遊々亭攻略ブログ
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posted 2020.02.19
Byオオニシ

【京都ドラスタCS】(前編)
今回は、先月の1月25日に開催された「京都ドラスタCS」のレポートと、そのデッキ解説を簡単にしようと思います。そのデッキとは【コードトーカー】というリンクテーマで、興味が無ければ「???」となるのも無理はないですが、少しでも興味があれば軽い気持ちで読んで頂ければと思います。恐ろしいまでの前置きを、ここに設置しました。
まずはCSレポを書き連ねた上で、当日使用したデッキ解説をする形となります。
使用した構築
CSレポート

先攻を取れたものの、<G><泡影><D.D.クロウ>に阻まれ<トークバック><トランスコード><インヴァート><マスカレーナ>の盤面で終わりました。半ば諦めながら相手ターン中に「インヴァート」「マスカレーナ」で<アストラム>を立てたところ、相手も攻め手が無くアストラムを越えられなかった為に、返しで捲って勝ち。
二本目は2伏せエンドという事故を起こしてくれたため、難なくワンキルで勝ちました。

先攻を取られます。<クイック・リボルブ>が見えてデッキを把握するも、<リンクロス>と<オライオン>を絡めた「<リリーサー>付き<クラウソラス>」を出すタイプで、メイン戦は何も出来ずに負け。
二本目は先攻を取り、<泡影>を食らったものの問題無くエクストラリンクを成立させて勝ち。
三本目はまた相手の先攻ですが、投入した<ニビル>や<ドロバ>、その他の手札誘発を1枚も引けずに再び「リリーサークラウソラス」を作られた上で、<アポロウーサ>+<サベージ>も立てられて終了です。

先攻で作られた<マスカレーナ>+<ガラテア>+<バベル>に対して、<墓穴>で<ディンギルス>蘇生を弾きつつ、マスカレーナから<トポロジック・ボマー>が立てられたので<ラジエーター>で無効化してから<トランスコード><アクセスコード>でワンキルできました。
二本目は一割の気合いと九割の奇跡で<G>が通りました。ターンを渡すとリソースゲームで負けるのでワンキルして勝ち。

先攻を取れました。<デバッガー>召喚に<ヴェーラー>を貰いますが、問題無かったので<墓穴>を打たずに展開し、案の定<G>が飛んできたので(墓穴を)気持ちよく打ち込んでエクストラリンク。終わってから「転生かと思った」と言われましたが、そのブラフが【コードトーカー】最大の武器です。
二本目は<バベル>貼りつつ二伏せで、恐らく<クリマクス>もあるなと予想。
こちらは誘発が無かったものの<システム・ダウン>を握っており、囮にデバッガーを召喚するとクリマクスを使ってくれたので、そのままシステム・ダウン発動から<斬機シグマ>を特殊召喚し展開、適当に<アクセスコード>を絡めて勝ち。

「めっちゃ<ニビル>ある顔」をしたのが功を奏したのか、はたまた最初からニビルケアをするつもりだったのか、スケール<紫毒>+<エレクトラム>+<オッドアイズ・ペルソナ>+1伏せ(ほぼ確定の<時空>)の盤面でターンが返ってくる。
魔術師はとにかく時空を打たせないことを意識しているので、対象耐性が得られるリンク1+<トランスコード>を目指すも展開過程での時空&紫毒でグダらされます。
が、<ベイルリンクス>も巻き込まれたことで初手にあった<ガゼル>起動でリンク値を確保。続けて<スプラッシュ・メイジ>を出してペルソナを使わせてから、残った手札でトランスコード→蘇生→トランス下に<アクセスコード>を展開してワンキルできました。
二本目は一本目が嘘のように<ハリファイバー>時空<クロノ>等々(うろ覚え)の盤面を構えられ捲りきれずに負け。
しかしながら、三本目は普通に先攻展開で勝ち。一本目を取れたことが大きかったです。

一本目は<G>を打つも指名者で弾かれ、妨害を乗り越えようと試みるも手数が足りずに負け。
二本目は先攻を取って展開すると、誘発を1枚も受けずに勝ち。展開途中でデッキを畳み始めたのでラッキーでした。
三本目。誘発は無かったものの<システム・ダウン>を握れたので「これは勝った。負ける方がおかしい」などと油断していると、スタンバイに<魔封じ>をオープンされ天を仰ぎました。ショップの天井ですが。
何も出来ずに(明確には動けたが、<ディンギルス>蘇生や<マスカレーナ>発動を止められず意味無し)負けました。
デッキ解説
【コードトーカー】のコンセプトとしては
⚫先攻はエクストラリンクによる封殺
⚫後攻は高打点リンクモンスターによるワンキル
と非常にシンプル。
ターン制限のないサーチカード<サイバネット・コーデック>と<コード・トーカー>群を用いて、リンクモンスターを大量展開するのが基本戦術です。
ただエクストラリンクと言っても、<トロイメア・ゴブリン>や<ファイアウォール>といった強烈なモンスターは居ないため、その強度は低いように思えます。
しかし、その盤面は左のEXゾーンから<トークバック・ランサー><トランスコード><アストラム>に続いて<エクスコード><ベイルリンクス><マスカレーナ>という形のEXリンクとなっており、
・アストラムから見た左側はトランスコードの耐性付与により「対象にならず500アップ」
・反対にアストラムから見た右側はエクスコードの耐性付与により「(エクスコードを除いて)効果破壊されず500アップ」

という状態です。散らばっているものの殆どに耐性が備わっており、特に「トランスコード」「エクスコード」に挟まれたアストラムは、両方の効果によって「対象にならず効果破壊されない4000打点」となっています。
更にアストラムの存在により「EXゾーンのモンスターには攻撃不可」なので戦闘突破も難しいといえます。
そして、マスカレーナと右EXゾーンに居るベイルリンクスを素材として2枚目の「トランスコード」をEXゾーンに出せば、なんと全員が効果対象にならない状態となり「実質トロイメア・ゴブリン」です。
この戦法には「トランスコードをEXゾーンに出すためリンクマーカーが相手の場に向く」欠点がありますが、「エクスコード」の効果で右EXゾーンの前を封殺しておけるので無問題となります。
展開盤面は種類があり、上記のEXリンクに加えて
(1)イヴリース譲渡+マスカレーナ付き
(2)イヴリース譲渡(マスカレーナ無し)
(3)マスカレーナ付き(イヴリース無し)
(4)何も無し(前述の耐性のみ)
が作れ、数字が低いほど「作りたい優先度」が上がります。
<マスカレーナ>より<イヴリース>を優先するのは、マスカレーナの役割は「EXゾーンのモンスターへの除去」にチェーンして回避すること。
しかし現在は、軽い除去よりも<超融合>「壊獣」といった強烈な捲り札が多いため、それらを1枚で完封できるイヴリースの方が優れているという考えです。更には展開過程でサーチできる<転生炎獣の聖域>により、イヴリースの自爆特攻をも止められます。
イヴリース譲渡の方法はシンプルで、展開途中に<コード・ジェネレーター>で落として<スプラッシュ・メイジ>で拾うというもの。本来であれば<ドットスケーパー>を落としてリンク値を伸ばすところなので、EXリンク成立が難しそうなら素直にスケーパーを落として(3)を目指す方が良いと思います。
基本的に「リンク値の合計2」+<マイクロ・コーダー>もしくは<サイバネット・コーデック>の2枚(リンク値1+リンク値1+マイクロ・コーダーならば3枚)で最大展開へと向かえますが、(1)を目指すには<インヴァート>+「コーデック」による<デバッガー特殊召喚>+「<転生炎獣ガゼル>サーチ」と、<エクスコード>+「コーデック」による「<パラレルエクシード>をサーチ&特殊召喚」が不可欠。
なので、これらを最初に使っている、もしくは手札誘発を乗り越えるために使用した場合(<ヴェーラー>を食らったが素引きしている展開札で乗り越えたなど)、(1)を目指すには必要パーツが足りず難しいという訳です。
(4)はイヴリースもマスカレーナも絡めていない盤面ですが、手札や相手の誘発次第では起こり得ます。しかし、前述の耐性説明の通り「何も無ければ返せない」ので、どれだけ厳しくても最低限(4)の盤面だけは目指たいところですね。
採用理由(後編)に続く
posted 2020.02.19
Byオオニシ

【京都ドラスタCS】(前編)
採用理由
今回使用した構築ですが、上記の通りです。1枚ずつ軽く採用理由を書いていきます。

「リンク値2」の筆頭かつ、<マイクロ・コーダー>と併せることで<灰流うらら>ケアとなります。蘇生効果もマイクロ・コーダーを釣り上げと相互に噛み合っており、先攻・後攻問わず使いやすいのでフル投入しました。

デッキの核<サイバネット・コーデック>を持ってこれるため、有無を言わずフル投入です。後攻では、コーデック以外にも<マイニング><オプティマイズ(召喚権増加)>の選択肢があります。

マイクロ・コーダーを持ってこれます。既に握っている場合、基本的には<ガゼル>を持ってきてリンク値を増大させます。準制限なので2枚。

リンクマーカーを作るだけで<ベイゴマックス>のように運用できます。コーデックでサーチするのが基本ですが、素引きしている場合はノーコストでリンク値が2も増えるので有用です。
ただ、3枚目が働かないことから2枚採用に落ち着きました。

同じくコーデックでのサーチ要員。風属性は既にパラレルエクシードが居ますが、このように属性を散らすことで片方を素引きしても「コーデックのサーチ」が途切れないようにしています。

リンク素材になると相手モンスターの無力化。こちらはマイニングでのサーチ先として「必要なシーンで引き出す」役割となっています。
そのため展開で使うことは殆ど無いですが、マイクロ・コーダーがダブついた際に片方を召喚して「場で素材になった時の効果」で即座にリンク値となれる唯一のサーチ先なので、覚えておくと損は無いです。

基本展開での必須カードですが、マイクロコーダーと違って「コーデックありき」の存在であるため1枚採用に落ち着きました。主に<ドットスケーパー><イヴリース>のいずれかを落としてリンク値を伸ばします。

こちらも1枚採用で、シンプルに「リンク値1を場に出す」だけですが手札誘発への貫通力を増すためのカードです。
チェーンも組まないので先攻・後攻問わず「手数」の筆頭として特に強いです。

基本展開で使用する1体で、既にマイクロ・コーダーでコーデックを確保した状態から、2枚目のリンク2コード・トーカーにより「闇属性サーチ」で持ってきます。
展開途中ならば簡単に場に出せ、更に墓地効果による「リンクモンスター同士の戦闘」で莫大な打点上昇を見込めます。この存在を忘れて攻撃してくるプレイヤーも多いですが、その際には申し訳なさそうに発動したいところです。

「コード・ジェネレーター」で落とすと蘇生でき、普通に使用すればリンク値2となる強カードですが、蘇生はデュエル中に1度なので1枚採用。


デバッガーで持ってくる筆頭ですが、素引きしている場合には場のサイバース族を<ベイルリンクス>に変換しリンク素材とするだけで展開できます。
ガゼルでなくスピニーを素引きしても、ベイルリンクスを経由すれば単体でリンク値2となれ、手札から捨て→自身の効果で蘇生と繋げれば召喚権を使わず展開可能です。

扱い自体は手札から展開する「コンバーター」と同じですが、「サイバネット・マイニング」で持ってくる中では唯一、召喚権を使わず「ガラ空きの状態」からでも展開できます。

使い方は前述の通りです。

<G>を止められるため。

<抹殺の指名者>で弾くためだけに採用しています。



それぞれデッキの核となりますが、最後のオプティマイズは召喚権増加と後攻時に強い効果なので1枚採用。

マイニングの手札コストとする他、渡したイヴリースを処理するための攻撃を「攻撃対象の打点を0にする」ことで失敗させられます。
<ベイルリンクス>でサーチ可能なため1枚採用です。

リンク値2で<スプラッシュ・メイジ>を出して素材となったカードを蘇生し、スプラッシュ・メイジを<リンクロス>に変換してトークン1体だけ生成すれば、発動条件を満たしてマイクロ・コーダーをサーチできます。これにより「リンク値2」と<ワンチャン!?>の2枚でも展開可能という訳です。残ったトークンは後述する<トークバック>でリリースすることで処理。


どちらも対手札誘発の札ですが、このデッキは<無限泡影>や<ヴェーラー>といった無効系には強く、逆にGには止めどころが無いという欠点があります。なので、基本的にはGを止めるためにフル投入しています。

オルフェゴールが流行っており、主に<バベル>を除去したかった為に採用。この辺りは自由枠といえます。

先攻展開に尖らせるならサイドデッキに回しても良かったのですが、環境が【オルフェゴール】や【オルターガイスト】に固まっており、前者のバベルや後者の罠カードを剥せるためメインデッキに採用しました。

EXリンク用の蓋、トークンを変換し<トランスコード>の素材クリア、ガゼル特殊召喚のトリガー、聖域サーチと役割が非常に多いため2枚採用です。

このカードにより、使用後リンク素材となったトランスコードを蘇生することで、「リンク1」の真下に「上」「右」のリンクマーカーを作ってEXリンクへと向かいます。

「ワンチャン!?」使用の他にも、「パラレルエクシード」を発動するためのリンクマーカーを即座に作る役割があります。

「トークバック」のコストでリリースすることで、トークンを2体生み出します。これらはリンクロスと違ってリンク素材に出来るため「リンク1に変換しEXリンク成立」「<マスカレーナ>を作る」等に使います。

リンクモンスターも素材にできたら嬉しかった。

前述したイヴリースを拾う動き以外でも、一度絡めた次ターン以降にトランスコードで蘇生すれば、更に1体蘇生と芋づる式に展開できます。

展開過程でほぼ必ず2枚使用するのと、マイクロ・コーダーやコード・ジェネレーターを素材にしやすい貴重なリンク2の「コード・トーカー」であるため2枚採用です。

同じくリンク2のコード・トーカーですが、リンクマーカーが左右なので展開途中で絡めます。
主な使用方法は、メインゾーンに出して「(1)インヴァート」「(2)コーデック」とチェーンを組み、(2)でサーチしたサイバース族を(1)で展開するという形です。

前述したように先攻では蘇生効果、後攻では対象耐性&打点上昇と隙なく強いため2枚採用です。

トランスコードと同じ理由ですが、先攻展開のコーデックによるサーチを除くと「強いなぁ」と思うシーンがあまり無いため1枚採用です。

化け物です。他のデッキと違い【コードトーカー】のアクセスコードは6回破壊も簡単にできる上に、「トランスコード」の対象耐性と併用することで後攻時に無類の強さを誇ります。
更には、突如手札からの「コード・ラジエーター」をリンク素材として出すことで、事実上チェーン不可の打点0&無効化を発動できるのも強みといえます。

先攻展開で必須といえるモンスターです。リンク3+リンク1、もしくはリンク2+リンク2と組み合わせが多い為、先攻に加えて後攻でも無理なく使っていけます。
終わりに
【コードトーカー】は展開系でありながら、認知度が低いのも相まって展開パターンが把握困難である事が強みだと考えています。盤面に妨害手段こそ用意できないものの、EXリンクという「ルールによる妨害」で行動を封殺できるのも魅力です。また、手札からリンク素材という方法でリンク値を伸ばすので、動きが読みづらく手札誘発の打ちどころも難しいと思います。
特に後攻では、フィールドのみならず手札・墓地とあらゆる場所からリンク素材を用意でき、展開の自由度が非常に高いです。<アクセスコード>の登場により、今まではバトルフェイズ前の露払いが<セキュリティ・ドラゴン>程度だったのに対し、全てを破壊した上でワンキルに持ち込める捲り性能をも手に入れました。
ここで解説した事の他にも、自分のTwitterアカウントやブログでより詳しい動きや考察を載せていますので、興味のある方は是非。また、先日のYCSJではなんと【コードトーカー】が二位に入り込みました。この機会に、是非とも組んでみては如何でしょうか!
長くなりましたが、ここまで読んで頂きありがとうございました!
posted 2020.02.12
こんにちは、遊々亭@遊戯王OCG担当です!
今回はRC03で売れたカードをランキング形式でまとめました!
それではどうぞ!
販売ランキングTOP3
![]() | 第3位 |
---|---|
<SR増殖するG> | |
戦士族/効果 |
第3位は増殖するG!
今やありとあらゆるデッキに採用されているといっても過言ではないカードです。
と言うのも、相手の強力な展開に対して大量の手札で突破を狙うことが出来るようになるため、できるだけ特殊召喚回数を抑えてドローされる枚数を少なくすませたり、逆に必ず1枚引かなければならない点を利用してデッキ0枚まで引かせきったり、またそのような状況にならないようお互いに増殖するGを中心にカードの打ち合いが起こる等、デュエルに大きな影響を与える事から今では定番のカードとなっています。
今回のパックで入手難易度がぐっと下がったので、この機会に使うデッキの分は揃えておきたいですね。
![]() | 第2位 |
---|---|
<UR無限泡影> | |
通常罠 |
第2位は無限泡影!
効果無効という点で<エフェクト・ヴェーラー>に類似するカードですが、自分のターン中に発動できるため<超雷龍>などの永続効果で制圧するタイプのカードへの解答として重宝されています。罠カードなので効果モンスターの効果を無効にするカードには妨害されないのも重要です。
また、類似カードのヴェーラーとあわせて4枚以上投入することでデッキの防御力に厚みを持たせることも可能です。
これも増殖するG同様に入手が難しかったカードなので、この機会に集めておきたいですね。
![]() | 第1位 |
---|---|
<UR灰流うらら(既存イラスト)> | |
アンデット族/チューナー |
第1位は灰流うらら!
準制限カードながら、無制限カードの上記2種よりも売れています。
非常に広い効果範囲に加え、豊富なサポートを持つアンデットという種族、チューナーというカードタイプを持ち、妨害カードという枠組みを超えて多くのデッキに投入されていますね!
今回の販売ランキングは以上になります。
ではまたヾ( ´ー`)ノ
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