遊々亭攻略ブログ
遊戯王 OCG 遊々亭Blogです。
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posted 2019.11.21
こんにちは、遊々亭@遊戯王OCG担当です!
今回はDP23で売れたカードをランキング形式でまとめました!
それではどうぞ!
販売ランキングTOP3
![]() | 第3位 |
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<SRE・HERO リキッドマン> | |
戦士族/効果 |
第3位はE・HERO リキッドマン!
融合召喚の素材にすることで後続の確保に繋ぐことができ、墓地にHEROが存在する初動以降では単独で場に2枚のHEROをすぐに揃えられる事で多くの型のHEROの新戦力として注目されています。
召喚権を使わずに墓地にHEROを送っておくことができればこのカードを初動としても使うことができ、<ミラクル・フュージョン>等から<アブソルートZero>を出し、相手の動きに合わせて<マスク・チェンジ>から<アシッド>を出して相手のモンスターと魔法・罠を一掃する鉄板コンボがリキッドマンによりさらに強化されました。アブソルートZeroを出した段階でリキッドマンの(2)が発動し、マスク・チェンジやその後の妨害となるカードを引きに行ける点が優秀ですね。
![]() | 第2位 |
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<SR魂のしもべ> | |
速攻魔法 |
第2位は魂のしもべ!
ブラック・マジシャンに関連する様々なカードにアクセスする事ができ、(2)のドロー効果で1枚でもカードを引ける状態であれば(1)でデッキの上に乗せたカードをそのまま引き込むことができる実質的なサーチ魔法です。
速攻魔法なので相手ターンにも使用することができ、相手の動きに合わせて次のターンのドローを操作することも可能です。その場合、次の自分のメインフェイズですぐに(2)の効果による追加ドローが見込めるので、手札を整える点においては史上最高レベルの性能と言えます。
![]() | 第1位 |
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<SRマジシャンズ・ソウルズ> | |
魔法使い族/効果 |
第1位はマジシャンズ・ソウルズ!
不要な魔法・罠をドローに変換できる優秀な手札交換テキストに自身の特殊召喚効果が付いている事で実質的な魔法カードとして運用が可能です。
デッキにコスト用の魔法使い族を入れなければいけないためある程度デッキは絞られますが、単独で損失なくリンク数を1稼ぎ、必要に応じて手札を交換、または墓地へ送りたい魔法・罠を能動的に落とす事が出来ます。
条件が緩くなっていることからすでにSPYRALなどの他テーマに組み込まれて使用されており、今後の将来性も非常に高いです。
今回の販売ランキングは以上になります。
ではまたヾ( ´ー`)ノ
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posted 2019.11.20
By石島てん子

DPレジェンドデュエリスト編6
11月9日に発売した「デュエリストパック -レジェンドデュエリスト編6-」のカードからブロガーさん達に注目のカードをピックアップしてもらい、各カードについてコメントを頂きました!
今回は石島てん子さんに頂いたレビューを公開していきます!

ブラック・マジシャンのカテゴリのカードですが、汎用カードです。
(1)の効果はレベル6以上の魔法使いとあるので、ウィッチクラフトなどのテーマとも相性が良さそうです。
(2)の効果に関しては魔法罠を手札、フィールドから2枚墓地に送れるので、魔法使いテーマでなくても採用することができます。

<アブソルートZero>の素材になれる、優秀な効果を持った新しいHERO。
(1)の効果は<シャドー・ミスト>を蘇生するために使われることが多そうです。
(2)のドロー効果も強く、<ミラクル・フュージョン>で融合したときにも対応しているのが偉いなと思います!

1ターン目から<ジャンク・シンクロン>のお膳立てができる革命的なモンスター。
チューナーを引いていないと使えないのがネックですが、<調律>なども組み合わせれば発動条件を揃えることができるのでそんなに気にならないかなと思います。
(1)の効果でジャンク・シンクロンをサーチして、ジャンク・シンクロンの召喚成功時効果でコンバーターを蘇生させシンクロすると、コンバーターの(2)の効果でシンクロ素材になったジャンク・シンクロンを蘇生させることができるのがかなり強いです。
<源竜星-ボウテンコウ>をシンクロ召喚して展開していくのが魅力的ですが、普通に<クリスタルウィング>を目指すのもお手軽で強いと思います。

<未来皇ホープ>のエクシーズ召喚条件を整えるために登場したエクシーズモンスター。
墓地にエクシーズモンスターがいないと駄目ですが、ガガガガマジシャンの効果を使えばすぐに未来皇ホープをエクシーズ召喚できるようになります。
ガガガガマジシャンの強いところは、(2)の効果によって<未来皇ホープ-フューチャー・スラッシュ>のサポートもできるところです。
フューチャー・スラッシュの2回攻撃する効果を先に発動し、その後素材のガガガガマジシャンの効果を発動して攻撃力4000にすることで、4000の2回攻撃になるのですごいですよね!

手札交換カード。ものすごく調整された<天使の施し>。
ペンデュラムできる状況じゃなくても発動できるので、汎用カードです。
<灰流うらら>には注意ですが、墓地利用の多いデッキであれば積極的に採用してもいいんじゃないかと思います!
インフェルノイドとかどうでしょうか?
以上、石島てん子さんのDP23レビューでした。
石島てん子さん、ありがとうございました!
posted 2019.11.19
Byガリス

閃刀姫-ロゼ
今回は閃刀姫デッキにおける<ロゼ>と新規カード閃刀姫-ジークに焦点を当てて考察記事を執筆させていただきました。
「最近閃刀姫使ってないけどまた回してみたいな」という方などの助けになれば幸いと思います。
閃刀姫-ロゼ

IGNITION ASSAULTで新規として登場。
<レイ>と対になる名前・イラスト・ステータス・効果を持っています。
ご存じの通り閃刀姫デッキはライフカット(相手のライフポイントを減らす事)が遅めのデッキで、<成金ゴブリン>などを打つことも多いので1ターンでライフを削り取るよりも複数回に分けて相手のライフを落としていくゲームメイクを行います。

例えば「このターンのエンドフェイズの<シズク>が通れば次のターン<ヴァレルソード・ドラゴン>を作る動きが狙えそうだ。相手ライフを6000まで落としておきたい」「相手の手札で動かないカードが何枚かある。<抹殺の指名者>用の<ニビル>や<シャークキャノン>を警戒してチューナーの手札誘発を隠し持っているのかもしれない。4500まで落としておいて閃刀姫3体並べて次のターン殴りにいけば安全に勝てる」といったシーンがロングゲームにおいて度々現れます。
そういった時この任意かつ気軽に出せる1500打点のロゼを活用していきましょう。
単純にロゼを追加してライフを取って1500×2だったり、<レイ>を追加して元居たリンクと合わせて1500×3だったり。
もちろんリンクを活用した動きにつなぐこともあります。
例えば<ヴァレルソード・ドラゴン>のようなリンク4のモンスターを出すには、チューナーを召喚または相手から奪って<ハリファイバー>をリンクした上でなにかもう1体モンスターが必要でした。ですので<ウィドウアンカー>や<シャークキャノン>が発動できない状況下であったり、<ホーネットビット>が<強欲で貪欲な壺>などによって除外されていたりするとリンク4が狙いにくかったのですが、ロゼがここに追加出来ればこの問題は解決します。

また、相手のエクストラモンスターゾーンのカードを破壊する等して退かした場合に墓地にロゼが存在すれば自身の効果で特殊召喚が可能です。
よって<トロイメア・ユニコーン>や<ニンギルス>といったモンスターで相手のエクストラモンスターゾーンのカードを除去することが可能な場合、<エリアゼロ>の特殊召喚効果で<レイ>ではなく<ロゼ>を出しておき、その後のリンクを行って除去を行えば<アストラム>や<アンブロエール>に繋げる事ができます。
ヴァレルソード・ドラゴンを使ったワンショットキルも、従来は「<ハリファイバー>+チューナー+何かモンスター+守備表示にできるモンスター」等で行っていましたが、相手のエクストラモンスターゾーンに攻撃力1000以上のモンスターがいれば以下の手順で<エンゲージ>とチューナーの2枚からワンショットキルも可能です。
(1)<エンゲージ>を発動して<ホーネットビット>をサーチ
(2)ビットで<カガリ>をリンクし、エンゲージを回収
(3)エンゲージで<ロゼ>をサーチ
(4)カガリを別の閃刀リンクに変換し、それをトリガーにロゼを特殊召喚
(5)チューナーを召喚してハリファイバー経由でヴァレルソードをリンク
(6)1度目の攻撃でヴァレルソードの攻撃力を上げ3000のダメージ
(7)戦闘破壊をトリガーにロゼを特殊召喚、攻撃し1500のダメージ
(8)ヴァレルソードの効果でロゼを守備にし二度目の3000+攻撃した相手モンスターの攻撃力の半分のダメージ
もちろん相手の見えない妨害があったりするので後攻1ターン目からこの動きをすることはほぼありませんが、例えば現在の環境ですと「相手の場が<サンライトウルフ>単騎のみで墓地の<ベイルリンクス>を<シャークキャノン>で除外すればこの条件が満たせる」という状態が発生したりします。色々と似たような動きで応用も可能なので相手のエクストラモンスターゾーンのカードを退けれる場合は思い出していただければと思います。
また、サイドチェンジ後<原始生命態ニビル>を発動するシーンでも墓地のロゼが存在する場合ならニビルの「効果によってリリース」の範囲に相手のエクストラモンスターゾーンのカードが含まれれば墓地のロゼの効果が起動できます。

閃刀姫ですと、ニビルを投げた際自分の<シズク>もついでにリリースされ、自分の場のニビルが邪魔で閃刀術式が打てなくなり今度は相手のメインモンスターゾーンに残った巨大なトークンで困る事もありえます。
ニビルの効果をトリガーとして墓地からロゼを出してこれが生存すれば、次のターンにカガリのリンク召喚を経由して墓地の必要な閃刀魔法を回収した後、<ブルート・エンフォーサー>等のリンク2を作成することでメインモンスターゾーンを開けつつ閃刀魔法を使用して原始生命態トークンを除去しに行くことができます。
ですので、もし「<エフェクト・ヴェーラー>を持っていたが打たざるを得なく、<マルチロール>も破壊されてしまってニビルを投げた後トップでモンスターを引かないと処理が難しそうだ・・・」というような状態で墓地にロゼが居る場合は、エクストラモンスターゾーンの相手のカードをリリースに巻き込めるようにニビルを発動しましょう。
有利な状態を維持しやすくなります。
ですので、<カミナリサマー>+<超雷龍>のような盤面や、エクストラモンスターゾーンに何か+<ファンタズメイ>のような盤面の場合、エクストラモンスターゾーンのカードを倒してロゼの墓地効果を発動することで本来メタモンスターによって機能しにくくなっていた閃刀魔法を通せるようになります。
一つ例を紹介しましょう。
新規カードとして収録の情報が発表されている捕食植物ヴェルテ・アナコンダ。この効果で12月に登場する超魔導竜騎士-ドラグーン・オブ・レッドアイズを融合召喚するというコンボの流行が予測されています。
捕食植物ヴェルテ・アナコンダ 【リンクマーカー:左下/右下】 【闇属性/植物族/リンク/効果】 効果モンスター2体 このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。 (1):フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターはターン終了時まで闇属性になる。 (2):2000LPを払い、「融合」通常・速攻魔法カードまたは「フュージョン」通常・速攻魔法カード1枚をデッキから墓地へ送って発動できる。この効果は、その魔法カード発動時の効果と同じになる。 この効果の発動後、ターン終了時まで自分はモンスターを特殊召喚できない。 ATK/500 LINK-2 |
超魔導竜騎士-ドラグーン・オブ・レッドアイズ 【レベル8/闇属性/魔法使い族/融合/効果】 「ブラック・マジシャン」+「真紅眼の黒竜」またはドラゴン族の効果モンスター (1):このカードは効果の対象にならず、効果では破壊されない。 (2):自分メインフェイズに発動できる。相手フィールドのモンスター1体を選んで破壊し、その元々の攻撃力分のダメージを相手に与える。この効果は1ターン中に、このカードの融合素材とした通常モンスターの数まで使用できる。 (3):1ターンに1度、魔法・罠・モンスターの効果が発動した時、手札を1枚捨てて発動できる。その発動を無効にして破壊し、このカードの攻撃力を1000アップする。 ATK/3000 DEF/2500 |
<ハヤテ>でアナコンダに攻撃すれば良いのです。

アナコンダの攻撃力は500ですのでハヤテで戦闘破壊でき、ハヤテで<ロゼ>を落としてアナコンダの破壊をトリガーに効果を使えばドラグーンの効果はロゼで無効化できますので簡単に処理ができるようになります。
ロゼを警戒して<増援>などにドラグーンの無効効果を使えば今度は<ウィドウアンカー>等でアナコンダを奪って<ヴァレルソード・ドラゴン>のリンク素材にする等してアナコンダのデメリットで6000になっている相手のライフを一気に奪うことができますし、ハヤテやロゼに打たれた場合のアドバンテージ差は「こちらは<レイ>1枚を消費して相手のアナコンダを破壊し、ドラグーンを使用済みにさせた上そのコストの相手の手札1枚を損失させた」という相手のみ2枚以上カードを損した有利な状態になります。残りの5枚の手札で<ニンギルス>を狙いにいきましょう。墓地のアナコンダを<シャークキャノン>で蘇生するのが最も楽かと思われます。
また、耐性持ちのモンスターが2体並んでいるような状況においても、
(1)エクストラゾーンの相手リンクモンスターをニンギルスで除去
(2)墓地からロゼを蘇生しもう1体を無力化
(3)<アンブロエール>などのリンク4モンスターを使って打点突破
という動きが狙えます。
このような動きを狙う場合<マルチロール>で<エリアゼロ>から出すモンスターをロゼにしておくと良いでしょう。
他にもこの効果が活躍するマッチングがあります。閃刀姫ミラーです。
相手の墓地に<レイ>がいようと、
(1)自分の<シズク>で相手のシズクを戦闘破壊
(2)優先権は自分側にあるので、チェーン1で自分のロゼ、チェーン2で相手のレイが蘇生
(3)逆順処理にてレイが出てきたのちロゼの無効化効果をレイに適用できるため、レイが変身できない
(4)ロゼにてシズクで1500未満となっているレイを戦闘破壊
という手順で相手のシズクを楽に除去することができるようになりました。

もちろん<アフターバーナー>で相手のシズクを除去した場合などにも行える動きですし、相手の墓地にレイがいなければそのまま3000のライフを奪うことができます。 ミラーマッチにおいてロゼの採用の有無によって取れる動きに差が出るため、想定される環境であれば是非ロゼは採用しておきたい所です。
ジーク編へ続きます。