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【じょーじ】13弾環境振り返り

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遊々亭攻略ブログ

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【じょーじ】13弾環境振り返り

posted 2025.10.23

Byじょーじ


【じょーじ】13弾環境振り返り
こんにちは、じょーじです。
8月23日に発売したブースターパック13弾「受け継がれる意志」から2か月が経過し、10月25日にはエクストラブースター「Heroines Edition」、11月22日にはブースターパック14弾「蒼海の七傑」が発売となります。
今回は、Heroines Edition、14弾発売前に13弾環境を振り返っていこうと思います。


禁止制限改定
青紫ルフィ><緑紫ルフィ>の2種のリーダーが特に強力だった12弾環境でしたが、まずは禁止制限カードの改定によって、環境が一気に変わることになります。

禁止制限が追加でかけられたのは、以下のカードになります。

禁止ペア(このリーダーを使う場合、デッキに1枚も入れられなくなるペアになります)
青紫ルフィ>は、11弾発売以降、常に環境の最前線に居座り続けたデッキですが、このデッキの長期戦を可能にしていた一因である、ビッグマム海賊団の大型キャラが規制されることに。
赤レイリー>や<緑ゾロ>、<緑紫ルフィ>などの、攻める速度が早いデッキへの対応力が急激に落ち、上記2種の大型キャラと並ぶような強力な大型キャラも無かったため、環境最前線からは退くことになってしまいました。

禁止リーダー
こちらは、環境上位デッキというわけではありませんでしたが、発売以来、エリア大会で優勝できるポテンシャルを持ち続けたデッキです。
このカードは強さでの規制というよりは、このカードが環境にいる限り、ドローするカードの作成や、守りを強化するカードの作成が困難になってしまうという理由から禁止となりました。
このカードが規制されることもあってか、今まで作成できなかった鬱憤を晴らすかのように、13弾にはドロー系のカードを多く作られています。
また、このカードが規制されたことで、<青黒サカズキ>や<赤紫ロー>と同じように、<新規の「ナミ」のリーダー>が作成されています。
元々のリーダーと比べると《東の海》しかデッキに入れられなくなっている分非常に弱体化しているものの、こういった、特殊勝利系のデッキってロマン位でも問題ないよなあという感想です。
元々の「ナミ」はブロックアイコンが1だったので、あと半年間しか使えなかったのに対し、こちらはブロックアイコン4になったので、3年間使えるようになったのは再発行されたメリットになっているのかなと思います。


禁止解除
強さ的に問題ないだろうと判断されて解除となりました。
リーダー効果の強さ的には現代リーダーと比べてもそれなりに強いですが、禁止以前と比べると<8モリア>、<氷河時代>、<大噴火>などの主要カードが軒並み禁止されてしまっているため、このリーダーを活かせる土台はありません。
禁止解除直後には一度注目されましたが、再流行することはありませんでした。

青ナミ>デッキで使った際に非常に強力なカードでしたが、「青ナミ」の禁止に合わせて、解除されることになりました。


ブースターパック13弾「受け継がれる意志」発売
周年記念パックということもあり、強力なカードが多い弾となりました。
その中でも、新弾から最初に注目されたリーダーは<黒イム>と<赤青エース>です。
「黒イム」は、デッキに入っている五老星特徴のキャラすべてが"相手のカードの効果で除去されない"効果を持っており、禁止制限改定で解除された<青黒サカズキ>のような、除去をメインに戦うデッキに対して強気に出ることができるリーダーです。
さらに<虚の玉座>によって<10五老星>を3ドン!!で登場させることができ、その「10五老星」で5種類の五老星特徴のキャラすべてを場に出すことが出来るのですが、合計4ドン!!で、それぞれが強力な効果を持っているパワー7000のキャラを5面展開するという動きがこれまでのワンピースカードの常識を覆すような強さであり、殆どの既存のデッキを、この動きのみで完封することができます。
この動きの派手さも相まって、「黒イム」は一気に環境で流行することになりました。

一方「赤青エース」は、リーダーのパワーが6000、ライフが3という構成は<青紫ルフィ>に似ていますが、リーダー効果や、<4マルコ>、<5ヤマト>などの効果によって序盤から圧倒的な手札枚数を抱えることができる防御力の高さが特徴のリーダーです。
青の<ブロッカー10ニューゲート>、<ハンデス10ニューゲート>、赤の<9ニューゲート>それぞれが別のデッキタイプに刺さる防御能力を持っており、<10ロジャー>や<4プリン>など、所謂フィニッシャーと呼ばれるカードの層も厚いので、様々なデッキに対して広く対応できる対応力の高さも魅力です。
このデッキの防御力を突破できる既存のデッキは多くなく、特に小型キャラを並べて戦う<赤ゾロ>のようなデッキはこのデッキの存在に阻まれることになりました。

これら、2つのリーダーはどちらも、サーチ効果を持つカードも多く入れることができるため、動きの安定感が高いことも流行の理由の一端を担っていたように思います。

また、この2リーダーと比べると若干使用者は少なかったものの、<赤紫ロジャー>の人気も順調に伸ばしていました。
安定感の部分で上記2リーダーよりも劣っているのものの、動きの最大値の高さという面では他のデッキの追随を許さないリーダーになっています。
また、非常にデッキの動かし方が非常に簡単なため、ワンピースカードにあまり慣れていない人でも使いやすいのも特徴的で、初心者の方を中心に人気デッキとなっていきました。

これらのような強力な新規リーダーが多く使われることになりましたが、新弾によって強化されたいくつかの既存リーダーについても、いくつか話題になっていました。
既存リーダーの中で発売直後に特に話題になったリーダーは、<緑紫リム><青緑ゾロサンジ><紫ルフィ>の3種。
「緑紫リム」については、<10シャンクス>と<5サンジ>の追加による強化、そして、最速<9ゾロ>登場が「赤青エース」や「黒イム」などの上位リーダーに対しても刺さりやすく勝ちやすいのではないかという意見から、一時期話題になりました。
「5サンジ」は、登場時の効果によって実質3ドン!!の消費で登場させることができる5コスト7000のキャラです。
このキャラを入れることで先攻3ターン目にアタッカーを2面展開できるようになり、早い段階から複数体のアタッカーで攻めていくことが可能になりました。

「10シャンクス」は、後攻4ターン目以降活躍するカードになっています。通常であれば、このキャラを登場させた後手札からキャラをプレイできなくなってしまうのですが、「緑紫リム」のリーダー効果を使うことで、「10シャンクス」の登場後でもキャラを登場させることができるという裁定があります。
大型キャラを展開と通常のキャラ展開を同時にできるようになり、余ったドン!!をキャラに付与してアタックすることもできるので、このデッキの動きに柔軟さを与えてくれるようになった1枚です。
これら2枚の追加により、主にキャラの展開力に磨きがかかり、話題になったリーダーとなります。
「緑青ゾロサンジ」についても、「緑紫リム」と同様、デッキの問題点だった展開力が強化された形になります。
このデッキで主に使われるようになったカードは、<4ゾロ>、「5サンジ」、<6ロー>、<6SECルフィ>の4種です。
「4ゾロ」は実質2ドン!!の消費で登場できるアタッカーで、ターン終了時にアクティブ状態に戻る効果を持っており、相手のアタックでKOされづらく場持ちが良いため、安定してリーダー効果による連続アタックをしやすくなりました。
ST12-003 ジュラキュール・ミホーク>の効果で登場させることで、実質1コスト消費で2面展開するようなコンボを組み込むこともでき、このデッキを始め様々な緑系のデッキに出張しています。

「5サンジ」は「緑紫リム」と同様、3ドン!!消費で登場できるパワー7000のキャラとしての採用です。
リーダー効果用のドン!!を残しながらアタッカーを展開することができ、このキャラ自身もリーダー効果で連続アタックするキャラとして適正があるので、このデッキとの相性がかなり良いカードです。

「6ロー」は、サーチ効果持ちの1コストキャラなどを手札に戻しつつ、「5サンジ」や、<5スモーカー>などの、高いパワーのキャラを展開することができるキャラです。
緑の5コスト帯のキャラは強力なキャラが多いため、このデッキ以外のデッキでも、上記の「3ミホーク」や「4ゾロ」などと合わせて一緒に出張する様子が多く見られるようになりました。

「6SECルフィ」は、実質2ドン!!消費で登場できる、ダブルアタック持ちのキャラです。
余ったドン!!をキャラに付与することで、攻め手を緩めずに展開できるパワー7000キャラというだけでも強いですが、ダブルアタックを持っており、リーダー効果で連続アタックさせるのに最も適しています。
「紫ルフィ」は新弾強化で追加されたのは<8レイリー>。
キャラのレストと速攻を両方持つ大型キャラですが、デッキ内はなるべく《麦わらの一味》特徴でまとめたいうえ、元々強力な大型はある程度揃っていたので、クリティカルな強化というわけではありませんでした。 「紫ルフィ」が注目されたのは新弾の追加ではなく、「黒イム」、「赤青エース」に対して、<5マゼラン>や<8バレット>が刺さりやすいからという理由で注目されはじめました。
「5マゼラン」は、「黒イム」の10ドン!!達成や、「赤青エース」の8ドン!!達成を1ターン遅らせることで、「10五老星」や各種「10ニューゲート」の登場を遅くすることができます。
「紫ルフィ」が元々持つ、大型キャラの早期展開と組み合わせることで、相手の大型キャラの着地を阻害し、長い時間ボードアドバンテージを取り続けられる点が強力でした。

「8バレット」は、コストが重いものの、コスト6以下2枚をレストしつつダブルアタックも持つことができます。「黒イム」の<4ウォーキュリー聖>や、「赤青エース」の<4マルコ>など、退場時効果を持つブロッカーをどかしながらダブルアタックで攻めていく動きに注目され、採用率が上昇しました。


8/30 8/31 禁止制限適用・ONE PIECEカードゲーム フェスタ 3on3 CUP 開催
新弾リーダーを中心に新デッキが考案されていく中、発売から1週間後に3on3の大型大会が行われました。
全体使用率が多かったのは、<黒イム>、<赤青エース>、<赤紫ロジャー>。次点で<緑ゾロ>となっていました。
事前評価が高かった<紫ルフィ>や<緑紫リム>などもいましたが、予選中にどんどんと散っていくことになりました。

2日目(8/31)に開催された方の3on3大会のみ、上位16チームに入賞した人たちが使ったデッキが公開されていましたので、そちらも見ていきましょう。
  • 赤青エース 15人
  • 黒イム 15人
  • 緑ゾロ 6人
  • 赤紫ロジャー 5人
  • 赤レイリー 2人
  • 紫ルフィ 2人
  • 赤黄ベティ2人
  • 赤緑ルフィ 1人
「赤青エース」と「黒イム」は、16チーム中15チームが採用と非常に偏りのある状態ですが、3番手のリーダーの枠は、「緑ゾロ」と「赤紫ロジャー」が多いもののチームによってまばらとなりました。
この結果、2日間で、計2回の3on3形式の大会が開かれましたが、それぞれの大会で優勝した2チームは両方とも「黒イム」「赤青エース」「緑ゾロ」という構成。
新弾デッキの中でも突出して強力な「黒イム」と「赤青エース」の2デッキはおおよそ予想通りの優勝となりましたが、優勝の3枠目は「緑ゾロ」となりました。
「緑ゾロ」は、前述した<青緑ゾロサンジ>同様、<4ゾロ>や<6ロー>によって大幅に強化されたデッキです。
これまで通りの、<ルフィは海賊王になる男だ>を使って、リーダーの高いパワー連続攻撃で攻めていく動きのほかに、「4ゾロ」や「6ロー」で複数面のキャラ展開をして相手の手札を少しずつ減らしていく攻め方ができるようになりました。
中盤域からの攻撃力が高く、守りが薄いライフ4リーダーに対しては非常に強力なデッキで、防御力が非常に高いとされている「赤青エース」に対しても簡単に攻め切ることができる力を持っています。

「緑ゾロ」は、この大会中ではまだ使用者が極端に多いことはありませんでしたが、この3on3を機に、コントロールデッキに対して強い「黒イム」、速攻系デッキに対して強い「赤青エース」、中速デッキに対して強い「緑ゾロ」という3大巨頭それぞれが、有利なデッキに蓋をして抑え込むような環境になっていきました。


9/1 交流会ロジャー配布開始・チャンピオンシップ店舗予選期間
9月1日より、エリア予選へと繋がるチャンピオンシップ店舗予選が開始となりました。
3on3で活躍していた<黒イム>、<赤青エース>、<緑ゾロ>が中心に活躍する環境となりましたが、様々なリーダーが研究されていた時期でもあります。
上位勢とは一歩引くものの、9月初旬に台頭し始めたのは<赤黒サボ>と<赤紫ロジャー>。
「赤黒サボ」は、ライフ5リーダーながら防御力の高いデッキで、<6SECサボ>を登場させるだけで、リーダーのパワーを6000に上げつつ、パワー8000のブロッカーを立てられる動きが強力で、この「6サボ」登場後の防御力の高さがウリです。
後攻3ターン目に「6SECサボ」を登場させ、後攻4ターン目に<8ドラゴン>で「6サボ」を登場、後攻5ターン目に<9ステューシー>で相手の大型キャラをKOする、というような動きをすることで、後攻であれば「赤青エース」や「黒イム」などとも対等に戦えるスペックがあることから、使用者を増やしていきました。
「赤紫ロジャー」は、チャンピオンシップ店舗予選と、交流会の参加賞である<8ロジャー>の配布により、強化が入りました。
若干条件はあるものの、「赤紫ロジャー」では、最速後攻4ターン目にリーダーのパワーを9000に上昇させることができるキャラです。
《ロジャー海賊団》特徴を持っているためサーチしやすく、<10シャンクス>や<10ロジャー>などの繋ぎとして非常に優秀です。
リーダーのパワーを上げることで、中型キャラ複数体でアタックして攻めてくるデッキに対して有利になるので、「黒イム」などのデッキに対して戦いやすくなりました。

この「8ロジャー」は、効果にリーダー指定などがないので、店舗予選終盤では、この「8ロジャー」を使った<青紫ルフィ>のデッキの入賞も見かけるようになりました。
青紫ルフィ>は禁止制限改定によって防御力に大幅な弱体化を受けましたが、「8ロジャー」が追加されたことで防御力を少し取り戻しました。
しかし、それでもこれまでのようにゆっくり戦っていくほどの猶予はなくなってしまったため、
先攻4ターン目に10ドン!!を達成させ、<9サンジ>から「8ロジャー」を登場させてリーダーのパワーを8000にし、<ゴムゴムの巨人>を構えることを目指すような、リーダー効果の最速達成を目標とする構築が流行していきました。
この動きをすることで、「赤青エース」の後攻4ターン目の「10ニューゲート」よりも早く大型キャラを登場させ、相手の「10ニューゲート」には<ゴムゴムの業火拳銃>を打つことで、一方的な展開を強いることができるため、環境上位デッキにも対抗できるリーダーとして再評価を受けた形になります。


10/11 チャンピオンシップ Season 2 3on3 Autumn開催
3on3形式の大型大会となる、「チャンピオンシップ Season 2 3on3 Autumn」が開催となりました。
9月の店舗予選期間を経たことで、プレイヤー層のかなり練習量が自然と多くなっている状態での開催となりますね。
上位入賞すればチャンピオンシップ全国大会の参加チケットを手に入れられるので、それぞれがしっかりと"勝ち"を本気で目指して戦う大会となっています。
そんな大会のベスト16となった強豪プレイヤー達が選択したデッキは、以下になります。
  • 黒イム 16人
  • 赤青エース 15人
  • 緑ゾロ 12人
  • 青紫ルフィ 2人
  • 赤紫ロジャー 2人
  • 赤黄ベティ 1人
16チームすべてが<黒イム>を入れており、<赤青エース>を採用しているチームが15チーム、<緑ゾロ>を採用しているチームが12チーム。
ONE PIECEカードゲーム フェス3on3の頃と比べると、3番手の枠が「緑ゾロ」で確定したことで、見事なまでの3強環境になっています。
少し予見はしていたものの、ここまで偏るのは珍しいですね。

他にも<青紫ルフィ><赤紫ロジャー>「赤黄ベティ」と、上位デッキに対してもワンチャンスあると言われていたデッキが入賞しているものの、店舗予選ごろに流行していた<赤黒サボ>や<赤レイリー>などのデッキは一人も入賞できなかった形になります。


おわりに
ということで、13弾環境の総括でした。

13弾は<黒イム><赤青エース>が環境トップとして居座り続け、そこに食らいつけたのが<緑ゾロ>のみになりました。
ただし、大会で優勝しているのは上記リーダーだけなのかと言うと、そういうわけではなく、<青紫ルフィ>や<赤紫ロジャー>、<赤黒サボ>など、他にも活躍していたデッキは多くあります。

13弾環境で行われる大型大会は、残すところ10月25日(土)の「チャンピオンシップ福岡エリア大会」のみとなりましたが、3on3と個人戦では若干環境が変わるため、3強以外のデッキが入賞ないし優勝する確率がまだあります。

この環境で開催される唯一の大型公式大会の個人戦はどんな結果になるのか楽しみですね。


それでは、また次回に。
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