遊々亭攻略ブログ
遊戯王 OCG 遊々亭Blogです。
遊々亭一押しのプレイヤーさん達による攻略情報やゲームに関する様々な情報、担当のおすすめなど、遊戯王 OCGに関する情報を配信していきます。 Twitterでも情報配信中です!
posted 2022.05.05
By鳩鷺

【斬機】デッキ解説
【斬機】デッキのカード効果・デッキレシピ・回し方・相性の良いカードなどをまとめていきます。
【斬機】は、「デッキビルドパック ミスティック・ファイターズ」で登場した、サイバース族で統一された、シンクロ・エクシーズテーマです。
最新パック「パワー・オブ・ジ・エレメンツ」で、新規カードが収録されたことで話題になっています。
このページでは、「斬機」のカード効果、デッキレシピを紹介し、デッキの動かし方・回し方や、相性の良いカードをまとめて解説しました。
【斬機】デッキを作ろうとしている方は、ぜひデッキ構築の参考にしてください。
デッキレシピ
遊戯王ライター鳩鷺が考案した【斬機】デッキのサンプルデッキレシピを紹介します。モンスター26枚・魔法9枚・罠5枚の合計40枚で構築した、鳩鷺構築の純【斬機】デッキです。
デッキレシピ
純【斬機】
プレイヤー:鳩鷺
モンスター
計26枚
エクストラデッキ
計15枚
【斬機】デッキの回し方・動かし方
次は、【斬機】デッキのデッキレシピの回し方を簡単に解説していきます。【斬機】デッキを実際にどのように動かしていくのか、デュエルの参考にしてください。
【斬機】デッキは、カテゴリ・種族を活かしたサポートでエクストラモンスターの素材を確保していきます。
テーマ内でのシンクロ・エクシーズ召喚のほか、種族がサイバース族であることからリンク召喚にも貢献できます。
最終的には、エクストラモンスターによる妨害・打点の向上を図り、戦闘ダメージによる勝利を狙います。
次に【斬機】デッキで押さえておくポイントを、細かく紹介します。
ポイント1:「斬機」の基本動作
【斬機】デッキの展開を進めるにあたって、まずは特有の効果でエクストラモンスターに変換する素材を確保していきましょう。下級「斬機」モンスターは、全てレベル4・サイバース族で統一されており、レベル8・12、ランク4が自然と立ちやすいテーマになっています。
いち早く戦闘での勝利を狙うのであれば、<炎斬機ファイナルシグマ>のシンクロ召喚が優先されます。
新マスタールール以降、シンクロモンスターをメインモンスターゾーンのどこでも置けるようになりましたが、効果耐性を付与したいのであれば、なりふり構わずエクストラモンスターゾーンに置くべきでしょう。
一応、戦闘効果で破壊された際のサーチ効果も備わっていますが、カード効果耐性の前ではあまり使われないと思います。
また、エクストラモンスターゾーンにいれば相手モンスターとの戦闘で与える戦闘ダメージを倍にできます。
「斬機」カードの効果は適応されるので<斬機アディオン>でステータスを向上すれば(4000-x)の倍ダメージになるので充分ワンキル可能な打点に底上げされます。(※ xは戦闘相手の攻撃力)
(1)(2)の効果の恩恵を受けるべく、なるべくエクストラモンスターゾーンにシンクロ召喚しましょう。
こちらでは<斬機ナブラ>+特殊召喚可能な「斬機」モンスター、計2枚からの展開例を紹介します。
斬機ナブラ+特殊召喚可能な「斬機」モンスターから炎斬機ファイナルシグマまでの展開例
- <斬機ナブラ>を通常召喚
- 自身の効果で手札の「斬機」モンスターAを特殊召喚
- <斬機ナブラ>効果で「斬機」モンスターAをリリースし<斬機マルチプライヤー>をリクルート
- <斬機マルチプライヤー>効果で自身のレベルを8に変更
- <斬機ナブラ><斬機マルチプライヤー>で<炎斬機ファイナルシグマ>をシンクロ召喚
下級「斬機」のサイバース族縛りの制約も問題なく展開可能で、<斬機マルチプライヤー>の効果で攻撃力も倍になるため、窮地に立った際の逆転にお使いください。
ポイント2:サポートカードの採用
【斬機】デッキでは、種族サポートカードを採用しています。<サイバネット・マイニング>は、手札1枚をコストに下級サイバース族をサーチする効果を持ちます。
各種下級「斬機」モンスター全てにアクセスできるほか、<斬機シグマ>をコストにできれば蘇生効果につなげられます。
墓地肥やし。初動に最適な1枚なのでフル投入は確実な1枚ですね。
展開でサイバース族限定でしか展開できなくなる制約が生じるため、展開要因として「コード・トーカー」を筆頭としたサイバース族リンクモンスターが必須となります。
<スプラッシュ・メイジ><トランスコード・トーカー>の蘇生効果を活かして、リンク素材のモンスターをそのまま次のリンク素材にすることで、逆転札の<アクセスコード・トーカー>のリンク召喚も容易です。
ポイント3:新規「斬機」を介した展開
こちらでは、新規「斬機」モンスターの<斬機サーキュラー>を介した展開をまとめました。まずは<斬機サーキュラー>1枚から<炎斬機ファイナルシグマ>へのシンクロ召喚の展開例を紹介します。
斬機サーキュラー1枚から炎斬機ファイナルシグマへのシンクロ召喚の展開例
- <斬機シグマ>をコストに<斬機サーキュラー>を手札から特殊召喚
- <斬機シグマ>効果で自己蘇生→<斬機サーキュラー>効果で「斬機」魔法・罠カードサーチ
- <斬機シグマ><斬機サーキュラー>で<塊斬機ダランベルシアン>をエクシーズ召喚
- <塊斬機ダランベルシアン>効果で<斬機ナブラ>をサーチ
- <斬機ナブラ>通常召喚
- <斬機ナブラ>効果で<塊斬機ダランベルシアン>をリリースし<斬機マルチプライヤー>をリクルート。
- <斬機マルチプライヤー>効果で自身のレベルを8に変更
- <斬機ナブラ><斬機マルチプライヤー>で<炎斬機ファイナルシグマ>をエクストラモンスターゾーンにシンクロ召喚
<斬機サーキュラー>による「斬機」魔法・罠カードサーチで得られたアドバンテージに加え、<斬機ナブラ><斬機マルチプライヤー>の効果をそれぞれ添付した<炎斬機ファイナルシグマ>をフィールドに確保できる点は優秀です。
また、先攻での妨害展開も<斬機サーキュラー>1枚から行えるようになりました。
斬機サーキュラー1枚からの妨害展開例
- <斬機シグマ>をコストに<斬機サーキュラー>を手札から特殊召喚
- <斬機シグマ>効果で自己蘇生→<斬機サーキュラー>効果で<斬機方程式>をサーチ
- <斬機サーキュラー>で<リンク・ディサイプル>をリンク召喚
- <斬機方程式>で<斬機サーキュラー>蘇生
- <斬機サーキュラー>で<リンク・ディヴォーティー>をリンク召喚
- <リンク・ディサイプル>効果で<リンク・ディヴォーティー>をリリースして手札交換→<リンク・ディヴォーティー>効果で「リンクトークン」2体生成
- <リンク・ディサイプル>「リンクトークン」で<サイバース・ウィキッド>をリンク召喚
- 「リンクトークン」で<転生炎獣ベイルリンクス>をリンク召喚→<サイバース・ウィキッド>で<斬機ダイア>、<転生炎獣ベイルリンクス>で<転生炎獣の聖域>をそれぞれサーチ
- <斬機ダイア>通常召喚→<斬機ダイア>効果で<斬機サーキュラー>蘇生
- <斬機ダイア><斬機シグマ>で<塊斬機ダランベルシアン>をエクシーズ召喚→<塊斬機ダランベルシアン>効果で<斬機超階乗>をサーチ
- <塊斬機ダランベルシアン>効果で<転生炎獣ベイルリンクス>をリリースして<斬機ダイア>蘇生
- <斬機サーキュラー><斬機ダイア>で<I:Pマスカレーナ>をリンク召喚
返しのターンに再度蘇生してランク4につなげて逆転していきましょう。
まとめ
【斬機】デッキは、新規カードを介して優位にエクストラ展開!【斬機】デッキについて、カード効果、デッキレシピ、回し方をまとめて解説しました。
コストで墓地送りが可能な新規カードの登場で、打点面・妨害布陣ともにより一層強力な展開が可能となりました。
【サイバース族】デッキの展開要因として<斬機シグマ><斬機サーキュラー>を出張させるのも面白そうですね。
気になる方は、ぜひ「斬機」のデッキを組んでみてください。
以上、遊戯王ライターの「鳩鷺(はとさぎ)」でした。
posted 2022.04.28
By鳩鷺

【軍貫】デッキ解説
【軍貫】は、「ドーン・オブ・マジェスティ」で登場した、炎属性・水族で統一されたエクシーズテーマです。
最新パック「パワー・オブ・ジ・エレメンツ」に、新規カードが収録されたことで話題になっています。
このページでは、「軍貫」のカード効果、デッキレシピを紹介し、デッキの動かし方・回し方や、相性の良いカードをまとめて解説しました。
【軍貫】デッキを作ろうとしている方は、ぜひデッキ構築の参考にしてください。
デッキレシピ
モンスター25枚・魔法13枚・罠2枚の合計40枚で構築した、鳩鷺構築の純【軍貫】デッキです。軍貫
プレイヤー:鳩鷺
モンスター
計25枚
エクストラデッキ
計15枚
【軍貫】デッキの回し方・動かし方
次は、【軍貫】デッキのデッキレシピの回し方を簡単に解説していきます。【軍貫】デッキを実際にどのように動かしていくのか、デュエルの参考にしてください。
【軍貫】デッキは、独自の展開で同レベルのモンスターを複数体展開し、ランク4・5につなげていきます。
エクシーズ素材に「軍貫」縛りもありませんし、そろえたネタの数だけ自由に同ランクのエクシーズへと変換できます。
最終的には、高打点のエクシーズモンスターによる戦闘ダメージによる勝利を狙います。
次に【軍貫】デッキで押さえておくポイントを、細かく紹介します。
ポイント1:「軍貫」の基本動作
【軍貫】デッキの展開を進めるにあたって、まずは特有の効果でエクシーズ素材を確保していきましょう。基本的な動きとして、下級バニラモンスターである<しゃりの軍貫>を軸に、各寿司ネタで展開をサポートしていく動きになります。
<いくらの軍貫>...デッキトップ3枚中の<しゃりの軍貫>1体を特殊召喚かサーチ
<しらうおの軍貫>...手札から「軍貫」モンスターを特殊召喚しデッキ、墓地の<しゃりの軍貫>をデッキトップに置く
<うにの軍貫>...「軍貫」カードを公開して手札から特殊召喚
<いくらの軍貫><しらうおの軍貫>は共に<しゃりの軍貫>がフィールド存在すれば特殊召喚できます。
<しゃりの軍貫><いくらの軍貫><しらうおの軍貫>3枚を握っている状態なら
<しゃりの軍貫>通常召喚→<しらうおの軍貫>を特殊召喚しつつデッキトップ操作→<いくらの軍貫>を特殊召喚しデッキトップの<しゃりの軍貫>をリクルート
という流れで展開できるのでランク4エクシーズモンスターを2体並べることも可能です。
手札消費が激しいですが、<しゃりの軍貫>を素材にした「軍貫」エクシーズモンスターは1ドローできる共通効果を添付できるので、手札補充も抜かりありません。
展開後の規制にエクシーズ縛りもないので、そのままリンク4モンスターに移行することもでき、状況に応じた変換先で柔軟に対応できます。
また<うにの軍貫>によるレベル調整が可能なので、ランク5エクシーズモンスターも視野に入ります。
<超弩級軍貫-うに型二番艦>は唯一の効果無効系効果を有しているので、<うにの軍貫>を素材にした際の追加効果による直接攻撃で安定して<天霆號アーゼウス>につなげられる利点があります。
ポイント2:各種サポートカードの採用
【軍貫】デッキでは、<しゃりの軍貫>の各面に対応したサポートカードを多数採用しています。<軍貫処『海せん』>は「軍貫」モンスターの召喚・特殊召喚成功時に「軍貫」カードをデッキトップに置く効果を持ちます。
置ける範囲は「軍貫」カードと幅広く次ターンに確保したいカードを下準備できるほか、<いくらの軍貫>の召喚・特殊召喚をトリガーに発動することで確実にリクルートorサーチが行えます。
バーン効果は墓地に送られたモンスターの守備力が反映されるので、期待するほどの火力はありません。
それでも本来<しゃりの軍貫>とレベル・ランクが一致しない<超弩級軍貫-うに型二番艦>も問題なくエクシーズ召喚できるので、そのまま1ドローしつつ高打点の壁が立ちます。
<レスキューラビット>ではデッキから直接<しゃりの軍貫>を2体出せますし、<予想GUY>からは召喚権を消費することなく安定した初動につながります。
<しゃりの軍貫>を1体でも出せれば後続の「軍貫」を展開できるので、<召喚僧サモンプリースト>によるリクルートギミックも併せて採用しました。
ポイント3:新規「軍貫」カードの登場による変更点
こちらでは、新規「軍貫」カードの登場による変更点を紹介します。まずは単純に<しゃりの軍貫>の代用カードが増えた点。
<赤しゃりの軍貫>がフィールドで<しゃりの軍貫>扱いになるので、他の「軍貫」効果モンスターの展開を助長してくれます。
<赤しゃりの軍貫>自身も、手札の<しゃりの軍貫>を公開する事で手札から特殊召喚でき、その場でエクシーズ召喚することも可能です。
こちらでは、<赤しゃりの軍貫><しゃりの軍貫><しらうおの軍貫><いくらの軍貫>と下級「軍貫」4枚を握っていた状態からの展開例を紹介します。
下級「軍貫」4枚枚からの展開例
- 手札の<しゃりの軍貫>を見せて<赤しゃりの軍貫>を特殊召喚
- 手札から<しらうおの軍貫>を特殊召喚→デッキの<しゃりの軍貫>をデッキトップに置く
- 手札から<いくらの軍貫>を特殊召喚→<いくらの軍貫>効果でデッキトップをめくり<しゃりの軍貫>をリクルート
- <しゃりの軍貫><しらうおの軍貫>で<空母軍貫-しらうお型特務艦>をエクシーズ召喚→<空母軍貫-しらうお型特務艦>効果で1ドロー&「軍貫」魔法・罠カード1枚サーチ
- <赤しゃりの軍貫><いくらの軍貫>で<弩級軍貫-いくら型一番艦>をエクシーズ召喚→<弩級軍貫-いくら型一番艦>効果で1ドロー
- <空母軍貫-しらうお型特務艦><弩級軍貫-いくら型一番艦>で<FNo.0 未来皇ホープ>エクシーズ召喚しその上に<FNo.0 未来龍皇ホープ>を重ねる
激しい手札消費を伴いますが、3枚は確保できるので後続の展開も手札次第では問題なく行えます。
<赤しゃりの軍貫>は、手札・デッキ・フィールド・墓地でカード名を<しゃりの軍貫>として扱い、簡単に言えば除外された時とき以外は<しゃりの軍貫>です。
<赤しゃりの軍貫>を素材にして特殊召喚した「軍貫」エクシーズモンスターは、<しゃりの軍貫>を素材とした場合のドロー効果を適用できるようなので、安心してエクシーズ展開に活かしていきましょう。
また、<赤しゃりの軍貫>はデッキで<しゃりの軍貫>扱いとなる点を活かし、<貪欲な壺>で<しゃりの軍貫>を墓地に送ることで<赤しゃりの軍貫>サーチでき、安定した初動につなげることもできます。
まとめ
【軍貫】デッキは、豊富なネタをふんだんに盛り込みエクシーズ展開!【軍貫】デッキについて、カード効果、デッキレシピ、回し方をまとめて解説しました。
新鮮なネタ以外にもシャリ部分にも調整が加わったことで、よりテーマ内での構築がしやすくなりました。
ランク4エクシーズモンスターに関しては自由枠なので、<No.41 泥睡魔獣バグースカ>などの妨害札でより強固な布陣に構築してみるのもいいでしょう。
気になる方は、ぜひ「軍貫」のデッキを組んでみてください。
以上、遊戯王ライターの「鳩鷺(はとさぎ)」でした。
posted 2022.04.27
Byメカヲタ

【軍貫】テーマ解説
今日は「POWER OF THE ELEMENTS」で強化された【軍貫】について解説したいと思います。
新規カードだけでなく、既存のカードも含めた効果解説をするので、これで【軍貫】の回し方はバッチリ!
では早速見ていきましょう。
「軍貫」は炎属性水族で統一された「寿司」をモチーフとするテーマで、「しゃり」と「ネタ」を重ねてエクシーズ召喚することで戦っていきます。属するモンスターはレベル4とレベル5があり、エクシーズモンスターはその素材としたモンスターによって効果を得ていくデザインになっています。
個別カード紹介
![]() | しゃりの軍貫 「軍貫」の中核をなす通常モンスターで、メインデッキに入るモンスターとしては最大となる2000の攻撃力を持ちます。 通常モンスター故にサポートは豊富で、いかにこのカードを「握る」かがこのデッキの肝になります。 |
![]() | いくらの軍貫 レベル4のモンスターで、<しゃりの軍貫>が場にいるとチェーンブロックに乗らずに特殊召喚できます。 また、デッキトップを3枚めくり、その中から<しゃりの軍貫>1枚を特殊召喚するか手札に加える効果を持ちます。 不安定ではあるものの一応アドバンテージを得られる効果で、うまくいけばそのままエクシーズ召喚まで繋ぐことができます。 後述するフィールド魔法と併せて確実性を高めたいところ。 |
![]() | しらうおの軍貫 レベル4で、こちらは発動型ではあるものの<しゃりの軍貫>がエクシーズ素材であっても特殊召喚できます。 また、手札から「軍貫」モンスターを特殊召喚する効果も持つので、確実にエクシーズ召喚に繋ぐことができます。 この効果を使用するとデッキトップに<しゃりの軍貫>を置くことができるので、<いくらの軍貫>の効果の補助や、ドローで<しゃりの軍貫>を手札に引くことができるようになります。 |
![]() | うにの軍貫 「軍貫」唯一のレベル5モンスター。 手札から「軍貫」カードを見せて特殊召喚できますが、<しゃりの軍貫>以外を見せるとデッキボトムに戻してしまうので、可能な限り<しゃりの軍貫>を見せて発動したいところ。 場の「軍貫」モンスターのレベルを変動させることができ、ランク5に繋ぐことができますが、自身を対象としてレベル4にすることで後半の<しゃりの軍貫>サーチに繋ぐこともできるので、手札に応じてレベルの変更先を使い分けていきましょう。 |
![]() | 弩級軍貫-いくら型一番艦 ランク4のモンスターです。 「軍貫」エクシーズモンスターの共通効果として、エクシーズ召喚成功時に「しゃりの軍貫」が素材であれば1枚ドロー、自身の名称と同様のメインモンスターを素材とすれば固有の効果というものがあり、このカードは<いくらの軍貫>を素材とすれば2回攻撃を得ることができます。 攻撃力は2200とランク4としては月並みな値ですが、もうひとつの効果で盤面を空けた時に連続攻撃ができれば、大きくライフを削ることができます。 そのもうひとつの効果は、エクストラデッキから特殊召喚された「軍貫」が戦闘ダメージを与えた時に、相手フィールドのカードを破壊するというものです。 戦闘を介するため遅いことは否めませんが、貴重な除去能力なため積極的に活用していきましょう。 |
![]() | 空母軍貫-しらうお型特務艦 ランク4で、<しらうおの軍貫>を素材とすると「軍貫」魔法罠をサーチできます。 召喚時効果で手札を2枚増やせるため、優先的に召喚を狙いたいモンスターです。 もうひとつの効果で、フィールドゾーンに表側表示でカードがあるとエクストラデッキから特殊召喚された「軍貫」の強化と、効果破壊耐性の付与を行います。 強化値は守備力分と微々たるものですが、攻撃力がそれほど高くない「軍貫」にとってはありがたい効果です。 |
![]() | 超弩級軍貫-うに型二番艦 ランク5モンスターで、<うにの軍貫>を素材とすることで直接攻撃可能になります。 攻撃力も2900と高い部類で、主にこのカードでの攻撃でライフを削っていくことになります。 <弩級軍貫-いくら型一番艦>と相性がよく、このカードの攻撃でダメージを与えて向こうの効果で相手カードを破壊し、さらに連続攻撃でダメージを与えていけます。 |
タイミングが限定されているものの、複数枚の無効化も望め、戦闘による突破をより確実にしてくれます。
自ターンであれば<無限泡影>へのケアにも使えたりします。
![]() | 軍貫処『海せん』 フィールド魔法で、「軍貫」を召喚・特殊召喚した際に「軍貫」カードをデッキの上に置く効果を持ちます。 <いくらの軍貫>の効果を補助できるほか、「軍貫」エクシーズモンスターの共通効果でドローし、さらに展開することもできます。 もうひとつの効果としてエクストラデッキから特殊召喚した「軍貫」が相手によって墓地へ送られた際、その守備力分の「お代」を相手に払わせる効果も持ちます。 「軍貫」は守備力が低いのでこれ1枚でライフアドバンテージを取るには心許ないですが、「しゃり」を握ることで後続、壁を用意することもできるので、あくまで保険として考えておけば十分です。 |
![]() | きまぐれ軍貫握り デッキから3枚の「軍貫」モンスターを見せ、相手が選んだものを手札に加える通常罠です。 同名3枚を見せれば確定サーチになるほか、<しゃりの軍貫>を見せて発動すれば手札に加えるものは自分で選ぶことができます。 また、墓地効果として墓地の「軍貫」3枚を戻してドローもでき、総じてリソースになるカードと言えます。 罠と遅いのがネックですが、<空母軍貫-しらうお型特務艦>でサーチできるので積極的に発動していきましょう。 |
![]() | 赤しゃりの軍貫 今回追加された新規カードで、【軍貫】においては非常に高いパワーを持ちます。 手札、デッキ、フィールド、墓地と、除外、エクシーズ素材以外のどこでも<しゃりの軍貫>として扱う効果を持ち、<しゃりの軍貫>サポートをすべて受けることができます。 デッキ内でもカード名が変わる効果は史上初であり、その性質から<苦渋の決断>でサーチ可能です。 「ルール上」扱うものとは異なるため、本家の<しゃりの軍貫>と合わせて計6枚の採用が可能で、安定性を大きく底上げしてくれます。 |
このカードを素材とした「軍貫」エクシーズモンスターは問題なくドロー効果を発動でき、実質的に1枚初動からフルパワーの「軍貫」エクシーズモンスターに繋ぐことができます。
手札や状況に応じて「ネタ」をデッキから特殊召喚できるため、柔軟性にも富んだ非常に優秀なカードです。
カード効果の解説は以上です。
展開例紹介
ここからは具体的な組み合わせによる展開を紹介します。文中の<しゃりの軍貫>はすべて<赤しゃりの軍貫>でも問題ありません。
赤しゃりの軍貫+しゃりの軍貫
ここから他のカードによって展開を変えることができます。
うにの軍貫+赤しゃりの軍貫
- 手札の<赤しゃりの軍貫>を見せて<うにの軍貫>を特殊召喚し、自身を対象にレベルを4に変更して<しゃりの軍貫>をサーチ
- サーチした<しゃりの軍貫>を見せて<赤しゃりの軍貫>を特殊召喚し、<空母軍貫-しらうお型特務艦>まで繋いで1枚ドロー、「軍貫」魔法罠サーチ
- <しゃりの軍貫>を召喚して<うにの軍貫>とで<弩級軍貫-いくら型一番艦>をエクシーズ召喚し、1枚ドロー
アドバンテージ力に長け、エクシーズモンスター2体が並ぶので<FNo.0 未来龍皇ホープ>まで繋ぐこともできます。
<弩級軍貫-いくら型一番艦>は2回攻撃はできないものの、<空母軍貫-しらうお型特務艦>で<軍貫処『海せん』>をサーチすれば強化と耐性付与、<きまぐれ軍貫握り>なら後続およびリソースと、場面に応じて使い分けられます。
うにの軍貫+赤しゃりの軍貫+しゃりの軍貫
- <しゃりの軍貫>を見せて<赤しゃりの軍貫>を特殊召喚し、<空母軍貫-しらうお型特務艦>まで繋いで1枚ドロー、<軍貫処『海せん』>サーチ、そのまま発動
- 手札の<しゃりの軍貫>を見せて<うにの軍貫>を特殊召喚し、さらに<しゃりの軍貫>を特殊召喚してレベルを5に変更、<しゃりの軍貫>サーチ
- 2体で<超弩級軍貫-うに型二番艦>をエクシーズ召喚し、<超弩級軍貫-うに型二番艦>チェーン1、<軍貫処『海せん』>チェーン2でデッキトップに<いくらの軍貫>を置き、ドロー
- サーチした<しゃりの軍貫>を召喚し、手札から<いくらの軍貫>を特殊召喚
- 2体で<弩級軍貫-いくら型一番艦>をエクシーズ召喚し、1枚ドロー
2枚のドローと耐性付与および強化がついており、返しの戦闘でも強く戦える布陣です。
最後の<弩級軍貫-いくら型一番艦>を<No.60 刻不知のデュガレス>にすれば、<超弩級軍貫-うに型二番艦>の攻撃力を6800にし、<ジ・アライバル・サイバース>を突破することができます。
ちなみに「トキシラズ」は鮭の名称でもあるので、<No.60 刻不知のデュガレス>は実質「軍貫」です。
しらうおの軍貫+しゃりの軍貫+しゃりの軍貫
- <しらうおの軍貫>を召喚し、手札から<しゃりの軍貫>を特殊召喚、<赤しゃりの軍貫>をデッキトップに置く
- 2体で<空母軍貫-しらうお型特務艦>をエクシーズ召喚し、<赤しゃりの軍貫>をドロー、<軍貫処『海せん』>をサーチ、発動
- 手札の<しゃりの軍貫>を見せて<赤しゃりの軍貫>を発動し、<いくらの軍貫>を特殊召喚してエクシーズ召喚
- <弩級軍貫-いくら型一番艦>チェーン1、<軍貫処『海せん』>チェーン2で発動し、<うにの軍貫>をデッキトップに置いてドロー
- <うにの軍貫>を発動し、<しゃりの軍貫>とともに特殊召喚
- <しゃりの軍貫>のレベルを5にして<赤しゃりの軍貫>をサーチ、2体で<超弩級軍貫-うに型二番艦>をエクシーズ召喚、効果でドロー
それぞれの効果を駆使してエクシーズ体を並べることができます。
ここまで「軍貫」の解説を書いてきましたが、このデッキの弱点として、「妨害が無いこと」が挙げられます。
唯一の妨害と呼べるものが<超弩級軍貫-うに型二番艦>のタイミングが限定された無効化効果しかなく、テーマとしての妨害は非常に貧弱であると言わざるを得ません。
しかしながら、テーマ内でドローギミックを持つため、汎用的な妨害カードを引いて戦うことができます。
それらを駆使して戦っていきましょう。
相性の良いカード紹介
最後に、相性のいいカードをいくつか紹介します。苦渋の決断
デッキのキーカードをサーチできるカードなので、安定性の意味でも3枚投入して問題ないでしょう。
手札誘発
<灰流うらら>、<増殖するG>を筆頭に、環境に合わせた誘発を積むことができます。
構築によっては、<ディメンション・アトラクター>といった極端なものまで使え、臨機応変に対応できます。
実際の寿司店で虫を放ってはダメですよ。
群雄割拠、御前試合
逆に言うと、<センサー万別>は非常に相性が悪いカードといえますね。
魔封じの芳香
特に現環境ではこのカードの影響は比較的大きく、<弩級軍貫-いくら型一番艦>の破壊もあるため強く撃つことができます。
強欲で貪欲な壺
<魔封じの芳香>との相性は若干悪いものの、それを補って余りあるパワーがあるため、採用してもいいでしょう。
<しゃりの軍貫>がすべて除外されてしまうと苦しいですが、確率的には割り切って大丈夫だと思います。
エクシーズ・ギフト
複数のエクシーズモンスターを並べることも容易いため、比較的発動しやすいといえます。
ただ、動けている前提のカードである点と、<魔封じの芳香>との相性の悪さから、自分の好みに合わせて入れてみるといいかもしれません。
ジェネレーション・フォースやその他エクシーズサポート
比較的使いやすいのは、<エクシーズ・ヴェール>、<エクシーズ・ブロック>、<エクシーズ・リフレクト>あたりでしょうか。
以上で【軍貫】の解説を終わります。
みなさんもぜひ、「寿司」、回していきましょう。