遊々亭攻略ブログ
遊戯王 OCG 遊々亭Blogです。
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posted 2020.07.21
Byメカヲタ

デッキ紹介&大会レポート「壊獣ドラグーン」【メカヲタ】
大会レポート
ミニナマコブCS
罠型コード・トーカー
後×後×
1本目、<妨げられた壊獣の眠り>など魔法カードが被ったハンドに<王宮の勅命>が直撃、<サイバネット・コンフリクト>が越えられず、返しの<トランスコード・トーカー>+<アクセスコード・トーカー>でキルされることが分かっていたため負け。
2本目、「トリックスター」カードを2枚引き、その他のハンドも<PSYフレームギア・γ>等の展開に繋がらないカードが被ってしまい、相手は知り合いで«PSYフレームギア・γ»がバレていたため«デコード・トーカー・ヒートソウル»も場にモンスターが出るまで使われず、そのまま返しで負け。
ヌメロンエルドリッチ
1本目、初手<ヌメロン・ネットワーク>から<SNo.0 ホープ・ゼアル>を出されるも、トップで引いた<PSYフレームギア・γ>を当て、その他の妨害も無かったためワンキル。
2本目、1本目と同じ盤面で返ってきて、<トリックスター・キャロベイン>、チェーン<緊急テレポート>になぜか«SNo.0ホープ・ゼアル»を使われたため«PSYフレームギア・γ»を直撃させる。<真紅眼融合>を素引しており、<鎖龍蛇-スカルデット>へ行くため<妖醒龍ラルバウール>を召喚したところに<原始生命態ニビル>を被弾。トークンを<リンク・スパイダー>に変換して殴ってエンドするも、返しに<スキルドレイン>+<黄金卿エルドリッチ>の盤面を作られて負け。
3本目、またしても«SNo.0ホープ・ゼアル»。<閃刀機-ウィドウアンカー>にチェーンされた効果を«禁じられた一滴»で無効化し突破するも«真紅眼融合»の素引きにより膠着、ターンを返す。返しのターンで«真紅眼融合»を手撃ちし、さらに返しのターンで<永久に輝けし黄金郷>によって盤面が空いたところを直接攻撃して勝利。
閃刀姫
1本目、<閃刀機-ホーネットビット>から<閃刀姫-シズク>で<閃刀起動-エンゲージ>を持ってきてエンド。«閃刀起動-エンゲージ»から入って<閃刀機-ウィドウアンカー>をサーチ、<真紅眼融合>を発動してEXゾーンに<超魔導竜騎士-ドラグーン・オブ・レッドアイズ>を融合召喚。効果で«閃刀姫-シズク»を破壊して<墓穴の指名者>«閃刀機-ウィドウアンカー»を伏せてエンド。<閃刀術式-ジャミングウェーブ>で«墓穴の指名者»を破壊されるもこれで墓地に魔法が3枚貯まり、相手は越えられず勝ち。
2本目、先攻を渡されたためノーガードエンド。«閃刀起動-エンゲージ»と<閃刀空域-エリアゼロ>からリソースを回収しつつ場を空けることで「壊獣」をケアされるも、<ライトニング・ストーム>で伏せカードを破壊し、<トーチ・ゴーレム>からワンキル。
閃刀姫
1本目、先攻を渡され、<ダーク・オカルティズム>と<トリックスター・ライトステージ>をそれぞれ発動してサーチのみ行い<墓穴の指名者>を伏せてターンエンド。<閃刀姫-レイ>召喚からバトル、ダイレクト後の«閃刀姫-レイ»効果に«墓穴の指名者»を当てる。<閃刀機関-マルチロール>と<閃刀機-ホーネットビット>から<閃刀姫-シズク>+3伏せでターンが帰ってくる。<トーチ・ゴーレム>特殊召喚から「閃刀」魔法を封じつつ展開し、<コードブレイカー・ウイルスバーサーカー>で伏せカードを破壊しつつワンキル。
2本目も先攻を渡され、«ダーク・オカルティズム»に<灰流うらら>を撃たれて素引していた<真紅眼融合>を発動しターンエンド。<星杯戦士ニンギルス>に<超魔導竜騎士-ドラグーン・オブ・レッドアイズ>を使わされ、«閃刀機-ホーネットビット»+チューナーから<アクセスコード・トーカー>に繋がれ、越えられず負け。
3本目は後攻を取り、«閃刀姫-シズク»+<閃刀機-ウィドウアンカー>が見えた状態から<多次元壊獣ラディアン>を特殊召喚。«閃刀姫-ホーネットビット»から«閃刀姫-ハヤテ»、<パラレルエクシード>、<機巧狐-宇迦之御魂稲荷>から<妖醒龍ラルバウール>で«トーチ・ゴーレム»をサーチ。4体素材の«召命の神弓-アポロウーサ»を立ててから展開しワンキル。
オルターガイスト
<ワン・フォー・ワン>で<オルターガイスト・プークエリ>、召喚した<オルターガイスト・メリュシーク>で<オルターガイスト・ヘクスティア>、回収した«オルターガイスト・プークエリ»と«オルターガイスト・ヘクスティア»で同名カードをリンク召喚し、妨害とリソースを構えられる。<トリックスター・ライトステージ>の処理後に<オルターガイスト・プロトコル>を開かれ、<オルターガイスト・マルチフェイカー>、<オルターガイスト・シルキタス>が特殊召喚。<機巧狐-宇迦之御魂稲荷>を反応させて<パラレルエクシード>を特殊召喚、«オルターガイスト・シルキタス»を<怪粉壊獣ガダーラ>で処理するも、ここで2体でリンク召喚してしまう。«パラレルエクシード»が打点2000であったため攻撃すれば«オルターガイスト・プロトコル»は越えられたものの、結果的に«トリックスター・ライトステージ»への<幽鬼うさぎ>、伏せの<神の宣告>もあり越えられず負け。
2本目、ドローフェイズの<パーソナル・スプーフィング>に<コズミック・サイクロン>、チェーンの<王宮の勅命>に2枚目の«コズミック・サイクロン»をぶつけ、«緊急テレポート»から<PSYフレームギア・γ>、手札の«機巧弧-宇迦之御魂稲荷»を特殊召喚する。<ダーク・オカルティズム>が通り<トーチ・ゴーレム>を特殊召喚、<アカシック・マジシャン>に<神の通告>を貰う。場に残った2体で<捕食植物ヴェルテ・アナコンダ>をリンク召喚し、ライフコストも合わせてジャストキル。«神の通告»がどこに当てられていても<コードブレイカー・ウイルスバーサーカー>で«捕食植物ヴェルテ・アナコンダ»前に踏めるため確実に通すことができます。実は«トーチ・ゴーレム»の召喚無効が一番痛かったり。
3本目、先攻取られ<オルターガイスト・マリオネッター>から«オルターガイスト・プロトコル»、«パーソナル・スプーフィング»も込の3伏せに<魔法族の里>を貼られ人生終了。こちらのハンドも召喚が通らなければ動けない下振れで、<閃刀姫-ロゼ>に«オルターガイスト・シルキタス»を当てられ続け負け。
ここで階段が崩れ予選終了、予選落ちとなりました。サブトーナメントも出場しましたが、対【閃刀姫】2-0、対【ドラグマ召喚獣】1-2で敗北。一定の事故と罠系統のデッキに対する弱さが浮き彫りになりました。特に«パラレルエクシード»や«機巧弧-宇迦之御魂稲荷»は動けない時に完全に役割を失ってしまう札で、パワーは高いものの高レベル故のどうしようもなさは付き纏うなと感じました。
サイドデッキからの<タイフーン>も失念しており、魔法メタが見事に直撃した試合もあります。純粋なパワー自体で見ると非常に高く、【グッドスタッフ】系列のデッキとしてはなかなか纏まっているのではないかと思います。直前になって採用した「コードブレイカー」がいい仕事をしてくれました。
実は<リンクロス>禁止の影響を受けたデッキの1つではありましたが、ある程度パワーを維持しつつ新たな展開手段も得ることができ、課題も見つかったので良かったです。使ってみたいという方や改善案がある方は、是非とも(なんとかして)ご連絡ください。
ここまでお読みくださりありがとうございました!
posted 2020.07.13
Byヨシシン

サンダードラゴンの有利不利【ヨシシン】
vs閃刀姫
しかし、<アクセスコード・トーカー>の登場によって、自分のライフが5300以下だと<ハリファイバー>から<セレーネ>に繋がるルートでアクセスコード・トーカーを出されてしまいモンスターセットではライフを守りきれなくなってしまうので前より事故っても勝てる試合は少なくなった印象です。
vs召喚ドラグマ
<フルルドリス>で超雷が効果無効にされてパニッシュメントを打たれてしまったりするので、<雷劫>や<天雷>等で先に盤面のドラグマモンスターを倒してから超雷龍を出してフルルドリスの無効にする効果を使えないようにすることを頭に入れて立ち回った方がいいと思いました。
また、攻撃力2501以上のモンスターで攻めることによってパニッシュメントで<ヌトス>や<バスタード>を墓地に落とさせないように立ち回れます。
vsヌメロン
個人的には有利とまでは言えませんが不利ではないのかなと思います。
vs転生炎獣
ヴァレルロードで超雷が取られて次のターンの墓地の融合が使えなくなってしまうのでそこは注意が必要です。
vsSPYRAL
また、自分が後攻の時もSPYRAL特有の事故でターンが返ってきたり、仮に展開が全部通っても<禁じられた一滴>で盤面を全て返せる可能性があります。
<ドローン>や<ダンディ>でデッキトップを見られた後に<雷電>の同名をサーチする効果や盤面に<雷源>、墓地に<リンクリボー>を置いておくことでデッキトップを変えることができるので、次の<ダブルヘリックス>の効果を外させることが可能なのも覚えておいて損はないと思います。
vsオルターガイスト
後攻も融合体をメインモンスターゾーンに出せるようになったことと天雷の登場でオルターガイストの妨害を以前より乗り越えやすくなりました。
最後に
ここまで読んでいただきありがとうございます。この内容は自分が調整していく中で思ったことを書いたので人によっては違うと思う部分も勿論あると思いますが、少しでも参考になったと思えてもらえれば幸いです。
posted 2020.07.03
Byメカヲタ

テーマ紹介「花札衛」後編【メカヲタ】
相性のいい魔法カード
増援
戦士の生還
貪欲な壺
闇の誘惑
終わりの始まり
名推理
ワン・フォー・ワン
シンクロキャンセル
回し方
ここからは、具体的なデッキの回し方について解説します。【花札衛】を回す上で重要になるのは、「ハンドアドバンテージ」と「ボードアドバンテージ」、そしてデッキ内の「花札衛」モンスターの比率の把握とリソースの管理です。一見難しそうですが、慣れてくると手なりで回せるようになります。
<花札衛-松->は、初回のみボードアドバンテージ+1/ハンドアドバンテージ±0になるカードで、召喚権はできるだけこのカードに割きたいところ。他のカス札はボードアドバンテージ+1/ハンドアドバンテージ-1ですが、<花札衛-柳->のみハンドアドバンテージを±0に抑えてくれます。また、<花札衛-桜->も、<花札衛-柳->を特殊召喚できることから実質的にはハンドアドバンテージ±0にしてくれます。タネ札はボードアドバンテージ±0/ハンドアドバンテージ±0の単純な入れ替え札ですが、除去が成功すると実質的にボードアドバンテージ+1となります。光札も両アドバンテージ±0ですが、カス札をドローした際にボードアドバンテージ+1/ハンドアドバンテージ-1になります。<花札衛-桜に幕->のみ、ボードアドバンテージ+1/ハンドアドバンテージ±0になります。
「花札衛」のドロー効果や<花札衛-桜->によって«花札衛-柳-»に早急にアクセスして効果を使用しつつ、アドバンテージ±0のタネ札で«花札衛-柳-»を墓地送り、2枚目の花札衛-柳-で同名をループさせてボードを伸ばしていきます。強力な魔法が絡むまで«花札衛-月花見-»を連続利用してボードとハンドを整え、引き込んだ魔法によって一気にアドバンテージを稼ぎます。<超勝負!>によって«花札衛-月花見-»や«花札衛-柳-»の蘇生に成功すれば、それだけでハンドアドバンテージが蘇生した数に比例して増えていきます。引いたカードによってはさらにボードアドバンテージも伸ばせるため、一気に高レベルシンクロに繋ぎましょう。また、場合によっては<花合わせ>を後引きすることもありうるので、状況に応じて適宜«花札衛-柳-»で墓地のカス札をデッキに戻すことも必要になります。
ある程度軌道に乗れば自然と回り続けるので、デッキ切れにならないよう注意しつつシンクロ体を並べましょう。早めに<花札衛-雨四光->を展開に絡めて墓地へ送ることで、<超勝負!>の効果を確実化することを意識します。場合によっては確実でない超勝負!を発動することにもなりますが、そこは運を天に任せましょう。
デッキレシピ
花札衛
プレイヤー:メカヲタ
モンスター
計27枚
エクストラデッキ
計15枚
サイドデッキ
計15枚
ここで、私が現在使用している構築を掲載します。
採用理由についてはカード紹介の項とほぼ同じですので、ここでは非採用としたカードの理由を解説します。
超こいこい
花積み
ワン・フォー・ワン
終わりの始まり
闇の誘惑
デッキ枚数が40枚でないのは、これ以上減らしたいカードがなく、かつ増やした2枚は初動となるカードなので問題ないとしたためです。何度か回していますが、目立った事故も少なく許容できる範囲かなと思います。そもそも100%が成し得ない、一定の事故率と戦うデッキですので...。
採用される魔法カードの種類も含めて「最適解」は存在しないデッキタイプであるため、自身の回し方に合う構築を探すことが大切です。
環境での立ち回り
対【ドラグマ】
【召喚獣】混成型の<召喚獣メルカバー>や、<エルシャドール・アプカローネ>からの<影依の偽典>による<エルシャドール・ミドラーシュ>が重く、特に<花合わせ>にチェーンして«エルシャドール・ミドラーシュ»を特殊召喚されると、そのターン何も出来ずにターンを返すことになりかねません。デッキがわかっている場合は、チェーンブロックを作らない特殊召喚によって除去を狙いつつ展開しましょう。なお、特殊召喚された«エルシャドール・ミドラーシュ»は、タネ札+<花札衛-桜に幕->2枚でしか越えられません。
対【ヌメロン】
対【オルフェゴール】
最近は罠型の構築が流行しているのもあり、後手からは<I:Pマスカレーナ>にも対処できる<ライトニング・ストーム>等を投入するのが望ましいでしょう。タネ札の効果を通して1つ1つ妨害を潰し、ワンキルするか«花札衛-猪鹿蝶-»で蓋をして返すのが理想です。
対【セフィラ】
あとは<PSYフレームギア・γ>に注意しつつ<花札衛-五光->でスケールなどを止めてしまえば勝てるかと思います。後手の場合、カウンター罠を構えられる都合上<禁じられた一滴>が有効札になり得ず、展開に«PSYフレームギア・γ»を当てて止まるよう祈るしかありません。
手札誘発への立ち回り
マストカウンターが存在せず、またデッキを知らない人が多いため、手札誘発は躱しやすいデッキです。<灰流うらら>は<花合わせ>を通すため、できるだけ他のカードに誘うようにします。特に、手札の<花札衛-桜に幕->の効果に使われた場合は儲けものです。ドヤ顔でもう一度効果を発動しましょう。チューナーに<エフェクト・ヴェーラー>や<無限泡影>を受けると展開が伸ばしづらくなるため、時には<花札衛-柳->を囮にすることも必要になるかもしれません。
また、上振れた展開の際には先に<花札衛-五光->を出しておくことで、<原始生命態ニビル>を受けたとしても<花札衛-月花見->を特殊召喚でき、<札再生>などと合わせて展開し続けることができます。この時リリースされてしまったシンクロモンスターは、<超勝負!>により盤面へ帰還させます。とはいえ、相手が妨害をどこに撃ってくるかは相手次第なため、そこはお祈りしましょう。<増殖するG>を受けた場合には、特殊召喚を繰り返してのデッキレスを狙います。経験と運が必要ですが、成功率は高めのデッキです。
サイドデッキからの戦術
<花札衛-雨四光->の耐性や<花札衛-猪鹿蝶->の効果から先攻での勝率はかなり高い割合をキープできるかと思いますが、サイドチェンジ以降では<禁じられた一滴>などの捲り札で返される可能性があります。また、このデッキは展開でリソースをほぼ消費しきるため、返された場合に捲り返すことが難しく、そういった点からもサイドデッキを組む必要があります。現在候補として考えているのが、<重力崩壊>と<コモンメンタルワールド>です。
<コモンメンタルワールド>はそもそも相手にターンを渡さず先攻ワンキルするものですが、決まると勝ちが確定する反面、早い段階でこのカードを引く必要があり、また誘発に弱いという難点があります。【罠ビート】系のデッキには<ライトニング・ストーム>や<レッド・リブート>、展開系対面の後手では<PSYフレームギア・γ>などが考えられます。いずれにせよ限りある枠なので、メインデッキの入れ替え枠を勘案しながら、自分のプレイスタイルに合わせて選択するといいでしょう。
決まった展開パターンは無く、ドローカードに応じて都度アドリブでデッキを回すため、展開するのが非常に楽しいテーマです。制約上、手札誘発や<墓穴の指名者>などの汎用カードを採用できない弱みはありますが、展開によっては<原始生命態ニビル>の踏み越えや、<増殖するG>を受けてからのデッキレスさえも可能なスペックを誇るため、ソリティア好きにはたまらないデッキです。
みなさんも運を味方につけ、レッツエンジョイ、してみませんか?