遊々亭攻略ブログ
遊戯王 OCG 遊々亭Blogです。
遊々亭一押しのプレイヤーさん達による攻略情報やゲームに関する様々な情報、担当のおすすめなど、遊戯王 OCGに関する情報を配信していきます。 Twitterでも情報配信中です!
posted 2025.04.30
By鳩鷺

[DUAD] 【ムーンライト】デッキ紹介
【ムーンライト】デッキのカード効果・デッキレシピ・回し方・相性の良いカードなどをまとめていきます。
【月光(ムーンライト)】は、「シャイニング・ビクトリーズ」でカテゴリ化した、光、闇属性・獣戦士族で統一された融合・ペンデュラムテーマです。
最新ブースターパック「DUELIST ADVANCE(デュエリスト・アドバンス)」に、新規カードが収録されることで話題になっています。
このページでは、「ムーンライト」を使用したデッキレシピを紹介し、デッキの動かし方・回し方や、相性の良いカードをまとめて解説しました。
このページを読めば、【ムーンライト】デッキをどんなカードで、どのようにデッキを組めばいいのか、どのように強化・改造すればいいのかがわかります。
【ムーンライト】デッキを作ろうとしている方は、ぜひデッキ構築の参考にしてください。
デッキレシピ
遊戯王ライター鳩鷺が考案した【ムーンライト】デッキのサンプルデッキレシピを紹介します。モンスター23枚・魔法16枚・罠1枚、合計40枚の融合サポートを採用した純【ムーンライト】デッキです。
ムーンライト
プレイヤー:鳩鷺
モンスター
計23枚
エクストラデッキ
計15枚
【ムーンライト】デッキの回し方・動かし方
次は、【ムーンライト】デッキのデッキレシピの回し方を簡単に解説していきます。【ムーンライト】デッキを実際にどのように動かしていくのか、デュエルの参考にしてください。
【ムーンライト】デッキは、モンスター効果で積極的に融合素材の確保を中心に展開していきます。
「ムーンライト」モンスターのほとんどがレベル4になっているので、ランク4エクシーズモンスターに変換しやすいのもポイントです。
最終的には、そろえた融合素材で最上級《ムーンライト》融合モンスターを特殊召喚し、全体除去からの高打点による後攻勝利を目指します。
次に【ムーンライト】デッキで押さえておくポイントを、細かく紹介します。
【ムーンライト】デッキの回し方
ポイント1:「ムーンライト」キーカードを紹介ポイント2:新規「ムーンライト」カードの登場
ポイント3:エクシーズモンスターによる打点強化
ポイント1:「ムーンライト」キーカードを紹介
【ムーンライト】デッキの展開を進めるにあたって、まずは既存の「ムーンライト」モンスターを見ていきましょう。「ムーンライト」の基軸は融合召喚なので、モンスター効果もそれに伴ったサポート、または効果による墓地送りをトリガーに発動する効果を持ちます。
融合召喚で消費する素材のディスアドバンテージを補いつつ、怒涛の展開力で最上級融合モンスターを苦も無く呼び出せます。
今回は「ムーンライト」メインモンスターの中でも、展開する上で重要となる2枚をピックアップしました。
月光彩雛
<月光彩雛>は、デッキ・エクストラデッキから墓地に送った「ムーンライト」と同名カードとして融合素材にできる効果を持ちます。メインデッキ以外にもエクストラデッキの墓地送りにも対応しているので、<月光舞猫姫>なら<月光舞豹姫>、<月光舞獅子姫>では<月光舞獅子神姫>融合素材を送ることでカード名を得て融合召喚の補助が可能です。
墓地に送るまでがコスト処理なので、効果で墓地に送られる際に発動する効果は起動しないものの、灰流うららなどで阻害されない点は優秀です。
墓地に送った「ムーンライト」モンスターも、<月光狼>のペンデュラム効果で墓地融合に利用可能で、ムダなく再利用ができるのもポイントです。
他にも<月光彩雛>は除外されたターンのバトルフェイズ中に相手カードの効果発動を封じる効果も備わっているので、後攻ワンキルを狙うならこちらも併せて融合素材に活用したいところです。
また、効果で墓地に送られた場合、<融合>をサルベージできます。
<月光黒羊>と共に融合素材にすることで、<融合>と「ムーンライト」モンスターが一度にサルベージできるので、後続の融合召喚も狙えます。
月光虎
<月光虎>は、「ムーンライト」モンスターを蘇生するペンデュラム効果を持ちます。コストもなく、発動後のデメリットは効果無効化とエンドフェイズに自壊するくらいなので、融合素材として利用すれば特に気になりません。
蘇生した「ムーンライト」モンスターが融合素材として墓地に送られる際は、効果無効化されていても墓地効果は使えるため、問題なくアドバンテージを稼ぐことも可能です。
<月光虎>のペンデュラム効果は、名称縛りのないターン1制限効果なので、一度フィールドを離れての再発動や、2枚目の<月光虎>を発動することで蘇生効果を再使用できます。
テーマ内では<月光彩雛>で<月光黄鼬>を墓地に送り<月光虎>の蘇生効果を使った後に、墓地の<月光黄鼬>の自己蘇生時のバウンス効果で<月光虎>を手札に戻すことで再利用ができ、後続の展開補助に一役買ってくれます。
ポイント2:新規「ムーンライト」カードの登場
今回紹介した【ムーンライト】デッキでは、新たに「DUELIST ADVANCE」に収録された新規「ムーンライト」カードを全種採用しています。今までの「ムーンライト」は攻撃特化型の効果が多く、見た目の可愛さからは想像できないほどの脳筋っぷりが売りでしたが、新規カードの登場でテーマ単体でも相手ターンに動ける妨害を備えられるようになりました。
こちらでは、新たな展開の要となる<月光金獅子>を詳しく見ていきつつ、最上級融合モンスターを融合召喚するまでの基本展開を紹介していきます。
月光金獅子
<月光金獅子>は、召喚・特殊召喚した場合、同名カード以外の「ムーンライト」モンスター1体をサーチ後、手札1枚を捨てる効果を持ちます。最終的に「ムーンライト」モンスターをサーチする着地点としては、<月光香>の墓地効果と類似していますが、こちらは効果による墓地送りになるので、<月光黄鼬>のサーチ、<月光銀狗>のリクルートに繋がります。
もちろんサーチした「ムーンライト」モンスターをそのまま捨てることができるので、手札にキーカードがそろっていない場合でも墓地効果に発展していくことも可能です。
こちらでは<月光金獅子>1枚からの既存「ムーンライト」を絡めた展開例を紹介していきます。
◆月光金獅子1枚からの「ムーンライト」展開例
- <月光金獅子>を通常召喚→<月光黄鼬>をサーチし捨てる。
- <月光黄鼬>の墓地効果で<月光舞踏会>をサーチ
- <月光舞踏会>を発動し<月光銀狗>を墓地に送る
- <月光銀狗>の墓地効果で<月光彩雛>をリクルート
- <月光彩雛>の効果コストで<月光黒羊>を墓地に送る→<月光金獅子>効果で<月光黒羊>をサルベージ
- <月光黒羊>を捨てて<融合>をサーチ
- <融合>を発動し、<月光金獅子><月光彩雛>で<月光舞香姫>を融合召喚→チェーン1.<月光舞香姫>効果で<月光香>をサーチ、チェーン2.<月光彩雛>効果で<融合>をサルベージ
- <月光香>を発動し<月光彩雛>を蘇生
- <月光彩雛>の効果コストで<月光舞獅子姫>を墓地に送り名称コピー
- 墓地の<月光黄鼬>効果で<月光舞踏会>をバウンスし自己蘇生
- <月光彩雛><月光黄鼬>で<魁炎星王-ソウコ>をエクシーズ召喚→効果で<炎舞-「天キ」>をセット
- <炎舞-「天キ」>を発動し<月光虎>をサーチ
- <月光虎>をペンデュラムスケールにセッティングし、効果で<月光銀狗>を蘇生
- <月光舞香姫>効果で<月光虎>をバウンス
- <月光舞香姫><魁炎星王-ソウコ>で<クロシープ>をリンク召喚
- <月光虎>をペンデュラムスケールにセッティングし、効果で<月光彩雛>を蘇生
- <月光彩雛>の効果コストで<月光蒼猫>を墓地に送り名称コピー
- 墓地の<月光香>を除外し<融合>を捨て、<月光狼>をサーチ
- <月光狼>ペンデュラムスケールにセッティングし、効果でフィールドの<月光彩雛>・墓地の<月光黒羊><月光舞獅子姫>を除外し<月光舞獅子神姫>を<クロシープ>のリンク先に融合召喚→<クロシープ>効果で<月光蒼猫>を蘇生
- <月光蒼猫>効果で<月光舞獅子神姫>の攻撃力を倍にする
- <クロシープ><月光狼><月光蒼猫>で<召命の神弓-アポロウーサ>をリンク召喚
このように、手札1枚から新規の最上級「ムーンライト」融合モンスター<月光舞獅子神姫>を構えつつ、<召命の神弓-アポロウーサ>による3妨害が可能です。
<月光舞香姫>の墓地効果で相手モンスターの攻撃力を自身の守備力分弱体化させつつ、邪魔な特殊召喚モンスターは<月光舞獅子神姫>の効果で一掃しての後攻ワンキルを狙います。
<月光彩雛>が除外されていることでバトルフェイズ中の相手カードの発動を封じつつ、
状況に応じて墓地の<月光銀狗>の魔法・罠発動無効効果を使い分けていくこともできるので、安定した反撃が可能になりました。
他には<おろかな副葬>で<月光小夜曲舞踊>を墓地に送ることで、手札1枚コストにはなるものの<月光金獅子>のリクルートが可能なので、安定した初動を得ることができます。
ポイント3:エクシーズモンスターによる打点強化
今回【ムーンライト】では、エクシーズモンスターを多数採用しています。【ムーンライト】デッキ自体は融合テーマですが、独自の展開力でレベル4を大量に展開できるので、ランク4エクシーズモンスターに移行しやすいテーマにもなっています。
こちらで紹介する展開例は、新規カード登場前で大いに活躍した後攻ワンキル展開になりますので、参考までに取り入れてみてください。
◆月光彩雛+月光虎、計2枚での展開例
- <月光彩雛>を通常召喚
- <月光彩雛>の効果コストで<月光黄鼬>を墓地に送る
- <月光虎>をペンデュラムスケールにセッティングし、効果で<月光黄鼬>を蘇生
- <月光彩雛><月光黄鼬>で<RR-フォース・ストリクス>をエクシーズ召喚
- <RR-フォース・ストリクス>効果で<月光黄鼬>を取り除き<RR-シンギング・レイニアス>をサーチし特殊召喚
- <RR-フォース・ストリクス><RR-シンギング・レイニアス>で<RR-ワイズ・ストリクス>をリンク召喚→<RR-ワイズ・ストリクス>効果で<BF-精鋭のゼピュロス>をリクルート
- <月光黄鼬>効果で<月光虎>を手札に戻し自己蘇生
- <BF-精鋭のゼピュロス><月光黄鼬>で<レイダーズ・ナイト>をエクシーズ召喚
- <レイダーズ・ナイト>効果で<BF-精鋭のゼピュロス>を取り除き、<アーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン>に重ねてX召喚→<RR-ワイズ・ストリクス>効果で<RUM-ソウル・シェイブ・フォース>をセット
- <RUM-ソウル・シェイブ・フォース>を発動し、蘇生した<RR-フォース・ストリクス>の上に<サイバー・ドラゴン・インフィニティ>を重ねてエクシーズ召喚
- <月光虎>をペンデュラムスケールにセッティングし、効果で<月光彩雛>を蘇生
- <月光彩雛>の効果コストで<月光翠鳥>を墓地に送る
- <BF-精鋭のゼピュロス>効果で<月光虎>を手札に戻し自己蘇生
- <月光虎>をペンデュラムスケールにセッティングし、効果で<月光翠鳥>を蘇生
- <アーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン>効果で攻撃力を最低値でも6300アップ
このように手札2枚からワンキル打点を叩き出すことが可能です。
<No.60 刻不知のデュガレス>を採用したことで、さらに打点を2倍にできるので、後続のデメリットを気にすることなく高打点で相手を蹴散らしましょう。
まとめ
【ムーンライト】デッキは、連続融合召喚からの後攻ワンキル!【ムーンライト】デッキについて、カード効果、デッキレシピ、回し方をまとめて解説しました。
テーマ外の要素を取り入れなくても、テーマ内のみの初動で安定した後攻ワンキルを狙えるようになりました。
気になる方は、ぜひ「ムーンライト」のデッキを組んでみてください。
以上、遊戯王ライターの「鳩鷺(はとさぎ)」でした。
posted 2025.04.30
こんにちは、遊々亭@遊戯王OCG担当です!
今回は4/1から4/15での販売ランキングをお届け!
どんなカードが人気だったのかをチェックしてみて下さい!
販売ランキング
10位
- <SR羅睺星辰>
- このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分の手札・デッキ・フィールドのモンスターを融合素材とし、「ドラゴンテイル」融合モンスター1体を融合召喚する。このカードの発動後、ターン終了時まで自分は融合モンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。
9位

- <URヤミー★スナッチー>
- レベル4以下の獣族・光属性モンスター1体
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが特殊召喚した場合に発動できる。手札・デッキから「ヤミー」フィールド魔法カード1枚を自分フィールドに表側表示で置く。このターン、自分はリンク3以上のLモンスターをL召喚できない。
(2):自分・相手のメインフェイズ及び相手バトルフェイズに、100LPを払って発動できる(同一チェーン上では1度まで)。「ヤミー」モンスターを含む自分フィールドのモンスターを素材としてS召喚を行う。
8位
- <SRK9-17号 “Ripper”>
- レベル5モンスター×2
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。デッキから「K9」カード1枚を手札に加える。このターンに相手がモンスターの効果を発動している場合、さらに自分のデッキ・墓地から「K9」速攻魔法カード1枚を自分フィールドにセットできる。
(2):相手が手札・墓地のモンスターの効果を発動した時、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。その効果を無効にする。
7位
- <SRロリポー☆ヤミー>
- このカード名の、(1)の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできず、(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):リンク1モンスターまたはレベル2のSモンスターが自分フィールドに存在する場合、このカードは手札から特殊召喚できる。
(2):このカードが召喚・特殊召喚した場合、相手の墓地のカード1枚を対象として発動できる。そのカードをデッキに戻す。Sモンスターの効果で特殊召喚した場合、代わりに対象のカードを除外する事もできる。
6位
- <R原石竜アナザー・ベリル>
- このカード名の(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚した場合に発動できる。デッキから「原石」魔法・罠カード1枚を自分フィールドにセットする。
(2):このカードをリリースして発動できる。デッキから通常モンスター1体を墓地へ送る。
(3):自分スタンバイフェイズに、自分のフィールドか墓地に通常モンスターが存在する場合に発動できる。墓地のこのカードを手札に加える。
5位
- <UR星辰爪竜アルザリオン>
- 「ドラゴンテイル」モンスター+手札のモンスター1体以上
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが融合召喚した場合、その融合素材とした手札のモンスターの数まで、自分・相手の、フィールド・墓地のモンスターを対象として発動できる。そのモンスターを手札に戻す。
(2):このカードが墓地に存在する状態で、モンスターが2体以上同時に墓地へ送られた場合に発動できる。このカードを特殊召喚する。この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールドから離れた場合に除外される。
4位
- <NK9-17号 イヅナ>
- このカード名の(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):相手の手札が2枚以上の場合、このカードはリリースなしで召喚できる。
(2):相手が手札・墓地のモンスターの効果を発動した自分・相手ターンのメインフェイズに発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。
(3):このカードが召喚・特殊召喚した場合に発動できる。デッキから「K9-17号 イヅナ」以外の「K9」カード1枚を墓地へ送る。
3位
- <SR星辰砲手ファイメナ>
- このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分・相手のメインフェイズに、このカードを手札から捨てて発動できる。自分の手札・フィールドのモンスターを融合素材とし、ドラゴン族・魔法使い族の融合モンスター1体を融合召喚する。
(2):このカードが融合召喚の素材となって墓地へ送られた場合に発動できる。デッキから「ドラゴンテイル」魔法・罠カード1枚を自分フィールドにセットする。
2位
- <SR星辰竜ムルル>
- このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分・相手のメインフェイズに発動できる。自分の手札・フィールドのモンスターを融合素材とし、「ドラゴンテイル」融合モンスター1体を融合召喚する。このターン、自分は融合モンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。
(2):このカードが融合召喚の素材となって墓地へ送られた場合に発動できる。デッキから「ドラゴンテイル」魔法・罠カード1枚を自分フィールドにセットする。その後、相手フィールドの表側表示モンスター1体の効果を無効にできる。
1位
- <SRK9-66a号 ヨクル>
- このカード名の(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):相手の手札が2枚以上の場合、このカードはリリースなしで召喚できる。
(2):手札のこのカードと手札のレベル5モンスター1体を相手に見せて発動できる。その2体を特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターは光属性XモンスターのX召喚の素材にできない。
(3):自分メインフェイズに発動できる。デッキから水族以外の「K9」モンスター1体を手札に加える。
今回の販売ランキングは以上になります。
次回もお楽しみに!
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posted 2025.04.29
Byメカヲタ

[DUAD] 【VS】デッキ紹介
今回は新弾「DUELIST ADVANCE」から「VS(ヴァンキッシュ・ソウル)」の紹介になります。
「VS」は格闘ゲームをモチーフとした中速ビートダウンデッキで、「手札の属性を見せる」ことによる"コマンド入力"で切り替わる効果と、「場のモンスターを手札に戻して手札から特殊召喚する」という"バトンタッチ"によって最適な盤面を維持する、コントロール寄りのテーマです。
手札に属性を抱えておく必要はあるものの、メインフェイズであればフリーチェーンのバトンタッチによって妨害を避けつつ、その場その場で最適な効果と盤面を選択して戦う様はまさにミッドレンジビートの極致ともいえます。
メインデッキに比較的高打点のモンスターも擁するためエクストラ依存度が低く、各ステータスや効果からロックによる制圧を受けづらいのも利点です。
では、新規カードの効果を見ていきます。
新規カード紹介
VS ホーリー・スー
地属性・サイキック族のモンスター。レベル5と高レベルではありますが、手札の「VS」を見せて発動し自身を特殊召喚する効果を持っています。
お互いのメインフェイズに発動できるうえ盤面の状態に依存しないため、着地狩りへのリカバリはもちろん後攻0ターン目の橋頭堡としても優秀です。
コマンド効果は、「地・闇」で一番攻撃力の低い相手モンスターのコントロール奪取、「炎・闇」でサイキック族以外の「VS」のリクルートです。
どちらの効果も強力で、コントロール奪取は単純な妨害として優秀で、選ぶ先に制約はあるものの対象を取らないため一部の耐性持ちに対しても有効。
昨今流行りの着地狩り耐性の高いデッキに対しても、対象を取らず、かつ破壊などで墓地へ送ることもなくフィールドで奪えるため高い妨害性を持ちます。
リクルート効果は表示形式や効果に制約もないためシンプルで強力な効果で、コントロール奪取が有効でない相手や地属性がない場合でも、リクルート先から異なる妨害へ繋ぐことができます。
先攻の展開要素としても、純粋にエンジンとなる<VS ラゼン>に繋ぎやすくなるのはもちろん、特殊召喚しやすい「VS」なため上級が手札に嵩張った場合でも事故回避を狙いやすくなりました。
どうしても大型が手札に溜まりやすいデッキなため、特殊召喚要員として運用しつつ場面に応じたモンスターを適宜リクルートできるのは嬉しいですね。
VS ロックス
レベル4「VS」モンスター2体以上を要求するエクシーズモンスター。正規のエクシーズ召喚はかなり要求値が高いですが、「VS」が戦闘を行ったターンに「VS」または<闘神の虚像>に重ねて出すこともできます。
エクシーズ素材をコマンドとして変わる効果があり、「闇」は相手全体の打点800デバフ、「炎」は自分の「VS」全体の打点1000バフ、「地」で素材を1つ取り、相手フィールドのカードの破壊です。
どれもあって困るものではないものの、重ねて出すには戦闘を介す都合もあるため概ね「地」で出すことになります。
素材を取るため1度きりにはなりますが対象を取らない破壊効果で、こちらもあって困らない有用な効果。
積極的に出しに行くよりは、捲りの際に戦闘を経て盤面を荒らしつつ、最後の押し込みをするような運用になりそうですね。
Start for VS!
フィールド魔法。<Stake Your Soul!>の系譜ですが、あちらと違いしっかりネームを持っているためサーチが可能です。
3つの有用な効果を持ち、1つ目は自分の「VS」と属性の異なる「VS」のサーチ。
盤面にモンスターは必要なものの毎ターンサーチが可能で、特に<VS Dr.マッドラヴ>から<VS ラゼン>に直接つながるのは革命的です。
おそらくイラストがゲームにおけるセレクト画面であり、対戦モードの対戦キャラ選択を模しているものと思われます。
2つ目の効果は「VS」が破壊される際の肩代わりで、なんとコストは『手札の「VS」を見せる』!
おそらく「ジャストガード」を模した効果ですが、破壊をほぼノーコストで免れるのは初の効果です。
3つ目の効果は自分エンド時に「VS」が2体以上いれば、「VS」罠をセットするもの。
<VS Dr.マッドラヴ>のサーチをこのカードに充てたい中でついでに罠も持って来られるのはシンプルに強く、今までの妨害を諦めないでいいのは嬉しいところ。
<闘神の虚像>は「VS」モンスターではないことには注意が必要です。
デッキレシピ
新規カードは以上。サンプルレシピですが、今回は<VS ホーリー・スー>と<VS 蛟龍>がレベル5であることに着目し、組み合わせでも単体でも強い「K9」との混成構築にしました。
属性も炎属性はないものの地属性と闇属性があり、適宜手札に持ってきやすいのも好相性です。
レシピはこちら。
VS K9
プレイヤー:プレイヤー名
モンスター
計31枚
エクストラデッキ
計15枚
展開例紹介
ミッドレンジデッキよろしく決まった展開ルートはありませんが、パターンを紹介します。VS Dr.マッドラヴ+炎属性
- <VS Dr.マッドラヴ>を召喚して<Start for VS!>をサーチ、発動して<VS ホーリー・スー>をサーチ
- <闘神の虚像>をL召喚して<VS Dr.マッドラヴ>を回収
- <VS Dr.マッドラヴ>を見せて<VS ホーリー・スー>を特殊召喚し、手札の炎・闇を見せて<VS ラゼン>をリクルート
- <VS ラゼン>で<VS ヘヴィ・ボーガー>をサーチして<VS ホーリー・スー>と入れ替えにより特殊召喚し、闇を見せて1ドロー
- エンド時に<Start for VS!>の効果で<VS 裏螺旋流雪風>をセット
相手ターンに<VS ホーリー・スー>を特殊召喚しつつリクルートすることにより、<VS ラゼン>によるサーチと縦列破壊が狙えるほか、3属性による<VS 裏螺旋流雪風>でモンスターの全破壊、サーチしてきた<VS 龍帝ヴァリウス>による破壊まで狙えます。 無効系の妨害はないものの多段階の破壊での適時妨害が可能で、手数を追加して盤面を形成する相手には効果的に刺さります。
対象を取らない破壊もあるため避けるのも難しく、耐性の無いデッキはこの盤面を突破するのは困難です。
「K9」要素を引いている場合には実質誘発としても使え、先攻では<K9-66a号 ヨクル>などから展開することで必要な属性を手札に持ちつつ<K9-17号 "Ripper">などの妨害を構えられます。
お互いに喧嘩せず補助しあえるため非常に強力です。 今回は新規テーマと強化テーマの組み合わせを紹介しました。
相方として選定した「K9」に限らず、「ジャスティス・ハンターズ」組はどれも拡張性が高く、「VS」であれば属性面からも「ドラゴンテイル」と組み合わせるのもおもしろいですね。
コントロールビートなため盤面を作ればそれで勝ち!ではなく、相手に合わせてきっちり対応することを求められるデッキですが、それだけに勝てたときの面白さは他のテーマよりも高くなっています。
ぜひ強化された「VS」で遊んでみてください。
ありがとうございました。
















































































