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posted 2020.02.25

Byねへほもん


タイトルトップ.jpg
【第308話】シードを埋めまくればバトルに勝てるのか?-前編-
どうも、ねへほもんです。
前回はご挨拶のようなネタ記事でしたが、今回からは平常運転、次弾のカードを紹介していきます。
タイトル名を某ブロガーさんから拝借しましたが、元ネタほどユーモアのセンスを持ち合わせていないため、内容を淡々と真面目に書きます。

次弾はここまで出てきた様々なルリグが、世界本戦前に足並みを揃えて強化される弾のため、大いに紹介し甲斐があります。
どのルリグも平等に戦えるレベルに引き上げられるため、皆さん好きなルリグを活躍させるチャンスの到来ですね!
一方で「平等」という表記も、完全な平等ではなく、若干のデッキパワーの差や相性差が存在します。
世界本戦に出られる方からすると、少しでも勝率を引き上げるため、どのルリグが最適か、難しい比較検討を迫られることでしょう。
どちらの意味でも非常に楽しみです。

次弾紹介記事の1発目は、「白」ルリグ関連のカードをご紹介します。
色の順序という理由もそうですが、筆者が次弾で使おうと、準備を始めているルリグが居るからです。
それは、
ユキ
です。
優秀なカードが多く、一気に構築意欲を高められました。
元々防御面数の多さやバニッシュへの耐性から耐久力が高く、地力のあるルリグですが、今一つ結果を残せずにいました。
カーニバル -K->という、1枚で多彩な役割をこなすキーが扱えることもあり、筆者自身好んで使っていたため、この度の強化を機に、大会で勝てるレベルまで引き上げたいと思います。
前編はカード紹介、後編はユキの構築考察という構成でお送りします。

カード紹介
汎用枠
メンダコギロチン / イレイザー・スマッシュ / サポーター 鈴原るる
10029.jpg
メンダコギロチン>は(2)・(4)と選べば2面防御にはなりますが、手札を2枚消費するのが痛く、キーセレというよりはオールスター向きでしょう。
スペルカットインでスペル使用制限、除外を選んで使えるため、スペルを連打するデッキにとっては脅威となるでしょう。
この手のメタアーツは、エナコストとデッキの色が合わないと採用しづらかったのですが、エナコストを白・黒の2色から選べるため、採用範囲は広いと言えます。
効果が5つもあり、腐りづらいという意味でも採用価値が高いです。
相手にする側にとっては、「自分のデッキには刺さるが、どうせ採用率が低いから無視できるだろう」とはいかないのが厄介ですね。

イレイザー・スマッシュ>も、キーセレでルリグの能力を消す価値がある状況は少ないことから、オールスター向きかと思います。

鈴原るる>は基本的ににじさんじ用かと思いますが、エナコストの色を代用できる常時能力を、キーを複数置ける夢限と組み合わせる案も考えられます。
ラティナ>や<ホワイトパールホープ>などの白シグニが、赤・青エナとしても払えるようになることで、戦い方の幅も広がるかもしれないので、夢限使いの方は候補に入れても良いでしょう。

コードVL 戌亥とこ / コードVL リゼ・ヘルエスタ / コードVL アンジュ・カトリーナ
にじさんじ「さんばか」の3人は、揃えて出すことで真価を発揮します。
特に<リゼ・ヘルエスタ>の耐性は、下級シグニで攻める華代にとっては要注意です。

個人的には、「2止めエマ」の可能性に期待しています。
ドーナ SUPPORT>でエナと手札を整え、2ターン目にさんばかセットを揃えて<ネクスト・フューチャー>を使えば、相手のエナが薄いこともあり、高確率で攻撃を通せるでしょう。
戌亥とこ>と<リゼ・ヘルエスタ>でリソースを伸ばすことで、2発目以降の<ネクスト・フューチャー>を使いやすくなります。
2回目の攻撃まで通せれば、2ドロー&2エナチャージができるため、<ネクスト・フューチャー>の重いコストが気になりません。

序盤の防御を厚くするだけで対策可能なため、環境を席巻することは無さそうですが、水面下で隠し玉として持っておき、世界本戦でいきなりぶつければ、ダークホースとなるかもしれません。
2止めエマが活躍すると、筆者の大穴予想的中となるため、活躍期待しています(笑)
保護者としては、<ラティナ>が活躍できそうなのが何よりも嬉しいですw
また、世界本戦の裏ではバトルラッシュが開かれるらしいので、使用してみたい方はぜひお試しください。

タマ
偉智の遊 ペパクラ
アタック時に1体セルフバウンスというデメリットを負う一方で、パワーが5000と高いです。
セルフバウンス効果は、<ペパクラ>アタック時に退場させてから、<サンポケ>等でトップに固定した<アークゲイン>を出し、出現時能力で呼ぶための盤面を空けるという使い方が一応可能ですが、基本的にはデメリットとなります。
基本的には、相手の殴り返しを防ぐために立てておくという使い道が主となるでしょう。

讃の宙遊 チキュウゴマ
チキュウゴマ>はアタック時バウンス効果を持ち、トップを4に固定しておけばLv3以下のシグニをバウンスできます。
宇宙のクラスも併せ持つため、ミュウに<ナンバー・バインド>等を採用したい場合には、白エナ要員として有力です。

讃の遊 ボブスレー
タマ関連では最大の注目カードです。
起動能力は<ケロパッチン>に比べ除去範囲が限定されますが、代わりに<サンポケ>等と同様の自動能力を持ちます。
ケロパッチン>は使用後にバニラシグニとして場に居座り、Lv4のためリミット11に抵触しやすいため、リムーブが必要になる場面もありましたが、<ボブスレー>なら除去後も無駄なく活躍できます。
自動能力単体でも、レベルが高い分、<ナンバー・バインド>に引っ掛かりづらいという点で<サンポケ>より優れています。

エマ
上で「2止めエマ」という単語を記載しましたが、普通に連パンギミックを使って戦うエマも順当に強化されるのでご安心を。

密英の暗号 スキュタレー
ウーゴ冒険記>等と同様の能力を持ち、<スキュタレー>→<ウーゴ冒険記>→<神話の本>→Lv4英知と可能なアタック回数が伸びました。
とはいえ現状のカードプールだとアタックは4回で十分なので、必要性は低いという印象を持っています。
2止めエマだと<ペットロケット>の補助が出来るため、2止めの方が活躍できそうです。

罠英の錬金 カリオストロ
2つのテキストを訳すと、「Lv1を捨てて<神話の本>をサーチし、アタック時に自身をトラッシュに送って出せ」と書いてあります。
効果が自己完結しているだけでも強いですが、既存の<ウーゴ冒険記>に代替可能で、枠を取りやすいという点でも優れています。
トリックも持っているため、奇数グズ子に<ナンバー・バインド>等を採用したい場合でも採用圏内です。
特に相手ライフ0の状態で出すと、除去能力持ちのシグニに入れ替わることでトドメを刺せるため、相手に防御手段の使用を強要できます。
Lv3シグニしか出せないのでは、除去範囲が狭いと思われるかもしれませんが、テキストをよく読むと、<ウーゴ冒険記>等にありがちな、「そのシグニの【出】能力は発動しない。」の1文が抜け落ちています。
当初は<ハートクイーン>の10000マイナスが限界かと思っていましたが、<パーティーバズーカ>を出してパワー制限なく除去できます。
実は今弾の奇数グズ子最大の強化カードという説が・・・?

密英の暗号 カルダン
SRの<ショーギ>以上に見た時に衝撃を受けました。
出現時でサーチで手札が一気に2枚増える効果って、キーセレだと凄くないですか?
カルダン>1体を持っていれば、<神話の本>+<ウーゴ冒険記>をサーチし、そのまま並べて3面要求という芸当も可能です。
枠の取りやすさという意味でもサーチ能力は優秀で、ハウス>・<最初の朝>など、初期盤面には立たないが、ハンドに欲しい場面もあるというシグニの採用枚数を抑えられます。
連パンギミックにハンドを抱える必要があるエマ待望の1枚と言えるでしょう。
出現時白2コストと、白要求が重いことが難点ですが、一応リメンバにも採用が考えられます。
アルキメス>をサーチすれば、<カルダン>アタック時に入れ替えられるため、ラスト1点の要求で手札が薄い状況だと強いです。

師の英遊 ショーギ
遊具持ちで、タマへの採用も当然有力ですが、より相性の良いエマ側のカードとしてご紹介します。
エマはアタック時の入れ替わりが得意でしたが、実は盤面除去に優れたカードが少ないという難点がありました。
そこを補ってくれるのが、SRの<ショーギ>です。

例えば以下の順序でアタックすれば、2面空けつつ<最初の朝>の蘇生能力を有効活用できます。
初期盤面:<カルダン>、<神話の本>等が3体(2面攻撃を通せれば良いですが、相手の妨害を考慮すると、3面居た方が良いです)
  1. カルダン>等でアタックし、<ショーギ>に入れ替わる
  2. ショーギ>自動効果でバウンス、アタック時に1体トラッシュ送り
  3. 2体目の<カルダン>等でアタックし、<最初の朝>に入れ替わる
  4. 最初の朝>でアタック。<ショーギ>が居た盤面が空いているため、アタック時に蘇生が可能。
蘇生先は、3面空けたいなら<ショーギ>を出し直すも良し、追加ダメージを狙うなら<ハウス>を出すも良し、まぁお好きなようにという感じです。
連パンには必要パーツが多いですが、<カルダン>が居れば簡単にサーチできます。

つまり<カルダン>が強い(結論)

ユキ
羅植 オドリコソウ
「通常3回、<ホワイト・シーディング>ありで4回」という、開花回数の制限を突破してくれる1枚です。
開花直後に設置し直せるため、シードの数が減りません。
デッキトップからシードを設置するため、強いシードが埋まることは期待できませんが、隣に<デンドロ>が居れば何を開花しても1面は空けられます。

「<デンドロ>・<オドリコソウ>が居る状態で<イジュ>を開花する」という動きが最も強く、普通だと開花シグニ込みで3面を埋め尽くしてしまうところで、<イジュ>がエナに逃げてくれるため、もう1体出すスペースが生まれます。
例えばバニッシュが除去の中心である相手に<アネモネ>・<サンザカ>を出す余裕が生まれます。

オドリコソウ>+開花で2面塞がるため、盤面のスペースを奪いがちで、腐る場面があるという欠点がある一方で、<オドリコソウ>自身も開花時能力を持つため、多めに入れればシード設置の期待値が上がるという利点があります。
当然採用予定の1枚ではありますが、枚数は非常に悩ましいです。

羅植 ユキヤナギ
分かりやすく強いです。
簡単にエナチャージが可能な<ゼフィラン>、簡単にパワー5000のシグニが立ち、運次第でエナチャージもこなす<ユキヤナギ>、ユキのLv1帯はキーセレ界最強と言っても過言ではないでしょう。
どちらもシードが設置された場所に出す必要があり、盤面の奪い合いになりそうですが、以下の理由で<ゼフィラン>と共に4枚ずつ採用で問題ないと思います。
  • 両方引いた場合でも、殴れない先攻1ターン目なら<ユキヤナギ>、殴れる後攻1ターン目なら<ゼフィラン>の方が強いと役割分担が可能
  • 2ターン目に<ユリ>+<ゼフィラン>の盤面を狙う場合、1ターン目に<ゼフィラン>を温存したいケースもあり得るため、枚数が多いに越したことは無い
  • 3ターン目位まではLv1シグニが盤面に立つ機会は多いが、ターンを経てシードの枚数が増えれば複数引いても能力を発揮できる
現状、ユキはサーバント8枚、その他<アミィ>・<鈴鹿詩子>・<ラティナ>等が入るため、植物は28枚前後、割合として7割程度採用されます。

パワー5000のLv1シグニが、一定確率でエナチャージもこなす

やっぱつえぇ。

コードVL 御伽原江良
にじさんじ勢でありながら、植物のクラスも有しており、<ユキヤナギ>の出現時で捲ってもチャージ可能です。
今まで汎用的な除去シグニは<スイレン>のみでしたが、<御伽原江良>も加わり最大8枚体制になりました。

今まであまり使われなかった、<ユキ>の能力消し能力と非常に相性が良いです。
能力を消したシグニの正面に立てるだけで、アタック時バウンスが可能です。
出現時でエナチャージが出来れば、差し引き±0でアタック時バウンスが可能で、エナの植物枚数といった条件も無いため、<スイレン>以上に使いやすいとも言えます。
シードに<スイレン>が埋まっている場合、<スイレン>開花時の能力消しの能力と噛み合わせることも可能です。
これだと簡単に2面要求できる上、エナコストが安く済みます。

さりげなく持っている、1番目の自動能力も、対ウリスで<アウェイク>で蘇った<アンミラ>の能力を消せる等、相手をする側にとっては油断できません。
後、今後対ユキでは殴る順番にも注意が必要になります。
御伽原江良>は相手シグニの能力を消すというLBを持っているため、アタック時トリガー持ちのシグニを後に残すと、<御伽原江良>が捲れて与えるダメージが減る可能性があります。
能力消しのLBは、ケアされると有効な防御となりづらいのが実情ですが、返しのターンまで続くため、<御伽原江良>のアタック時除去の補助に使えることを覚えておくと、少しは有効度が増します。

どうでもいいですが、にじさんじに疎い筆者がSecret版のフレーバーテキスト「あばばばばば!」を見ると、「こみっ〇がーるず」のかお〇先生を連想しました(本当にどうでもいい)

後半はユキの構築編です。
上記3枚はいずれも強力で、即戦力としてデッキに加入してもらいます。
何枚採用するのか、どう活躍させるのかの考察に注目してください(^^)/

posted 2020.02.18

Byねへほもん


ねへタイトルトップ.jpg
【第307話】浦島太郎物語
ご挨拶
ご無沙汰しております。ねへほもんです。
暫くお休みをいただき、久々の投稿となりました。
デュエマ、小説連載など、新たな経験を積ませていただいた上で、この度復帰させていただきます。

デュエマは競技性の高さ、環境変遷の早さ、構築の自由度など学ぶ要素が多く、特に動画解説の充実度に目を引きました。
ウィクロスでも個人で動画を投稿される方が出てきており、自分も今後の展開の一選択肢として考えています。
また、小説や個人ブログなど、文章を書く機会はむしろ増えていたため、今回の小説形式の記事など、当ブログでも新しいスタイルに挑戦したいと思います。

第1章「浦島太郎、往ぬ。」
今は昔、江戸に札主ありけり。
名をば浦島太郎となむ言ひける。
令和迎へ(注1)、太郎海へ来たり。
太郎岸へ寄れば、むぅとぴあ(注2)苛むぷぅんぎありけり。
むぅとぴあか託ちて(注3)曰く、

「汝のために呪えず。窮まれり。(注4)」

太郎曰く、
「小生博才あり。委ねよ。」
むぅとぴあ、太郎を誘ひぬ(注5)。宴始まれり。

(注1)筆者がデュエルマスターズを始めたのは昨年5月、改元後間もない頃です。
しばし(第2章まで)デュエマ用語が出る点、稚拙な古語が続く点ご容赦ください。
(注2)海の生物。かわいい。
(注3)かこつと読む。嘆くこと。
(注4)プーンギのせいで呪文が連打できなくて困ったと嘆いています。
(注5)「ぬ」は完了を表し、古語で否定は「ず」を使います。真面目(?)な古典解説はここまで。

第2章「竜宮城の宴」
俺の名前は浦島太郎。
ある日海に向かうと海洋生物がメタリカに苛められているのを目撃した。
いじめの現場を見るのに夢中になった俺は、(注6)
目が覚めたら、

竜宮城に連れ去られていた。

現世に帰る方法を探すことにした俺は、ムートピアを名乗る生物に職業を聞かれ、咄嗟に

「賭博師」

と名乗った。
竜宮城では異世界の宴「デュエルマスターズ」が繰り広げられ、自然に異世界の言葉遣いが身に着いた。
俺は持ち前の博才を活かし、天敵「プーンギ」との戦闘を回避しつつ、要所でディスティニードローを決め、竜宮城での戦いを進めていった。

「スコーラー追加ターン」
「覇道追加ターン」
「ミッツァイル」
「デイヤー!!!」

異次元のカード、異次元の戦術、異次元の環境と戯れる日々を送っていたある日、

ウリス「目覚めよ・・・」

ふと現世に引き戻された。年は明け、令和2年の出来事であった。

(注6)筆者は幼少期から某推理漫画が大好きです。丁度執筆中に金ローで放送されていました。

第3章「復帰(?)」
時は令和2年、現世にも異世界の言葉遣いが伝播していた。(注7)
そう、俺はウィクロスプレイヤーだった。
竜宮城へ召されて半年以上近く経ち、カードプールも環境も変わってしまったが、嘆いてはいられない。
徐々に慣れていくのみ。今までもそうしてきたじゃないか。
秘密裏に進められた復帰計画を決行する日が訪れた。
何の予兆も無く、突然ウィクロスパーティー会場に現れる。
古典的だが、それだけに有効なサプライズだ。
まさに、

(注8)
準備は万端。
デッキは昔変わらぬウリスだが、未だに健在らしい。
開始時刻の19時に合わせ、丁度良く仕事を切り上げ、会場に向かう。

【悲報】先着順で定員オーバー

丁度良くなかった。

(注7)理系人間、古語の使用に限界を感じ、無理な設定を導入。
(注8)これが言いたいだけ。つまらぬネタはトラッシュの肥やしにしよう。

第4章「復活宣言」
2日後、再びウィクロスパーティーの会場へ向かう俺。
今回は枠(注9)は十分。無事出場できた。
問題は勝てるか。なに、大事なのは目先の勝敗ではない。
いかに環境を理解するか。それだけだ。

(注9)定員80名、参加者22名は全国最大規模。
「あ~、後59人来てたら抽選だったあぶね~」と言うネタはお約束。

1回戦 VS華代
オープンした瞬間、俺は深く安堵した。
序盤から繰り出される速攻、<爛漫>によるガード制限、<ゆきめキー>破棄からの特攻、「バーニング」。
警戒すべき要素は多い。だが何より大きいのは、

知っている

ことだ。
竜宮城に召される直前に登場したルリグだ。幸い、デッキ内のサーバントのレベルもバラけている。
「敵を知り、己を知れば百戦危うからず」(注10)である。

後攻スタート、相手は<ビカムユー>入りで守りが薄いため、防御面数で優位に立ちつつゲームを進めた。
最終盤、返しが来れば勝ちという状況。
相手は「バーニング」使用後で、<On>のLBも発動していないため、リソースが苦しそうだ。
一方こちらはライフ0点ながら、<華代キー>1回、<リーサルブラック>、<ハッピー5>と防御面数は十分。

負ける要素は少ない。

あぁ、フラグを立ててしまった。
背後にフラグ回収人の気配を感じた。何だ。何かを忘れている気がする。

「<爛漫>のテキストいいですか?」
「ガード制限と、無色エナを払えないのと、そちらがLv4以上だとアーツを1回しか使えないです。」

1つ教訓を得た。

知っていても、忘れては意味が無い

リーサル>しか使えず、<ハッピー5>が腐った。
3面要求されると、<華代キー>+<リーサル>で3点分守っても、手札にサーバントが無いためルリグアタックでゲーム終了。
結果は・・・?

相手のリソースが薄く、2面要求のみで勝利

薄氷を踏む思いで、復帰1戦目を勝利で飾った。

(注10)昔のウリスのデッキを家で軽くチェックしてから持ってきただけなので、むしろ己を知っているかが怪しい。

2回戦 VS華代
1回戦と同じ対面。最近の流行りなのだろうか?
先攻スタート、相手に<ビカム>から速攻を仕掛けられたものの、こちらも戦い方は思い出した。問題は無い。
先程通りやるだけだ。そのプランが、一瞬で崩れようとは。
エンドロールじゃ〜終わらないんだよ〜続くファンタジーのプロロ〜グ(注11)
突然知らぬカードが登場。
ピーピングされ、サーバントのレベルを散らす工作が無意味なものに。
今ここに、新たな夢幻ニート(注12)が誕生する・・・!
まぁ、君はずっと手札で休んでいてくれ。

勝負の分岐点は先攻4ターン目に到来。
こちらのライフは0点。消費は<ハナレキー>を<ハッピー5>で破棄したのみだが、アーツ制限が加わる(注13)ため、慎重な防御プランの設計が求められる。
幸い、手札にはLv1,4のサーバントが2枚居る。
相手のリソースを見て、「バーニング」の上から<On>アサシン多面を仕掛けるのは厳しいと判断。「ディスペア」で<アンミラ>を埋めるのみ、<リーサル>による盾の上積みは行わずにターンを渡した。

返しは当然「バーニング」。盾の<アンミラ>がエナに置かれたため、<アウェイク>で蘇生して耐えきる。
爛漫>は当然4宣言、<O4>を切ればルリグアタックは通らない。
Q4>、君が居るから<爛漫>宣言が4に偏ると思えば、居るだけで価値があるのかもしれんな。

相手に負けず、こちらも序盤から積極的に点数要求していたことが功を奏し、先攻5ターン目で詰め要求に到達。
相手はやむを得ず<ハッピー5>で<ゆきめキー>を破棄。ライフ差が詰まったことで<TnT>が出てもバニッシュ耐性は付かない状況を作った。
後は2回分残った<華代キー>が存在感を発揮し、無事勝利。

(注11)耳から離れぬ主題歌。筆者は主催の飲みクロスで歌った経験あり。
(注12)本来は、繭の部屋から一生出てこないカードを指す。
(注13)1回戦で学んだ。

3回戦 VS青タマ
店の営業時間の都合上、これが最終戦。
2日前、定員オーバーを喰らってフリーをした2人での再戦となった。

青タマの対戦はそのフリーでの1回のみ、テキストはうろ覚えのカードだらけだ。なんかいっぱいハンデスされた記憶(注14)しかない。
唯一覚えているのは、「フルハン+<アークゲイン>耐性の布陣が厄介」ということ。

幸い先攻を取った。速攻あるのみ。
後攻1ターン目、相手の1パン目。
「またかよ!」
対面から思わず声が漏れる。

そう、2日前のフリーでは、ライフのトップ2枚がアンミラという最強LBをぶつけ、その勢いで良く分からぬまま勝利してしまった。
今回はライフトップ1枚のみであったが、火力としては十分。序盤から上手く多面要求を決め、 後攻3ターン目終了時点「残りライフ 5対2」という圧倒的優勢に立てた。

最後は相手がサーバント切れで、先攻5ターン目に突然の幕切れ。一見楽勝のようで、もし長引いてたら面倒だったのだろう。

(注14)初対戦では1ターンに<アンミラ>2枚+<ペイモン>1枚+<ドラゴンウェーブ>1枚を捨てられ、泣いた。
ウリス.jpg
という訳で3連勝。
更に店のTwitterに上の(注14)レシピを掲載してもらえ、復活のアピールもできた。
新弾までにブランクを埋め、発売と同時に完全復活、といきたいところだ・・・

(完)



(完と思わせて後日談)1週間後、再び同じ店のウィクロスパーティーに参加。最終戦は世界を共にしたわっく選手に勝利し、再び3連勝。最後に手にした物は・・・
S__32595976.jpg
コングラグズ子!!!大会戦績と賞品、二重の運を掴み取り、新弾に向けて大きく波に乗ることができた(本当に完)

最後に
今後も多様な経験を積みつつ、新しい価値をお届けできればと考えておりますので、今後とも宜しくお願い致しますm(__)m

posted 2020.02.17

Byりく


タイトルトップ.jpg
帰ってきた無限防御アン・フィフス
こんにちは、りくです。皆様いかがお過ごしでしょうか?アンブレイカブル環境楽しんでますか?



僕は正直苦悩しています。



大好きなスペル軸と無限防御が逆風。



悲しくてたまらなかった。



スペルが止められても無限防御がしたい...かといってエルドラは肌に合わない...そんなデッキが...



ありました。



デッキリストはこちら。

デッキレシピ
アーツ
4
コンセプト
トオン>埋めることで無限防御。単純明快。環境にいるスペルが止まる<ぶりっつあーや>持ちは軒並みアンの盤面で対応が可能。完璧だぁ...
基本動作
バズイール>から<ミミック>サーチ
ミミック>で<トオン>、緑美巧、白美巧を上に起き<天佑神助
カミネンド>でそのまま上2枚回収
ミミック>リムーブ
コンテンポラ>、<カツホク>、<カミネンド>でアタックフェイズ
ルリグ効果>で<カミネンド>飛ばして<カミネンド>出しで手札増やし、<カツホク>効果対象自分で<ミミック><バズイール><カツホク>などが山に戻る
これで基本的には元に戻ります。もちろん盤面が踏まれなかったや、スペルを引いた、<ミミック>素引きや、別の下級など状況によって多少動きは変わってくるのでメインはこんな感じだと覚えていただければ大丈夫です。

エルドラとの差
トオン>を埋めて守るデッキにエルドラという強力なライバルがいますが、エルドラに比べてこのアンは盤面自体も防御として優秀な点が強いです。そのためアンブレイカブル環境だと新しいカーニバルがエルドラ相手に強いと話題で最近数を増やしていますが、アンは盾を無効にされても盤面で勝てるため、カーニバルに強いのが大きいです。

主要カード解説
カツホク
アタッカーであり、デッキを回すキーカード。基本動作の欄で説明した通り自分のトラッシュを毎ターン戻しつつアタックトリガーとして使います。

メルヘ
レベル5アン>の効果でレベル4をバニッシュして<メルヘ>出しから<メルヘ>効果で<メルヘ>バニッシュすることで<カツホク>を出すことができるためレベル4を<カツホク>に変換することができます。基本的に1枚は入れ得カード。

グラフィ
エナから<コンテンポラ>or<カツホク>を出しつつルリグ効果でもう一方に変換することができます。

トオン
LB用。余った分は盤面のレベル4変換用または<天佑神助>のコストにしてしまいましょう。

カミネンド
基本的に毎ターン2回立てます。手札のコストがある限りは無限防御になるため当て続けるのが重要。<キュビ>もメインだけ使える4枚目の非LB<カミネンド>として採用してます。

バズイール
美巧でありながら<ミミック>にアクセスできるカード。基本的にずっと山に戻し続けます。

再誕
基本的に<バズイール>+<カツホク>or<コンテンポラ>+手札を増やすカードをサーチしてくることで<トオン>を埋める。このカード1枚で完結するため<ぶりっつあーや>を考慮しなければ増やしてもよい。

ミミック
基本的には即リムーブ。<トオン>を埋めるサポートをしながら残り2枚も<カミネンド>や<4アン>の効果で回収したりエナに飛ばすとオシャレ。

激奏
基本<チェロン>またはアドが取れるシグニに。エナも対面によっては緩やかに減っていくため<ぶりっつあーや>を考慮しなければ増やしてもよい。

試行錯誤
チェロン>×3出しで大体の早いデッキへの解答に。後半は<コンテンポラ>のおかげで他デッキの盤面出しより強いです。<カツホク>切れた時のリカバリーに使ったりもします。

アーツ選択について
アンのコインアーツはサーバントを多めに入れて<ドントアクト>が主流ですが気持ち的には勿体無く感じるので<試行錯誤>推しです。理由は<カツホク>が登場したことにより従来のアンの明確な負け筋であったサーバント切れをトラッシュを返すことでケアができます。アンの限定カードは強いカードが多く、サーバントを増やすと必然的に強いカードが減っていってしまうのであまり美しくないなと感じてしまいます。もちろん圧縮してないと山が戻ったところでサーバントが引けるとは限りませんしトラッシュを戻してしまうと強いカードである<ミニマリ>が使いづらくなってしまうためもちろんその限りではありませんが。

彫心鏤骨>はルリグとバウンスが被りますが強すぎて抜く理由がないので基本的には<彫心鏤骨>、コインアーツ後2という形になると思います。

このデッキは<天佑神助>も固定枠になってしまっていますが<コグネイト>の枠は完全に自由枠なのでお好きなものをどうぞ。

現環境におけるアンの強さ
ただただ新しい5ルリグの性能が強いのもそうですが、キーがほぼ全てのルリグに入っていてレベル5もそこそこいる今の環境では<コンテンポラ>に対応できる防御が1〜3程度であることがほとんどです。そこに強力な<カツホク>が登場したことにより<カツホク>を多くても4回<コンテンポラ>とセットで出せば相手を崩壊させることができます。これにより耐えていればいつか相手が綻ぶので明確な勝ち筋を手に入れることができ、無限防御系統にも勝つことができるようになりました。最強の盾である5アンと最強の矛である<カツホク>を手に入れたアンが弱いわけないですよね。

まとめ
というわけで無限防御アンのデッキでした。久々に自分っぽくて強いデッキができたので是非使ってみてください。それではまた
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