is_yuyutei_app: "1"

is_iOS: ""

Brackets

WIXOSS|ウィクロス 遊々亭Blog 【90ページ目】ブログトップ

Brackets

WIXOSS|ウィクロス 遊々亭Blog 【90ページ目】ブログトップ

Brackets

遊々亭攻略ブログ

WIXOSS|ウィクロス 遊々亭Blogです。
遊々亭一押しのプレイヤーさん達による攻略情報やゲームに関する様々な情報、担当のおすすめなど、WIXOSS|ウィクロスに関する情報を配信していきます。 Twitterでも情報配信中です!


Icon遊々亭@WIXOSS|ウィクロス担当アカウント Icon遊々亭公式アカウント

posted 2023.01.12

Byからばこ


タイトルトップ.jpg
夢限少女杯ランカーに取材してみた!【中編】
前編はこちら
「ターン数」を心がけよう!
からばこ:環境の捉え方の他に、実際のバトルの中で、強いプレイヤーに共通する傾向はありますか。


しみずき:ディーヴァセレクションに限った話でいうと、自分のゲーム数のターン数を理解して、やることをやり、やらないことをやらない、を正しく選べるか、でしょうか。強いプレイヤーが共通して持つ傾向です。


からばこ:ターン数、ですか。
mys.jpg
しみずき:今のお互いのエナの状況、残りのピースやアシストルリグ、サーバントの枚数などを見て、「あと何ターンゲームが続くかな」「要求はあと何点必要だな」という考え方です。「あと何ターンゲームを続けて、何点要求を作らなければいけない。だからこのアシストルリグは今は温存しないといけない。だから使わない」というような判断ができるようになれば、強くなれると思います。その場限りの状況を見て、アシストルリグを使ったりしていませんか?


からばこ:しているかもしれない......。このターンアシストルリグを使って生き残っても、次のターンに相手のライフが多く残っているから、どう頑張っても勝てないのに、「負けちゃう!」って焦って、アシストルリグに乗っちゃう、みたいな。どうしても「このターン」だけで見てしまうかも。


しみずき:3ターン目くらいでその逆算が出来る人は強いです。ターン数に加えて、デッキの残り枚数もきっちり見ているプレイヤーもいる。夢限少女杯準優勝のぽっきー選手はその力が強く、だから<ウリス・アフリクト><ウルトラスーパーヒーローズ>などで、リフレッシュに入れるタイミングが絶妙です。
忘れてほしくないのは、「あと何ターンゲームを続けて、後何点取らないといけない」という先読みの力があっても、デッキに要求できるカードがなければ意味がない、ということです。だからきちんと点要求ができるカードをデッキに入れましょう。これが、「ダメージレースが大切」という話に繋がります。
ultra.jpg
46熊:ダメージレースが先行できたら、その後の展開も自分のペースに持ち込めますもんね。先に相手を攻めると、相手はこちらの攻めに対応しなければいけない。どんなデッキを使っても、その考え方は大切になります。


しみずき:僕がディーヴァセレクションで強くなったきっかけのバトルがあります。
相手のシグニアタックで、「相手のシグニ1体をバニッシュする」というライフバーストが発動した時、「アタックを終えて、ダウンしたパワー8000のシグニ」と「ライフクロスへのアタックを控える、アップ状態のパワー3000のシグニ」のどちらをバニッシュするかを選ぶ状況になりました。
普通ならアタックを控え、1点取られるパワー3000のシグニをバニッシュしますが、僕はそこで踏みとどまって、「ここで8000のシグニをバニッシュしないと、ダメージレースで追いつけないな」と判断し、8000のシグニをバニッシュしたんですね。そのゲームは最終的に相手のライフバーストで負けてしまいましたが、もし3000のシグニをバニッシュしていたら、8000のシグニを処理できず、ライフバースト勝負の土俵にすら立てませんでした。これは自分が1段階強くなったバトルで、そこから「ターン数」を心がけるようになりました。
ダメージレースの考え方は非常に大切です。その考えを実行に移すために、メインデッキに点を取れるシグニを入れないといけない。「3点取りたいけれど、そのカードが入っていない」のであれば、構築から見直します。とにかく点を取れ、3点取れ、ですね。

レベル3で一度立ち止まろう!
からばこ:ターン数を考えるにあたって、実戦で心がけていることはありますか?毎ターン「あとどれくらい」と考えるのは難しいかもしれません。


しみずき:センタールリグがレベル3にグロウしたタイミングで、一度立ち止まりましょう。お互いの残りライフクロス、残りのアシストルリグ、手札やトラッシュのサーバントの有無を確認し、そこからどうすれば相手のライフクロスを削りきり、最後の1点を入れられるのかを考えます。それが無理なら、どうすれば自分は「追加の1ターン」を得られるのか。この2つを考えた時に、どちらに勝算があるのか。3にグロウして、「どうしようかな」と考えますね。


46熊:デッキを作った段階で「こう動きたい」という理想があると思いますが、ライフバーストの有無やドローの良し悪しで、その理想と現実にズレがあると思います。「サーバントが引けなくて思ったよりライフクロスが少なくなってしまった」「相手のライフクロスが全く発動せず、結構攻められているぞ」などでしょうか。そのズレも考慮して、レベル3にグロウした段階で、どう攻めていくかを決めていきたいです。
しみずき:レベル3にグロウして「2回連続で3面要求をすれば勝てる」となったとしても、除去シグニや除去ピースが足りなくて、そもそも「2回連続の3面要求」ができない場合もあります。それは、「デッキ構築を見直しましょう」ということです。


からばこ:ハンデスはどう考えればよいですか?
しみずき:ハンデスはルリグアタックによる追加の1点が通りやすくなったり、相手のアタッカーを捨てさせて「追加の1ターン」を得られやすくなるので強力です。ただ、単純なシグニでの攻めより不安定な要素が増えるので、ちょっと難しくなるかもしれませんね。


後編へ続く(好きなルリグで勝つために、デッキ構築で重要なことって?)

posted 2023.01.12

Byからばこ


前編タイトルトップ.jpg
夢限少女杯ランカーに取材してみた!【前編】
はじめに
「ウィクロスパーティーで優勝したい!」「セレモニーで結果を出したい!」「ディーヴァグランプリで勝ちたい!」

ウィクロスプレイヤーなら誰もが持っているであろう「勝ちたい」「強くなりたい」という願望。しかし勝負の世界は厳しいもの。勝者の裏には無数の敗者がいて、ひっそりと悔し涙を流していることでしょう。
私もそうです。グランプリで勝てないし、セレモニーで優勝したことないし、周りはどんどん強くなる。「どうすれば強くなれるのだろう」「強い人は何を考えている?」「そもそも強いって何だ?」......。

そしてある日、気が付きました。「分からなければ、取材すればいいじゃない」と。

というわけで今回は特別企画!
遊々亭ブロガーの同僚であり、両人とも夢限少女杯本戦に出場された「しみずき」さんと「46熊」さんが、私のインタビューに応じてくれました。数多くの輝かしい実績を残しながら、遊々亭で情報を発信されている2人が、「ウィクロスが強くなるには?」をテーマに、大いに語ってくださりました。
ウィクロスパーティー優勝を目指す方も、トップディーヴァを夢見る方も、役立つヒントが見つかること間違いなし!これを読んで、2023年のウィクロスでスタートダッシュを決めましょう!

(2022年12月21日、リモートにて取材)


プレイヤープロフィール
しみずき
夢限少女杯SPSランキング12位で本戦出場し、ベスト16入賞。ディーヴァグランプリ1st4位、2017年第3回世界大会準優勝など実績多数。
遊々亭では2015年2月から執筆を続ける大ベテラン。確固たる理論に基づいて構築したデッキを使い、その考え方を発信し続ける。東海地方在住。<アイン=ダガ>に思い出がある。

46熊
夢限少女杯SPSランキング10位で本戦出場し、ベスト16入賞。ディーヴァグランプリ3rdベスト8など実績多数。
以前から個人ブログ等で発信をしており、遊々亭には2022年7月から参加。"環境デッキを強く使う"を信条に、多くの優勝・入賞を積み重ねる。九州在住。お気に入りのシグニは<紅将姫 キントキ>......の後ろにいる熊。

からばこ(司会進行)
デッキまとめサイト「WIXOSSBOX」管理人。遊々亭には2018年11月から参加。ディーヴァグランプリは4回全て予選落ち。
夢限少女杯本戦を現地取材し、参加者の圧倒的実力に打ちひしがれ、「強い」のヒントを取材しに来た。東京在住。最近は「デッキ何枚ですか?」と聞いてばかり。


月ノ美兎は「次世代のDXM」!?
からばこ:この記事が出る頃には「にじさんじ DIVA」が発売されているわけですが、新ルリグやシグニをどう見ていますか?
しみずき:強いです。【月ノ美兎】はリフレッシュの速度が圧倒的で、火力が非常に高い。「次世代のDXM」と評しても過言ではないですね。夢限少女杯優勝のシロネコ選手と色々なデッキを作って対戦しましたが、現状の「2面防御」では追いつかない火力を持っていますね。<TRIGGER OF VICTORY><DEATH DECK>を採用した【チームエクス】に匹敵する火力です。


46熊:僕は【アンジュ】を組んでみたいです。シグニでは<コード2434 西園チグサ>が頭一つ抜けて強力でしょう。<コウメイ>や<ロンゴミニアド>と異なり、シグニをダウンさせずにルリグが連続攻撃できるのは強烈です。


しみずき:<西園チグサ>は強いですよね。僕は合わせて<コード2434 周央サンゴ>に注目しています。【月ノ美兎】は<プルソン>と相性がよく<エクシア>を突破しやすいので、もしも環境で流行すれば、<エクシア>がこれまでほど信頼できる防御手段ではなくなります。一方、<周央サンゴ>は基本パワーが35000になるので、たとえ能力を失っても、パワーが高い壁が残りますから。
からばこ:夢限少女杯ではリメンバが環境の中心にいましたが、その傾向は続きそうですか?


46熊:<リメンバ・ディナー>も<リメンバ//メモリア>もにじさんじルリグには強く刺さりますし、リメンバデッキの対応力の高さは異次元です。メインデッキを環境に適応させ、今後も強い立ち位置であり続けるでしょう。


しみずき:にじさんじルリグは<エクシア>やハンデスに弱いので、どう対応するかが重要だと考えています。単に<プルソン>を入れればいいように思えますが、バーチャルクラス以外のシグニに触りづらいので。
既に4ルリグでデッキを組みましたし、バーチャルシグニを軸にした既存ルリグのデッキも1つ作りました。モチベーションは非常に高いです。


世間より一歩先に!
からばこ:お2人はセレモニーやディーヴァグランプリなどで多く結果を残しており、環境を中心に戦っています。環境で戦うために、セレモニーの結果によるメタゲームや、流行のデッキをどう読み解いていますか?ざっくりと「リメンバが強いよね」だけではないとは思いますが。
しみずき:何がどれくらい勝っていて、どこの地域で何が流行っているのかを知るのは大切です。WIXOSSBOXでどのデッキがどれだけ入賞しているかを統計を取ったことがありますが、分析は非常に役立ちました(参照記事「セレモニー結果から見る『REUNION』環境要注目ルリグの振り返り」)。
環境を見る際は、参加人数が少ないセレモニーもあるので、その週だけでなく、2〜3週くらいの幅で広くとらえるといいでしょう。そこから、地域の特性や環境にあったデッキを選び、セレモニーに挑みます。(参考記事「競技目線で見る『デッキ選択の考え方』)


46熊:僕は環境に合わせてルリグやデッキを変えたりはしませんが、「【原子デウス】に対して<リメンバ//メモリア>が強い」ということが知られ、<リメンバ//メモリア>が増えた時期は、【原子デウス】で「<リメンバ//メモリア>を対策するカード」を色々と試してみました。当時だと<イオナ//メモリア>などでしょうか。
しみずき:やはり「環境の一歩先」を意識することが大切です。
にじさんじの話に戻りますが、もしも【月ノ美兎】がDXMに匹敵する火力を持ち、そのデッキが流行し、結果が出るとしましょう。であれば、その火力に耐えうるアシストルリグを採用するのが主流になりますよね。アシストのマドカも、<マドカ//ダブ>から<マドカ//クラップ>になる、でしょうか。
強いプレイヤー......、シロネコ選手は現在の段階で、「もしこの先、<マドカ//クラップ>などの大型防御が流行したらどうする?」という思考で、現時点で様々なデッキを考えていますね。これが流行ったらこれ、これが来たらこれと、既に想定ができている。流行したら勝てるし、流行しなかったら「違ったね」で、また考える。
46熊:大型アシスト対策で、例えばエナ破壊ができるカードを採用したり、という形でしょうか。<ゼノ・クラスタ>が多くのデッキに積まれるとも考えにくいですし、刺さりそうです。


しみずき:自分のデッキに合わせてになりますが、そういう方向性だと思います。<リメンバ//メモリア>対策に<イオナ//メモリア>と考え方は似ているでしょう。世間より一歩先のノウハウを持つことが大切です。


からばこ:46熊さんは強いデッキをしっかり使う、という考え方ですね。


46熊:強いデッキを使わずに負けた時に、「相手は強力なデッキだったから」と考えがちですが、自分がそれが嫌ですね。自分が強くなるために、負けた原因を自分のプレイングのせいにしたい。環境デッキは強い人の集合知だからやっぱり強いし、それで負けるなら、使い手の自分が悪い。だから成長の余地がある。
もちろん環境デッキもいくつかあるので、どれを使うかは地域にもよります。九州は緑や白のアシストルリグ、センタールリグを使う人が多い印象があるので、環境でも【チームエクス】は違うかな、とか。


しみずき:入賞したデッキを見ながら、「どうやったらこのデッキに勝てるか?」という反骨心を持ってほしいですね。
羅菌 オイゴナ>っているじゃないですか。今は強力なカードとして有名ですが、登場自体は2022年4月末の「CONFLATED DIVA」なんですよ。このカードが当時の環境デッキの【原子デウス】に、多く採用され始めたのがいつ頃からか、知ってますか?
からばこ:5〜6月頃は【原子デウス】からはあまり飛んでこなかった記憶です。むしろ<羅原 Pa>のほうが多かったような。


しみずき:7月中旬頃からです。7月上旬のディーヴァグランプリ3rdで優勝した【笛原子デウス】に採用されていたから広まったんですよ。その後の【原子デウス】も【笛原子デウス】に一気に変わりましたし。
ウィクロスは他のタイトルに比べ環境の変化が遅い印象です。<オイゴナ>の件に限らず、有名プレイヤーが結果を出すまで流行の構築は変わらない。環境が変わらないから、同じデッキを使い続けて勝ち続けるし、同じデッキを使い続けて負け続けることだってあります。「【原子デウス】絶対倒す!」という強い気概で、環境を疑って、挑んでほしい。


46熊:自分が考える「強いプレイヤー」は、勝つ人ではなく、勝ち続ける人です。環境はもちろん変化するし、ある時最強のデッキも、対策されて最強の座から落ちる。でも、勝っている人は勝ち続けますよね。対策をはねのけたり、プレイングで乗り越えたり、環境を読んだデッキ選択をしたり。多くのプレイヤーが持っていない能力で、トップに立ち"続けて"いる人たちが、強い人だと自分は思います。
夢限少女杯の本戦はそういう人の集まりでした。16人全員がリメンバの流行を見越して、「じゃあ、リメンバどうする?」をスタート地点にデッキを選び、作っていましたから。リメンバを使う人も、リメンバを使わない人もそうでしたね。


中編へ続く(「ターン数」を心がけよう、レベル3が大切!など、実際のバトルでの考え方を聞きました!)

posted 2023.01.04

By46熊


タイトルトップ.jpg
新弾で始めるディーヴァセレクション! 新生アンジュのススメ
はじめに
どうもこんにちは46熊です。
皆さん、久しぶりの特殊弾『[WXDICP-01] にじさんじ DIVA』は楽しんでいるでしょうか。私は楽しみすぎていつ新弾が発売しても即わいわい遊べるようににじさんじの切り抜き動画を見漁っておりました。.........ん???

にじさんじDIVA、実際に触って使ってみた方は分かると思いますが強いだけでなくとにかく楽しいです。久々に競技的な視点とはまた別のベクトルでカードゲームしている気分にさせてくれるカードが多数収録されています。そして多くのカードから『バーチャルでデッキを組め、損はさせねぇぞ』と息巻く声が聞こえて来るようです。
例えばこのカード。
競技シーンで常に活躍している白デッキの超汎用カード、<リメンバ//メモリア>と<ゲイヴォルグ>を足して相手への干渉を抑えたような効果をしています。デッキをバーチャルで固めさえすれば。
次にこちら。
発動タイミングは微妙に異なりますし若干攻撃力は抑えられていますがこちらも競技シーンでしばしば目にする強シグニの効果を合わせたようなシグニです。こちらもデッキをバーチャルで固めさえすれば。

上記カードの他にも効果の大半が<奏械:バーチャル>を参照しているため、デッキをバーチャルで固める程にその恩恵を強く受けられるようになっているのです。
もちろんサーバント以外を全てバーチャルで固めないといけない、と言った事はありません。ただはじめはバーチャル主軸にデッキを組んだ方が扱いやすいでしょう。
(単純な比較はできないとはいえ流石にパワー)
なにこれぇ......

と言う事で。今回は「新弾で始めるディーヴァセレクション」と銘打ってデッキを一つ投稿させて頂く事になりました。私が担当させて頂くのはさんばかの錬金術担当<アンジュ・カトリーナ>さんです。
にじさんじが好きでウィクロスの門戸を叩いた方、とりあえず新弾のカードでデッキ組みたいけどどう組んだらいいのか全く分からん、みたいな方々の助けになれれば幸いです。

デッキ紹介
コンセプト
ルリグで空けてシグニでドン!
最後はルリグとシグニでMAX6点!!

新弾におけるアンジュの立ち位置
アンジュ>は新規センター4ルリグの中でも最も分かりやすく点を取りに行けるルリグと認識しています。場に出せるシグニを引けさえすればライバーとコラボする(not生贄)だけで厄介なレベル3シグニを押しのけて点を要求することが出来る点は他のルリグには無い強みと言えます。また、白の特性であるエナを与えない攻めと超絶噛み合ったゲーム1,<ヒラナ>のゲーム1と違いエナ4で代替する事も出来ますがそんなエナがあるはずもありません。同期の<リゼ>もこのゲーム1をライバーで盾にする事は出来ないため、サーバントが無ければ空中からゲームを終わらせることが出来ます。また<ヒラナ>と違いアシストの防御を残しながら使えるのも助かるポイントですね。
(ダッシュヒラナで大活躍中の攻めガン振り主人公ルリグです)

一方でバニッシュではなく手札に返すだけなので次のターンにはまた出て来てしまうという点は注意が必要です。
また、新弾では明確に12000ラインの除去を意識してパワーを13000以上に底上げするシグニ、パワー12000以下のシグニを守るシグニも多数収録されています。このシグニ達をどう掻い潜ってトドメの一撃を叩き込むかが勝負の分かれ目となりますね。
特に<周央サンゴ>のパワーラインは厄介です。アタックフェイズに発動条件を満たしてしまうと後から効果を消してもパワーが下がりません。このカードを意識してデッキを組むかどうかは各人の判断にお任せしますが今回は1〜3度くらいしか現実的に除去出来ないように組みました。バーチャルで除去したいのであれば現実的なのは<ニュイ・ソシエール>、スペルに頼っても良ければ<フレン・スラッシュ>でしょうか。
ニュイ・ソシエール>の効果はトラッシュ枚数に影響されるため使い勝手が良いとは言えません。一方で<フレン・スラッシュ>はコストの重さが気になるものの<フレン>とアンジュの起動効果の相性が良いためこちらを採用しました。<フレン>が場に居る時でなければ使う機会はあまりないかもしれませんがLBも強いのでライフクロスから捲れたらラッキー、手札に来たら相手によってはエナに置くでも良いかと思います。

アシストについて
【アシスト】リゼ レベル1【剣】 / 【アシスト】リゼ レベル2'/ 【アシスト】月ノ美兎 レベル1【杵】 / 【アシスト】月ノ美兎 レベル2【隠蔽】
1枚だけ新弾に入っていないカードを使わせて頂く無礼をどうかお許しください。リゼの新弾に収録されているレベル2<【氷壁】>も確かに強いのですが性質上このカードを残した際に前述した<西園チグサ>の連パンを受けられないと言った問題に直面してしまい、それを嫌ってこの構成になりました。
もちろん最後に切るアシストを<【隠蔽】>にするとトラッシュ管理及び残りのライフクロス枚数に気を遣う必要が出て来ます。ライフクロスのクラッシュをデッキ落としで置換するためライフ0からは貫通されて敗北する点には注意が必要です。一方、強制リフレッシュで詰めに来る戦術が確立した今弾ではライフが1でも残っていればこの上なく有効に働くアシストです。
アシストルリグは各人のプレイスタイルで無限の組み合わせがありますので色々な組み合わせを試してみてくださいね。

ピースについて
世怜音女学院 After School / LazuLight FLASH
10001.jpg10007.jpg
最強汎用ピースとして旧弾環境引っ張りダコだった<スーパー・ヘルエスタセイバー>とあと何かにしようと思っていた時期が私にもありました。リレーピース、終着点だけでなく中継点も強すぎます。弱い点はある程度構築を縛られてしまう点、ピースの種類を読まれやすい点くらいでしょうか、それも今後リレーピースが多数収録されてくれば変わってくる些細な問題です。
リレー元である<世怜音女学院 After School>はアシストでサーチが出来ないこの構築だと最悪1T目に使う事もあります。但しその場合エクシードの支払いが出来ない点には注意です。
リレー先の<LazuLight FLASH>は状況によって必要な能力を適宜選択できる汎用性の塊のようなピース。このカードとアシスト、LB及び<フレン・スラッシュ>でしか前述の<周央サンゴ>を除去できないため使用タイミングとしてはライバーとコラボが終わった以降のターンになるでしょう。3つ目の効果はエナの枚数調整にも寄与してくれるため3エナと言う安くはないコストを要求してくる<【隠蔽】>の補助としても優秀です。

シグニについて
当然すべてのカードについて語りたい部分はありますが一部抜粋して解説させて頂きます。

西園チグサ
おそらくアンジュの切り札として使って欲しい意図を感じるシグニで、ゲーム1と合わせるとルリグだけで3点取りに行けます。
今までにもルリグアタック回数を追加してくれるシグニは居ましたが、場のアップ状態のシグニをダウンさせるというシグニアタックを放棄させるような条件が付いていました。このシグニにはそれが無いため、今まで多面ダウンにより回避できた状況も避けられなくなってきています。
出現時効果も単純に優秀で後続を構えながらアタッカーとして機能するので出来る限り多めの枚数を採用したいですが、今回は少し枚数を抑えています。

天宮こころ
余談ですが今弾で最もイラストが好みなシグニ。あみゃみゃ好きだ......
一定条件下で付与できる完全シャドウが有り得ん強く、<あみゃみゃ><しぃしぃ><>と立てると相手の殴り返しに強いガチガチな盤面を形成することが出来ます。
弱者を救済するその効果、イラストも相俟ってマジ天使です。何ならサーバントも回収させてくれるのでルリグすら守ってくれます。今弾屈指の防御性能を盛ったシグニと言えるでしょう。

フレン・E・ルスタリオ
最後の効果はどちらかと言うとリゼで使う事が多いと思われる効果ですが、2つ目の効果はアンジュの起動コストをチャラにしてくれるため若干枚数採用しています。
終盤で後1面空ければ勝てるのに......という場面ではサーバントも投げ捨てていきましょう。但し手札に戻すパワーの範囲は思ったより狭いのでご用心。

椎名唯華
さくゆいで使いたかったものの<笹木咲>とアンジュのかみ合わせが悪かったため<笹木咲>は今回不採用としていますが、こちらだけでも十分に強いカードです。
パワー上昇を全体に振りまけるため自身だけでなく横の場持ちも良くしてくれる効果は使われると分かりますがかなり厄介です。

東堂コハク
生きた<オーバー・パシュート>とでも言うべきシグニ。同弾収録の条件達成した<きらめ>を労せずどかせる点は見逃せません。レベル2なので初手から出すことは出来ませんが、レベル1でない事により<月ノ美兎 【杵】>や<マキナウィングスラッシュ>をかわせるのは明確なメリットと言えます。
2T目、3T目で引けないと出番が途端に限られてくる点(基本的に盤面は331で組む事が多いため)が気にはなりましたが最初は使用感を確かめるためにも強気の4投。調整次第で若干減るかなとは思っています。

空星きらめ
上でも紹介しましたが条件付きでパワー5000の<キョウシュウ>になれる優秀なシグニ。別の事務所にパワー系のお姉ちゃんが居るとか居ないとか。
先攻1ターン目で彼女を二面立ててターン返せばほとんどの場合除去されることはないでしょう。彼女も大概パワーある。
あとこれは小技ですが、このシグニを立てて相手のレベル1除去するアシストを渋らせた後で221の盤面で要求。LBを踏んでも1シグニが除去されるような順番でアタックするとまたアシストのグロウを渋らせることが出来ます。狙えるなら狙っていきたいですね。

エリーラ ペンドラ
バーチャルデッキを組もうとしていた時にずっと思っていた事がありまして。
コードメイズ ユキ//メモリア>欲しいなぁ→でもバーチャルじゃないしなぁーでもこいつ居ないと一部困る相手がなぁ→でも(以下略
そんなぐるぐるをばっさり切り裂いてくれたのがこのシグニ。主に<椎名唯華>のパワーパンプを消して12000以下除去を通すために使うのを想定しています。
ユキ//メモリア>を序盤出した際にしばしば発生していた『別に意味ないけど強制効果なんで〇〇の能力消します』といった状況も2つ目のいつ使っても腐らない効果があるので無駄になりません。デッキトップが1枚ズレればサーバントを引けるターンが冗談でなく1ターン早くなることもありますからね。皆さんもありませんか?サーバント足りなくて負けた時デッキトップ捲ったらサーバントだった経験。私は結構頻繁にあります。

改良案
1. ゲーム1を通したい
10005.jpg
私はいつも『ウルトラスーパーウムルクリアー』と読んでいるコンボです。相手のデッキ枚数が11枚以上の時、ピースとアシストルリグでリフレッシュさせつつ、相手の手札を壊滅させます。
ウムル=クリアー>は捨てた手札-1枚を引くんじゃないの?と思われる方、ご安心くださいそんなに多く引ける枚数残ってません。残らないタイミングで使うコンボです。
ただしアンジュが相手のデッキを落とす手段を持っていないためそれは別途必要です。ただそれを考慮しても意識外から急に6枚持っていた手札が1枚とか2枚になると相手の予定を一気に切り崩せるため決まった時はかなり爽快な攻撃です。
この戦法はアシストの防御を片方犠牲にしているため、もう片方(ピースの都合上黒ルリグ必須)はそこそこ防御力の高いアシストにしてあげて下さい。

2. ゲーム1をやっぱり通したい
10003.jpg
新弾発売日に知人が公開していたアンジュに採用されていたカードです。上のコンボはアシストをウムルにするためバレやすく、デッキ15枚くらいから爆速でデッキを掘って10枚以下にされてしまうと大量ハンデスをケアされてしまいます。一方で此方のカードは単体で完結しているためネタが割れにくいと言った利点があります。
対ヒラナやリメンバ、あとはアンジュミラーでも3エナ払わないとルリグをアップ出来ない効果は強烈に刺さりますので、今後こちらがスタンダードになっていくのかな...などと考えている次第です。

終わりに
この辺りは26日の朝に書いているのですが、新弾発売から二日しか経っていないのにもう様々な構築を試している方が大勢いて圧倒されている自分が居ます。
新規ルリグ、シグニはどれも魅力的な効果を持っているため様々な構築を試してみてほしいです。センタールリグの数、アシストルリグの数だけ無限にデッキ構築を悩めるのがこのゲームの良い所なので。

最後まで読んで頂きありがとうございました。よろしければいいね&RTなどご協力の程よろしくお願いします!


Icon