遊々亭攻略ブログ
遊戯王 OCG 遊々亭Blogです。
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posted 2023.11.02
Byにだいめ

【百鬼羅刹(ゴブリンライダー)】デッキ解説
今回は新しく出ました PHANTOM NIGHTMAREの百鬼羅刹についてレビューをしていきたいと思います。
ついにと言うべきか、ゴブリンがテーマ化されましたね。昔からある<ゴブリン突撃部隊>のような「ゴブリン〇〇部隊」系とは全然違いますが、ゴブリンのテーマ化を待ち望んでいた人はたくさんいるのではないでしょうか。
私もそのうちの一人です。
【ツイッター @nidaime1015】
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新規カード紹介
百鬼羅刹 特攻ダグ
メインデッキに入るスーパーレアのカード。フィールドのエクシーズ素材を1つ取り除くことで特殊召喚でき召喚・特殊召喚成功時にデッキから「ゴブリンライダー」魔法・罠カード1枚を手札に加えることができます。このカードから展開することが多いと思うので積極的に引いておきたいカードですね。
百鬼羅刹 冷血ミアンダ
召喚・特殊召喚した場合に手札からゴブリンモンスターを特殊召喚できます。これで「ゴブリン〇〇部隊」系を特殊召喚できるぜ。やったね!だから何なんだって感じですけど。このカードの最大の魅力はやはり<魔界発現世行きデスガイド>で特殊召喚できることですよね。これですぐに<百鬼羅刹-巨魁ガボンガ>をエクシーズ召喚できます。
百鬼羅刹 爆音クラッタ
召喚・特殊召喚した場合に墓地からゴブリンモンスターを特殊召喚できます。効果を無効にせずに特殊召喚できますし、後半はこのカード1枚で展開できるので優秀ですよね。
百鬼羅刹 神速ブーン
手札・墓地に存在する場合に自分・相手のメインフェイズにフィールドのエクシーズ素材を1つ取り除き特殊召喚できます。他のゴブリンライダーは自分か相手ターンどちらかにしかエクシーズ素材を取り除くことができませんが、このカードは容易に特殊召喚できるのが強みですよね。百鬼羅刹大参上
デッキからゴブリンモンスターをサーチできる効果。サーチだけでなくそのまま特殊召喚出来る効果に、(2)効果は墓地回収効果で最近のサポートカード効果盛りすぎだろと感じた。めっちゃ強いですよね。これで「ゴブリン〇〇部隊」系をサーチできるぜ!百鬼羅刹大集会
(1)効果はゴブリンモンスターの攻撃力を上げる効果。一番使いたいのはやはり(2)効果で、エクシーズモンスターを出さないと始まらないのでこのサポート効果はありがたい。
(3)効果はゴブリンライダーはレベル3ばかりなのでランク6も出せますね。
百鬼羅刹大暴走
(1)効果で自分・相手のメインフェイズにゴブリンモンスターでエクシーズ召喚できるので、妨害効果などで対象に取られたら上手く避けることができます。(2)効果はエクシーズ素材を取り除いてモンスターの効果を無効にできます。永続罠なので毎ターン使えるの優秀ですね。
百鬼羅刹-巨魁ガボンガ
エクストラモンスターで一番使うであろうカード。(1)効果でエクシーズ召喚時にゴブリンモンスターをサーチする効果。
(2)効果でフィールドのエクシーズ素材が取り除かれたら、フィールドの他の表側表示モンスター1体このカードのエクシーズ素材できます。神速ブーンをサーチしておくと、いつでも妨害できるようになるのでシンプルにめっちゃ強い。
百鬼羅刹の大饕獣
ランク6のゴブリンライダーではないカード。(1)効果は魔法罠の除去効果。そういえば魔法罠の除去テーマ内でまだなかったのでうれしい効果ですね。
(2)効果は自分のモンスターならなんでも身代わりになれる効果でありがたい。
(3)効果は特に条件もなく墓地から特殊召喚出来る効果。さすがにデュエル中1度だけしか使えないか。一様汎用的なカードですかね。
デッキレシピ
百鬼羅刹
プレイヤー:にだいめ
モンスター
計21枚
魔法
計15枚
エクストラデッキ
計15枚
他相性がいいテーマとして十二獣を採用
せっかくなのでレシピを作ってみました。シンプルな構築になったかなと思います。ゴブリンライダーはエクシーズ素材を取り除いて効果を発動するテーマで、それに相性のいいテーマとして十二獣はエクシーズ素材を増やすのに長けています。しかもランク3を作りやすいゴブリンライダーで<M.X-セイバー インヴォーカー>を出せば十二獣を特殊召喚できるので展開がさらに伸びます。十二獣モンスター1体だけでエクシーズ素材を増やせるので使いやすくもありますよね。
展開例紹介
魔界発現世行きデスガイド1枚からの展開例
1.一番強いのはやはり<魔界発現世行きデスガイド>からスタート。効果で<百鬼羅刹 冷血ミアンダ>を特殊召喚できます。
2.そのまま<百鬼羅刹-巨魁ガボンガ>をエクシーズ召喚します。<ガボンガ>(1)効果でデッキから<百鬼羅刹 特攻ダグ>を手札に加え<ダグ>(1)効果で<ガボンガ>の素材の<ミアンダ>を取り除き特殊召喚します。
3.<ダグ>(2)効果で<百鬼羅刹大参上>を手札に加えてそのまま発動します。効果で<百鬼羅刹 爆音クラッタ>を手札に加えながら<ガボンガ>のエクシーズ素材を取り除き<クラッタ>を特殊召喚します。<クラッタ>の効果で墓地の<ミアンダ>を特殊召喚します。
4.<ミアンダ>と<ダグ>で<M.X-セイバー インヴォーカー>をエクシーズ召喚します。<インヴォーカー>効果で<ミアンダ>を素材から外しデッキから<十二獣ヴァイパー>を特殊召喚。<ヴァイパー>で<十二獣ライカ>以外の十二獣エクシーズモンスターを出しその後<ライカ>を出します。これで墓地の<ミアンダ>(2)効果で<ライカ>の素材を外し特殊召喚できます。
今自分のフィールドには<ガボンガ>と<クラッタ>と<ミアンダ>と<インヴォーカー>と効果を使っていない<ライカ>の計5体がいます。<クラッタ>と<ミアンダ>でもう1体の<ガボンガ>をエクシーズ召喚し、素材がある<ガボンガ>と<インヴォーカー>で<FNo.0 未来皇ホープ>をエクシーズ召喚しその上に<FNo.0 未来龍皇ホープ>を出します。<ライカ>効果を使い墓地の十二獣を特殊召喚しその2体で<S:Pリトルナイト>をリンク召喚します。
ターン終了時に<ガボンガ>(3)効果で<百鬼羅刹 神速ブーン>デッキから素材に入れます。これでホープとリトルナイトの2妨害で、墓地に<クラッタ>があるので<ガボンガ>の(2)効果も使え合計3妨害ができます。終わりに
いかがだったでしょうか。ついにゴブリンがテーマ化しました。「ゴブリン〇〇部隊」系もサポートは一応受けてますね。使うかどうかは別ですが。私としては「ゴブリン〇〇部隊」系そのものを強化してほしかったけど、さすがに難しかったのかな。以上、ありがとうございました。
posted 2023.11.01
Byメカヲタ

【粛声】デッキ解説
今回は新弾「PHANTOM NIGHTMARE」でカテゴリ化した「粛声」について解説したいと思います。
強力な効果を持つ儀式モンスターを並べながらアドバンテージを獲得していく楽しいテーマなので、ぜひご覧ください。
それでは、始めます。
「粛声」は光属性の戦士族・ドラゴン族の儀式モンスターをサポートするカード群で、<ローガーディアン>をリメイクした新しい儀式モンスターはもちろん、既存の<竜姫神サフィラ>、<古聖戴サウラヴィス>とも直接繋がりがあります。優秀な初動モンスターから強力な儀式モンスターを出しつつ、相手の効果に反応して直接デッキから儀式モンスターを特殊召喚することも可能になっています。
「粛声」カード紹介
粛声の祈り手ロー
<ローガーディアン>の儀式召喚に必要な<ローの祈り>に描かれていたモンスターがここにきてOCG化。初動となる効果を持ち儀式モンスターたちを大きくサポートしてくれます。
召喚・特殊召喚時に「粛声」永続魔法または永続罠を置くことができ、現在対応する2種はそれぞれサーチ、特殊召喚が可能な優秀なカードで、直接置けるため即座に効果を使用できます。
基本的には<粛声なる結界>を置きサーチに繋げ、次のターン以降に<粛声なる威光>を置いて特殊召喚か妨害に繋いでいきたいですね。 また、光属性で戦士族・ドラゴン族の儀式モンスターのリリースをこれ1枚で賄えるほか、それが特殊召喚された際に墓地から自己再生も可能。
リリース軽減はターン指定がないため、1体目を儀式召喚直後に自己再生し、2体目のリリース軽減もできます。
召喚してサーチに繋ぎつつ儀式のリリースを賄い、<大儺主水>等で相手ターンにも特殊召喚できると理想的ですね。
粛声の竜賢姫サフィラ
<竜姫神サフィラ>が人型となったモンスター。
手札から捨てることでデッキから儀式魔法カードを墓地へ送りつつ対応儀式モンスターをサーチ・サルベージする効果と、墓地から除外することで儀式召喚を行う効果を持ちます。2つの効果が連動しており、1つ目でサーチした儀式モンスターを2つ目で特殊召喚していくのが基本的な流れ。
サーチ自体は任意とはいえ、実質的にサーチ効果を目的として発動していくことになります。
墓地からサルベージも選べる点は優秀ですが、デッキに儀式魔法がないと発動できないのはネック。
ただ、テーマ内でデッキに儀式魔法を戻すことができるため、それほど気になりません。
粛声の竜賢聖サウラヴィス
こちらは<古聖戴サウラヴィス>の人型モンスター。手札・墓地から儀式魔法を含む魔法カード2枚をデッキに戻して特殊召喚する効果と、相手の効果にチェーンして手札・デッキから対応儀式モンスターを直接特殊召喚する効果を持ちます。
特殊召喚はチェーンを組まず、戻す魔法カードも儀式魔法1枚を含めればいいため、<儀式の準備>や<儀式の下準備>等墓地に置きやすい魔法カードがコストに充てられます。
儀式モンスターの特殊召喚効果はトリガーが「相手が効果を発動した時」と非常に緩く、発動できないことはまずありません。
効果の発動コストとして自身を手札に戻しますが、緩い特殊召喚条件なため次のターンも楽に特殊召喚できます。
特殊召喚した儀式モンスターは次のターンのエンドフェイズにデッキに戻るものの、<古聖戴サウラヴィス>であれば自身の効果で手札に戻せるため、妨害しつつサーチのような動きが可能に。
このカード自体の攻撃力が2600あるため、アタッカーとしても優秀ですね。
粛声なる守護者ローガーディアン
<ローガーディアン>のリメイクとなるモンスター。元々のステータスはリメイク前と変わりませんが、自分のフィールドか墓地に<粛声の祈り手ロー>がいれば、攻撃力が2050上がって4100になります。
儀式召喚成功時に「粛声」カードまたは戦士族・ドラゴン族の儀式モンスターをサーチすることができ、後続の<粛声の竜賢姫サフィラ>を手札に抱えたり、出せるならば<粛声の竜賢聖サウラヴィス>をサーチして特殊召喚したりができます。
ほかの「粛声」カードと違って光属性以外の儀式モンスターもサーチ可能。
また、初動に<粛声の祈り手ロー>が絡んでいなくても、このカードの儀式召喚からサーチして連続した儀式召喚を狙うこともできます。
<粛声の祈り手ロー>がフィールドにいるなら、相手の魔法・罠・モンスター効果の発動を無効にする効果も持ち、まさに「守護者」に相応しい性能です。
粛声なる祈り
儀式先・リリースともに光属性を指定した儀式魔法。<粛声の竜賢姫サフィラ>で儀式召喚できることから、もっぱらあちらの効果で墓地へ送られることになります。
墓地効果で相手の除去に反応し、手札・デッキから<粛声なる守護者ローガーディアン><古聖戴サウラヴィス><竜姫神サフィラ>を直接特殊召喚できます。
このカードの存在は透けているため除去に対する牽制という意味合いが強いですが、このテキストのおかげで<儀式の下準備>に対応し、状況に応じたサーチが可能です。
通常展開に加えてこのカードをサーチ後に2体目の儀式召喚も狙えるため、完全に無駄にならないのもいいですね。
粛声なる結界
耐性とサーチ効果を持つ永続魔法。初動として<粛声の祈り手ロー>で置く筆頭です。
<粛声の祈り手ロー>と光属性の儀式モンスターがいる場合に、儀式モンスター以外が攻撃対象にならず、光属性モンスターが効果の対象にならない耐性を付与します。
低いステータスの<粛声の祈り手ロー>が戦闘破壊されることを防げ、<粛声なる守護者ローガーディアン>の効果を最大限活かせます。
効果対象の耐性も範囲は光属性モンスターすべてと広く、対象を取る除去等から守れるためかなり強固な布陣を敷けます。
サーチ効果は「粛声」カードまたは「ローガーディアン」儀式モンスターで、関連するカードのほぼ全てをサーチできます。
基本展開では<粛声の祈り手ロー>から置いたこのカードで<粛声の竜賢姫サフィラ>をサーチすることで、あちらの効果を使用した儀式召喚が可能。
自然と耐性付与の条件も揃うためよくデザインされていますね。
粛声なる威光
サーチと妨害の2つの効果を持つ永続罠。サーチ効果は手札・墓地の儀式魔法、または対応儀式モンスターをデッキに戻すことで「粛声」モンスターを手札に加える、または特殊召喚するもの。
<粛声の竜賢姫サフィラ>の効果で墓地へ送ったカードをそのままコストにでき、<粛声の竜賢聖サウラヴィス>を直接特殊召喚したり、後続の<粛声の竜賢姫サフィラ>を手札に抱えたりできます。
<粛声の祈り手ロー>から直接置けるため、コストを用意できる場合は<粛声なる結界>ではなくこちらを置き、次のターンも特殊召喚効果を使用していけます。
妨害の効果は自分の対応儀式モンスターの数まで相手フィールドのカードを対象にし、自身と対象のカードを破壊するもの。
儀式モンスターを大量に並べるテーマではないため概ね1~2枚破壊になります。
対象を取るうえに自身を失ってしまうため緊急用といった効果ですが魔法罠も含めて対象に取れるのは優秀で、出し惜しみはせずに機を見て発動したいですね。
テーマカードの紹介は以上です。
デッキレシピ
【粛声】のサンプルレシピはこちら。【粛声】
プレイヤー:メカヲタ
モンスター
計26枚
エクストラデッキ
計15枚
デッキ解説
<儀式の準備>はすべての儀式モンスターに対応し、<粛声の竜賢姫サフィラ>で墓地に送った儀式魔法を回収できるため非常に強力。<イリュージョン・オブ・カオス>にも対応しているため、そこから<マジシャンズ・ソウルズ>を特殊召喚して回収した魔法をコストにドローできます。
<儀式の下準備>も含めて大量に手札を稼ぎ、ドローによって汎用カードに変換できるのが優秀です。
<宣告者の神巫>は儀式テーマ御用達のモンスターですが、<トリアス・ヒエラルキア>を落としてリリースすることで<粛声の祈り手ロー>を直接特殊召喚できます。
モンスターが余るため<I:Pマスカレーナ>から<大儺主水>の展開に繋ぎやすくこちらも強力。
相手ターンに<大儺主水>を出すとリンク召喚時の効果で妨害はできますが、戻すための儀式モンスターが蘇生したいモンスターとは別に墓地に必要な点に注意。
2ターン目以降の<粛声の祈り手ロー>で置いた2枚目以降の<粛声なる結界>は<マジシャンズ・ソウルズ>のコストにしやすく、墓地に魔法を貯めることで<神聖魔皇后セレーネ>から<アクセスコード・トーカー>に繋ぎやすくなります。
<粛声なる守護者ローガーディアン>の打点が4100となることから簡単にワンショット可能です。
以上で「粛声」の解説を終わります。
手札を稼ぎながら大型の儀式モンスターを並べていくかなり楽しいテーマなので、皆さんも使ってみてください。
ありがとうございました。
posted 2023.10.30
By鳩鷺

【ユベル】デッキ解説
【ユベル】デッキのカード効果・デッキレシピ・回し方・相性の良いカードなどをまとめていきます。
【ユベル】は、「ファントム・ダークネス」で登場した、最上級悪魔族モンスターを中心とした融合テーマです。
最新ブースターパック「ファントム・ナイトメア」でカテゴライズされ、新規関連カードが多数収録することでも話題になっています。
このページでは、「ユベル」のカード効果、デッキレシピを紹介し、デッキの動かし方・回し方や、相性の良いカードをまとめて解説しました。
【ユベル】デッキを作ろうとしている方は、ぜひデッキ構築の参考にしてください。
デッキレシピ
遊戯王ライター鳩鷺が考案した【ユベル】デッキのサンプルデッキレシピを紹介します。モンスター27枚・魔法10枚・罠3枚の合計40枚で構築した、【ユベル】デッキです。
ユベル
プレイヤー:鳩鷺
モンスター
計27枚
エクストラデッキ
計15枚
【ユベル】デッキの回し方・動かし方
次は、【ユベル】デッキのデッキレシピの回し方を簡単に解説していきます。【ユベル】デッキを実際にどのように動かしていくのか、デュエルの参考にしてください。
【ユベル】デッキは、闇属性・悪魔族サポートを活かした展開で「ユベル」モンスターの特殊召喚を狙っていきます。
<ユベル>のレベルを活かした確保手段も搭載することで、安定した展開を可能にしています。
最終的には、展開した悪魔族で融合・エクシーズ・リンク召喚し、「ユベル」モンスターのバーン効果で勝利をつかみます。
次に【ユベル】デッキで押さえておくポイントを、細かく紹介します。
【ユベル】デッキの回し方
ポイント(1):新規「ユベル」を紹介
【ユベル】デッキの展開を進めるにあたって、まずは新規「ユベル」関連カードを詳しく見ていきましょう。「ファントム・ナイトメア」で登場した新規「ユベル」関連カードを以下にまとめました。
今回は新たに登場した「ユベル」モンスター2体を中心に紹介します。
スピリット・オブ・ユベル
<スピリット・オブ・ユベル>は、相手の攻撃宣言時に手札から自身を特殊召喚する効果を持ちます。戦闘破壊耐性もついていることから、イラスト的にも<E・HERO スピリット・オブ・ネオス>と対を成す「ユベル」モンスターといったところでしょう。
特殊召喚のトリガーが相手依存になるため手札に確保しやすいよう<魔界発現世行きデスガイド><クリッター>でリンク2を形成しサーチにつながるようにしました。
サーチ効果も似通っており、テキストに<ユベル>記載の魔法・罠カードを確保できます。
<ナイトメア・ペイン><マチュア・クロニクル><エターナル・フェイバリット>の三択ですが、<スピリット・オブ・ユベル>自体には、他の「ユベル」モンスターが持つバーン効果を備えていない点や、破壊効果からサーチにつなげる<ナイトメア・ペイン>が優先かと思います。
サーチ・展開と【ユベル】デッキの要となる1枚のためガン積みでの採用です。
ユベル-Das Ewig Liebe Wachter
<ユベル-Das Ewig Liebe Wachter>は、初の「ユベル」融合モンスターであり第四形態に位置づけられています。融合素材も<ユベル>に限定されていないので、<スピリット・オブ・ユベル>の特殊召喚時にセットした<エターナル・フェイバリット>や、<超融合>で相手モンスターを除去しつつフリーチェーンで融合召喚が可能です。
最大の利点は一応相手モンスターを全て融合素材に変換可能である点。
しかし(3)のバーン効果を活かしたいのであれば、しぶしぶ1体は残したいところですねw
破壊において完全耐性を持ちますが、対象にとるバウンスなどには弱いので注意が必要です。
<エターナル・フェイバリット><超融合>で相手モンスターを介しての融合召喚が可能であるため、比較的巻き込みやすい<捕食植物トリフィオヴェルトゥム><共命の翼ガルーラ>をエクストラデッキに採用しました。
ポイント2:新規「ユベル」関連カード1枚からの基本展開
【ユベル】は新規「ユベル」カードで展開を円滑に進めていきます。まずは、キーカードとなる<サクリファイス・D・ロータス>を紹介します。
サクリファイス・D・ロータス
<サクリファイス・D・ロータス>は、自身をリリースすることで「ユベル」モンスターをリクルートする効果を持ちます。通常召喚可能な「ユベル」モンスターを全てにアクセスできるので、初動として充分に機能します。
また、エンドフェイズに<ユベル>存在下であれば自己蘇生ができます。
<サクリファイス・ロータス>とは異なり、発動条件に制限はあるもののライフ消費なく<ユベル>の維持コストを賄えます。
種族がリメイク前から悪魔族に変更されたことで、闇属性・攻守0である点を活かし<暗黒の招来神><七精の解門>に対応したシナジーが生まれました。
こちらでは、<サクリファイス・D・ロータス>1枚からの展開例を紹介します。
◆サクリファイス・D・ロータス1枚からの基本展開例
- <サクリファイス・D・ロータス>を召喚
- <サクリファイス・D・ロータス>効果で自身をリリースし<スピリット・オブ・ユベル>をリクルート→<スピリット・オブ・ユベル>特殊召喚時効果でデッキから<ナイトメア・ペイン>をサーチ
- <ナイトメア・ペイン>を発動、<スピリット・オブ・ユベル>を破壊して<エターナル・フェイバリット>をサーチ→破壊された<スピリット・オブ・ユベル>効果で<ユベル>をリクルート
- <エターナル・フェイバリット>をセット。
- エンドフェイズに<サクリファイス・D・ロータス>を自己蘇生し、<ユベル>の維持コストで<サクリファイス・D・ロータス>をリリース
相手ターンに<エターナル・フェイバリット>を発動し、<ユベル>と相手の効果モンスター全てを融合素材に<ユベル-Das Ewig Liebe Wachter>を融合召喚が可能です。
たとえ<ユベル>が墓地送りで除去された場合でも、<エターナル・フェイバリット>で蘇生すれば<ナイトメア・ペイン>発動下で強制的に<ユベル>と戦闘させられるのでバーン効果につなげられます。
ポイント3:「破械」カードを介した展開!
【ユベル】デッキでは、好相性な悪魔族サポートと組み合わせることで、リンクモンスターによる妨害展開を可能にしています。今回は<サクリファイス・D・ロータス>と<暗黒の招来神>の計2枚からの展開例を紹介します。
サクリファイス・D・ロータス、暗黒の招来神、計2枚からの展開例
- <暗黒の招来神>通常召喚時効果で<七精の解門>をサーチ
- <七精の解門>発動で<暗黒の招来神>をサーチ
- <暗黒の招来神>効果で<サクリファイス・D・ロータス>追加召喚
- <暗黒の招来神><サクリファイス・D・ロータス>で<破械神王ヤマ>をリンク召喚→<破械神王ヤマ>効果で<破械神シャバラ>をサーチ
- <七精の解門>効果で<サクリファイス・D・ロータス>を蘇生
- <サクリファイス・D・ロータス>効果で自身をリリースし<スピリット・オブ・ユベル>をリクルート→<スピリット・オブ・ユベル>特殊召喚時効果でデッキから<ナイトメア・ペイン>をサーチ
- <破械神シャバラ>効果で<スピリット・オブ・ユベル>を破壊して特殊召喚→破壊された<スピリット・オブ・ユベル>効果で<ユベル>をリクルート
- <破械神王ヤマ><破械神シャバラ>で<破械神アルバ>をリンク召喚→墓地に送られた<破械神シャバラ>効果で <破械唱導>をセット
- <ナイトメア・ペイン>発動し<ユベル>を破壊して<エターナル・フェイバリット>をサーチ
- 破壊された<ユベル>効果で<ユベル-Das Abscheulich Ritter>をリクルート+墓地の<破械神王ヤマ>効果で<ユベル>を蘇生し<破械唱導>を破壊→破壊された<破械唱導>効果で<破械神シュヤーマ>リクルート
- <破械神アルバ><破械神シュヤーマ>で <召命の神弓-アポロウーサ>をリンク召喚
- <破械神シュヤーマ>効果で<ユベル-Das Abscheulich Ritter>を破壊し自己蘇生→破壊された<ユベル-Das Abscheulich Ritter>効果で<ユベル-Das Extremer Traurig Drachen>リクルート
- <エターナル・フェイバリット>をセット
- エンドフェイズに<サクリファイス・D・ロータス>を自己蘇生し、<ユベル>の維持コストで<破械神シュヤーマ>をリリース
<エターナル・フェイバリット>による <ユベル-Das Ewig Liebe Wachter>融合召喚の際、<ユベル-Das Extremer Traurig Drachen>を使うことで<サクリファイス・D・ロータス>によるテキスト改変効果も温存できるので、再度第二形態に進化も可能となります。
まとめ
【ユベル】デッキは、悪魔族サポートを駆使し展開を加速!【ユベル】デッキについて、カード効果、デッキレシピ、回し方をまとめて解説しました。
新規「ユベル」は、古参プレイヤーにとってさらに愛すべき存在となってくれることでしょう。
気になる方は、ぜひ「ユベル」のデッキを組んでみてください。
以上、遊戯王ライターの「鳩鷺(はとさぎ)」でした。




































































































