遊々亭攻略ブログ
遊戯王ラッシュデュエル 遊々亭Blogです。
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posted 2024.04.19
Byカマクラル

磁石の戦士【カマクラル】
戦うデュエリーマンのカマクラルです。
前回はユグドラゴFの記事を執筆しましたが、いかがでしたでしょうか?
ユグドラゴF【カマクラル】
環境随一のパワーとワンキル性能を誇る強力なフュージョンデッキです!
ドローや墓地回収のサポートも豊富なので、思ったより簡単にフュージョン召喚できますね!
カード1枚毎の単体性能はやや劣るものの、組み合わせる事で威力を発揮するタイプなので、コンボ好きにはオススメのデッキです!
さて、今回は磁石の戦士を執筆いたしました!
今まで不遇だった岩石族テーマに光があたり、一気に環境級のパワーを手に入れました!
磁石の戦士は原作遊戯王にて主人公である闇遊戯が使用したモンスターであり、人気の高いテーマです!
ラッシュデュエルにおいては通常モンスターのフュージョン素材達がレジェンドカード級のスタッツを誇るため、下級同士の戦闘はかなり有利です!
また、フュージョン魔法カードを使わずにモンスター効果でフュージョン召喚できる点も強いです!
フュージョンテーマにつきものであるフュージョン魔法を引けない問題やフュージョン魔法ばかり引いてしまう手札事故を緩和できますね!
フュージョン召喚が容易な事から、最上級モンスターの採用枚数を減らす事ができ、最上級事故の確率を減らせる点も安定感の向上につながっています!
オーバーラッシュパック2で登場した新規3テーマの中では最も安定した強さを誇るテーマですね!
目次
それでは、早速観ていきましょう!1.デッキレシピ
磁石の戦士
プレイヤー:カマクラル
モンスター
計27枚
2.デッキコンセプト
「手堅い安定感」です!メインアタッカーは下級モンスター3体のフュージョン体ですが、意外と簡単にフュージョン召喚できます!
というのも、<磁石の戦士マグネット・プロトリオン>、<永久磁石の戦士α>、<永久磁石の戦士β>、<永久磁石の戦士γ>の12枚がフュージョン効果を内蔵しているからですね!
モンスターの組み合わせさえ揃えたら、すぐにフュージョン召喚できるため、素材となるモンスターは3積みが基本です。
その他、ドロー加速や墓地回収のサポートカードも充実しており、完成度の高いテーマになっています!
それでは、メインデッキ解説の方で詳しく書いていきます!
3.メインデッキ解説
【最上級モンスター】5枚
磁石の戦士マグネット・プロトリオン...3枚
レジェンド魔法カードである<闇の量産工場>のような効果を持つ最上級モンスターです!フュージョンに必要な素材のうち2枚を墓地から回収できるため、墓地さえ肥えていれば簡単にフュージョンできます!
効果も強いですが、スタッツもレジェンドカードである<ブラック・マジシャン>と同等なので優秀です!
そのため、序盤でフュージョンに繋がらない時も最低限の役割は果たしてくれるでしょう。
フュージョン召喚の核となるカードなので3積み必須です!
マグネ・シタデルポッド...2枚
岩石族デッキにおける万能除去カードです!このデッキには21枚の下級岩石族モンスターが採用されているため、リリース要員には事欠きません。
<邪影ダーク・ルーカー>のように自身の効果で使い回す事はできないものの、モンスターカードも破壊できますし、2400打点を場に残しつつ1ドローも可能です!
非常に強力な効果ではあるものの、フュージョンに絡まないサポート的な役割なので2枚の採用にとどめました。
【下級モンスター】22枚
磁石の戦士α / 磁石の戦士β / 磁石の戦士γ...各3枚
フュージョン素材となる通常モンスター達です!一昔前ならレジェンドカードに指定されるようなスタッツですが、非レジェンドカードなのでそれぞれ3積み可能です!
フュージョン素材は大いに越した事はないため、当然3枚ずつの採用で確定です!
永久磁石の戦士α / 永久磁石の戦士β / 永久磁石の戦士γ...各3枚
フュージョン素材を嵩増ししつつ、手札と場でのフュージョン効果も持っているキーカード達です!これらのカード達のおかげで各素材を6枚ずつ用意できるため、簡単にフュージョン召喚に繋げられます!
もちろん3積み必須です!
インパクター・コメット...3枚
岩石族版の<ミスティック・ディーラー>です!墓地を肥やしつつドローに繋げられるだけでなく、場に岩石族モンスター3体が居れば墓地の<磁石の戦士マグネット・プロトリオン>か<マグネ・シタデルポッド>を状況に応じて回収できます!
とにかくこのデッキは<磁石の戦士マグネット・プロトリオン>を使えば使うほど強くなるため、それを使い回せるこのカードも3枚必須です!
スナイプストーカー...1枚
レジェンドカードは自由枠なので、汎用カードを採用しました!破壊耐性を貫通できる<風帝ライザー>も考えたのですが、シナジーが無いのと、なるべく上級モンスターの採用を抑えたかったため、下級モンスターのこちらを採用しました。
現段階ではこのカードですが、遊戯王ラッシュデュエルの公式Xにて次弾に地帝グランマーグの収録が発表されました!
<インパクター・コメット>で使い回す事ができ、<リパルシブ・フォース>との相性も良いため、入れ替えるかたちになると思います。
【魔法】9枚
マグネット・サンダーチャージ...3枚
岩石族版の<七宝船>です!デッキの回転を促進するだけでも十分強いですが、<結束の戦士マグネット・バルキリオン>が場に居れば、追加効果でモンスター破壊もできます!
破壊するモンスターにはレベル制限も裏表の指定も無いため、かなり強力な除去ですね!
入れない理由を探す方が難しいカードなので3積み必須です!
マグネット・リターン...3枚
墓地の<磁石の戦士マグネット・プロトリオン>を使い回せるカードです!特に前述した<マグネット・サンダーチャージ>のコストに使った<磁石の戦士マグネット・プロトリオン>を<マグネット・リターン>で復活させれば無駄がありません!
また、<結束の戦士マグネット・バルキリオン>をフュージョン召喚しておけば、このカードで墓地から蘇生が可能ですね!
序盤は腐る可能性もありますが、引きたいカードなので3枚採用しました!
ジョインテック・ジョイント...1枚
このデッキは超高打点の突破が苦手です。墓地の種族5種類以上の<トランザム・プライム・フルアーマーノヴァ>や<カリス魔杖デス・ワンド>が装備された<セレブローズ・ラグジュアリ・マジシャンズ>などを出されると詰んでしまいます。
そのため、それらのモンスターを裏側守備表示にして突破できるよう1枚採用しました!
プライムやセレブローズ対面以外でも『守備』封じの役割が持てるため無駄にならない点も良いですね!
魔法石の採掘...1枚
状況に応じて必要な魔法カードを使い回せるように採用しました!コストはやや重たいものの、柔軟性の向上につながるため、できれば入れた方が良いと思います。
死者蘇生...1枚
<磁石の戦士マグネット・プロトリオン>やフュージョン体を使い回せるように採用しました!ドローソースが豊富なため、レジェンド枠までドロー強化しなくても良いのではと判断しました。
ただしここはプレイヤーの考えによって変わるため、他のカードと差し替えても問題ないと思います。
【罠】4枚
リパルシブ・フォース...3枚
3枚はやり過ぎな感がありますが、召喚と攻撃の双方で打てる汎用性の高い罠です!墓地のコストはやや重たいものの、永久磁石の戦士をデッキに戻して使い回すのも強いですね!
また、<磁石の騎士α>で使い回せる点も地味に強く、相手の展開や攻撃をこれで止めながらこちらの攻撃を通していく事ができます!
個人的には評価が高く、早期に墓地へ送っておきたいカードだったため3枚採用しました。
強制脱出装置...1枚
破壊耐性持ちの高打点モンスターを除去するために採用しました!このデッキには<サンセットリバース>を採用していないため、<魔法の筒>のような攻撃反応罠は割られ易いと考え、召喚反応型のこちらを優先しました!
【エクストラ】9枚
磁石の翼マグネット・バルキリオン...3枚
基本的にはこちらをフュージョン召喚する事が多いです!3000打点かつ効果破壊耐性持ちであり、手札を消費する事なく相手フィールドのカードを何でも1枚破壊できるため破格の強さです!
攻めの要となるカードなので3枚必須!
結束の戦士マグネット・バルキリオン...3枚
先攻1ターン目であればこちらを優先してフュージョン召喚します!守備力3900は簡単に突破できませんし、仮に破壊されても<マグネット・リターン>から蘇生可能だからです!
状況に応じて分離効果を使うシーンも出てくるでしょうが、<磁石の戦士マグネット・プロトリオン>を召喚できないとフュージョンには繋がりません。
<マグネ・シタデルポッド>のリリース要員を確保する役割の方が多いかもしれません。
枠が空いているため3枚採用しました。
磁石の騎士α...3枚
最上級モンスターとして見た時、スタッツは心許ないですが、<リパルシブ・フォース>を使い回す強力な回収効果を持っています!このカードのおかげで攻撃一辺倒ではなく、罠をかまえて相手にターンを渡せるのが強いですね!
素材の条件も緩くて出し易いため、使い勝手の良いモンスターです!
もちろん3枚採用しました!
4.各デッキとの相性
磁石の戦士はミッドレンジデッキに分類されます。それぞれの相性を見ていきましょう!
ビートダウン(闇魔、悪魔など) 相性:○有利
フュージョン体は最上級モンスターが突破しにくい3000打点ラインを超えており、罠による防御も兼ね備えています!デッキ内の下級モンスターの割合も高く、裏側守備表示のセット耐えも得意なので、短期決戦になりづらいです。
ターンが経てば経つほどフュージョン召喚がし易くなるため、序盤さえ凌げば勝率は高いですね。
そのため、相性は有利と判断しました!
ミッドレンジ(爬虫類、ガイアなど) 相性:○やや有利
ミッドレンジタイプはパワーが低い事が多いのですが、このデッキのメインアタッカー達は3000打点超えなので戦闘で負けにくいです!また、厄介な<七宝神-良財>も戦闘破壊できますね!
ただし、<サンセットリバース>の破壊効果耐性付与は苦手です。
相手のバックを破壊できず、罠でカウンターされる事もあるでしょう。
<サンセットリバース>の効果が切れるまで1ターン待つのも手ですが、相手にターンを渡す事で盤面を返されるリスクも高いため、攻めるか待つか判断が難しいところです。
相対的に見てパワーが高い分、こちらがやや有利と判断しました。
コンボデッキ(プライム、セレブローズなど) 相性:△五分
どちらが先にフュージョン召喚を決めて主導権を握るかの勝負になります。また、プライムであれば<アビスカイト・レイ・モノクローム>、セレブローズであれば<セレブ・リベレイション>が脅威となります!
どのデッキもバック除去が苦手なため、これらの罠をくらわない事も重要なポイントですね。
強みと弱みを比べた結果、いずれのデッキも甲乙つけ難いため、相性は五分と判断しました!
5.最後に
磁石の戦士は今回の新規3テーマの中では最もポテンシャルの高いデッキだと思います!安定感やパワーの高さはもちろん、<磁石の騎士α>が登場したという事は、これのβ版やγ版も出てくる可能性がありますね!
今後大化けする可能性もあるため、今のうちからカードを集めて、回して慣れておいた方が良いと思います!
これからも色々なデッキをご紹介していきたいと思いますので、是非とも参考にしてください!
それでは、またお会いしましょう!
カマクラルでした。
- X(旧Twitter) @yugiohbar
posted 2024.04.18
こんにちは、遊々亭@遊戯王ラッシュデュエル担当です!
今回は3/16から3/31での販売ランキングをお届け!
どんなカードが人気だったのかをチェックしてみて下さい!
販売ランキング
10位
- トランザム・プライム・アーマーノヴァ
- このカードはモンスター1体または3体をリリースして攻撃表示でアドバンス召喚できる。この方法で1体をリリースした場合、このカードの元々の攻撃力は1800になる。
【条件】なし
【永続効果】モンスター3体をリリースして召喚したこのカードの攻撃力は、[このカードを召喚する時にリリースしたモンスターの元々のレベルの合計]×100アップする。
9位
- アビスカイト・レイ・モノクローム
- 【条件】相手モンスターの攻撃宣言時に発動できる。
【効果】お互いの墓地のモンスター(レベル4以下/光属性・闇属性)を合計3体選んで持ち主のデッキに戻す。その後、攻撃してきたモンスターの攻撃力はターン終了時まで、[この効果で戻したモンスターのレベルの合計]×200ダウンする。
8位
- サンセットリバース
- 【条件】相手ターンに相手がドローした時、または自分フィールドのモンスターが相手の効果で破壊された時に発動できる。
【効果】自分の手札または自分の墓地のモンスター1体を選び、自分フィールドに裏側守備表示で特殊召喚する。その後、このカード以外の自分フィールドのカードを3枚まで選ぶ。このターン、選んだカードは相手の効果では破壊されない。
7位
- アクセルワンダー・ライト
- 【条件】デッキの一番上のカードを墓地へ送って発動できる。
【効果】自分のデッキの上からカードを4枚めくり、お互いに確認する。自分はめくったカードの中から罠カード以外のカードを2枚まで選んで墓地へ送る事ができる。残りのカードをデッキに戻す。
6位
- プライムキャット・ストライニャー
- 「プライムクロー・ガール」+モンスター(光属性)
【条件】なし
【永続効果】自分フィールドの表側表示モンスター(レベル7以上/光属性)の攻撃力は200アップし、相手の効果では破壊されない。
5位
- ニゲイター・ドラゴン
- 【条件】このカードを召喚したターンに発動できる。
【効果】自分のデッキの上からカード2枚を墓地へ送る。その後、自分の墓地に「攻撃の無力化」がある場合、相手フィールドの表側表示モンスターを3体まで選んでその攻撃力を次の相手ターン終了時まで2000ダウンできる。
4位
- ジョインテック・ジョイント
- 【条件】自分の墓地のモンスター2体をデッキに戻して発動できる。
【効果】相手フィールドのモンスター1体を選んで表側攻撃表示または裏側守備表示にする。その後、自分の手札・フィールドのモンスターを素材として墓地へ送ってモンスター(レベル9以下/地属性・闇属性/機械族)をフュージョン召喚できる。
3位
- フュージョン
- 【条件】なし
【効果】自分フィールドの表側表示モンスターを素材として墓地へ送り、フュージョン召喚する。
2位
- 無貌のカルドサック
- このカード以外の手札のモンスター(悪魔族)1体を相手に見せ、このカードは手札から自分フィールドに表側表示で特殊召喚できる。
【条件】なし
【永続効果】自分フィールドの表側表示モンスター(悪魔族)の攻撃力は300アップする。
1位
- アニマジカ・ウィッチ
- 【条件】手札の効果モンスター(レベル7・8/光属性)を2体まで相手に見せて発動できる。
【効果】自分は[この効果の条件で見せたモンスターの数]だけドローする。その後、自分は手札を[この効果でドローした数]だけ選んでデッキに戻す。
今回の販売ランキングは以上になります。
次回もお楽しみに!
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posted 2024.04.16
Byカマクラル

ユグドラゴF【カマクラル】
戦うデュエリーマンのカマクラルです。
前回はオーバーラッシュパック2のレビュー記事を執筆しましたが、いかがでしたでしょうか?
オーバーラッシュパック2 新弾カードレビュー【カマクラル】
ユグドラゴ、磁石の戦士、ラヴという新規の3テーマが登場しました!
また、ギャラクシーや楽姫などにも強化パーツが登場し、既存のテーマも強さの底上げがなされましたね!
デッキ強化もさることながら、最大の目玉である<ブラック・マジシャン・ガール>の<オーバーラッシュレア>も入っているため、何回でも剥きたくなるパックになっています!
来月からはギャラクシーカップの予選も始まりますし、今後の盛り上がりを期待させてくれる弾になったのではないでしょうか。
さて、今回はユグドラゴFを執筆いたしました!
新規3テーマの内、最もパワーが高いのがユグドラゴデッキだと思います。
マキシマム型で組む事も考えましたが、フュージョン型にする最大の利点は<デュアルスペース・ユグドラゴ>でワンキルを狙える点です!
<天帝龍樹ユグドラゴ>は4000打点と上限が決まっており、1ターンでライフを削り切る事ができません。
そのため、マキシマム召喚に成功しても決着までに2、3ターンかかってしまいます。
ラッシュデュエルにおける2、3ターンはとても長く、相手に10〜15枚のドローを許してしまうと、盤面を返されかねません。
特に昨今はカードパワーのインフレが激しいため、罠破壊耐性持ちの4000打点くらいなら、突破される可能性が高いです。
その点、<デュアルスペース・ユグドラゴ>なら3300打点の3回攻撃+貫通付与と単体で完結したスペックを誇るため、盤面解決とライフカットに長けています!
さらに横にモンスターを並べれば、ダイレクトアタックを決めてもっとライフを詰められますね!
上記の事からフュージョン型にする事に決めました。
目次
それでは、早速観ていきましょう!1.デッキレシピ
ユグドラゴF
プレイヤー:カマクラル
モンスター
計25枚
魔法
計12枚
2.デッキコンセプト
「フュージョンメイン、時々マキシマム」です!冒頭でも触れた通り、基本は<デュアルスペース・ユグドラゴ>によるワンキルを狙っていきます!
ただ、このメインデッキでは破壊以外の罠に対する耐性がありません。
フュージョン召喚に合わせて<強制脱出装置>を打たれたり、攻撃時に<魔法の筒>や<アビスカイト・レイ・モノクローム>でカウンターされるのもキツいです。
<粒子加速>や<オーバーラッシュ・ストーム>の採用も考えたのですが、<粒子加速>は<七宝神-良財>や<サンセット・リバース>で使いにくいですし、<オーバーラッシュ・ストーム>は墓地リソースを減らしてしまいます。
また、ただでさえフュージョン召喚に必要なカードやそのサポートで枠が埋まっており、追加の補助カードまで採用する余力はありません。
そのため、罠は破壊せずに踏みに行くプレイングでカバーする事にしました!
<天帝龍樹ユグドラゴ>に対して罠などのリソースを割いてくれれば、本命の<デュアルスペース・ユグドラゴ>の攻撃が通りやすくなります!
現環境で盤面に干渉してくる罠の採用はせいぜい3枚くらいだと思いますので、上記のやり方でもギリギリやれると考えています。
また、<不条理の虚孔>という防御札がある事も手助けになっていますね!
マキシマムパーツは<カオス・フェムトロン>、<スカイエンペラー・ミニオン>、<スペース・シードライバー>の回収効果にも対応しており、メインギミックとケンカする事なく採用する事が可能です!
マキシマムパーツは単体では機能しないものの、リリース要員や壁に使えば無駄にはなりませんね。
それでは、メインデッキ解説の方で詳しく書いていきます!
3.メインデッキ解説
【最上級モンスター】7枚
マルチスペース・ユグドラゴ...3枚
自身を<スペース・ユグドラゴ>名称に変えながら、墓地の<スペース・ユグドラゴ>や<天帝龍樹ユグドラゴ>のパーツを回収できる強力な効果を持ちます!特に<スペース・ユグドラゴ>を回収すれば即座にフュージョンに繋げられるため強いですね!
ただし、<ディープワーニング・フュージョン>は手札のみまたは自分フィールドのみでしかフュージョン召喚できないため、場の<マルチスペース・ユグドラゴ>と手札の<スペース・ユグドラゴ>ではフュージョン召喚できません。
回収した<スペース・ユグドラゴ>をフュージョン素材に使う場合は場に出す必要がある事は覚えておきましょう。
また、このカードが手札にある状態では<スペース・ユグドラゴ>名称ではないため、手札フュージョンの素材に使えない点には注意しましょう。
勝ち筋に関連するカードは多いに越した事は無いため、3枚採用しました。
スペース・ユグドラゴ...3枚
フュージョン素材となるモンスターです!単体でのスペックは今一つであり、コンボありきの性能になっています。
手札に<スペース・ユグドラゴ>または<マルチスペース・ユグドラゴ>がいればすぐにフュージョンに繋げられる点は優秀です!
また、墓地に送る自分フィールドのカードは何でも良いため、魔法・罠ゾーンのカードをコストに使えますし、効果を使い終わった<スペース・バドエクスプロイト>を活用するのも良いでしょう。
このカードを引かない事には始まらないため、3積み必須です!
天帝龍樹ユグドラゴ...1枚
マキシマム召喚用に1枚のみ採用しました!当初はこの枠に<シードクロトロン・ブラッセルン>を採用していました。
しかし、デッキ内の魔法・罠カードの比率が高いため、墓地からの回収効果の条件を満たせない事が目立ち、デッキから抜けていきました。
このカード自身の単体性能は低いため、デッキをフュージョン軸にするなら枚数を増やさない方が良いと思います。
【下級モンスター】18枚
カオス・フェムトロン...3枚
デッキ内のモンスターをサイバース族に縛る必要はありますが、非常に強力な効果を持つ下級モンスターです!このカードからアドバンテージを稼ぐため、ユグドラゴのマキシマムパーツを採用し、手札を増やせるようにしています!
回収効果にレベルの指定は無いため、3枚墓地へ送った中に2種類以上の守備力0のモンスターがいれば、状況に応じて好きなカードを引っ張ってこれます!
ただし、<ザ☆クローン>同様に自分の墓地にモンスターが居ない状況では効果を発動できません。
特に自分の1ターン目は<ストレンジ・アトラクター>のコストでサイバース族のモンスターを墓地に送るなどの工夫が必要になるため注意しましょう。
墓地肥やし、パーツ回収と1枚で複数の役割をこなせるため、3積み確定です!
スカイエンペラー・ミニオン...3枚
最強ジャンプ2024年5月号の付録カードです!効果はサイバース族版の<秘密捜査官ミステイク>ですね!
<スペース・ユグドラゴ>だけではサーチ先が少ないため、マキシマムパーツも採用して手札を増やし易くしました!
手札に加えなかったカードはデッキの上に好きな順番で戻すため、墓地肥やしやドローカードとの兼ね合いを見ながら、よく考えて戻す必要があります。
こちらも非常に強力なサポート効果となるため、3積み必須です!
天帝龍樹ユグドラゴ[L] / 天帝龍樹ユグドラゴ[R]...各3枚
単体性能は低いものの、<カオス・フェムトロン>と<スカイエンペラー・ミニオン>、<スペース・シードライバー>の効果に対応しているため、案外邪魔になりません。たとえステータスの低い下級モンスターであったとしても、手札を1枚増やせる事は強いです!
また、初見殺しな感はありますが、マキシマム召喚を決めれば相手は驚くでしょう。
計算を狂わせる事で本命のフュージョン召喚が通り易くなってくれれば儲けものです!
デッキ間のシナジーを強くするためにも3枚ずつ採用しました。
ただし今後、サイバース族で守備力0のサポートカードが登場したら抜けていく枠だと思います。
スペース・バドエクスプロイト...3枚
<ディープワーニング・フュージョン>を回収する強力な効果を持つ下級モンスターです!500バーンも地味に強いですね!
フュージョン召喚に絡むカードの回収は多いに越した事は無いため3枚採用しました!
スペース・シードライバー...3枚
<カオス・フェムトロン>同様にデッキ内のモンスターをサイバース族に縛る必要がありますが、強力な回収効果を持っています!<マルチスペース・ユグドラゴ>、<スペース・ユグドラゴ>の回収はもちろん、<天帝龍樹ユグドラゴ>のマキシマムパーツも回収可能です!
手札を増やせるモンスターは多いに越した事はないため3積みしました!
【魔法】12枚
ストレンジ・アトラクター...3枚
<七宝船>と<貪欲な壺>を足したような効果を持つ強力な魔法カードです!構築をサイバース族に限る必要はあるものの、十分過ぎるパワーを持っています!
序盤から手札交換できる点も強いですが、長期戦になった際にデッキを回復できる点も優秀ですね!
いつ使っても強いカードだからこそ、雑に使うのではなく、打つタイミングを選んだ方が良さそうです。
プレイヤーの技量が試されますね。
もちろん3枚確定です!
スペース・コール...3枚
強力な墓地肥やしカードです!追加効果で<スペース・ユグドラゴ>を特殊召喚できれば、1ドローのボーナスまで付いてくるためかなり強いです!
<スカイエンペラー・ミニオン>の効果で<スペース・ユグドラゴ>が見えた際、あえて手札に加えずにデッキトップにセットしておき、このカードで特殊召喚+1ドローするのも良いですね!
墓地回収の効果を持つカードを多数デッキに搭載しているため、特殊召喚に繋がらなくとも強いです。
そのため、3枚採用しました!
ディープワーニング・フュージョン...3枚
サイバース族版の<メテオフレア・フュージョン>です!<マルチスペース・ユグドラゴ>2体でフュージョン召喚するケースはほとんど無いため、大抵の場合は追加効果も使えます!
破壊するカードの種類も裏表も問わないため、かなり強力な追加効果ですね!
ただし、<七宝神-良財>やサンセット・リバースが流行っている昨今では油断は禁物です。
効果が通る場合は、<デュアルスペース・ユグドラゴ>の威力を最大限に引き出すためにも、魔法・罠ゾーンの除去に当てた方が良いと思います。
当然3積み必須です!
ジョインテック・ジョイント...1枚
このデッキの弱点は、超高打点の処理が苦手な事です。<青眼の究極竜>であれば<ディープスペース・ユグドラゴ>で突破可能ですが、5000打点超えの<トランザム・プライム・フルアーマーノヴァ>や<黒曜の魔導兵>を出されると詰んでしまいます。
それを回避するために1枚だけ採用しました。
プライムや闇魔対面以外でも、相手の裏側守備表示のモンスターを攻撃表示に変えて、戦闘ダメージを取れるのも良いですね!
魔法石の採掘...1枚
手札コストがやや重たいものの、手札を増やせるカードが多い事と、強力な魔法カードを状況に応じて引っ張ってこれるのは強いと思い採用しました。強欲な壺...1枚
当初は墓地を肥やせる<天使の施し>とどちらを採用するか迷いました。1ターン目に<天使の施し>→<カオス・フェムトロン>と繋げられたら強いのですが、それならいつ打っても強い<強欲な壺>の方が手っ取り早いと判断してこちらにしました。
手札を増やすカードが多いと言えど、手札消費が激しい事には変わりないため、アドバンテージを稼ぐカードは多いに越した事はありません。
今のところは他のカードへの差し替えは考えていません。
【罠】3枚
不条理の虚孔...2枚
サイバース族における最強の防御カードです!このカードのおかげで強気の攻めに転じれるケースも多々あります!
しかし、攻撃反応罠であるため、割られやすいのも事実です。
このデッキには<七宝神-良財>も<サンセットリバース>も採用していないため、<邪影ダーク・ルーカー>や<レジェンド・ストライク>の餌食になってしまいます。
そのため、相手がどの程度バックに干渉できるかは見極める必要がありますね。
強力なカードではありますが、展開カードを優先したため、枠の兼ね合いから2枚の採用にとどめました。
強制脱出装置...1枚
<ジョインテック・ジョイント>のところでも触れましたが、このデッキは超高打点の処理が苦手なため、受動的にも能動的にも除去できるこちらを採用しました!特に効果破壊耐性持ちのモンスターに有効な点も良いですね!
【エクストラ】6枚
ディープスペース・ユグドラゴ...3枚
基本的には<デュアルスペース・ユグドラゴ>によるワンキルを狙うため、こちらを出すケースは少ないです。ただ、<青眼の究極竜>を越える時に使えますし、採用枚数を減らす意味も無いため3枚採用しました。
デュアルスペース・ユグドラゴ...3枚
このデッキのフィニッシャーです!特に相手フィールドに3体のモンスターが居れば、貫通も付与されるため大幅にライフを削る事ができます!
3体のモンスターに攻撃した後は横に出したモンスターでダイレクトアタックを決められるため、そのターン中に勝負がつく事がほとんどですね!
マキシマム型と違って1ターンあれば決着できる点がフュージョン型の強みです!
このカードを出す時は勝負を決め切る時なので、1枚あれば十分かもしれませんが、2枚目以降が必要になる場面もありそうなので念のため3枚採用しました!
4.各デッキとの相性
ユグドラゴFはコンボデッキに分類されます。それぞれの相性を見ていきましょう!
ビートダウン(闇魔、悪魔など) 相性:○やや有利
最上級モンスターを展開してくるデッキに対しては、こちらが更なる高打点をフュージョン召喚する事で蹂躙できます!特にビートダウンデッキは罠採用が少ないため、罠対策の薄いこの構築でも渡り合えるでしょう!
また、スピード勝負でもそこまで引けを取りません!
ただし、闇魔の<黒曜の魔導兵>など、5000打点を超えるモンスターの突破は困難です。
その事を加味して、やや有利と判断しました。
ミッドレンジ(爬虫類、ガイアなど) 相性:×やや不利
このデッキには相手のバックに干渉するカードが少ないため、相手の罠の影響を受け易いです。爬虫類の<アビスカイト・レイ・モノクローム>やガイアの<迎撃するガイア>を打たれると途端にキツくなります。
そのため、この対面においてはフュージョン召喚よりもマキシマム召喚を狙った方がいいかもしれません。
罠対策を積む空き枠も無いため、相性はやや不利と判断しました。
コンボデッキ(プライム、セレブローズなど) 相性:×やや不利
やはりこのデッキは高打点の処理が苦手なため、先にフュージョン召喚を決められてしまうと分が悪くなります。プライムにせよセレブローズにせよ、擬似サーチや墓地回収のカードが多いため、思った以上に早くフュージョンを決めてきます。
手札消費の激しいこのデッキでは対策カードを積む余裕もないため、相性はやや不利と判断しました。
5.最後に
オーバーラッシュパック2で登場した新テーマの内の1つをご紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか。環境内で見てもパワーは随一ですので、豪快な攻め方が好きなプレイヤーにはマッチすると思います!
ただし、カードの発動順番を工夫したり、あえて相手の罠を踏みに行ったりするプレイングは問われるため、シンプルそうに見えて実は回すのが難しいです。
今回はあくまでもフュージョン軸という事で構築しましたが、環境によってはマキシマム軸に寄せるなど、まだまだ改良の余地がありますね!
これからも色々なデッキをご紹介していきますので、是非ともご参考にしてください!
それでは、またお会いしましょう!
カマクラルでした。
- X(旧Twitter) @yugiohbar