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posted 2021.11.24

Byしみずき


タイトルトップ.jpg
【デッキ紹介】デウス:ビースト
1.はじめに
お久しぶりです。しみずきです。
WELCOME BACK DIVA〜selector〜》リリースされましたね。
推しである《花代》のセンタールリグが採用されると勘違いしていた為、肩透かしを食らったという情弱エピソードがあります。

今回はディーヴァグランプリ参戦に際して使い始め、今やお気に入りのセンタールリグとなっている《デウス》デッキの最新版を紹介します。
2.デウスへの見解
本ブログで、ディーヴァセレクションの本格的なデッキ解説は今回が初になります。
ですので、まずは《デウス》に対する僕の見解から紹介します。

突然ですが《デウス》のセンタールリグ、<デウス・スリー>ってメッチャ強くないですか?
個人的にはディーセレ界で最強のルリグだと思っています。

その理由を僕なりに紐解いた結果、「ディーセレにおいて最もシグニを活かせるルリグ」だからという解釈に至りました。
これに関して<デウス・スリー>の有する能力について順に解説します。

1.ソウルによる除去の付与
ディーセレというフォーマットのシグニ群は、徹底的に多様性を抑えられている印象を受けます。
具体的には"アドも取って除去もできる"、"耐性もってて除去もできる"といった万能なシグニは一部を除いて存在しません。いたとしてもエナ効率が悪い場合が殆どです。

その点、このデウスは全てのシグニに除去能力を付与することができます。
その為、本来であればデッキのある程度の枠をアタッカー用のシグニに割かれるところを、好きに弄ることができます。
そのおかげで多種多様のシグニが採用候補に挙がり、デッキの構築の自由度が非常に高くなっています。

この点は《デウス》のデッキタイプが純粋《DXM》で組まれたものだけでなく、原子のシグニを採用しハンデスに寄せた《原子デウス》や、<聖天姫 エクシア>や<コードメイズ アントネスト>で盤面強度を増した《白デウス》などいろいろな構築の《デウス》が活躍していることからも伺えますね。

また、除去のタイミングを選ばない点も非常に優秀です。
グロウ時要求持ちルリグ(<遊月>や<ウムル>など)を引き合いに出してみましょう。
先攻時は対戦相手のパワーラインも低い為、このターンは手持ちのシグニだけで軽く除去ができたなぁ......という試合はそこそこ発生すると思います。
そのモニョリ感が無いのも、タイミングフリーのソウルによる除去の強みです。
他にもトップデックで引いた札に応じて、必要なソウルを選択できるので無駄がありません。

2.ゲーム1による任意のシグニ3枚回収
ピース1枚をコストにする代わりに、ゲームに与える恩恵は非常に大きいです。
ざっと書き出すとこんな感じ。
  • ゲームの再現性向上
  • ハンデス耐性
  • 複数枚のシグニを要求されるコンボの成立
  • 少数採用のシグニのピンポイントでの運用
順に解説すると、3枚回収を行うことで、1ターン分は狙った盤面を作ることができます。
中でも相手の盤面強度も上がり、要求が難しくなる3ターン目以降の盤面に対する最適盤面を組みやすくなります。
この点は、総ゲームターン数が少なく、各ターンの出来栄えが勝敗に直結するディーセレクションにおいては非常に優秀です。

次にハンデス耐性は言わずもがなです。
選択肢を奪うことで此方のダメージレースを遅らせる目論見をご破算にできます。

そして僕がメチャクチャ評価しているのが残りの2点です。

僕自身のカードゲームの嗜好として、"ピンポイントのメタカード"や"条件は難しいけど必殺のコンボ"みたいな相手の意表を突く行為が大好きです。
本来であれば再現性の面で諦めたりするのですが、埒外の回収効果をもつ《デウス》なら話は別。
環境に刺さってるメタカードやコンボをデッキのバランスを大きく損なう事無く搭載できてしまいます。

このようにシグニ本来の良さを徹底的に活かす姿はディーセレ界の司 英二(食劇のソ○マ)と言っても過言ではありません。
第1席なのも納得ですね。

唯一の欠点は環境最強防御の<デウスシールド>が使えない位です。
3.環境考察
次にデッキを考える上で意識した点をまとめてみました。大きく分けて3つになります。
長きに渡ってディーセレを遊んでいる皆様には当たり前の内容ばかりですが、しばしお付き合いください。
1.流行りのデッキ
WELCOME BACK DIVA〜selector〜》発売後の環境は以下のデッキが台頭している印象です。
僕が知らないだけで他にもありかもしれませんがご容赦下さい。

◎耐久デッキ
奏月の巫女 タマヨリヒメ>の盤面強度マシマシルリパンデッキ
◎ハンデスデッキ
《原子デウス》、<コード・ピルルク・xi
◎速攻・ビートデッキ
《純エクス》、《純デウス》
これ等のデッキと対等以上に渡り合える様なデッキにしたいところです。

2.パワーライン
ディーヴァセレクションにおいてデッキに搭載できる防御面数は基本的に"4"前後です。
これは、どのルリグをセンターにおいても無理なく準備できる数字でもあります。
その為、デッキとしての防御性能の差別化のカギはシグニが握っています。

シグニの持つテキストの中で最もシンプルにゲームに影響するのがパワーラインです。
僕が現環境で重要になってくると考えているパワーラインは以下の3つ。

◎5000超え
ディーセレ除去界の2大巨頭<紅将 ランスロット><紅魔 ヘラ>の除去ラインです。
その為、このパワーラインを超える事により、赤入りデッキの序盤の攻めを抑えられる可能性が出てきます。

また、ほぼ全ての点要求可能なレベル2シグニはパワー5000以下に設定されています。
凶将 カエサル><羅星 カリーナ><羅原 BP>など。
その為、"レベル2シグニで点要求する"="レベル2シグニに点要求される"というジレンマが発生します。
この辺は開発の絶妙なバランス調整が伺えますね。

◎8000超え
《NoLimit》以外が使用する<轟音の炎球>のバニッシュラインです。
このラインを超えることで、基本的にレベル2以下の攻防においてメインデッキでの除去を受けなくなります。

小装 イペタム><幻竜 クエレペ>などのレベル1除去持ちLBがバニッシュできるラインです。
環境で見かける《エクス》での採用率の高い<コードライド カモツ>もこのラインです。
このパワーラインを超えることで、これ等のLBが発動した際に被害を受けにくくなります。

◎12000超え
など他にもありそうですが、ゲームへの影響度が高いのはこのあたりでしょうか。

このラインを超える恩恵の具体例としては以下の通り。
ここは意識されることが多いパワーラインだと思います。

攻撃的/防御的なデッキを考えるにしても、この辺のラインを意識する/しないでは、ゲームを通してのダメージレースで1〜2点位の差がついてくると思います。

3.疑似防御シグニ
防御面数が少ないこのフォーマットにおいて、シグニが1点分でも防御に貢献してくればお祭り騒ぎです。
その為、盤面強度重視のデッキでは防御に貢献してくれるシグニを多面展開することで無理やり機能させてくる訳です。
それこそルリグ自身がダメージソースとなれる<奏月の巫女 タマヨリヒメ>は、シグニによる要求を捨ててでも、盤面をガチガチにしてきます。
相手の要求を遅らせて足を引っ張ることで、自分のキルターンまで引きずり込んでいる訳です。

ちょっと脱線しましたが、疑似防御になり得るシグニの代表例は以下の4系統。
これも簡単に特徴をおさらいしましょう。

◎除去耐性持ち ex.羅原姫 H2O / 羅植姫 ラベンダー / 凶天姫 ヴァルキリー
  • 基本的に相手のメインフェイズの除去には強い
  • 相手ターン中のみ/パワーマイナスで貫通など、穴がそれぞれ存在
  • だいたい《アサシン》で貫通
◎シャドウ ex.聖天姫 アークゲイン
  • 基本的に相手のターンのみ
  • 防御アシストやLBによる除去に弱い。
  • やっぱり《アサシン》で貫通
◎聖天姫 エクシア
  • 環境最強オンリーワン置き防御
  • 防御アシストやLBによる除去に弱いが生き残れば非常に厄介
  • 除去に反応して確実に1面防御になれる。
  • しかし《アサシン》で貫通
◎放置すると防御に ex.聖魔 サキュ コードメイズ アントネスト 幻水姫 シィラ
  • 普通にメインフェイズ除去に弱い
  • エクシア>と組み合わせることで真価を発揮
  • 《アサシン》に強い


この中で注目したいのが、<聖天姫 エクシア>と放置すると防御系シグニの組み合わせです。
エクシア>の弱点となる《アサシン》を<聖魔 サキュ>等がカバーしてくれます。
この為、相手の防御アシストやLBによって盤面が除去されない限りには確実に1面分の防御として機能します。
また、現在は"除去できる1面防御"+"除去できない多面防御"というアシスト構成が流行しています。
ですので、上記の盤面を2ターン以上キープできれば、それ以降は継続的に防御面数を稼いでくれます。

ディーセレクションにおける点数要求は決して安くないですし、これらの要求を超えた上に相手の防御アシストが構えています。
またこの手のデッキは<イノセント・ワンピース>によって防御手段をかさ増ししていることもあり、舐めて掛かるとガッツリ時間を稼がれてしまいます。

この点もデッキ構築をする上で意識したい点ですね。

後半に続きます。

WX販売ランキング.jpg
販売ランキング【DIVA編】

こんにちは、遊々亭WIXOSS担当です!

今回も販売ランキングをお届け致します。
どのカードが人気カードだったのか早速チェックしていきましょう(^_^)/

販売ランキング【DIVA編】TOP3
第3位
SR聖天姫 エクシア
【自】《ターン1回》:あなたのシグニが対戦相手の、能力か効果の対象になったとき、対戦相手のシグニゾーン1つを指定する。このターン、対戦相手はそのシグニゾーンにあるシグニでアタックできない。
【自】:あなたのターン終了時、あなたのすべてのシグニをアップする。
ライフバースト:どちらか1つを選ぶ。(1)対戦相手のアップ状態のシグニ1体を対象とし、それを手札に戻す。(2)カードを1枚引く。

第3位は<SR聖天姫 エクシア
シグニゾーンにあるシグニのアタックを封じる効果、終了時シグニを全てアップさせる効果を持つカードです。
置いておくだけで相手の行動を制限させる効果を持っていて非常に強力な妨害札として重宝しますね!

第2位
SRコードハート リメンバ//メモリア

【常】:対戦相手のターンの間、対戦相手の、センタールリグとシグニの【起】能力の使用コストは《無》増える。
【常】:このシグニがダウン状態であるかぎり、このシグニのパワーは+3000され、対戦相手は追加で《無》を支払わないかぎり【ガード】ができない。
【起】《ダウン》:あなたのライフクロスの一番上を見る。
ライフバースト:どちらか1つを選ぶ。(1)対戦相手のアップ状態のシグニ1体を対象とし、それを手札に戻す。(2)カードを1枚引く。

第2位は<SRコードハート リメンバ//メモリア
相手の使用コストを増やす効果、ダウン状態のときにパワーパンプとガードに追加コストを要求する効果、起動でライフトップを確認する効果を持ったカードです。
純粋にパワーが上がるので通常攻撃で突破されにくくなるカードで置いておくだけで行動に負荷をかけることができますね!

第1位
SR羅婚石 ダイヤブライド
【自】《ターン1回》:あなたの赤のシグニ1体が対戦相手の、能力か効果の対象になったとき、対戦相手は自分のエナゾーンからカード1枚を選びトラッシュに置く。
【出】手札を1枚捨てる:あなたのデッキの上からカードを2枚見る。その中からカード1枚を手札に加え、残りをトラッシュに置く。
ライフバースト:どちらか1つを選ぶ。(1)対戦相手のアップ状態のシグニ1体を対象とし、それをバニッシュする。(2)カードを1枚引く。

第1位は<SR羅婚石 ダイヤブライド
相手のエナを削る効果と手札入れ替え効果を持ったカードです。
エナを削る効果は自身含め赤のシグニが対象になったときなので赤主軸のデッキで活躍が期待できますね!




総じて、相手のエナを削ったり、行動を制限する効果が人気でしたね!
今後はどのようなカードの需要が上がっていくのでしょうか?
以上販売ランキングでした!
それでは、次回もお楽しみに(´∀`*)ノシ


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posted 2021.11.17

Byからばこ


タイトルトップ.jpg
「宇宙軸デッキから考える環境の捉え方」
ようこそ記事へ、からばこです。
「人気のあのカードについて教えて」の第4回を担当させていただきます。<ゼノ・クラスタ><ZrO2><ファラリス>につきましては、こちらで紹介していますので。合わせてどうぞ。

今日はこちらのピースになります。
10004.jpg
関連カードが続々登場し、人気はしゃかりきコロンブス。そんな「宇宙軸デッキ」について紹介します。
デッキケースの中に、愛するシグニを揃えて入れていきましょう。ごきげんいかが?

1:「宇宙軸デッキ」とは
パラダイスうちゅう>を軸にした、宇宙シグニのシナジーで戦うデッキです。
宇宙シグニの多くは、「レベル1」にちなんだ能力を持ちます。高水準な除去ができる<カリーナ>や<ドラコ>、堅牢な壁になる<カシオペヤ>などが揃いますが、これらのシグニはデッキトップを外すと何も出来ないという弱点があります。これまでは<サタン>でレベル1にしていましたが、盤面を圧迫したり、構築段階で青ルリグを採用しなければならないなど、色々と難しいのが現実でした。
ですが「CURIOSITY DIVA」で上記のピース<パラダイスうちゅう>が登場。「デッキとトラッシュのレベル3以下の宇宙シグニのレベルを能力で参照する場合、それらを1として扱っても良い」という能力を、プレイヤーがゲームを通して得ることができます。宇宙シグニが安定して能力を発揮できるうえ、プレイヤー自身が得ることからほぼ無効にもされないのが嬉しいです。同パックで<ドラコ><イクリプス>などの強力なシグニが登場したこともあり、このピースの登場以降、「宇宙軸」は急激に注目されています。まさにパラダイスですね。

パラダイスうちゅう>に発動条件はなく、メインデッキの多くを宇宙で固めれば、とりあえずデッキは成り立ちます。
問題はルリグとアシストルリグ。ピースを1枠使う上、特にレベル2以上では宇宙以外のシグニを採用しづらい関係上、どのような構成にするかは非常に重要です。宇宙シグニは全色登場していますが、白・赤・黒が大きな割合を占めているので、その3色を軸に組むことになるでしょう。

2:主要シグニ
ルリグの前に、まずは宇宙の主要シグニを紹介していきます。
各能力の解説は特別な記載がない限り、<パラダイスうちゅう>適用下を前提としています。
「デッキトップ外したら意味ないじゃん」などのツッコミはやめてね。
ドラコ
レベル3のメインアタッカー。アタックフェイズ開始時にデッキトップを5枚公開し、「6−公開されたレベル1の枚数」の分だけエナを支払えば、12000以下のシグニを焼けます。全部レベル1なら無色1エナと非常にコスパがよく、12000以下はライズ勢を除くほとんどのシグニが対象の、ディーセレ最高峰の除去性能です。
赤ルリグを採用する場合なら確実に採用されるシグニになるでしょう。<H2O><アンナ・ミラージュ>などの13000ラインは苦手。

イクリプス
こちらも強力なアタッカー。出現時にデッキトップから3枚落とし、全て1であれば無色1でマイナス10000ができます。値は<ドラコ>より低いですが、除去のタイミングや条件の違いから、異なる役割を持たせられます。
自動能力が結構重要。自身がデッキからトラッシュに送られた時、ガードを持たないレベル1のシグニを何でも回収できるため、自身や<狂騒ウリス>のデッキデスを起点に手札を整えることが出来ます。連動スペル<ムーン・バイツ>を使えばマイナスの値が上がりますし、<ムーン・バイツ>もレベル1シグニとして扱えるため、セットで採用したいですね。黒センターであれば<ドラコ>以上の仕事をしそうです。

カシオペヤ
こちらは白シグニ。アタック時の能力でパワーが15000になり、シグニシャドウを得ます。返しの相手のターンまで堅牢な壁となって立ち塞がり、次の自分のメインフェイズには除去もできるなど、タイムラグこそありますが攻撃にも役立ちます。
アタックした時に15000になるので、ダウンした<リメンバ//メモリア>や<H2O>などを踏めるのが嬉しいところ。<ドラゴ><イクリプス>らで除去できないラインは、<カシオペヤ>で倒してしまいましょう。

カリーナ
ここからは下級シグニ。アタッカーとしてまず上がるのが<カリーナ>でしょう。
アタック時に8000焼きは2ハンデスした<ZrO2>に相当。これをレベル2から飛ばせるので、<バフォメット><トキユキ>といった7000〜8000を処理できるのが最大の強みです。アタック時の除去なのでメインフェイズにエナを与えず、アシストルリグを貫通しやすいのも嬉しいところ。<ランスロット><ヘラ>のほぼ上位互換と言っていいので、赤を入れるならぜひ4枚採用したいところです。

アルファルド
アタック時に1ドロー。レベル1なら何でもいいので、<サーバント#>も加えられるのが強みです。<ハニエル>と異なりエナ消費がないのが魅力。ただパワーが1000と非常に低く、<フラガラッハ><ローメイル>などにも焼かれるのがネックですね。
青を採用せず、手札を確保する手段がなければお声がかかるかも。似た役割のシグニとしては<サシェ//メモリア>もいるので、序盤の事故はあまり起きなさそうです。

宇宙シグニは他にも、序盤の壁に<タイポ>や<レプス>、ライフバースト枠に<リンクス><タイマーボム><グロバエア>などが採用できます。ライフバースト枠のバニラシグニも一通り揃っているため、シグニ不足に悩むことは少なそうです。
またレベル1であれば、宇宙以外のシグニを採用することもできます。メインデッキの色にもよりますが<ハニエル><チョウウン><ローメイル><バフォメット>など色々揃っているので、デッキのバランスを見ながら入れていくといいでしょう。スペルも入れてもいいですが、<ムーン・バイツ>以外は宇宙シグニの能力を阻害するので要注意。
要するに「強い宇宙シグニをたくさん入れて、空いた枠に便利なレベル1と<サーバント#>を入れる」というわけですね。メインデッキを作るのは、さほど難しくないかもしれません。


宇宙シグニの特徴をまとめますと
・<ドラコ><カリーナ>など、質の良い除去が多く揃っている
・<カシオペヤ>で耐久もできる。序盤も固い白シグニを採用できる。
・<イクリプス>を入れれば安定感が上がる。

といったところでしょう。
他にも<リーブラー><オリオン>もいますので、リソースを絞る戦い方もできたりします。

要するに宇宙のシグニたちは、「面を空けてアタック」というディーヴァセレクションの基本に忠実な動きを、他シグニより上質にできるという特徴を持っています。そういう意味では使いやすく、コンスタントに3面要求を保てる、いいデッキが構築できるでしょう。
ただ「基本に忠実すぎる」という点が、かえって足を引っ張るのもまた事実。<エクシア><ダイヤブライド>に引っかかったり、バニッシュ耐性や高パワーに苦労したりと、基本を抑えているがゆえの苦労からはどうしても逃れられないんですね。優等生すぎる、というのでしょうか。
普通のデッキであればそこを複数のピースで補うのですが、宇宙デッキは<パラダイスうちゅう>が必須なので枠が足りず、何ともならない場面は出てきます。そのあたりをどうルリグやアシストで補っていくかが重要になってくるでしょう。

3:相性の良いルリグたち
主要シグニが赤・白・黒に固まっているため、この3色でルリグを構成することになると思います。
というわけで相性がよさそうなセンタールリグをずらり。

・新LION
アタック時にデッキトップを見て、レベル1ならドロー。ガードを持つシグニなら1点ダメージです。うちゅうデッキなら確実にドローができるため、青なしでも減りやすい手札を補えます。ゲーム1で1度だけ除去ができるので、要所で使える保険としても嬉しいところ。

・ユヅキ
エナ破壊に特化しており、<リーブラー>を採用する場合に相性が良いルリグ。先に<リーブラー>の起動能力を使っておき、その後<ドラコ><イクリプス>などで除去していけば、エナを与えずに盤面を空けることができます。エナを破壊するという意味では<新LOVIT>も悪くないかも。

・ウリス
ルリグ能力でデッキをトラッシュに落とせるため、<イクリプス>の回収につなげたり、<テレスコピウム>の条件を満たせるなど、何かとシナジーが多いルリグ。自身が打点につながる能力を持たない点を、宇宙シグニたちの火力でうまくフォローしたいですね。
レベル1統一はできなくなりますが、<プルソン>を入れれば苦手な<エクシア>に対抗しやすくなるのが嬉しいところ。要所でデッキトップから出てくるのはウィクロスあるあるです。

・デウス
H2O>を軸にした通称「原子デウス」(ハイドロデウスとか水デウスという名称もあるらしい)で絶賛大暴れ中のこのルリグ。宇宙軸でも<カシオペヤ>にソウルを付与すれば、強固な壁かつ強力なアタッカーに早変わり。「強い能力を持っているが点を取れないシグニにソウルを付与してアタッカーにする」という原子デウスのコンセプトを、そのまま宇宙に転用したパターンです。
エクシード3での立て直しも有効ですが、宇宙軸は<パラダイスうちゅう>でピースが1枠固定されますし、そもそも<イクリプス>などがトラッシュ回収に長けているため出番はあまりなさそうです。使うとすれば<MGD><パラダイスうちゅう>の構成でしょうか。そもそもデウスで宇宙をやる必要があるかはさておいて......。



メインデッキ+<パラダイスうちゅう>でデッキが完成しているので、ルリグやピースをどう選んでいくかがポイントになります。
通常のパワーラインのシグニであれば<ドラコ>などで十分対抗できるので、あまり考慮しなくていいと思います。下級についても火力面は<カリーナ>、耐久面は<タイポ>などがいるので、通常のデッキよりは攻撃力・防御力ともに、高めに想定していいでしょう。課題は、苦手な<エクシア>や高パワーシグニになどの仮想敵にどう対抗するかになるのではないでしょうか。

無理矢理踏み越えていくのもいいですが、<一覇一絡><ピーピング・フューチャー>などの飛び道具で詰めたり、<カシオペヤ>で踏みに行ったり、ウリスなどの硬いルリグを選ぶなどして、長期戦を視野に入れるなどの対策が考えられます。<新ムジカ>+<ノヴァ・スーパーノヴァ>で一気に吹き飛ばす、なんて荒業もできないこともありません。エナコストはさておいて。
最近は<H2O>の流行により、他のデッキも<アンナ・ミラージュ>などのパワー13000シグニの採用が目立ちつつあり、<ドラコ>一辺倒だと貫けない場面も増えてくるでしょう。宇宙軸はピース1枚を使ってメインデッキを底上げしているため、その底上げで対処できない相手にはめっぽう弱くなりがちです。アシストルリグやピースなどで、うまくフォローしてあげたいですね。

4:環境を意識したデッキ構築
セレモニーなどの大型大会に注目すると、現在の流行の中心は原子デウスです。
ハンデス性能や復帰能力の高さと、パワー13000という堅牢さ、「ソウル」による火力、<ゼノ・クラスタ><MGD>両立などスキのないデッキとなっており、関東を中心に多くの入賞が見られています。環境はこのデッキを中心に回っていくでしょう。

1つのデッキが流行すると、「そのデッキが増える」か「対抗できるデッキが生まれる」の2つの現象が発生します。
前者は置いておいて、後者として起こりうることとしては、<VJ.WOLF-STREAM>が大真面目に採用されたり、12000以上を自然に焼ける<オサギツネ>が再流行したりなど、でしょうか。原子デウスばかりに注目したデッキたちを、エクスやジョッキー勢が刈り取っていく、ということも考えられるでしょう。もしくはそれらの対策を意に介さず原子デウスが暴れ続ける、という結末でしょうか。
何にせよ大型大会を意識するのであれば、原子デウスはしっかり対策する必要があります。今回の宇宙軸デッキの解説で「13000シグニの対策がないと何もできなくなるから、飛び道具は欲しいよね」と書いたのも、そういう意識があってこそです。具体的なレシピないけど......。


カードゲームの入賞実績は数字や結果として、確固たる事実として存在します。デウスの流行はWIXOSSBOX以上に、ウィクロス公式から「トップディーヴァはデウス!」と、大々的に発表されています。セレモニーでの勝利を視野に入れてデッキを作る際は、この事実と向き合って、対策や構築を考えていきたいですね。
もちろんディーセレだけでなく、オールスターやキーセレについても同じことが言えます。統計や実績を過信しても良くないのですが、目を背けたくはないところ。「勝てねえ!」とさじを投げるのは簡単でも、負けるのは悔しいじゃないですか。

というわけで宇宙軸にも<VJ.WOLF-STREAM>入れてみたいから、強い緑宇宙、お願いします。
(宇宙が強くなるとオールスターのサシェやカーニバルも強くなるから、ぜひぜひ)

5:おわりに
というわけで<パラダイスうちゅう>から見た、宇宙軸デッキの紹介でした。
セレクターやロストレージ勢の登場で、チームに縛られない能力を持つルリグが増えることから、「種族単デッキ」が熱くなり始めています。悪魔軸の<DEVIL'S CARNIVAL>や武勇軸の<頂点布武>なども強くなっていくかもしれませんね。色々楽しみです。


ではまた次回の更新で。
そろそろ冬ごもり......。冬はね......、苦手なんですよ......。
寒いし暗いしメンタルはこじれるし......。引きこもりますか......。
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