボデッキとして、個人的に最も注目しているテーマですね!
目次
それでは、早速観ていきましょう!1.デッキレシピ
ガイアデッキ
プレイヤー:カマクラル
モンスター
計24枚
2.デッキコンセプト
「疾きこと風の如し」です!基本は速攻で<百戦の覇者ガイア>をフュージョン召喚し、<魔導槍グレイス・スピア>を装備してガンガンライフを削っていく戦術になっています!
そのため、フュージョン関連パーツはフル採用、ドロー加速や墓地肥やしカードも多投しています!
正直、長期戦には向かないため、如何に短期で決着するかがポイントです!
それでは、メインデッキ解説の方で詳しく書いていきます!
3.メインデッキ解説
【最上級モンスター】7枚
暗黒騎士ガイア...3枚
元の打点が低いため、このカード単体ではなく、即座にフュージョンに繋げるかたちになります!
速攻フュージョンのために3枚フル投入です!
ブラック・マジシャン...1枚
元の打点が2500なので、<連撃竜ドラギアス>に一方的に戦闘破壊されることもありません。
新規のサポートカード達はこのカードとのシナジーが強くなるよう、意図的に作られた感じもしますね。
レジェンドカードなので1枚の採用です。
歴戦の暗黒騎士ガイア...3枚
フュージョン魔法カードを使わず、モンスター効果のみでフュージョンするため、必要パーツが少なくかなり優秀です!
リリース要員を減らせる効果はもちろん、自身で墓地を肥やす能力もあるため、単体性能もかなり高いですね!
当然3積み必須です!
【上級モンスター】8枚
カース・オブ・ドラゴン...3枚
攻撃力2000あるため、上級モンスターとしての打点もなかなか優秀ですね!
<魔導竜騎士-セブンスギアス>の効果を発動させないレベルに加えて、下級モンスター相手に無双できるステータスなので強気の3枚フル投入としました。
歴戦のカース・オブ・ドラゴン...3枚
墓地に<暗黒騎士ガイア>があれば、即座に<百戦の覇者ガイア>に繋げられるため非常に強力ですね!
盤面の返し合いとなった場合、手札消費を抑えて自身の盤面のカードを多く残せた方が有利ですので、かなり強いです!
もちろん3枚フル投入!
【下級モンスター】8枚
マッドレア・アクエラ...3枚
墓地を肥やす効果が強力なことはもちろん、相手の<虚無魔人>も突破できるため、特殊召喚を封じてくる相手にも有効ですね!
1枚で2枚分の活躍が見込めるため、3枚採用しました!
しかし、ハーピィ相手だと守備表示の<ハーピィ・レディ>を突破できないため注意しましょう。
レジェンド・マジシャン...3枚
条件なしのところも強く、どんな状況でも効果を発動できる点も優秀ですね!
今期からは<レジェンド・ストライク>用に墓地に置いておきたいカードにもなりました。
早く引き込みたいため、当然3積み必須です!
シードラゴン・ナイト...2枚
また、今期からは同名の魔法カードを多投するデッキが増えると思います。
そのため、このカードの破壊効果が使えるタイミングは増えそうです!
他にも、墓地のモンスターをデッキに戻して再利用する役割もありますね!
強いカードには違いないですが、墓地リソースを削ってしまうために序盤は使いにくいため、2枚の採用にとどめました。
見切りのハーヴェイ...1枚
<シードラゴン・ナイト>のようにバックを破壊することはできませんが、守備力1500以上のモンスターを破壊できます!
そのため、アドバンスセットされたモンスターを対象にすれば、高い確率で効果破壊できますね!
バックの確認に使っても良し、アドバンスセットモンスターを破壊しても良しと強いですが、あくまで相手の場にカードがある時に真価を発揮するカードですので、先攻1ターン目は単なるバニラモンスターと化します。
状況に応じて<レジェンド・ストライク>で復活できたら便利だと考えたため、1枚のみ採用しました。
ディープシー・ハンター...1枚
フュージョン主体のデッキですので、特殊召喚を封じられるとかなり厳しくなります。
そのため、このカードで相手の計算を狂わせてやりましょう!
特殊召喚できるならこっちのもんです!
業火の結界像...1枚
<ディープシー・ハンター>や<シエスタトレーロ>などが無ければ、戦闘によってこのカードを突破するしかないため、1ターン相手の展開を止めることができます。
守りにおいてはある意味、罠カードよりも信用度が高いカードですので、絶対入れた方が良いと思います!
【魔法】14枚
七宝船...3枚
<暗黒騎士ガイア>をデッキに戻す特性上、デッキのレベル7比率が高くなってしまうため、このカードで2ドローに変換できるのは強いと感じました!
魔法カードである点も重要で、場に伏せておいて、手札にレベル7がダブついた際に使えば事故軽減にもなります!
とにかく<暗黒騎士ガイア>を墓地へ送っておきたいため、3枚採用しました。
モンスター招集...3枚
効果は1ドロー+墓地の通常モンスターの特殊召喚になります!
このカード自身と手札のモンスターカード1枚を消費しているため、特殊召喚まで絡めないとアド損になってしまいます。
しかし、このカードで特殊召喚できるカードは<ブラック・マジシャン>、<暗黒騎士ガイア>、<カース・オブ・ドラゴン>なので、特殊召喚できればリリース要員分がお得ですね!
尚、公式の裁定で効果を持たないフュージョンモンスターは通常モンスター扱いとして墓地から特殊召喚できるそうです!
つまり、<竜騎士ガイア>の特殊召喚も可能となるため覚えておきましょう!
貴重な展開札なので3枚採用です!
レジェンド・ストライク...3枚
このカードの効果を強く使うためにレジェンドカードのモンスター枠を通常モンスターにするのも全然アリだと思います!
レジェンド通常モンスターか<レジェンド・マジシャン>を蘇生すると同時に相手のバックを割れるのはぶっ壊れですね!
特殊召喚時に合わせて罠が発動できない点がかなり強いです!
特殊召喚した<レジェンド・マジシャン>は効果が使えますので、通常モンスターが墓地にあってもあえて<レジェンド・マジシャン>を蘇生し、効果で墓地を肥やしてから墓地の通常モンスターを回収する方が墓地を肥やせてお得です!
相手にバックが無い時は好きなレベル4モンスターを蘇生しても良いですが、オススメは相手の展開力を下げる<業火の結界像>です!
相手が最上級モンスターを裏側守備表示でセットしている場合には<見切りのハーヴェイ>で破壊しても良いでしょう!
ただし、発動には300ライフコストが必要ですので、終盤でライフ300以下の場合は発動できない点だけは注意しましょう!
当然3枚フル投入です!
魔導槍グレイス・スピア...2枚
レベル7×200+200=1600ポイント打点が上がるため、攻撃力4200の貫通持ちモンスターがポンと出てきます!
墓地に<暗黒騎士ガイア>がある状態であれば、<歴戦のカース・オブ・ドラゴン>とこのカードだけで4200打点貫通持ちが成り立つため、明らかにパワーが高過ぎます!
強力なコンボには違いないですが、展開が通る前提のコンボかつ<竜騎士ガイア>には装備できないため、2枚の採用にとどめました。
暗黒の格闘場...1枚
パンプアップする数値が単純に高いため、それだけでも強いのですが、<暗黒騎士ガイア>と<竜騎士ガイア>には貫通も付与するため、セットモンスターが居ても大ダメージを与えられます!
装備魔法である<魔導槍グレイス・スピア>と違って相手にも恩恵を与えてしまう可能性がありますが、重ねて引いた際に魔法・罠ゾーンを圧迫せずに済むと考えてこちらを1枚採用して散らしました。
ミラー戦の場合は発動タイミングに十分注意しましょう。
魔法石の採掘...1枚
単純に手札にダブついた最上級モンスター、上級モンスターを墓地に送って手札の回転率を上げることも強いです。
展開に必要な札数の少ないこのデッキにおいては、数より質が重要なため、効果が噛み合っていますね!
制限カードなので1枚のみの採用です。
天使の施し...1枚
特に短期決戦を狙うこのデッキにおいては、序盤からの手札交換が命です。
そのため、ドローサポートは何枚でも欲しいところです。
<魔法石の採掘>の部分でも書きましたが、手札の量より質重視なので、<強欲な壺>ではなくこちらを採用しました。
【罠】2枚
ノーバディ・スキャットシーフ...1枚
もちろんダメージ軽減効果も強いのですが、<レジェンド・ストライク>の採用率が高くなるであろう今期においては、攻撃反応の罠では遅いように感じます。
そのため、打てるタイミングでの即打ち推奨です!
1回でも打てれば有利になることと、<シードラゴン・ナイト>で割られないために1枚の採用としました。
聖なるバリア -ミラーフォース-...1枚
しかし、その中でも決まった際に一番リターンが大きいのはこのカードだと感じました。
相手の攻撃をほぼ確実に1ターン止められますし、盤面の数を減らすこともできます。
今は罠破壊耐性持ちモンスターもそこまで多くないと判断し、こちらを採用しました。
【エクストラデッキ】6枚
百戦の覇者ガイア...3枚
特殊召喚したターンのみなので毎ターンは使えませんが、出しやすさを考慮すると十分強力ですね!
フュージョンに必要な札数が少ないこともあり、すぐに特殊召喚できるため、3枚で足りなく感じることもしばしば...
一応、<シードラゴン・ナイト>の効果でエクストラデッキを回復することも可能ですが、可能な限り<竜騎士ガイア>で節約するプレイングも必要になると思います。
当然3枚フル投入です!
竜騎士ガイア...3枚
出す頻度は<百戦の覇者ガイア>の方が高いと思いますが、エクストラデッキの枠が空いているため3積みしました!
4.各デッキとの相性
ガイアはコンボデッキに分類されます。それぞれの相性を見ていきましょう!
展開デッキ(海竜、機械など) 相性:△五分
コンボデッキながら、展開スピードは展開デッキに引けを取りません。最上級モンスターの打点が2600ラインなので、2500ライン相手には優位を取れます!
しかし、海竜相手ですと<グランド・エクストリーム>が辛いです。
優位と不利の間をとって、相性は五分と判断しました。
罠型デッキ(ハーピィ、エクスキューティーなど) 相性:○有利
<百戦の覇者ガイア>、<レジェンド・ストライク>といったバック除去が豊富なため、相手の罠の影響を受けにくいです。エクスキューティー相手であれば、打点が低いため、<カース・オブ・ドラゴン>だけで十分に渡り合うこともできますね!
そのため、相性は有利と判断しました。
コンボデッキ(ワンダー、海竜マキシマムなど) 相性:△五分
通常のコンボデッキと比べると、こちらの方が速度が上です!展開デッキ並みのスピード感で序盤からガンガン攻めていくことができます!
しかし、エースアタッカーがレベル7のモンスターになるため、<魔導竜騎士-セブンスギアス>の餌食になってしまいます。
展開にスロットを割いている分、守りが薄いために攻められると脆い一面がありますね。
相手の展開を妨害する術もないため、相手の攻撃はほぼ通ると考えた方が良いです。
序盤から速攻展開して攻め切れば勝ち、もたついて相手に捲り返されたら負けなため、相性は五分と判断しました。
5.最後に
<セブンス・ワンダー・フュージョン>の登場に度肝を抜かれたと思っていたら、すぐさまフュージョン魔法なしのフュージョンが登場して更なる衝撃を受けました!コンボデッキは展開が遅くて環境デッキにはなり得ないというイメージは完全に過去のものですね。
昨今はカードパワーがかなり高くなっており、新弾の登場に合わせて常に知識をアップデートしていく必要があります!
普段から忙しくてなかなか時間がとれない方は、是非ともこのブログを通じて知識を得ていただければ幸いです。
これからも色々なデッキをご紹介していきますので、是非とも参考にしてください!
それでは、またお会いしましょう!
カマクラルでした。
- Twitter @yugiohbar
posted 2023.08.11
Byカマクラル

ギャラクシーカップ2023決勝戦デッキ【カマクラル】
戦うデュエリーマンのカマクラルです。
先日、ラッシュデュエル最大の公式大会である第二回ギャラクシーカップ2023決勝戦に参加してきました!
昨年との違いは、レジェンドカード3種類へのルール変更と、新リミットレギュレーションの実装です!
また、昨年に比べてカードプールも大幅に増えました!
<魔導竜騎士-セブンスギアス>対策でレベル7以上のモンスターを不用意に立てないようにしたり、ケアすべき罠の種類もかなり多くなりましたね。
色々と考慮すべき項目が増えて、デッキ構築やプレイングが難しくなりましたが、カマクラルが大会前から当日に至るまで、どういう思考でデッキを組み、対戦に臨んだのか、包み隠さず全て書き記したいと思います!
それでは、早速参りましょう!
目次
1.デッキ選択の経緯
過去の考察記事でも色々と書いてきましたが、僕が本腰を入れてデッキを組み始めたのはトリプルビルドパックが発売された後です。この弾に収録されたカードまでがギャラクシーカップ2023決勝戦で使えるカードプールになるからですね。
僕自身はずっとワンダーを握っていたのですが、イマイチ戦績が振るわず、トリプルビルドパック発売後はハーピィも試しました。
使い始めた当初のハーピィは手応えを感じていたのですが、ワンダーのフュージョンモンスターが突破できずにターンを渡してしまったり、上級モンスターを引きすぎて盤面のカードを増やせなかったりと脆さも見え始めました。
各地で開催された大会結果を見ても、シェア率や入賞数はワンダーが最も多かったため、理論上はワンダーが最強という結論に至り、大会当日までにワンダーの構築とプレイングを極めるしかないと腹を括りました。
2.環境ヨミ
ワンダー、ハーピィ、楽姫、海竜、機械、エクスキューティーと様々なデッキを試してきましたが、ワンダーが頭一つ抜けてパワーが高いことを痛感しました。やはり魔法カード1枚で攻撃力6、7000の2回攻撃できるモンスターを出せるってバランスおかしいですよね。
<セブンス・ワンダー・フュージョン>の存在自体が、レベル7以上のモンスターを場に並べることへの抑止力になります。
場に何もない状態でも相手の行動を制限できるのはワンダーだけです。
返しの<魔導竜騎士-セブンスギアス>が無いと分かれば、相手は最上級モンスターでガンガン攻めてきますからね。
これらのことはもはや周知の事実であり、半数以上の方がワンダーで来るだろうと予想しました。
次点としてはレベル7以上を採用せずともデッキとして成り立つハーピィですが、<監獄島アネ・ゴ・ロック>などサイドチェンジによる対策も容易なために当たる確率はワンダーに比べて低いだろうと予想しました。
楽姫はワンダーと同じ墓地メタが刺さるためそこまで注視せず、残りはデッキパワー的に負けることは無いと判断しました。
そのため、メインはミラー戦を意識したワンダーをテーマに構築していきました!
それでは、デッキレシピをご紹介いたします。
3.デッキレシピ
ワンダー
プレイヤー:カマクラル
モンスター
計26枚
エクストラデッキ
計15枚
サイドデッキ
計15枚
4.デッキコンセプト
「100%実行できると確信したときのみ行動し、それ以外は待て。俺たちの一番重要な仕事は待つことだ。」です!HUNTER×HUNTERのシルバ・ゾルディックの名言ですね!
ミラー戦において最も警戒すべきは<魔導竜騎士-セブンスギアス>のツーパンワンキルです!
そのため、基本的にそのターン中に勝負を決められないのであれば、レベル7以上のモンスターを表側表示で出さないことが原則となります。
実際に相手の墓地のモンスター0枚のところから<七宝船>(コスト:<セブンスロード・マジシャン>)→<七宝船>(コスト:<連撃竜ドラギアス>)→<天使の施し>→<セブンス・ワンダー・フュージョン>→<魔導槍グレイス・スピア>のような上振れで瞬殺された経験があります。
一瞬の油断が命取りになるため、たとえ相手ライフを数百まで追い詰められたとしても、0に出来ないのであれば動くべきではありません。
基本スタイルは裏側守備表示でセットしてひたすら耐えます。
<邪影ダーク・ルーカー>で相手のバックを剥がしてライフを減らした後、<魔導騎士-セブンス・パラディン>の打点UP効果+<魔導槍グレイス・スピア>の7300貫通を決めるのがこのデッキの勝ちパターンです!
この動きの再現性を高められるよう、必要パーツを最大限投入し、余計なパーツは全てカット、極力シンプルな構築に組み上げました。
それでは、デッキ解説の方で詳しく書いていきます!
5.メインデッキ解説
【最上級モンスター】7枚
邪影ダーク・ルーカー...3枚
裏側守備表示でアドバンスセットすることで相手の攻撃に耐えつつ、返しのターンでバックを剥がして1000バーン。
安全にフュージョンモンスターの攻撃を通しにいきます!
上級モンスターと下級モンスターでこのカードを突破することは難しく、最上級モンスターでの返しを相手に要求できることはかなり強いですね!
このカードを突破できずに放置してしまうと、バックを破壊されて延々とライフを取り続けられますし、手札に戻してアドバンス召喚またはセットすることで手札の入れ替えにも一役かってくれます!
初動で引き込みたいカードかつデッキの戦術と非常に相性の良いカードですので、思い切って3枚フル投入しました!
セブンスロード・マジシャン...3枚
デッキのモンスターの属性は適度に散らしているため、3属性くらいならすぐに揃います。
そのため、3000打点を超えるアタッカーとして運用することも可能です!
ミラー戦においてはレベル7以上のモンスターを表側表示で出すと、<魔導竜騎士-セブンスギアス>の効果を発動させてしまうため、基本は裏側守備表示でセットします。
しかし、<業火の結界像>を隣に並べられたり、<聖なるバリア -ミラーフォース->が伏せてある場合であれば、相手の<邪影ダーク・ルーカー>の突破に使っても良いと思います!
このデッキはこのカードを墓地に送らないことには何も始まらないため、3積み必須ですね!
連撃竜ドラギアス...2枚
単体スペックも高いため、フュージョンせずに元のまま使っても十分強力なのですが、返しの<魔導竜騎士-セブンスギアス>がツラいために裏側守備表示でセットする方が多いです。
このカードを使うとしたら、そのターン中に勝負を決めきれるタイミングですね!
相手の場に魔法・罠カードが無くて妨害されない場合は、<魔導騎士-セブンス・パラディン>とこのカードを並べてワンキルを狙いに行く時もありますね。
3積みしたいカードではあるものの、事故らないバランスを鑑みた枠の兼ね合いから2枚の採用にとどめています。
【下級モンスター】18枚
サファイアドラゴン...1枚
スタッツが高いため、下級アタッカーとしても使えますし、裏側守備表示でセットすることで場持ちの良い壁としても活躍します!
風属性である点もこのデッキにおいては相性が良いですね!
レジェンドカードなので1枚の採用です。
ロードスターの剣士...3枚
現環境で最も出す頻度の高いフュージョンモンスターは<魔導騎士-セブンス・パラディン>になります。
と言うのも、<魔導竜騎士-セブンスギアス>は警戒されてケアもされるため、うまく使えるタイミングはほとんどありません。
単なる3000打点と化してしまうこともしばしばあります。
その点、こちらは状況に応じて高打点か1ドロー効果を選べるため、非常に使い勝手が良いです!
素材になるモンスターが多いに越したことは無いため、3枚フル投入しました!
マッドレア・アクエラ...3枚
アンデット族で<邪影ダーク・ルーカー>と種族が被ってしまいますし、それなら墓地1枚肥やし+αが欲しいと感じて別のカードを探しました。
このカードなら下級同士の取り合いになった際にダメージを稼げますし、1300打点は攻撃表示の<シードラゴン・ナイト>以外なら戦闘破壊できるため、非常に強力です!
そのため、強気でこのカードを3枚採用しました!
シードラゴン・ナイト...3枚
<聖なるバリア -ミラーフォース->や<魔法の筒>が見えた場合、<邪影ダーク・ルーカー>の的を決めやすくなります!
また、ミラー戦においては3積みされた魔法カードをノーコストで破壊することもできます!
墓地のモンスターを使い回せるカードとしても優秀なため、3枚採用しました!
レジェンド・マジシャン...3枚
攻撃力1100なので、裏側守備表示でセットされた下級モンスターなら大抵破壊できますね!
条件なしなので、生き残れば毎ターン効果を使えますし、レベル4なので<酢酸のたまった落とし穴>でも破壊されません!
必須級なので3枚採用です!
素早いレミング...2枚
属性・種族も散らせることができるためデッキとの相性も良いですね!
ただ、ステータスが低いことと先攻をとった際に使いにくいこと、枠の兼ね合いから2枚の採用にとどめました。
ディープシー・ハンター...1枚
戦闘で破壊するとなると相手に1ターンの猶予を与えてしまうのですが、このカードがあればそのターン中に動くことができます!
フュージョンモンスター召喚後に<業火の結界像>を立てて安心している相手の裏をかくために1枚の採用です!
業火の結界像...1枚
罠カードよりも身を守ってくれるので信用度高かったです!
メインから<ディープシー・ハンター>を入れる人も少ないでしょうし、入っていても1、2枚なので決まることは多かったです!
貴重な炎属性ということもあり、墓地に居ても役割がありましたね!
制限カードなので1枚の採用です!
ギャラクティカ・ジャメイヴュ...1枚
効果の発動条件がやや使いにくい印象を受けてしまい、1枚あれば<シードラゴン・ナイト>の効果で使い回せると考えて1枚のみの採用です!
ギャラクシー族で種族がバラけたのはプラスでした!
【魔法】9枚
セブンス・ワンダー・フュージョン...3枚
このカード無しではパワーが半減してしまうため、3積み必須ですね!
<ギャラクティカ・ジャメイヴュ>で使い回せるとはいえ、発動タイミングは見極めが必要です!
七宝船...3枚
このデッキはけっこう最上級事故率が高いため、もはや必須カードですね!
手札の内容にもよりますが、即打ちするのではなく、場にセットしておいて手札が詰まった際に回していくのが良いと思っています。
ただし、あと1枚これさえ引ければ勝てるというタイミングであれば、下級モンスターをコストに1枚ドローするのもアリですね!
こちらも3積み必須です!
魔導槍グレイス・スピア...1枚
試合を決める際に大きく貢献してくれますが、フュージョン召喚が成立した前提でのみ威力を発揮するカードであり、自分の魔法・罠ゾーンを埋めてしまう事故を誘発するカードでもあるため、メインは1枚のみの採用にとどめました。
魔法石の採掘...1枚
膠着すると手札が詰まりがちなミラー戦において、手札コスト2枚で手札を減らせるところも噛み合っています!
また、効果発動後に手札に戻った<邪影ダーク・ルーカー>をコストに使える点も噛み合っていますね!
制限カードなので1枚のみの採用です。
天使の施し...1枚
このカードのおかげで手札を整えられて、勝利を掴んだ試合が数知れずあります!
デッキが回らないことには始まらないため、タイミングを選ぶ<死者蘇生>よりも、こちらを選んで良かったと思います。
【罠】5枚
ノーバディ・スキャットシーフ...3枚
レベル8以下のダイレクトアタックも防げるため、延命カードとしても優秀ですね!
ミラー戦において攻撃反応罠は使いにくいかなと思っていましたが、ハーピィや海竜の対面もありえますし、ミラー戦でも下級モンスターで殴ってくるケースが割とあったため、あって助かるシーンが多かったです。
<シードラゴン・ナイト>で割られるリスクもありますが、1回発動できるだけでも全然違うため、強気の3枚採用としました!
閃光のバリア -シャイニング・フォース-...1枚
下級モンスター3体で殴ってくるケースなど、意外と条件を満たす場面が多く、このカードが決まった試合は勝てました!
しかし、9回戦ったうち、決まったのは1回だけでしたので、成功率は決して高くありません。
ハイリスクではありますが、決まった際のリターンがあまりにも大きいため、1回でも決まればいいと考えていましたが、とりあえず目標は達成できました!
ここは自由枠ですので、他のカードと変えて全く問題ありません。
ただし、一度このカードが見えると、こちらにバックがある場合に相手が2体のモンスターでしか攻撃してこなくなるため、多少攻め手が緩みます!
これはサイドチェンジでこのカードを抜いた後も継続するため、マッチ戦ならではの戦術かもしれませんね!
聖なるバリア -ミラーフォース-...1枚
しかし、<魔法の筒>1枚では受け切れずに負けるケースを何度か経験したため、こちらを採用するようにしました。
<魔装獣ギアパルド>の採用率が落ち、<魔導騎士-セブンス・チャリオット>が場に出なくなったことも追い風でしたね。
【エクストラデッキ】15枚
魔導竜騎士-セブンスギアス...3枚
レベル7以上のモンスターを表側表示で展開できなくなるという抑止力をはたらかせています!
このカードが簡単に出るようになったために何種類のデッキが握れなくなったことか...
<セブンス・ワンダー・フュージョン>または<セブンスロード・マジシャン>などに規制がかからない限り、この抑止力ははたらき続けるように思います。
10月1日からの新リミットレギュレーションでどうにかするしかないですね。
超絶パワーカードなので3枚採用です!
魔導騎士-セブンス・パラディン...3枚
今回の構築においては最も出現率の高いフュージョンモンスターであり、強力な選択効果はどちらを選んでも無駄がありません!
あまり無いケースかと思いますが、お互いの墓地にモンスターがいない場合は効果を発動できません。
また、自分の墓地にモンスターがいない場合は1ドロー効果を選択できないため注意しましょう!
魔導騎士-セブンス・チャリオット...3枚
ブラフ用での採用なので、なくても問題ありませんね。
トランザムロード・ライナック / マスター・オブ・セブンスロード / マジシャン・オブ・ダークセブンス...各2枚
後編へ続きます。
- Twitter @yugiohbar
posted 2023.08.11
Byカマクラル

ギャラクシーカップ2023決勝戦デッキ 後編【カマクラル】
目次
- デッキ選択の経緯
- 環境ヨミ
- デッキレシピ
- デッキコンセプト
- メインデッキ解説
- サイドデッキ解説
- 最後まで採用を検討したカード
- 各デッキとの相性
- 最後に
6.サイドデッキ解説
先攻時はそこまで入れ替えるものが無いため、後攻時に勝つことを想定したサイドデッキに仕上げました!連撃竜ドラギアス...1枚
ハーピィや海竜相手でも活躍してくれるカードかつ、<魔導竜騎士-セブンスギアス>の素材にもなってくれるため無駄がないですね!
風帝ライザー...1枚
相手の最上級モンスターを戻しても良し、魔法・罠カードを戻しても良しと、汎用性がかなり高いです!
対応できる範囲が広いため、とりあえずでも採用していて間違いのないカードだと思います。
ケミカルキュア・ブルー...3枚
自分と相手合わせてたった4ターンのやり取りだったため、このカードでの回復が勝敗に直結するシーンも多々ありました!
しかし、ギャラクシーカップ2023決勝トーナメントをかけた予選の総当たり戦では、1勝1敗の場合は引き分け扱いとなったため、このカードを使うシーンは訪れませんでした。
この手のED対策カードはルール変更によって無価値となるため、事前のルール確認はもちろんのこと、当日の都合でルールが変更になる点も考慮しておかなければなりませんね。
ED練習の際はかなり活躍したカードなので、必須でした!
<シードラゴン・ナイト>と入れ替えることを想定していました。
ディープシー・ハンター...2枚
<ハーピィ三姉妹>をはじめとする鳥獣族を裏側表示にすることで罠の発動を封じることができます!
また、<ハーピィズフルドレス>も破壊できますし、下級モンスターでの戦闘破壊も容易となります!
メイン・サイド合わせて3枚の採用となるよう、2枚の採用です。
ハーピィ戦においては<マッドレア・アクエラ>と入れ替えることを想定していました。
素早いレミング...1枚
主には<マッドレア・アクエラ>と入れ替えることを想定していました。
特殊召喚の確率が高まることも良いですね!
ゴースト・サイクロン...3枚
特に序盤に発動できれば、手札を減らさずに相手の盤面のカードを減らせるのでかなり強いです!
しかし、先攻では全く使いにくくて強さにムラのあるカードですので、後攻時やEDの時にガン積みするようサイドに3枚採用しました。
魔導槍グレイス・スピア...1枚
3枚だと流石に事故率が高まると考えて、メイン・サイド合わせて2枚の採用としました。
バッファード・スライム...1枚
そのターンに受けるダメージを2000で済ませられるなら安いものですね!
また、自分のLPが3000以下であれば、ダメージを受ける必要も無いため高い確率で延命が可能です!
しかし、レベル8以下の攻撃宣言時にしか発動できないため、<魔導槍グレイス・スピア>を装備したフュージョンモンスターの攻撃では発動できません。
この辺りは噛み合いが必要になってくるため1枚の採用に留めています。
ハーピィや海竜に有効な点は評価高いですが、戦闘破壊は防げない点には注意しましょう。
激流葬...1枚
しかし、楽姫と当たったという報告を聞かないため、一人も居なかったかもしれません。
結界的には要らなかったかもしれませんが、意表をつく際に有効なケースもあるため、採用しても損はないと思います。
魔法の筒...1枚
このカードで勝敗が決まるケースもあるため、<激流葬>同様、サイドに入れておいて損は無いカードだと思います。
7.最後まで採用を検討したカード
【上級モンスター】
人造人間-サイコ・ショッカー
しかし、今回の構築においては<邪影ダーク・ルーカー>を多投しているため、役割の被るカードにレジェンド枠を使うのはもったいないという結論に至りました。
ヒール・ヒーラー
下級モンスターでは突破されず、場に生き残ることで延々ライフを回復されるため、相手はたまったものではありません!
しかし、直接勝ちに結び付くカードではないため、泣く泣く採用を見送りました。
【下級モンスター】
天終の怪依
アメイジング・ディーラー
また、ワンチャンを掴めずに棒立ちターンエンドのリスクがあり、引くタイミングによって強さにムラがあると感じました。
属性・種族が他の採用カードと被ることもあり、採用を見送りました。
8.各デッキとの相性
ワンダーはコンボデッキに分類されます。それぞれの相性を見ていきましょう!
展開デッキ(海竜、機械など) 相性:○有利
通常の見立てではコンボデッキは展開デッキの速さについていけないため、展開デッキ優位と考えています。亜
しかし、今回の構築ではライフレースで遅れを取らないように<ノーバディ・スキャットシーフ>をフル投入し、<聖なるバリア -ミラーフォース->や<閃光のバリア -シャイニング・フォース->で徹底的にライフを守りつつ延命する罠を採用しています!強力な貫通効果を持つ<プルグラース・スピアース>や<鋼機神ミラーイノベイター>はレベル7以上のモンスターなため、表側表示で場に残れば<魔導竜騎士-セブンスギアス>の餌食にできます!
強力な罠に加えてその抑止力もはたらくため、相手は思うように攻め切れないと考えました。
そのため、相性はこちらが有利と判断しました。
罠型デッキ(ハーピィ、エクスキューティーなど) 相性:○有利
3積みされた<邪影ダーク・ルーカー>の恰好の的です!現状のラッシュデュエルのカードプールにはリバースに対応した罠が存在しません。
そのため、前のターンにアドバンスセットした<邪影ダーク・ルーカー>の効果を止める術がありません。
ハーピィもエクスキューティーも打点は高くないため、守備力2600は複数のカードを使わない限り突破が難しく、要求値を高めることができます。
1ターンキルされることもほとんど無いため、こちらの準備が整うまでの時間は稼げるでしょう。
そのため、こちらが有利と判断しました。
コンボデッキ(ワンダー、楽姫など) 相性:△五分
今回の構築には相手の動きを妨害するカードを入れていません。相手の妨害よりも自分のデッキを回す方を優先しているため、どちらが先に準備を整えられるかのスピード勝負になっています。
そのため、相性は五分と判断しました。
9.最後に
長文を最後まで読んでいただき誠にありがとうございました。ギャラクシーカップ2023決勝戦は予選総当たり戦で勝ち越せずに決勝トーナメントには進出できませんでした。
仕事や家庭の予定を調整し、大半の時間をラッシュデュエルに費やしていたので非常に悔しいですが、全国の強豪達との決闘は貴重な体験となりました!
中にはブログ読んでますと声をかけてくださった方もいて、とても嬉しかったです!
また、調整にご協力いただいた方々、応援してくださった方々も本当にありがとうございました!
これからも色々なデッキのご紹介や、考察記事を執筆していきますので、是非とも参考にしてください!
それでは、またお会いしましょう! カマクラルでした。
- Twitter @yugiohbar