遊々亭攻略ブログ
遊戯王 OCG 遊々亭Blogです。
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posted 2016.12.31
Byでぃん
こんにちは、遊々亭@遊戯王担当です。
来る2017年1月1日に施行されるリミットレギュレーション。
今回は、遊々亭ブロガーの3名に、今回のリミットレギュレーションの所感を述べてもらいました!
- 2017年1月1日施行リミットレギュレーション所感【しい】
- 2017年1月1日施行リミットレギュレーション所感【kira】
- 2017年1月1日施行リミットレギュレーション所感【でぃん】
今回はでぃんさんです!
こんちゃす。
でぃんです。どんどんノリを軽くしていこうと思ってます。
今回は先日発表された最新のリミットレギュレーションについてです。
■これまでの環境(スキップ可能
10月の改訂よりDD、シンクロダーク、デビルフランケンが姿を消し混沌とした環境が予想されましたがそんな環境もレイジングテンペストの発売とともに終わりを迎えました。(早過ぎ)
そう、十二獣の登場です。
脅威の安定性と柔軟性、瞬く間に環境は十二獣で埋め尽くされ各地の大会で十二獣や十二獣○○といったデッキが猛威を振るいました。十二獣は他のテーマと組み合わせやすいのも特徴でメタルフォーゼは<>対策や<>のリスクを分散する為に十二獣のギミックを取り入れることがありました。
その十二獣の対抗馬として新しく現れたのが同じくレイジングテンペストで強化されたインフェルノイド。<>やデッキ融合は環境に大きな影響を与えましたがそれでも十二獣には及びませんでした。
環境が進んでいくと同型との相性が良い壊獣に注目が集まりこれらを採用した十二獣が増加。特に<>は<>と同様の盤面リセット効果を持ちつつ壊獣を盤面に送り出し、使用後も壊獣をサーチできる為先攻展開の解答として非常に強力でした。
十二獣以外にも環境に影響を与え続けていたのが<>という罠カード。

環境を支配していた十二獣もこのカードの前には屈することが多く、攻め手を1つの召喚方法に依存しない(他のテーマと組み合わせる)、罠を厚くする、<>を採用する等このカードを意識した構築が多く見受けられました。このカードに耐性があるかがデッキを評価するうえでの欠かせないポイントでもありました。
環境終盤にもなってくると十二獣以外のデッキはほとんど淘汰されてしまいまさに十二獣環境と言っても過言ではない状況で2016年10月環境は幕を閉じました。
■今回のリミットレギュレーションについての全体的な所感

メタルフォーゼ等のPテーマで採用されていた<>が遂に禁止に。とりあえずPテーマなら入れとけと言っても過言ではないわかりやすい強さのカードだったので仕方ないですね。これによりPテーマは相対的に弱体化しました。
どちらも十二獣が原因でしょう。ベイゴマックスに至っては展開(インヴォーカー)、突破(ブレイクソード)、妨害(トーテムバード)といった行動を召喚権を消費せずに行える為、制限は妥当だと思います。
ABCとカエルの軸になるカード達です。元々十二獣の波に飲まれて下火でしたが今回遂にトドメを刺されてしまいましたね。

ループコンボが原因でしょう。実際にドゥローレンを用いたループはノーデンワンキル(気になった人は調べてみよう)を使っていた時に1度だけ利用しましたが今や<>も禁止。いったい何を警戒されたのか少し気になります。
後ほど解説

シンクロテーマには嬉しい緩和。かつては猛威を振るったこのカードも今や大分落ち着いてしまいました。シンクロテーマに大きなテコ入れが無い限り環境で使われる機会は無さそうです。

元禁止カード。制限になってからも特に使われることなく準制限へと高速緩和。やはりリバースというタイミングと効果の遅さに難があります。そのうち無制限でしょう。
かつて環境を支配したダンセル、スローネ、マスマティシャン、馬頭鬼、接触が制限解除。準制限のカード達よりよっぽど期待できそうです。

一時代を築いたインゼクターのエースカードです。全盛期を知る方には解除は信じられないかもしれません。メタルフォーゼ等相性の良いテーマもあるので現代遊戯王でも活躍できるポテンシャルは秘めています。

セプスロの略で知られる凶悪コンボがとうとう完全復活を果たしました。しかしショックルーラーが不在かつ十二獣という大きな壁がある今再び活躍できるのか...?

汎用カードとしても優秀でしたが当時環境で猛威を振るっていたシャドールが規制の原因でしょう。そのシャドールも環境から姿を消し、これといって悪用できる機会も無いため解除にも納得。
墓地を利用する様々なテーマで今後も活躍できると思います。

シャドールのキーカードが解除。正直このカードが帰ってきたところでシャドールのパワーが低すぎる為環境に影響は全く無さそうなのですが...。<>の解除が待たれる。
■エラッタカードについて
今回の改訂で行われたエラッタカードの大量帰還。僕なんかは全部知ってますけど中には「なんやこれ」ってなってる方もいるのではないでしょうか。今見てもたいしたことないようなカードも当時は大暴れだったんです。それだけ現代はカードパワーが上がったということですね。
実際に制限カード級の強さが無くても最初は制限カードとして復帰するのがエラッタカードの恒例の流れ。制限=強いとは限らないのでエラッタカード達をちょっと評価してみました。

名称ターン1制限に加えてリクルート先のモンスターの効果が無効化されます。ターン1制限によりループに利用されることがなくなりました。
多少弱体化しましたがまだまだデッキによっては採用される余地があるパワーカードです。今後に期待。

チューナーに指定が付きました。正直エラッタが無くても全然脅威にならないような環境になってしまったのですが下位互換のカードがあまりにも多い為条件が課せられるのは妥当ですかね。無制限になる日もそう遠くないでしょう。

名称ターン1制限に加えて相手カードのみへの発動に変更と大きく弱体化。悪質なループ系デッキに利用され続けてきた背景がある故この調整は仕方ないかもしれません。
相手の盤面をまとめて更地にできる可能性は秘めているので今後採用されることもあると思います。

強い(以上

相当扱いにくくなりました。<>ですらあまり使われてない現状を考えるとすぐにでも無制限になりそうな勢いです。

墓地肥やしに1ターンのラグが生まれましたが当時より各種融合・フュージョンサポートが受けられるようになっている為まだまだ活躍の余地はあります。
■今後の環境について
大きく規制されたとはいえ引き続き十二獣が猛威を振るいそうです、というか既に振るっています。ベイゴマックスと天キで失った初動を他テーマで補う型が増えましたね。
新参のPテーマとほとんどノータッチのインフェルノイドがそれに続く形になるのではないでしょうか。
1月14日にはマキシマムクライシスが発売されるのでまた何かしらの動きがありそうです。
posted 2016.12.30
Bykira
こんにちは、遊々亭@遊戯王担当です。
来る2017年1月1日に施行されるリミットレギュレーション。
今回は、遊々亭ブロガーの3名に、今回のリミットレギュレーションの所感を述べてもらいました!
- 2017年1月1日施行リミットレギュレーション所感【しい】
- 2017年1月1日施行リミットレギュレーション所感【kira】
- 2017年1月1日施行リミットレギュレーション所感【でぃん】
今回はkiraさんです!
既に新制限が出てからいくつかCSがありましたが、書いていこうと思います!
・全体的な所感
まず緩和について、今回の改定では過去活躍していた禁止カードが6枚もエラッタされ制限に戻ってきました。
昔<>から<>、<>をシンクロ召喚していた自分には懐かしのカード達です笑 今の環境で使われそうなのは<>と<>くらいですが、特に<>がやばいです。
やっていることは<>の魔法バージョンのようなことで、先行で置かれると後手は魔法が使えなくなってしまいます...エラッタされたのに強い...
他には<>や<>、<>に<>等過去活躍したカード達が無制限になりました。
特にスローネは<>が消えてしまったもののセプタースローネは決まるとさすがに強いのでうまく使ってみたいです。
規制については、中々いい規制だったと思います。
<>の規制は今するの?感もありますが、魔術師(ペンデュラム)を強化していく際ユニコーンが組み込まれ、また規制しろーと言われるのが容易に想像できるので遅かれ早かれ禁止にはなってたのかなという気もします。
使用率は高くはなかったですが、メタルフォーゼでは制限になっても大活躍していましたしね。
十二獣が出てから数は減っていたABCは<>が制限になり、ABCを軸にデッキを組むのは不可能になりました。
先行ツクヨミバスターは最早先行ワンキルなのでは?と思えるほど理不尽な強さだったので、やりすぎな気もしますが個人的にはよかったと思います。
<>でABCを揃えたり、格納庫ABC1セットのみ採用し<>で展開できるときだけサーチする、といったようにサブギミックでまだ稀に見かけますね。
そしてどうなるか楽しみだった十二獣への規制は<>と<>が制限といったものでした。
初動、先行展開の強化、後手捲りを担っていたベイゴマックスが規制されたのは大きいですが、十二獣のカードが直接規制されたわけではないので十二獣自体はまだまだ強いです。
元々高すぎた安定感が少し落ち、後手を捲るパワーが少し下がった感じでしょうか。
<>が規制されなかったので、十二獣を出張させていたノイドや召喚獣にはあまりダメージがなさそうですね。
・注目カード

先行で蓋をするカードが減るどころか増えるとは思いませんでした!
そのうちエラッタされたにも関わらずまた禁止になるんじゃないか?と思ってしまいますね笑
規制では万能カードだった<>

<>が立たない十二獣でインフェルノイドを相手にするなんて考えたくないです...
僕は無駄に6枚持っていたのですが全部売っても1焼肉くらいにしかなりませんでした。
・既存デッキへの影響
安定感は下がったものの、代わりに<>や<>を採用することでモンスターの数は補えます。
<>が消えた分後手を捲るパワーも下がりましたが、各種罠で誤魔化すことができ、罠の増量は障壁耐性も多少つきますね。
手札誘発マシマシの構築もありだと思います。
また、1ターン目にモルモラット展開ができる確率は下がりましたが、<>+罠+後続サーチなだけでも十分強いです。
<>+十二獣どれか1枚でモルモラット展開が可能、後手で召喚権を増やし相手のドランシアを超えていくことが出来るので天枢もありかもしれません。
インフェルノイドや召喚獣への出張も現役で、やはり環境で1番見かけるかなと思います。
ノーダメージです。十二獣ノイドでは<>や<>の採用も見かけましたが、ほとんどダメージはないかと思います。
40枚十二獣ノイド、60枚十二獣ノイド、60枚ノイドと形があり、どのデッキにも使用者がいますがいずれも環境トップレベルだと思います。
デッキ融合により後手を捲ることが出来るのでとても選択肢だと思います。
未来融合は果たして採用されるのでしょうか?
<>は先行ワンキルです。
元々十二獣召喚獣ではあまりベイゴマックスの採用を見かけなかったのでノーダメージかと思われます。
先行<><><>展開がとても強力で、罠もそこそこ積めるのでいいデッキだと思います。
サブギミックは十二獣に限らずWWやAF、壊獣と相性が良いものが複数あるので、構築が難しそうです。
<>が禁止になってしまったのはかなりのダメージです。
ですが増えつつある<>や<>に耐性があるのは良い所で、新規の<>が強いのでユニコーンが消えても別のギミックを取り込み生き残りそうです。
特に十二獣、kozmo辺りを取り込んだ構築は既に結果を残しています。
僕が新制限になってから最初に出たCSではアストログラフ不採用の十二獣メタルを使ったのですが、優勝できたので思ったより強いデッキとして環境で見かけると思います。
・リミットレギュレーション適用後の環境予想
インフェルノイド、十二獣、召喚獣、メタルフォーゼに加え新しい魔術師が環境デッキかなと思います。
個人的にはインフェルノイドが1番強いと思っています。
<>を決められた試合は負け濃厚、十二獣との相性の良さ、デッキ融合による捲り性能、<>による制圧及び返しの確保...
他にも芝刈りを採用したライトロードやHEROなんかも十分勝てる見込みはあると思います。
新弾で登場する魔術師強化のカード、真竜皇の登場でどうなるのか、といった感じです。
もちろん十二獣もまだ元ネタ的に強化が見込めるのでどんな十二獣が増えるのかも注目です。
僕は今のところインフェルノイドが1番強いと思っているので、メタとしてメインには<><>、サイドには<>or<>+αからデッキを考えていこうと思っています。
インフェルノイドを使うという選択肢もあるのですが、あまり好きになれないテーマなので他のデッキで戦えるうちは使わないと思います。
・まとめ
総括すると、中々良い改定だったけど勅命はどうなの!?と言いたかったです笑
色んなデッキに可能性がありますが、ほとんどが十二獣を出張させているので、結局どのデッキを相手にしても<>の相手をすることになりそうです。
今の状態が割と気に入っているので、次弾の真竜皇1強とならないように祈っています。
次回は足立CSに参加したレポートを書こうかなと思っているのですが、まだ未定です。
それではまた次の記事で!
みんなでメイン60のデッキを使って芝刈りを環境から消しましょう!
posted 2016.12.29
Byしい
こんにちは、遊々亭@遊戯王担当です。
来る2017年1月1日に施行されるリミットレギュレーション。
今回は、遊々亭ブロガーの3名に、今回のリミットレギュレーションの所感を述べてもらいました!
- 2017年1月1日施行リミットレギュレーション所感【しい】
- 2017年1月1日施行リミットレギュレーション所感【kira】
- 2017年1月1日施行リミットレギュレーション所感【でぃん】
今回はしぃさんです!
こんにちは、しいです。
2017年1月よりリミットレギュレーションが改訂されますね。
一部の大会では既に新しいレギュレーションを適用していて、新しい環境をいち早く体験した人も多いのではないでしょうか。
今回は新しい環境で対戦してみて感じたことなどを書いていきたいと思います。
■今回のリミットレギュレーションについての全体的な所感
今回のリミットレギュレーションで衝撃的だったのは数々の禁止カードがエラッタされて緩和されたことです。
今回禁止カードから緩和されたのは以下のカードです。
エラッタ内容も一緒に載せておきます。

1ターンに1度の効果制約、特殊召喚されたモンスターの効果は無効化。

チューナーに地属性を指定。

1ターンに1度の効果制約、手札に戻せるカードは相手のカードのみ。

コントロール奪取出来るのが通常召喚可能なモンスターのみ。シンクロやエクシーズ等は不可。

発動した1ターン後に融合素材を墓地に送る効果に変更。

ライフを払うタイミングがお互いのスタンバイフェイズに変更、ライフコストを払えない場合のみ破壊。
この中でも<>は既に多くのデッキに採用されていて、僕自身もこのカードに何度も苦しめられています笑
手軽に相手の行動を抑止できることから今後も多くのデッキに採用されることは間違いないでしょう。
次に、緩和されたカードと反対に規制されたカードがこちらです。
今回は無制限から準制限を介さずに制限に規制されたカードを紹介していきます。

1枚でランク3のエクシーズモンスターを特殊召喚できることから彼岸を筆頭に数々のデッキに投入されていました。
最近では十二獣での採用が多く見受けられ、その強さが評価されての規制だと思います。

レベル4以下の獣戦士をサーチした上で攻撃力を100上昇させることができることから、炎星や武神等で採用されていました。
規制の決め手は十二獣デッキにおいて1枚から展開札になるからではないでしょうか。

カエルデッキやHEROデッキを環境にのし上げたモンスターですね。
<>や<>から繰り出されるこのカードは、お互いのスタンバイフェイズにエクシーズ素材を取り除くことでデッキからガエルモンスターを特殊召喚できます。<>を特殊召喚することで攻撃対象にされることがなくなります。
さらに、水族モンスターを墓地に送ることであらゆるカードの発動を無効にして破壊するどころかそのカードを自分フィールドにセットしてしまいます。
これだけでも強いのに墓地に送られると、墓地の水属性モンスターを手札に加えることができます。自分自身を対象にすることで繰り返し使うことも可能です。
今後は1枚しか採用できないので回収するモンスターは、より慎重に選択する必要があるでしょう。

フィールド魔法であることから、<>と非常に相性がいいです。
発動時にデッキからユニオンモンスターをサーチ、ユニオンモンスターが召喚、特殊召喚されるとデッキから別のユニオンモンスターを装備できます。
<>や<>とのコンボで<>を特殊召喚するのに一役買っていました。
依然としてABC-ドラゴン・バスターの強さは健在なので、今後のユニオン強化に期待しましょう。
・既存デッキへの影響
前環境のトップをほぼ独走していた十二獣デッキやユニオンデッキは、主要パーツの規制により弱体化しました。
一方で、<>や<>を手にし環境に返り咲いたインフェルノイドデッキは全くの規制がなかったことから相対的に強化されています。
・リミットレギュレーション適用後の環境変化予想
弱体化された十二獣デッキですが、構築の自由度が高いことから多くのテーマに出張しています。
先ほど軽く触れたインフェルノイドデッキも十二獣を取り入れた構築があります。
このことからリミットレギュレーション適用後の環境は十二獣が鍵を握っているといっても過言ではないでしょうか。
また、つい先日発売された「ペンデュラム・エボリューション」で強化された魔術師も環境の一角に入ろうとしているので今後に期待です。
・まとめ
今回はリミットレギュレーション適用後の環境考察という内容で書かせていただきました。
環境はほぼ十二獣一色に近い状況ですが、十二獣パッケージがいろんなデッキに出張していてメタの方向性が違うのも特徴の一つでしょう。
1月には新弾を控えており、魔術師や竜皇といったテーマが強化されることから、さらに群雄割拠の環境になると思います。
遊戯王ARC-Vとして集大成の環境も楽しみたいですね。
長くなりましたが、今回はこれにて終わりにします。
最後までお付き合いしていただき、ありがとうございました。