遊々亭攻略ブログ
遊戯王 OCG 遊々亭Blogです。
遊々亭一押しのプレイヤーさん達による攻略情報やゲームに関する様々な情報、担当のおすすめなど、遊戯王 OCGに関する情報を配信していきます。 Twitterでも情報配信中です!
posted 2025.02.27
ByHearth

【サブテラードラグーン】デッキ紹介
挨拶
皆様こんにちは、Hearth(ハース)です。先日発売された『QUARTER CENTURY ART COLLECTION』、購入されたでしょうか?
今年のお祭りパックということで、汎用的なカードのイラスト違いなどでかなりの盛り上がりを見せていましたが、個人的には<ドラグーン・オブ・レッドアイズ>の再録が超熱いものでした。
<ドラグーン・オブ・レッドアイズ>は、2019年の『LEGENDARY GOLD BOX』で登場して以降、まともな再録がなく値段が大変なことになっていましたが、今回の再録でかなり手に入りやすくなりました。今回はそんな<ドラグーン・オブ・レッドアイズ>を使用したデッキを紹介していきます。
ドラグーン・オブ・レッドアイズについて
原作の遊戯と城之内のエースモンスターの融合というロマンあふれるカードですが、一時期は<捕食植物ヴェルテ・アナコンダ>と一緒に大暴れし、禁止経験のある現制限カードです。早速テキストを見ていきましょう。ドラグーン・オブ・レッドアイズ
<ブラック・マジシャン>と、<真紅眼の黒竜>またはドラゴン族の効果モンスターを素材として出せる融合モンスターで、効果破壊と対象耐性に加え、自分のメインフェイズに融合素材とした通常モンスターの数まで使用できる、相手フィールドのモンスター1体を破壊しその攻撃力分のバーンを飛ばす効果と、
1ターンに1度、カードの効果が発動したとき手札を1枚コストにその発動を無効にして破壊し、自身の攻撃力を永続で1000上げる効果をもっています。
単体性能という点でみるとかなり化け物です。
そもそも効果破壊対象耐性がある3000打点の時点でかなり突破が困難なモンスターではあるのですが、あろうことかそのモンスターに万能妨害を積んでしまっています。
最大2面除去+バーンも無視できる効果ではなく、このカード1枚でかなりの大立ち回りを見せます。
とはいえ、万能というわけでもなく「壊獣」によるリリースや<超融合>で素材にされるといった除去が通じるという明確な弱点もあります。 そんなこのカードですが、マスターデュエルと違い<捕食植物ヴェルテ・アナコンダ>が禁止されたOCGでは、現在は主に「光の黄金櫃」に採用されることがある程度に落ち着いており、あまり見る機会が多くありません。
が、このカードの帰還により失われていたデッキタイプが息を吹き返したのです。
サブテラードラグーン
「サブテラー」というテーマを皆様御存知でしょうか?<サブテラーの導師>をエンジンに、リバースを繰り返してアドを稼ぐコントロールデッキです。
そんな「サブテラー」は<ドラグーン・オブ・レッドアイズ>と相性が良いのです。
そもそも、<ドラグーン・オブ・レッドアイズ>を出す手段として主に用いられたのは2つ。
- <真紅眼融合>によるデッキ融合
- <捕食植物ヴェルテ・アナコンダ>による<真紅眼融合>の効果コピー
しかし、効果をコピーする<捕食植物ヴェルテ・アナコンダ>を経由した場合、その制約は無視され展開が終わったあと余った2体から<ドラグーン・オブ・レッドアイズ>が出力されるという出張性能が高く評価されていたのです。現状でも<捕食植物ヴェルテ・アナコンダ>が禁止のままなのも納得ですね。
<捕食植物ヴェルテ・アナコンダ>が居なくなった以上、今は場と手札で普通に融合するか、制約を受けながら<真紅眼融合>を使うしかなく、当時のような出張性能がないのが現代であまり見ない理由となっています。
しかし「サブテラー」において<真紅眼融合>による通常召喚・特殊召喚できないという制約は枷になりません。
こちらが「サブテラー」の基本の動きのため、<真紅眼融合>で<ドラグーン・オブ・レッドアイズ>を展開し、誘発などをケアしてから「サブテラー」の動きを通すというデッキタイプが考案されたのです。
それが【サブテラードラグーン】となります。
デッキレシピ
サブテラードラグーン
プレイヤー:Hearth
モンスター
計13枚
魔法
計15枚
エクストラデッキ
計15枚
デッキレシピ解説
<真紅眼融合>を使っても問題ないため、サーチカードである<レッドアイズ・インサイト>も多く積み、なるべく高確率で<ドラグーン・オブ・レッドアイズ>を構えにいく構築です。今回採用しました<竜の精神>は攻撃力か守備力が2500のモンスターがいれば発動できる万能カウンター罠ですが、<ドラグーン・オブ・レッドアイズ>の他にも<サブテラーマリス・グライオース>が発動条件を満たすためのモンスターとなり、無理なく妨害を増やせるでしょう。
また<サブテラーマリス・グライオース>はデッキから好きなカードを墓地へ送る効果もあるので、<竜の精神>の墓地から再セットする効果も無理なく使用できます。
展開紹介
理想的な手札は<地中界シャンバラ>+<レッドアイズ・インサイト>です。- <レッドアイズ・インサイト>の効果で<真紅眼の飛竜>を墓地へ送り、<真紅眼融合>をサーチ。
- <真紅眼融合>で<ドラグーン・オブ・レッドアイズ>を融合召喚。
- <地中界シャンバラ>を発動し<サブテラーの導師>をサーチ。
- <サブテラーの導師>をセットし、<地中界シャンバラ>の効果でリバース。
- <サブテラーの導師>の効果で<サブテラーの妖魔>をサーチ。
また、<レッドアイズ・インサイト>を経由して、<真紅眼の飛竜>を墓地へ送っておくことで、一度<ドラグーン・オブ・レッドアイズ>が除去されても、<真紅眼の飛竜>の効果で再度特殊召喚することができます。
まとめ
打点が足りづらい「サブテラー」側からしても3000打点はありがたいので、様々な要素で<ドラグーン・オブ・レッドアイズ>とマッチしている面白いデッキとなっています。<真紅眼融合>こそなかったものの、<ブラック・マジシャン>と<真紅眼の黒竜>の再録もあったため、これを機に<ドラグーン・オブ・レッドアイズ>を使ってみてはいかがでしょうか?
それでは、ここまでのご拝読ありがとうございました。
また次回の記事でお会いしましょう。
posted 2025.02.26
By鳩鷺

【魔妖ワイト】デッキ紹介
【ワイト】デッキのカード効果・デッキレシピ・回し方・相性の良いカードなどをまとめていきます。
【ワイト】は、「スターターボックス」で登場した闇属性・アンデット族の下級モンスター<ワイト>を中心としたテーマです。
「ALLIANCE INSIGHT」に、新規関連カードが収録されたことで話題になっています。
このページでは、新規「ワイト」関連カードの効果とともに使用したデッキレシピを紹介し、デッキの動かし方・回し方や、相性の良いカードをまとめて解説しました。
このページを読めば、【ワイト】デッキをどんなカードで、どのようにデッキを組めばいいのか、どのように強化・改造すればいいのかがわかります。
【ワイト】デッキを作ろうとしている方は、ぜひデッキ構築の参考にしてください。
デッキレシピ
遊戯王ライター鳩鷺が考案した【ワイト】デッキのサンプルデッキレシピを紹介します。モンスター26枚・魔法14枚・罠0枚、合計40枚の「魔妖」ギミックを採用した【魔妖ワイト】デッキです。
魔妖ワイト
プレイヤー:鳩鷺
モンスター
計26枚
魔法
計14枚
エクストラデッキ
計15枚
【ワイト】デッキの回し方・動かし方
次は、【ワイト】デッキのデッキレシピの回し方を簡単に解説していきます。【ワイト】デッキを実際にどのように動かしていくのか、デュエルの参考にしてください。
【ワイト】デッキは、関連モンスターの効果で積極的な墓地肥やし展開をしていきます。
最終的には、墓地で肥えた<ワイト>扱いのモンスターの枚数分<ワイトキング>の打点を向上させて高火力による戦闘ダメージで勝利をつかみます。 次に【ワイト】デッキで押さえておくポイントを、細かく紹介します。
【ワイト】デッキの回し方
ポイント1:新規「ワイト」関連カードを紹介ポイント2:墓地送りギミックの採用
ポイント3:「魔妖」の採用
ポイント1:新規「ワイト」関連カードを紹介
【ワイト】デッキの展開を進めるにあたって、まずは新規で登場した「ワイト」関連カードを見ていきましょう。今回「アライアンス・インサイト」に収録された「ワイト」関連カードは、<ワンモア・ザ・ワイト><ワイト・マスター>の2種です。順番に解説していきます。
ワンモア・ザ・ワイト
<ワンモア・ザ・ワイト>は、召喚・特殊召喚に成功した場合、<ワイト>か同名以外の「ワイト」のカード名が記されたカードをサーチする効果を持ちます。基本的にカード名を<ワイト>として扱う効果を持つモンスターは確保できますが、優先されるのは大量墓地肥やしが可能な<ワイトベイキング>か<ワイト・マスター>でしょう。 発動後はアンデット族以外の特殊召喚が禁じられるデメリットは生じますが、アンデット族で統一されている【ワイト】なら後続の展開に影響はないです。
また、モンスターゾーンに存在する限り通常召喚に加えて1度だけレベル4以下のアンデット族モンスター1体を召喚できます。
先述のサーチ効果で確保した「ワイト」モンスターをそのまま通常召喚できるのが強みです。
こちらでは<ワイトベイキング>サーチした際の墓地送り展開を紹介します。
◆ワンモア・ザ・ワイト1枚からの墓地送り展開例
- <ワンモア・ザ・ワイト>を通常召喚、効果で<ワイトベイキング>をサーチ
- <ワンモア・ザ・ワイト>効果で<ワイトベイキング>を通常召喚
- <ワンモア・ザ・ワイト><ワイトベイキング>で<ヴァンパイア・サッカー>をリンク召喚→<ワイトベイキング>効果で<ワイトロード><ワイトプリンス>をサーチし<ワイトプリンス>を捨てる
- <ワイトプリンス>効果で<ワイト><ワイト夫人>をデッキから墓地に送る
- <ワイトロード>効果で、自身を手札から墓地に送り墓地の<ワイト>扱いの枚数分デッキトップ6枚を墓地に送る
最後の<ワイトロード>効果で上手いこと<ワイトキング>が墓地へ送られたら、<ワイトロード>の効果で蘇生も可能です。
相当数墓地に蓄積しているので、攻撃力5000以上の<ワイトキング>が爆誕します。
ワイト・マスター
<ワイト・マスター>は、<ワイトキング>に貫通を付与する効果をもつ永続魔法です。<ワイトキング>の打点を向上させワンキルを狙うのが【ワイト】デッキのベーシックな勝ち筋なので、高火力のまま貫通できるのは素直にうれしい効果です。
<ワンモア・ザ・ワイト>の展開で容易にリンク召喚できる<ヴァンパイア・サッカー>で、相手の<灰流うらら>を蘇生して10000の高火力で殴ってみたいですね。
また、<ワイト>か「ワイト」のカード名が記されたモンスターをデッキから墓地に送ることで、<ワイト>か<ワイトキング>を蘇生する効果を持ちます。
墓地を肥やしつつ、キーカードとなる<ワイトキング>への展開にもつながるのは優秀ですね。
こちらの効果で<ワイトベイキング>を墓地に送った場合でも大量墓地送りにつながるので、<ワイトキング>の火力上昇に貢献できます。
残念ながら事前に蘇生対象を選択する必要があるので、効果で墓地に送ったモンスターは蘇生できない点は注意が必要です。
ポイント2:墓地送りギミックの採用
【ワイト】デッキでは、墓地送り手段を豊富に採用しています。<ワイトベイキング>を墓地に送れさえすれば、大量墓地肥やしにつながるので積極的に行っていきましょう。
安直に<おろかな埋葬>で墓地に送るのが手っ取り早いですが、制限カードであるが故、すんなり引けるわけではありませんので、今回<暗黒の招来神>を採用することで、
- <暗黒の招来神>通常召喚時効果で<七精の解門>サーチ
- <七精の解門>を発動し効果で<混沌の召喚神>サーチ
- <暗黒の招来神>効果で<混沌の召喚神>を追加召喚
- <混沌の召喚神>を<リンクリボー>(or<サクリファイス・アニマ>)をリンク召喚
- <七精の解門>効果で手札1枚をコストに<混沌の召喚神>を蘇生
- <暗黒の招来神><混沌の召喚神><リンクリボー>(or<サクリファイス・アニマ>)で<ライトロード・ドミニオン キュリオス>をリンク召喚
また<手札抹殺>や<ワン・フォー・ワン>のように手札から効果やコストとして送るのも効率がいいため、制限カードながらも採用しています。
ポイント3:「魔妖」の採用
【ワイト】デッキでは、アンデット族つながりで「魔妖」を採用しています。氷の魔妖-雪娘
<氷の魔妖-雪娘>は、同名カード以外の魔妖が存在する場合に自身を手札・墓地から特殊召喚し効果を持ちます。注目すべきは特殊召喚の際、アンデット族モンスターをデッキから墓地に送れるという点です。
つまり<ワイトベイキング>を直接墓地に送れるということになります。
この点を活かして、<翼の魔妖-波旬>×1枚からの展開例を紹介します。
◆翼の魔妖-波旬、計1枚からの展開例
- <翼の魔妖-波旬>を通常召喚→<氷の魔妖-雪娘>をリクルート
- <翼の魔妖-波旬><氷の魔妖-雪娘>で<氷の魔妖-雪女>をリンク召喚
- <氷の魔妖-雪娘>効果で自己蘇生&<ワイトベイキング>をデッキから墓地に送る
下級「魔妖」存在下では「魔妖」のみの展開縛りで拘束されてしまうので、すぐに<垂氷の魔妖-雪女>のリンク召喚まで移行し、ほかの展開を妨げないようにしましょう。 また、アンデット族しか展開不可になるデメリットを回避すべく、比較的出しやすい<ヴァンパイア・サッカー>に関連して「ヴァンパイア」をエクストラデッキに採用したことで、コントロール奪取による除去も可能にしています。
まとめ
【ワイト】デッキは、積極的な墓地送りでワイトキングを強化し勝利を掴む!【ワイト】デッキについて、カード効果、デッキレシピ、回し方をまとめて解説しました。
初動になりうるサーチ手段が増えたことで、<ワイトキング>が簡単に強化できるようになりました。
気になる方は、ぜひ「ワイト」のデッキを組んでみてください。
以上、遊戯王ライターの「鳩鷺(はとさぎ)」でした。
posted 2025.02.24
By鳩鷺

[ALIN]【エルドリッチ】デッキ紹介
【エルドリッチ】デッキのカード効果・デッキレシピ・回し方・相性の良いカードなどをまとめていきます。
【エルドリッチ】は、「デッキビルドパック シークレット・スレイヤーズ」でカテゴリ化した、光属性・アンデット族・レベル10で統一された罠モンスター・融合テーマです。
「アライアンス・インサイト」に、新規カードが収録されたことで話題になっています。
このページでは、新規「エルドリッチ」関連カードの効果とともに使用したデッキレシピを紹介し、デッキの動かし方・回し方や、相性の良いカードをまとめて解説しました。
このページを読めば、【エルドリッチ】デッキをどんなカードで、どのようにデッキを組めばいいのか、どのように強化・改造すればいいのかがわかります。
【エルドリッチ】デッキを作ろうとしている方は、ぜひデッキ構築の参考にしてください。
デッキレシピ
遊戯王ライター鳩鷺が考案した【エルドリッチ】デッキのサンプルデッキレシピを紹介します。モンスター9枚・魔法14枚・罠17枚の合計40枚の、まじりっけほぼ無しの【純エルドリッチ】デッキです。
デッキレシピ
エルドリッチ
プレイヤー:鳩鷺
罠
計17枚
エクストラデッキ
計15枚
【エルドリッチ】デッキの回し方・動かし方
次は、【エルドリッチ】デッキのデッキレシピの回し方を簡単に解説していきます。【エルドリッチ】デッキを実際にどのように動かしていくのか、デュエルの参考にしてください。
【エルドリッチ】デッキは、関連カードの罠モンスター化、妨害を駆使して<黄金卿エルドリッチ>の特殊召喚を狙っていきます。
最終的には、<黄金卿エルドリッチ>の打点向上、エクストラモンスターの高打点による戦闘ダメージとバーン効果で勝利をつかみます。 次に【エルドリッチ】デッキで押さえておくポイントを、細かく紹介します。
【エルドリッチ】デッキの回し方
ポイント1:新規「エルドリッチ」関連カードを紹介ポイント1:誘いのΔによる基本展開
ポイント1:ランク10エクシーズモンスターの採用
ポイント1:新規「エルドリッチ」関連カードを紹介
【エルドリッチ】デッキの展開を進めるにあたって、まずは新規で登場した「エルドリッチ」関連カードを見ていきましょう。今回「アライアンス・インサイト」に収録された「エルドリッチ」関連カードは、<黄金郷のアンヘルカイド><貴き黄金郷のエルドリクシル>の2種です。順番に解説していきます。
黄金郷のアンヘルカイド
<黄金郷のアンヘルカイド>は、融合召喚のほか、自分フィールドor墓地に<黄金卿エルドリッチ>が存在する状態で自分フィールドの光属性・アンデット族をリリースした場合に特殊召喚できる融合モンスターです。基本的に【エルドリッチ】はあまり融合を得意としていないので、正規の融合召喚よりも召喚条件による特殊召喚を狙っていくことになるでしょう。
「黄金卿」カードが罠モンスター状態であればこちらも融合素材として活用できます。
また、フィールドから墓地に送られた場合、デッキ・エクストラデッキ・墓地から「エルドリッチ」モンスター1体を特殊召喚できます。
<黄金卿エルドリッチ>のほか、融合召喚が困難な<黄金狂エルドリッチ>も特殊召喚可能です。
能動的に送ることでも発動条件は満たされるので、積極的にリンク素材に使っていきましょう。
貴き黄金郷のエルドリクシル
<貴き黄金郷のエルドリクシル>は、800ライフポイントを払う事で、自身を通常モンスター扱いで特殊召喚or除外状態の「黄金郷」「エルドリクシル」魔法・罠カード1枚をセット、する効果を持ちます。特殊召喚した際、、自分フィールドに<黄金卿エルドリッチ>が存在すれば、フィールドのモンスター1体をバウンスできます。
対象を取らない除去になるので非常に強力な一手になります。
モンスター化の状態も「黄金郷」罠モンスター唯一のレベル10になるので、<黄金卿エルドリッチ>と合わせてランク10エクシーズ召喚ができるようになったのもポイントです。
除外されている「黄金郷」「エルドリクシル」魔法・罠カードの再利用も、自身の墓地効果で除外されやすいので発動タイミング自体は頻繁に出てくると思います。
ポイント2:誘いのΔによる基本展開
【エルドリッチ】デッキでは、アンデット族サポートフィールド魔法の<誘いのΔ>を採用しています。真っ先に目指すのは<名推理>で一度に大量墓地肥やしといった構築になっていますが、ピンポイントでキーカードを墓地に送る手段として非常に効率的です。
誘いのΔ
<誘いのΔ>は、発動時に上級以上のアンデット族1体をデッキから墓地に送る事ができる効果を持ちます。この時墓地に送るのは問答無用で<黄金卿エルドリッチ>ですね。
<黄金卿エルドリッチ>を能動的に墓地に送ることで安定した初動として機能し、<黄金卿エルドリッチ>の自己サルベージに一役買ってくれます。
また、フィールドにアンデット族モンスターが存在する場合にΔトークン1体を生成できます。
攻守は0ですが、後続のリンク展開に持ってこいの効果になっています。
これらに加えて、墓地存在下でモンスターがサルベージされた場合、自身をサルベージする効果も持っているので総じて【エルドリッチ】と好相性な1枚といえます。
以上の効果を踏まえて<誘いのΔ>と魔法・罠カード1枚の計2枚からの展開例を紹介します。
◆誘いのΔ+魔法・罠カード1枚、計2枚からの展開例
- <誘いのΔ>を発動し<黄金卿エルドリッチ>をデッキから墓地に送る
- <誘いのΔ>以外のフィールドの魔法・罠カード1枚をコストに<黄金卿エルドリッチ>を自己サルベージしての特殊召喚
- <誘いのΔ>効果でΔトークン1体を生成
- Δトークン1体で<リンク・スパイダー>をリンク召喚
- <黄金卿エルドリッチ>をリリースし<黄金郷のアンヘルカイド>を特殊召喚
- <リンク・スパイダー><黄金郷のアンヘルカイド>で<影法師トップハットヘア>をリンク召喚→<影法師トップハットヘア>で罠モンスターをセット、<黄金郷のアンヘルカイド>効果で<黄金狂エルドリッチ>を特殊召喚
<貴き黄金郷のエルドリクシル>をセットすればバウンス効果も活かしつつ、ランク10エクシーズモンスターへ移行できるのでオススメです。
ポイント3:ランク10エクシーズモンスターの採用
【エルドリッチ】デッキでは、ランク10エクシーズモンスターを多数エクストラデッキに採用しています。<貴き黄金郷のエルドリクシル>の登場で、レベルが合致した罠モンスターをカテゴリ内での特殊召喚が可能になり、レベル調整などせずとも容易くエクシーズ召喚を狙えるようになりました。
高ランクであるが故、打点面は申し分ないですが、<超弩級砲塔列車グスタフ・マックス>や<超巨大空中宮殿ガンガリディア>によるバーン効果はライフポイントを大きく削る手段として効果的です。 <終戒超獸-ヴァルドラス>による効果無効で相手の盤面を妨害するのもいいでしょう。 <超弩級砲塔列車グスタフ・マックス>でバーン効果を使った後は<超弩級砲塔列車ジャガーノート・リーベ>に変換して、更なる高打点でフィニッシュを飾ります。
<超弩級砲塔列車ジャガーノート・リーベ>の上から重ねてエクシーズ召喚する効果によって、<超巨大空中宮殿ガンガリディア>の自身が攻撃宣言不可になるデメリットを上手いこと帳消しにしちゃいましょう。 ポイントの趣旨とは若干それますが、「黄金卿」罠モンスターの大半やΔトークンがレベル5である点を活かし、<カオス・アンヘル-混沌の双翼->をシンクロ召喚し、レベル10枠を補充することも可能です。
まとめ
【エルドリッチ】デッキは、墓地送りで下準備し、高レベル高ランクで勝利を掴む!【エルドリッチ】デッキについて、カード効果、デッキレシピ、回し方をまとめて解説しました。
新規カードの登場で、テーマ内で完結したメインデッキ構築でも充分に戦えるまでになりました。
【エルドリッチ】の土台も「TACTICAL-TRY DECK 征服王エルドリッチ」である程度揃うので、今からでも始めやすいデッキタイプになっています。
気になる方は、ぜひ「エルドリッチ」のデッキを組んでみてください。
以上、遊戯王ライターの「鳩鷺(はとさぎ)」でした。