遊々亭攻略ブログ
遊戯王ラッシュデュエル 遊々亭Blogです。
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posted 2023.02.21
Byカマクラル

TSUTAYA関東No.1決定戦デッキ前編【カマクラル】
戦うデュエリーマンのカマクラルです。
前回はスターキャットの記事を執筆しましたが、いかがでしたでしょうか?
スターキャット【カマクラル】
制圧型の蒼救とは対照的に、展開力と攻撃力の高さで短期決戦を狙う攻撃デッキに仕上がっています!
豪快なデュエルが好きな方は是非ともお試しください!
さて先日、公式の大型大会の一つであるTSUTAYA関東No.1決定戦にて予選リーグを通過し、決勝トーナメントに参加してきました!
関東中の猛者達が集うレベルの高い大会なので張り切って参加しましたが、2回戦で敗退してしまいました...
一度もサイドデッキを披露することなく負けてしまったため、この場でお見せしたいと思います!
それでは、早速参りましょう!
目次
1.環境ヨミ
2.デッキレシピ
3.デッキコンセプト
4.メインデッキ解説
1.環境ヨミ
今大会の予選リーグは2回出場しましたが、参加者の大半はエクスキューティーを使っていた印象です。また、Twitterにアップされた公式・非公式の上位入賞レシピを見ても、ほとんどがエクスキューティーでした。
テーマとして非常に高い完成度を誇るため、多くのプレイヤーに選ばれることも頷けます。
また、3回戦以降は1デュエル戦からマッチ戦に変わることを考慮すると、サイドから対策されてしまう可能性のあるポッターループのような尖ったデッキは避けるべきです。
決勝トーナメントに勝ち進んできた方達は、自分と同等以上の実力者なので、この考えにいきつくと思いました。
そうなると、参加者はほぼ全員エクスキューティーデッキを使ってくることになります。
デッキ構築もプレイング力も拮抗している以上、どこかで山を張らないと勝率アップは見込めません。
そのため、今回はリスク承知で3本目に寄せたサイドデッキを作ることにしました!
そのデッキが下記のものになります。
2.デッキレシピ
エクストラエクス
プレイヤー:カマクラル
モンスター
計26枚
エクストラデッキ
計15枚
サイドデッキ
計15枚
3.デッキコンセプト
「3本目で勝つ!」です!予選を通過した猛者のみが参加できる決勝トーナメントなので、大会のレベルは高いと考えました。
そのため、遊戯王OCGにおけるEMEmや十二獣のような一強環境となり、ほぼ全員がエクスキューティーデッキで参加するというのが前提としてありました。
過去の大会参加時の対戦経験から、エクスキューティーのミラー戦は時間がかかることが分かっていました。
プレイングが難しいために思考時間が長くなりがちなことに加え、伏せカードの発動タイミングが様々なので、何かカードを使う度に相手に罠発動の確認を取るという作業が発生します。
また、墓地のカードを確認する必要があったり、デッキカットをする場面も多かったりすると、どうしても時間がかかります。
実力が拮抗していれば大体1勝1敗になり、勝負は3本目の最終戦にもつれ込みます。
制限時間内に決着がつかなかった場合、遊戯王OCGではエキストラデュエルというルールが用意されているのですが、複雑なためか、ラッシュデュエルにはそのような記載はありません。
公式のトーナメントバトルルールによると、マッチ戦の勝敗判定は以下の通りです。
- 制限時間内にデュエルが終了していなかった場合は制限時間終了時にプレイされているターン終了時までプレイ
- 勝敗が決定していない場合、3ターンまで追加で続ける
- 3ターン終了時点のライフポイントが多い方が勝利
- 3ターン終了時点でお互いのお互いのライフポイントが同一の場合、このままデュエルを継続しライフポイントの増減があったターンの終了までプレイ
- ターン終了時のライフポイントが多い方が勝利
また、制限時間到達時にどちらも2勝していない場合の勝利判定は下記の通りです。
[1勝0敗の場合]1勝している方の勝利
[1勝1敗の場合]新たに4ターンのデュエルを行う
※このルールは勝ち抜きトーナメント方式なので、スイスドローの場合は異なります。
この1勝1敗の場合のデュエルを遊戯王OCGではエキストラデュエルと言います。
今回のデッキはこのエキストラデュエルでの勝率を上げることに寄せたサイドデッキにしているため、エキストラエクスと名付けました!
それでは、デッキ解説の方で詳しく書いていきます!
4.メインデッキ解説
【上級モンスター】17枚
エクスキューティー・リリウス...3枚
リリース不要の<デーモンの召喚>なので強すぎます!
メインデッキにはレベル7以上のモンスターを採用していないため、デメリットは無いに等しいです。
絶対3積み確定です!
エクスキューティー・フラーメ...3枚
このカードが出たことによって、エクスキューティーは完全体になったと言っても過言ではありません。
1つ目は<終焔魔神ディスペラシオン>を打点で超えられるようになったこと。
2つ目はメタカードである<業火の結界像>と<監獄島アネ・ゴ・ロック>をすり抜けられること。
3つ目はライフを取るペースを上げられること。
上記3つの点において、今までのエクスキューティーの弱点を全て克服しました!
同じ炎属性である<エクスキューティー・フィーナ>と比較すると、明らかにパワーがおかしいですよね!笑
ミラーにおいてもノーコストで特殊召喚でき、ライフを一気に取りにいけるため、絶対必須のカードです!
余裕があれば、返しの札として手札に温存しておきましょう。
文句なしの3枚採用!
エクスキューティー・プラウティ...3枚
何故なら、3本目においてはライフ差を作り出すことが勝敗を分けるからです。
手札のエクスキューティーモンスターを見せることで、守備表示で特殊召喚できます!
効果を使ってライフ回復できることはもちろん、<サタニウスの宝珠>や各種のエクスキューティー専用罠、<亜竜地獄>の発動条件を満たせます!
また、後攻時にサイドデッキから投入する<夢中のパピヨン>の追加1ドロー効果を促進したり、守備を固めつつ<エクスキューティー・フラーメ>の打点を上げることにも貢献します!
このデッキの約4割がエクスキューティーモンスターなので、発動コストに困ることはほとんど無いでしょう。
墓地を肥やせる点も地味に強力です!
ただし、<碧牙の爆速竜>で効果破壊されてしまう点には注意しましょう。
当然3枚フル投入です!
エクスキューティー・リュミエル...2枚
展開の初動となることに加え、レベル7、8で攻めてくるドラゴンやギャラクシー相手にはデッキバウンス効果も刺さります!
コストはレベル6モンスターとしか指定が無いため、効果を使い終わった<エクスキューティー・プラウティ>や<エクスキューティー・フローア>などを利用すると良いでしょう!
このカードを盤面に残すことで、相手にプレッシャーを与えることができます!
ただ、ミラー戦においては単なる初動としての役割なので、2枚にとどめました。
エクスキューティー・フローア...2枚
効果は召喚したターンに限られますが、リリースに使ったモンスター1体分の損失をすぐに補填できる点がかなり優秀ですね!
また、<エクスキューティー・プラウティ>や<エクスキューティー・ルーシー>の効果を使用した後、そのモンスターをリリースしてこのカードを召喚することで、墓地から手札に回収し、さらに効果を使い回すことができます!
他にも、<エクスキューティー・リリウス>をリリースして回収することで、盤面の打点を上げることもできます!
非常に強力なカードではありますが、ある程度墓地が肥えていないとパワーが下がるため、2枚の採用にとどめました。
エクスキューティー・ラム...2枚
当初はコストが重く感じて使いづらい印象だったのですが、ミラー戦においては如何に罠を踏み越えるかが重要であると気付いてからは評価が変わりました。
相手の罠を消して安全に攻撃を通せる点から3積みしていた時もありましたが、単体ではパワーが低いため2枚に落ち着きました。
エクスキューティー・ルーシー...1枚
他のカードでは変えが効かないと感じたため1枚のみ採用しました。
【下級モンスター】7枚
シードラゴン・ナイト...3枚
そのため、主には伏せカードをチェックする役割になったのですが、それでも本命の罠かブラフか見極めることができる点は高評価です!
エクスキューティーデッキにおける罠カードの採用枚数は5〜6枚が一般的です。
それ以上は魔法・罠ゾーンを圧迫し、セルフロック状態に陥るリスクもあります。
つまり、相手の伏せカードは50%以上の確率でブラフなのですが、油断して罠に引っかかると取り返しがつきません。
場合によっては攻撃せずにターンを返すなどの判断も必要になるため、必須のカードです!
当然3枚確定です!
業火の結界像...3枚
採用率の高い<エクスキューティー・リリウス>、<エクスキューティー・フラーメ>、<エクスキューティー・リュミエル>といった初動を全て潰せるため、巻き返しのハードルを上げることができます!
このカードへの対抗策として、<エクスキューティー・フラーメ>と<ブラック・ホール>がありますが、そう都合良く引けないため、現実的には戦闘破壊しかないでしょう。
手札の内容によっては通常召喚すら厳しいため、イージーウィンを狙うことができます!
尚、後攻時は単なるリリース要員にしかならず、相手の場に<業火の結界像>が居る場合は役割が被るため、サイドチェンジで<夢中のパピヨン>と入れ替えます。
スプリッター・スライム...3枚
また、墓地の<ミラージュ・ドラゴン>を蘇生することで盤面の損失を防ぎつつ、攻撃反応罠をシャットアウトできます!
効果使用後はリリース要員にしてしまえば無駄がありません!
また、能動的に場を空けることで、モンスターゾーン枠の確保ができ、<エクスキューティー・スクランブル>から状況に応じたエクスキューティーモンスターを特殊召喚することができます!
非常に汎用性の高いモンスターなので3枚採用しました!
ミラージュ・ドラゴン...1枚
<聖なるバリア -ミラーフォース->、<魔法の筒>、<エクスキューティー・エマージェンシー!>、エクスキューティー・ブレイク!、ファントム・ロアー、<ハーディフェンス・ミッション>、<ダーク・リベレイション>、<バッファード・スライム>といった攻撃反応罠を全て無効化しながら、相手の魔法・罠ゾーンをロックすることができます!
本来なら同じスペックの<漆黒の戦士 ワーウルフ>を採用した方が、<ヴォイドヴェルグ・レクイエム>の追加効果を使わせなかったりと利点があるのですが、今大会においては気にするレベルではないと判断しました。
レジェンドカードはシークレットレアで揃えたいという欲求に負けて、今回はこちらを採用しました!笑
【魔法】9枚
エクスキューティー・スクランブル!...3枚
制限カードに指定された潜入開始のようなカードですね!
このカードが強過ぎるせいで、エクスキューティーデッキが頭一つ抜けているといっても過言ではありません。
場に伏せておき、適切なタイミングで発動できる点も非常に優秀です!
安定感向上に欠かせないため、絶対3積み必須です!
天の選別...3枚
しかし、罠の採用枚数から考慮すると、何でもかんでも破壊すればいいという訳ではありません。
限られたバック破壊カードを有効活用するため、ここぞという時まで発動は待った方が賢明です。
しかし、<シードラゴン・ナイト>の効果で伏せたこのカードを射抜かれるのは避けたいため、状況を見ながら使うかどうか判断しましょう。
ミラー戦を意識し、今回は強気の3枚採用です!
サタニウスの宝珠...2枚
七宝船が手札の不要札を切ってドローできるのに対し、<サタニウスの宝珠>は盤面にモンスターが居ることが前提で、追加で必要札を引きにいく役割になります。
つまり、手札から場に出せないレベル6モンスターとこのカードを引いても、手札事故の解決にはなりません。
このことから、発動タイミングが来るまで場に伏せるカードになりやすく、そこを<シードラゴン・ナイト>で射抜かれると単純に1枚分のカードがマイナスになります。
ミラー戦におけるカード1枚分の差は大きく、極力避けたいことなので2枚の採用にとどめました。
ブラック・ホール...1枚
このカード1枚で膠着状態が解消され、一気に勝負が決まるケースも多いです。
一応、<エクスキューティー・エマージェンシー!>や<バッファード・スライム>の存在から、決定打にならないこともありますが、そう都合良く毎回あてられないため、信用度の高いエンドカードです!
文句なしで採用決定です!
【罠】5枚
エクスキューティー・エマージェンシー!...1枚
そのため、打てない場面もあるのですが、やはり決まると強いことには変わりないため、1枚のみ採用しました。
エクスキューティー・キャッチ!...1枚
バトルフェイズでの罠の発動を封じる<ミラージュ・ドラゴン>や<漆黒の戦士 ワーウルフ>の採用率が高いことを考慮すると、召喚・特殊召喚時に発動できる罠は貴重です!
召喚・特殊召喚したモンスターではなく、盤面のモンスターであればどのモンスターでも裏側守備表示にできますが、前のターンから存在していたモンスターは表示形式変更が可能ですので、無駄打ちにならないよう注意しましょう。
ミラー戦の場合はこのカードの存在を意識し、どこで踏むかを考えながらプレイする必要があります。
テンポアドは稼げるものの、盤面のカード枚数を減らす訳ではないこと、また、<シードラゴン・ナイト>対策で1枚のみの採用です。
ハーディフェンス・ミッション...1枚
盤面にモンスターが居ない状況でもノーコストで発動できる点はかなり優秀です!
しかし、発動タイミングが限られるため、場に残るリスクがあります。複数枚入れると<シードラゴン・ナイト>の餌食となるため、1枚のみの採用です。
亜竜地獄...1枚
魔法の筒...1枚
<エクスキューティー・フラーメ>の登場からキルラインが上がったことで、ライフで優位に立つことが相手の攻め気を削ぐことにつながると判断し、 エキストラターン、エキストラデュエルで強いことも考慮して今回はこちらを採用しました。
【エクストラデッキ】15枚
対戦前に蒼救デッキをにおわせるためのブラフですので、なくても問題ありません。対戦内容に影響がないため、今回は割愛させていただきます。
こちらのブログは後編
TSUTAYA関東No.1決定戦デッキ後編【カマクラル】へ続きます。
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今回の記事を読んで興味を持たれた方やラッシュデュエルを始めてみたい方、対戦相手をお探しの方は是非とも遊びに来てください!
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posted 2023.02.21
Byカマクラル

TSUTAYA関東No.1決定戦デッキ後編【カマクラル】
目次
5.サイドデッキ解説
6.不採用カード
7.各デッキとの相性
8.最後に
5.サイドデッキ解説
今回のサイドデッキはエキストラデュエルで勝つことに大きく寄せました!これは長期戦になりがちなエクスキューティーのミラー戦という性質に加え、TSUTAYA関東No.1決定戦のルールが有利にはたらくという狙いもありました!
まず、TSUTAYA関東No.1決定戦の決勝トーナメント1、2回戦は1デュエル戦、3回戦以降がマッチ戦でした。
このため、序盤でサイドデッキの内容がバレることはありません。
人数が多いと、長時間の試合は悪目立ちしてしまい、戦術がバレる可能性があります。
しかし、3回戦の時点ではじめてマッチ戦が実装されるため、どの卓も長引くであろうことに加え、人数が少ないのでそこまで目立たないと考えました。
また、非公認大会では決勝戦のみ時間無制限というルールを設けるケースがあるのですが、今大会は制限時間があったために エキストラデュエルの戦術を使うことができました。
エキストラデュエルは先攻後攻合わせた4ターンの間のライフ差を競うシビアなゲームです。
お互い2ターンずつしか使えないことに加え、先攻プレイヤーは1ターン目は攻撃できないため、戦闘ダメージを与える機会は2ターン目しかありません。
そして、ラッシュデュエルのトーナメントバトルにおいては、 遊戯王OCGと違ってエキストラデュエル突入時に先攻後攻を決め直すことが無いため、2本目の敗者が先攻後攻を選択できます。
仮に先攻になったとしても勝つためには、戦闘を介さないでライフ差をつける手段が必要です。
また、戦闘を介さないメリットとして、<エクスキューティー・フラーメ>などで大ダメージをくらわないことと、<魔法の筒>など相手の攻撃反応罠を腐らせるという点があります。
基本的にライフゲインカードで回復し、守備で固めるかたちです。
裏守備3セット相手にエクスキューティーがライフを取る方法は、<ブラック・ホール>と<エクスキューティー・ルーシー>しかないため、それらのカードを引かれる確率は低いです。
ここは引かれてしまったら負けで割り切るしかないと思います。
1本目負けたら先攻を選択します。
▼先攻サイドチェンジ
in 1枚1 <ファントム・ロアー>
out
1 <エクスキューティー・エマージェンシー!>
<エクスキューティー・エマージェンシー!>は強力なカードですが、下級モンスターが盤面に居た場合、先にエクスキューティーモンスターを処理されることで発動することができなくなります。
ケアが簡単で、発動機会が来ないことが多いです。
また、状況によってはあえて相手の<業火の結界像>を盤面に残してロックをかけることもあるそうで、尚のこと打つ機会がありません。
もちろん、<ブラック・ホール>や<聖なるバリア -ミラーフォース->への回答にもなり得ますが、1枚採用だとあてられる確率はかなり低いでしょう。
その点、<ファントム・ロアー>は条件は重めですが、下級モンスターの戦闘破壊時でも使える点がポイント高いです!
ただし、エクストラデュエルにおいては発動のハードルが高いため、2本目のみの採用です。
▼後攻サイドチェンジ
in 4枚3 <夢中のパピヨン>
1 <ファントム・ロアー>
out 4枚
3 <業火の結界像>
1 <エクスキューティー・エマージェンシー!>
<業火の結界像>は自身の行動を制限するだけでなく、単なるリリース要員としてしか使い道がなくなるため、手札を増やせる<夢中のパピヨン>と入れ替えます。
<エクスキューティー・プラウティ>など、特殊召喚持ちの上級モンスターも多いため、<夢中のパピヨン>の追加ドロー効果は比較的狙いやすいと思います。
<ファントム・ロアー>の採用理由は先攻と同様です。
▼3本目サイドチェンジ
in 13枚1 <邪影ダーク・ルーカー>
1 <エクスキューティー・リュミエル>
3 <ケミカルキュア・ブルー>
3 <夢中のパピヨン>
3 <治療の神 ディアン・ケト>
1 <強欲な壺>
1 <エクスキューティー・キャッチ!>
out 13枚
2 <エクスキューティー・ラム>
1 <エクスキューティー・フローア>
1 <エクスキューティー・ルーシー>
3 <シードラゴン・ナイト>
3 <天の選別>
1 <サタニウスの宝珠>
1 <ブラック・ホール>
1 <エクスキューティー・エマージェンシー!>
13枚入れ替えることで、エキストラデュエルにおいて圧倒的優位に立つことができます!
採用理由は下記の通りです。
邪影ダーク・ルーカー...1枚
戦闘を介さないでライフ差をつけるカードは貴重です。
特に先攻1ターン目にこのカードをアドバンスセットできた場合、相手に大きなプレッシャーを与えることができるでしょう!
ただ、事故要因にもなり得るため1枚のみの採用です。
エクスキューティー・リュミエル...1枚
表側守備表示で出すことにより、<エクスキューティー・キャッチ!>と<亜竜地獄>の発動条件を満たせます!
また、枚数は減らしましたが、<サタニウスの宝珠>も打てるようになります!
エキストラデュエルは2ターンずつの短期決戦となるため、初動は多いに越したことはありません。
そのため、最大枚数の3枚となるようサイドから嵩増ししました!
ケミカルキュア・ブルー...3枚
ただ、立てておくと攻撃の的となりライフを減らしてしまうため、リリース要員として使えないのであれば裏側守備表示で出します。
戦闘を介さずにライフ差を作れるカードなので3枚フル投入です!
夢中のパピヨン...3枚
アドバンテージのロスを抑えつつ、引き込みたい札へのアクセスを高めてくれるため3枚採用しました!
治療の神 ディアン・ケト...3枚
魔法カードである点を活かし、即打ちするのではなく、一旦は場に伏せておきます。
こちらのバックが無いと相手は安心して攻撃してこれるため、ブラフの意味で伏せましょう!
次のターンで発動し、ライフを回復しながら魔法・罠ゾーンを空けることで、新たに引いた罠カードを伏せる余力が生まれます。
エキストラデュエルにおいて勝敗を決するカードになり得るため3枚確定です!
強欲な壺...1枚
<ブラック・ホール>を抜くなんてあり得ない!と思われるでしょうが、エキストラデュエルにおける<ブラック・ホール>は意外と打ちどころが難しいです。
特にこちらが先攻の場合、2ターン目でライフを取りにいっても攻撃反応罠の餌食になるかもしれませんし、返しの<エクスキューティー・フラーメ>のパンプ効果で大幅にライフを減らすかもしれません。
調整の時もあれこれ考えた結果、結局打たずに場に伏せたまま相手にターンを返したことも多々ありました。
<強欲な壺>であれば確実に1枚増えるため、盤面に残すカードを増やすことができます。
わずかなターンのやり取りにおいては手数が多いに越したことはないため、いつでも強く打てるこのカードへの入れ替えを決めました。
エクスキューティー・キャッチ!...1枚
ただ、盤面のカードを減らせる訳ではないため過信は禁物です。
ここまで14枚なので、最後の1枠はこのカードです。
エクスキューティー・レイア...1枚
レベル7以上のモンスターの攻守を300下げることで、2500打点を<エクスキューティー・リリウス>で突破することができます!
使用頻度はそこまで高くなさそうなので1枚のみの採用です。
6.不採用カード
メインデッキの採用を検討し、見送ったカードをご紹介いたします。これが正解という訳ではないため、参考程度にしていただけますと幸いです。
また、今回はサイドデッキを エキストラデュエル対策にかなり寄せているため、一般的なサイドデッキ採用カードは全て不採用になっています。
そのため、サイドデッキの不採用理由は割愛させていただきます。
【上級モンスター】
ヒール・ヒーラー
【下級モンスター】
ギャラクティカ・ジャメイヴュ
<シードラゴン・ナイト>の効果でデッキに戻せば使い回せるため、1枚採用をよく見かけます。
ただ、序盤に引いてしまうと単なるリリース要員にしかならず、効果を強く使えるタイミングも限定的であると感じました。
強く使えるタイミングを選ぶ札を極力減らすというメインデッキのコンセプトとマッチしなかったため、今回は採用を見送りました。
【罠】
エクスキューティー・ブレイク!
特に効果を使った<エクスキューティー・フラーメ>の攻撃を止められた際のインパクトは大きいですね!
しかし、バックを破壊するには盤面に2体以上のエクスキューティーモンスターを用意する必要があり、盤面のカードを減らしてしまう点がネックとなって採用を見送りました。
また、サイドチェンジ枠の兼ね合いから、エクスキューティーの専用罠を削る必要があったため、他の罠に比べて優先度の低いこのカードが抜けました。
バッファード・スライム
また、戦闘ダメージを0にすることでそのターンに倒されることはなくなりますが、モンスターは戦闘破壊されますので、盤面にリソースが残らないケースも多々あります。
こちらが優勢で、相手が無理くりダメージを取りに来た際に打てれば強いですが、こちらが劣勢の時は相手のライフを減らせていないと延命にしかなりません。
汎用性の高い罠であることは間違いないですが、エキストラデュエルで使いづらかったので抜きました。
7.各デッキとの相性
今回の構築はエクスキューティーのミラー戦に特化しているため、サイドチェンジ含めて他のデッキをほとんど見ていません。そのため、エクスキューティー以外のデッキと当たった際は、元々のデッキパワーで戦うしかなく、メタカードに弱いです。
それを踏まえた上で、それぞれの相性を見ていきましょう!
展開デッキ(ドラゴン、ギャラクシーなど) 相性:×やや不利
1本目は<エクスキューティー・レイア>の採用がないため、戦闘面ではパワー負けします。<天の選別>も割るべきカードが少ないためにブラフに使う程度になるでしょう。
また、展開の早いデッキ相手だと エキストラデュエル突入は難しいため、サイドのカードもほぼ役に立ちません。
これがミラー戦の エキストラデュエルに寄せた代償ですので、展開デッキと当たった場合はタフな試合になることを覚悟しましょう。
罠型デッキ(エクスキューティー、竜魔など) 相性:○有利
ミラー戦に寄せた構築にしている分、ここが有利にならないと話になりません!ただし、 エキストラデュエルに投入しないとこちらの優位にならないことも覚えておきましょう。
コンボデッキ(蒼救、焔魔など) 相性:△五分
<エクスキューティー・フラーメ>を3積みしているため、マキシマムモンスターやフュージョンモンスターを召喚されても盤面を返すことができます!しかし、<監獄島アネ・ゴ・ロック>でガチガチにメタられた場合は苦戦を強いることでしょう。
焔魔に機能しにくい<ミラージュ・ドラゴン>と<ブラック・ホール>を入れ替えられないこともツラいところです。
ただ、展開デッキに比べればまだ勝負になるため、相性は五分と判断しました。
8.最後に
今大会は一種のギャンブルでした。張った山が当たるかどうか...という試みでしたが、そもそもサイドデッキを使うマッチ戦に辿り着く前に敗退してしまったため、無念です。
このデッキを組むにあたり、親身になって相談に乗ってくれた友人には感謝しかありません。
また、応援してくださった方々も本当にありがとうございました。
結果を出すことができずに申し訳ございませんでした。
今後も微力ながら、ラッシュデュエル発展のために尽力いたしますのでよろしくお願いいたします!
これからも色々なデッキのご紹介や、考察記事を執筆していきますので、是非とも参考にしてください!
それでは、またお会いしましょう! カマクラルでした。
カマクラルはTwitter及びYouTubeで遊戯王ラッシュデュエルに関する情報を発信しております。
また、参加者460名を超える国内最大級の遊戯王ラッシュデュエル専門Discordのサーバー副管理人も務めており、ガチ対戦のリーグ戦やカジュアル大会の交流会、チーム戦も開催しております。
今回の記事を読んで興味を持たれた方やラッシュデュエルを始めてみたい方、対戦相手をお探しの方は是非とも遊びに来てください!
- Twitter @yugiohbar
- 遊戯王ラッシュデュエル専門Discord
posted 2023.02.13
Byカマクラル

スターキャット【カマクラル】
戦うデュエリーマンのカマクラルです。
前回は蒼救デッキの記事を執筆しましたが、いかがでしたでしょうか?
蒼救【カマクラル】
<フュージョン>引けない問題を限りなく克服したフュージョンテーマである蒼救!
ラッシュデュエルにおいては初となる制圧型デッキです!
<エクスキューティー・フラーメ>による反撃にも対抗できる構築にしましたので、参考にしていただけますと幸いです!
さて、今回は同弾に収録されたもう一つのフュージョンテーマであるスターキャットデッキをご紹介いたします!
蒼救が制圧型なのに対し、スターキャットは一撃必殺型と表現すればいいでしょうか。
優れた展開力とパワーで一気にライフを削り切ることを目指します!
特にエクスキューティーデッキは墓地メタカードが無いため、コンボの妨害を受けずに済む点も追い風ですね!
ポテンシャルの高いデッキですので、是非とも最後までお付き合いください!
目次
それでは、早速観ていきましょう!1.デッキレシピ
スターキャットデッキ
プレイヤー:カマクラル
モンスター
計28枚
2.デッキコンセプト
「一撃必殺!猫パンチ!」です!蒼救のように相手の行動を制限しながら徐々に勝つデッキではなく、一気に相手のライフを取り切るデッキです!
シナジーを重視するあまり、獣族モンスターで固めたところ、パワーが下がってしまったため、<シードラゴン・ナイト>や<アメイジング・ディーラー>といったサポートモンスターは採用することにしました。
パワーを担保しつつ、早期ターンにコンボを決められるようにバランスを見てデッキを組みました!
それでは、メインデッキ解説の方で詳しく書いていきます!
3.メインデッキ解説
【最上級モンスター】7枚
キャットクロー・ガール...3枚
手札コスト1枚さえあれば、片割れのフュージョン素材とフュージョンを用意することができます!
また、状況に応じて2種類のフュージョンモンスターを使い分けられる点も優秀ですね!
効果発動のために墓地を肥やしておく必要はありますが、中盤以降は1枚完結する札として活躍します!
絶対3積み必須です!
闇眼の破星猫...3枚
特殊召喚した場合の追加効果はノーコストで相手フィールドのレベル7・8モンスターを破壊できるため、かなり強力ですね!
ただし、エクスキューティー相手には無力なので注意しましょう。
獣族には貴重な墓地肥やしモンスターなので3枚採用です。
邪影ダーク・ルーカー...1枚
1000バーン効果もキルラインを下げるため相性がいいですね!
ただし、手札にダブつくと手札事故につながるため、1枚の採用にとどめました。
【上級モンスター】1枚
人造人間-サイコ・ショッカー...1枚
下級モンスターである<漆黒の戦士 ワーウルフ>や<ミラージュ・ドラゴン>とも迷いましたが、<激流葬>や<亜竜地獄>などの召喚反応系も無効化できるこちらを優先しました!
盤面の打点を下げない点も優秀ですね!
【下級モンスター】20枚
金眼の星猫 / 銀眼の星猫 / 羊界エアアリエス ...各3枚
下級の通常モンスターの中ではアタッカー、準アタッカークラスの攻撃力を誇るため、パワーを著しく下げることもありません。
シナジーの強いカード達ですので、それぞれ3枚ずつ採用しました!
緑眼の星猫...3枚
<ニャンダフル・ラッシュ>の蘇生先を用意しつつ、ドロー促進してくれるカードなので強力ですね!
コストが通常モンスターであれば、追加効果で自身をダブルコストモンスターにグレードアップできます!
コンボデッキにおいてはドローサポートは多いに越したことはないため、3枚採用しました!
紫眼の星猫...2枚
ただし、汎用性向上のためにデッキ内の獣族モンスターの比率を下げたため、発動機会は減りました。
それに伴い、<野生なるバリア -ノラーフォース->も減らしたため、効果を使うこと自体があまりなくなってしまいました。
2回攻撃付与もかなり強力ですが、使えたらラッキーくらいで考えておいた方が良いでしょう。
単なるバニラモンスターとなることが多いため、2枚の採用にとどめました。
シードラゴン・ナイト...3枚
攻撃型のデッキにおいては入れない理由を探す方が難しいカードですので、3積み必須です!
アメイジング・ディーラー...3枚
特に<ニャンダフル・ラッシュ>の兼ね合いから、墓地のカードを肥やした方が展開力が上がるために3枚必須です!
【魔法】10枚
フュージョン...3枚
フュージョンしないと本来の力が発揮できないため、3積み確定です!
ニャンダフル・ラッシュ...3枚
守備力200であれば、レベル関係なく墓地から2体を特殊召喚できる点がかなり強力です!
ただし、守備表示での特殊召喚となるため、フュージョンにつなげないと弱い点には注意しましょう。
<キャットクロー・ガール>2体を蘇生し、2回のフュージョン召喚を決められたら楽しそうですね!
絶対3枚必須です!
七宝船...3枚
最上級モンスターは墓地から蘇生する方が強いため、積極的に墓地に送りましょう!
デッキの回転率を上げるために3枚採用です!
天使の施し...1枚
パワー重視なら<ブラック・ホール>採用の方が良いと思います。
【罠】2枚
野生なるバリア -ノラーフォース-...1枚
<紫眼の星猫>でセットすれば追加効果も使えるようになるため、お守りも兼ねて1枚のみの採用です。
聖なるバリア -ミラーフォース-...1枚
魔法の筒でライフをつめる選択肢もありますが、3体で攻撃してきたとしても、相手の攻撃を止められるこちらを採用しました。
【エクストラ】9枚
スターキャット・ストライニャー...3枚
こちらの攻撃を確実に通したい時に活躍するモンスターです!
攻めの軸となるモンスターなので3枚採用です!
スターキャット・デストロイニャー...3枚
ある程度墓地が肥えていることが前提となりますが、<金眼の星猫>の場合は攻撃力3700、<銀眼の星猫>の場合は攻撃力3600、<羊界エアアリエス>の場合は攻撃力3500となるため、このカードと合わせて8000overのダメージ総量となります!
相手フィールドにモンスターが居なければ1ターンキルとなりますね!
もちろん3枚採用です!
スプレンディッド・Fマスター...3枚
1枚あれば事足りるのですが、<シードラゴン・ナイト>の効果で<アメイジング・ディーラー>を戻した場合に2体目を出すことがあるかもしれないため、念のため3枚採用しました。
今後、フュージョンモンスターが増えて枠が無い場合には1枚で良いと思います。
4.各デッキとの相性
スターキャットはコンボデッキに分類されます。それぞれの相性を見ていきましょう!
展開デッキ(ドラゴン、ギャラクシーなど) 相性:×不利
このデッキには相手の攻撃から身を守るカードがほとんど入っていません。そのため、フュージョン召喚に成功したターンで勝負を決め切れなかった場合は盤面を返されるおそれがあります。展開デッキは高いパワーに加えてスピードもあるため、こちらのコンボの条件が整う前に勝負がついてしまう可能性がありますね。
そのため、相性は不利と判断しました。
罠型デッキ(エクスキューティー、竜魔など) 相性:○やや有利
メインギミックに相手の魔法・罠カードを破壊できる<スターキャット・ストライニャー>がいるため、罠で妨害されずにこちらの攻撃を通しやすいと思います。展開デッキと比較すると罠型デッキはテンポが遅めなので、こちらのコンボの条件が揃うまでの時間も稼ぎやすいです。
ただし、毎回都合良く相手の罠を剥がせる訳でもないため、できる限り早期にライフを削り切りましょう!
フュージョン3回という上限がある以上、長期戦にもつれ込むと厳しくなるため、相性はやや有利と判断しました。
コンボデッキ(蒼救、焔魔など) 相性:〇有利
相手にマキシマム召喚を成立されても、<スターキャット・ストライニャー>の効果で打点を下げつつバックを破壊できるため、比較的安定して盤面を返すことができます!蒼救に対しても、<蒼救の幻影 ドルクムーア>は<スターキャット・ストライニャー>で超えられますし、<蒼救の泡影 アルティエラ>はフュージョンを止められないため突破可能です!
そのため、相性は有利と判断しました。
5.最後に
制圧型である蒼救とは対照的に、展開力とパワーに長けたフュージョンデッキです!同じフュージョン軸でも、ここまで性質が違うのは面白いですね!
今後も守備力200の戦士族、獣族が増える度に強化されていくテーマなので、将来性もあるかもしれません!
化ける可能性も十分あるため、パーツが安い内に集めておくのが良いと思います!
これからも新ルール・リミットレギュレーション対応の色々なデッキをご紹介していきますので、是非とも参考にしてください!
それでは、またお会いしましょう!
カマクラルでした。
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