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posted 2022.11.07

Byしみずき


タイトルトップ7.jpg
シグニゾーン全面封鎖!!禍キ型 タタカイススム バンの紹介
1.はじめに
こんにちは、「しみずき」です。

4か月に渡るSPSマラソンも遂にフィナーレを迎えました。
何とか無事に走り切ることができたので、一安心しています。
目標としていた「夢限少女杯」へのチケットに手は届いたと思います。後は結果発表を待つのみですね。


さて、今回紹介するのセンタールリグは<タタカイススム バン>です!!
ゲーム1を起動してからは毎ターン無償で1打点を作りながら、何故かエナも増えるという、カードパワーだけで見れば今のトップディーヴァにも遅れをとらない強力なテキストを有しています。

個人的になんやかんや好きなルリグで、今までもちょいちょいアップデートしながらフリー対戦で遊んでいました。

とは言え、察しの良いセレクターならお気付きかもしれませんが、好きなデッキにも拘わらず、セレモニーに持ち込まない時点で環境的な立ち位置としてあまり良くありませんでした。

立ち位置を悪くしていた最たる原因が《DXM》の存在です。
タタカイススム バン>の性質上、防御アシストは3ターン目を迎えるまでには吐き切る必要があるため、防御面数が少ない代わりに軽量のカードを選んでやる必要がありました。

するとどうでしょう。

少ない防御面数かつ、3ターン目以降はノーガード。3グロウからゲームエンドまでの2ターン位ランサー付与で適度にエナをくれる程度の攻撃性能。

まさに《DXM》からしてみれば都合の良いサンドバックのようなデッキというのが、前環境までの<タタカイススム バン>デッキの立ち位置でした。

しかし、時は進んで「REUNION DIVA」。
タタカイススム バン>デッキに2つの追い風が吹き始めます。

(1)低速環境の到来
これまでに数多のメタカードが登場しても、あの手この手で乗り越えてきた《DXM》にも不倶戴天の敵が現れました。

そう、<白夜の使者 サシェ・モティエ>です。
2ターンに渡り、大幅な打点カットを行えるこのルリグは、これまでのダメージレースの概念をブチ壊しました。

《DXM》は後攻4ターン目〜先攻5ターン目までのゲームスピードの中で最高のパフォーマンスを発揮できるデッキです。それに対して半ば強制的に後攻5ターン目以降の攻防を強いることができる点は効果抜群でした。

僕の参加してきたセレモニーでも<サシェ>が頭角を現すにつれ、目に見える形で《DXM》の使用者は数を減らしていきました。

そうして現在「REUNION DIVA」環境中盤は《DXM》登場してから初めてといっても過言ではない程の低速環境に突入しています。

天敵の失脚に加えて、自身のスペックを活かせる低速環境の到来という追い風が吹いてきました。

(2)コンセプトカードの獲得
これまでの緑のプールにはデッキの主役を張れるような切り札的なカードが存在しませんでした。(※個人の意見です)

そのため、基本的に緑の運用といえば、ダメージ無効による信頼性の高い防御としての<メル・インビジブル>にハンデス対策の<翠美姫 コンテンポラ>をタッチする程度が殆どでした。
しかし、「REUNION DIVA」にて登場した<幻怪姫 翠子//メモリア>の持つ攻撃不能面の作成効果は、このカードを上手く使えるだけでデッキとしての格が一段階上がるレベルのパワーを有しています。
しかし、<幻怪姫 翠子//メモリア>は単体では打点になれないという弱点があります。

当然ながら、どれだけ相手の打点を止めようがこちらから攻められなければゲームに勝つことはできません。

それを補えるのが今回のセンタールリグ<タタカイススム バン>です。

要求能力は持たないがゲームを引き延ばすことが可能な<翠子//メモリア>と、ターンが来るたびに打点を付与しながらエナも伸ばせる<タタカイススム バン>は相性抜群です。

相性の良いコンセプトカードの獲得という更なる追い風が吹いてきました。

という事で、2つの追い風を受け、環境的に良い立ち位置に収まることができた<バン>のレシピが此方です。

2.デッキレシピ


3.コンセプト
シンプルに「ダメージレース」で勝つ!!

序盤は<翠将 バーバリアン>+<マキナウィングスラッシュ>、中盤は<幻水 オオミズゴケ>、3グロウ以降は<タタカイススム バン>のランサー付与により、非常にテンポ良く攻めることができるようになりました。

そこに<幻怪姫 翠子//メモリア>+<禍キ目ノ疼キ>による対戦相手の攻め手を強制的に緩めさせることにより、総合的なダメージレースで圧倒しようというのが今回の<バン>のコンセプトです。

4.各カード解説
翠将 バーバリアン
聖将 チョウウン><コードメイズ キョウシュウ><聖天 アルテミス>も焼けるようになった<小装 ローメイル>って聞くと、メチャメチャ強くないですか?

メチャメチャ強いんです。

現状<ホワイトヘブン>といって差し支えない程の白環境なので環境にもマッチしています。

翠英 フレミング
パワーも低ければ効果の発動も不安定と、使ってみるまでは懐疑的な1枚でしたが、レベル1シグニがアドバンテージを稼いでくれるという事象はシンプルに強力でした。

ドローは<幻水 オオミズゴケ>の条件達成に一役買ってくれますし、エナは<サシェ>が活躍する現環境においてはなんぼあっても良いですからね。

アシストマキナとの相性も抜群です。

ウィングスラッシュ>で<バーバリアン>を回収しなくても点数要求が十分に行える状況は結構あります。そんなときの回収先として非常に優秀です。

また、<マキナリペア>によってライフクロスの枚数調整が可能なので、エナチャとドローを選択できたり、相手の攻め手しだいでは複数のターンに渡って効果発動を狙えたりもします。

コードイート ケバブ
パワーラインの重要性を再認識させてくれる1枚。

手札から切るだけで相手のターン中まで5000パンプしてくれるのは中々に侮れません。

もっぱらレベル2バニラやレベル3シグニをパンプして15000以上のパワーラインを形成するのに使いますが、序盤でもレベル1除去系のアシストが使われた後なら密かに点数を守ってくれたりします。

また、<幻水 オオミズゴケ>のランサー範囲上昇になりつつも、パワー10000で相手ターンを迎えられる為、盤面強度も維持できる点も噛み合っています。

幻水 オオミズゴケ
手札の枚数条件こそ厳しいものの、それに見合った高コスパの打点形成能力を有しています。パンプカードと組み合わせることで、レベル2帯ながらも8000や10000といった環境でよく見かけるパワーラインまでランサーの射程圏内となります。

翠天 ハヌマーン / ツヴァイ=イラクサ
パワーライン枠。お好みのLBのものを採用してください。

個人的には《ハンデスリメンバ》というデッキが一定数存在する環境なので、踏ませたときに強い<翠天 ハヌマーン>は優先したいところです。

翠美姫 コンテンポラ>の搭載によってある程度のハンデス耐性を有しているこのデッキであれば、1枚踏ませることができればノビノビとゲームをすることが出来るようになるでしょう。

残りの枠は今回は、踏ませて腐るタイミングの少ない<イラクサ>を採用していますが、より堅牢な盤面を求めるなら<翠魔 オルトロス>もオススメです。

幻獣神 オサギツネ
タタカイススム バン>が毎ターンエナチャージをしてくれるため、置くだけのエナ後払いのアタック時バニッシュという、ディーセレにおいては破格の性能を有しています。

現環境で遭遇頻度が高い<聖天姫 エクシア>を絡めた盤面も、ランサー⇒<オサギツネ>の順に攻撃することで、意に介さないのは非常に優秀です。

ドライ=インフルD型
タタカイススム バン>のランサー付与と合わせて置くだけ3面要求の破格の要求性能に加えて、対象にとられただけで2リソース獲得という普通にメチャ強テキストを有しています。

唯一ネックとなる、6エナという重さに関してもエナの自炊が得意なこのデッキではあまり気になりません。1枚刺しておけば最後の一押しに非常に役立ちます。

量産
幻怪姫 翠子//メモリア>を筆頭に、1ターンに複数体立てたいシグニや複数のターンに渡って出したいシグニが多いです。

3枚採用なので、実質全てのシグニの採用枚数+3となり、盤面形成の安定感向上に一役買ってくれています。

このカードの存在があるので、後々使いまわしたいシグニはエナに残すようにしましょう。

◎ルリグデッキ
タマゴ=ダブルストローク / タマゴ=ジェットスティック / マキナウィングスラッシュ / マキナリペア
安定の軽量アシスト構成。

マキナウィングスラッシュ>と<タマゴ=ダブルストローク>で3枚の手札が増やせる為、エナ置きやガードで調整することで2ターン目の<オオミズゴケ>が無理なく使用できるようになっています。(ハンデスされると辛いですが......)

続く3ターン目も<タマゴ=ジェットスティック>のドローによって手札は潤沢に用意できるため<オオミズゴケ>が運用しやすい構成になっています。

また、<マキナリペア>にすることで3ターン目までに防御を吐き切れず、無駄になってしまうという事象はほぼ無くなりました。

リセット・メモリア
リセット.jpg
幻怪姫 翠子//メモリア>のために3ターン目以降に使いたいピースを探していた所、これに行きつきました。

ランサー主体のデッキなので天敵となる<幻水姫 シィラ>に対抗できたり、<オオミズゴケ>の手札枚数が足りない時には1ドローが活きたりと中々に使い勝手は良いです。

禍キ目ノ疼キ
マガキ.jpg
幻怪姫 翠子//メモリア>と合わせての全面封鎖による実質エクストラターンを狙うことができます。

また、撃ったターンだけでなく、その次のターンも盤面が空いた状態で返ってくるので、2面分の要求になる点も優秀です。

4.おわりに
以上です。最後まで読んでいただいて有り難うございました。

面白かった!!ためになった!!と感じていただけた方は、是非ともTwitterで"RT"と"いいね"をお願いします。

拡散力isパワーということを学びました。
自分の記事をより多くの人に読んでもらいたいので、ナニトゾ宜しくお願いします!!

それではまた次回、お会いしましょう!!

WX販売ランキング.jpg
販売ランキング【DIVA編】

こんにちは、遊々亭WIXOSS担当です!

今回は販売ランキングをお届け致します。
どのカードが人気カードだったのか早速チェックしていきましょう(^_^)/

【DIVA編】TOP3
第3位
SR蒼英姫 リメンバ//メモリア

【自】:あなたのアタックフェイズ開始時、数字1つを宣言する。あなたのデッキの一番上のカードを公開し、そのカードが宣言した数字と同じレベルのシグニの場合、そのカードを手札に加える。
【出】《青》:対戦相手のレベル2以下の凍結状態のシグニ1体を対象とし、それを手札に戻す。
【出】《コインアイコン》:対戦相手のシグニ1体を対象とし、それを凍結する。
(複数の【出】能力は好きな順番で発動できる)

第3位は<SR蒼英姫 リメンバ//メモリア
出現時に《コイン》1を支払い相手のシグニ1体を凍結でき、《青》1を支払い相手のレベル2以下凍結状態のシグニ1体を手札に戻せるシグニです。
アタックフェイズ開始時に数字を1つ宣言しデッキトップを公開し、そのカードが宣言した数字と同じレベルのシグニの場合手札に加える事ができる効果も持ちます。
出現時の効果発動順は選べるので、単体で除去が可能な優秀なシグニですね!

第2位
SR幻怪姫 翠子//メモリア

【常】:このシグニが中央のシグニゾーンにあるかぎり、このシグニのパワーは+3000され、このシグニは「【常】:あなたのエナゾーンに緑のカードが3枚以上あるかぎり、このシグニは対戦相手の効果によってダウンしない。」を得る。
【自】:このシグニがアタックしたとき、このターンにあなたがピースを使用していた場合、対戦相手のシグニゾーン1つを指定する。次の対戦相手のターンの間、対戦相手はそのシグニゾーンにあるシグニでアタックできない。

第2位は<SR幻怪姫 翠子//メモリア
自身が中央のシグニゾーンにいる限りパワー+3000、エナゾーンに緑エナが3枚以上ある限り相手の効果によってダウンしない効果を持っています。
自身のアタック時にそのターンこちらがピースを使用していた場合、相手のシグニゾーンを1つ指定して、次の相手ターンの間そのゾーンのシグニで相手は攻撃できない効果もあります。
単体でのパワーアップや1面防御で盤面を強固にしてくれる強力なシグニですね!

第1位
SR融合せし極門 ウトゥルス//メモリア
【常】:このシグニは《融合の儀 タウィル//メモリア》か《融合の儀 ウムル//メモリア》の効果によってしか新たに場に出せない。
【出】:あなたのトラッシュから《融合の儀 タウィル//メモリア》か《融合の儀 ウムル//メモリア》1枚を対象とし、それをこのシグニの下に置く。
【出】:あなたのトラッシュから白か黒のシグニ1枚を対象とし、それを場に出す。
ライフバースト:あなたのトラッシュからシグニ1枚を対象とし、それを手札に加えるか場に出す。

第1位は<SR融合せし極門 ウトゥルス//メモリア
このシグニは<C融合の儀 ウムル//メモリア>か<C融合の儀 タウィル//メモリア>の効果でしか場に出せません。
出現時の効果で<ウムル>か<タウィル>を下に置き、トラッシュから更に白か黒のシグニを1体場に出す効果があります。
ウムル>を下に置いた場合はアタック時に相手シグニ1体のパワーを-8000する効果を得て、<タウィル>を下に置いた場合はアタック時にトラッシュから《ガードアイコン》を持つシグニ1枚手札に加える効果を得ます。
場に出す手間はありますが、その手間に十分見合った強力な効果を持ったシグニですね!!!


以上販売ランキングでした!
それでは、次回もお楽しみに(´∀`*)ノシ


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posted 2022.10.26

Byからばこ


タイトルトップ6.jpg
毒牙シグニで超強化!「ピーピングお嬢様・改」
あなたのお嬢様はどこから?ワタクシは「ハヤテのごとく!」から!
からばこです、ごきげんよう(スカートの裾を両手でつまみ上げながら)。

2022年。世は大・お嬢様時代。
サブカルチャーの世界では百万点の方だったりゲーミングな方が注目されたと思いきや、ワタクシの故郷佐賀県ではお嬢様部が話題になったりと、今を生きるにおいて「お嬢様」は必修科目になっております。
ワタクシ達の活動拠点であるウィクロスもまた同じ。URにシリアルにと、ブルジョアジーでラグジュアリーなお嬢様にふさわしいレアリティが登場するなど、夢限少女ならぬ夢限お嬢様であることが、ウィクロスプレイヤーのたしなみと言えましょう。

ところで、ウィクロスのお嬢様といえばムジカがいます。
アニメ「DIVE(A)LIVE」での本名は「夜伽ムジカ」で、実家は名家のお嬢様。人気ナンバーワンの水着回・8話で平和(ヒラナ)たちが訪れたのも、夜伽グループが所持しているものでした。お嬢様ですね。
話が変わりますが、ウィクロスには<ピルルク>という人気ルリグがおります。
ワタクシの人生を救ってくれた運命的なルリグです。大好きです。そんな彼女の必殺技は「ピーピング」です。
そんなムジカとピルルクを並べて、「ピーピングお嬢様」になります。
......出落ち感満載なデッキ名ですが、新弾「REUNION DIVA」でなかなかの強化をもらうことができましたので、今回こちらで真面目に紹介せていただきます。
「改」ということで、第1弾は個人ブログにて紹介しています。個人ブログでは茶番マシマシ駄文マシマシで書き散らしておりますので、お時間のあるお嬢様は、ぜひ足を運んでくださいませ。
やりたい動きをしっかりデッキにするために、どんな試行錯誤をしたかをお披露目いたします。いきますわよー!

(以降、一人称も文体も普通に戻します。お嬢様難しいね)

デッキレシピ
センター
4


デッキのコンセプトと改良の過程
EXムジカ>で<ピルルクPA>を2回使います。それだけ。
手札を見る(ピーピング)ムジカ(お嬢様)で「ピーピングお嬢様」という、語感の良さだけで爆誕してしまったデッキです。<EXムジカ>のゲーム1能力で<ピルルクPA>を2回使うことで、サーバントのハンデス、ルリグ凍結、<EXムジカ>でマイナス5000を、2回行うことができます。

ここまでは前作と同じコンセプトです。
個人ブログのレシピを見ていただければ分かるかと思いますが、旧作の残りのアシストはノヴァで、<エクシア>と<ノヴァ=アウト>を組み合わせて、<ピルルクPA>の採用で減った防御面数を確保していました。関西で流行っていた<ノンストップタマゴ>の基盤を拝借したものです。黒青白の防御寄りな色ですね。
旧お嬢様.jpg
これでも十分戦えたのですが、アタッカーが<ジンロウ><アンナ・ミラージュ>、防御が<エクシア><リメンバ//メモリア><ノヴァ//メモリア>となっており、攻防の役割が分かれすぎていて、ゲーム展開がドローの質に左右されすぎてしまうということが多々ありました。「アタッカーがもっとほしいなあ」「<エクシア>引けなくて負けたなあ」などなど、です。
デッキの画像から伝わる「なんか強そうだけど、なんかなあ」感、分かりませんか?強いカードを揃えてはいますが、デッキとしては噛み合わない。そんな感じ。構築していたらあると思います。

加えて、<ピルルクPA>のグロウコスト2回分と<EXムジカ>の起動能力で、それだけで5エナかかります。
そこに<ノヴァ=アウト>のグロウコスト3、ピースに<ジンロウ><イオナ//メモリア>などなど、どう見てもエナが大赤字。お嬢様なのに家計は火の車。やはり緑カードによる安定した収入基盤がほしくなるものです。

ただ当時の緑カードは、メインを張れるほどの強さがありませんでした。<キュウセン><オサギツネ>くらいです。
エナは欲しい。でもデッキの火力を落としたくはない......。強い緑カードが来てくれれば......。
はい、今回のデッキの特効薬です。
新弾アンケートでもご紹介しました、これらの毒牙シグニ。「REUNION DIVA」で超強化された緑を象徴するカードたちですね。
アシストに緑が置けるようになり、課題だったエナ不足もある程度カバー。火力と防御性能をメインデッキである程度担保。まさしく、ピーピングお嬢様の財政状況を改善してくれる救世主です。

お嬢様は覗き(ピーピング)に加え、毒という新たな武器を手にしました。
もはや悪役令嬢で、高笑いが似合います。めでたしめでたし。

主要カード紹介
ピルルク/P-A
このデッキの主人公。ピーピングハンデスとルリグ凍結を、圧倒的なドヤ顔から放ちます。
基本的にサーバントを捨てさせて、ルリグアタックを通すのが狙いになります。サーバントがなければ危険なカードを奪いましょう。量より質のハンデスなので、相手のデッキやゲームの状況に合わせたハンデスが大切です。
ルリグ凍結も強力で、こちらのサーバント切れによる負けを2ターンの間防いでくれます。【ダッシュヒラナ】や【タマ】には強烈に刺さりますし、<でじたるあーや!>などルリグアタックでアドバンテージを稼ぐルリグに対しても強く出られます。ハンデスにも強く、ルリグアタックで受けるダメージを防いでくれるのは嬉しいですね。

EXムジカ>グロウ後にグロウすることで、更にマイナス5000を振ることができます。
3-3-1で並んだレベル1シグニはほとんど除去することができるので、【ダッシュヒラナ】に先攻を取られた場合などでなければ、なるべく<EXムジカ>がいる状態で<ピルルクPA>にグロウし、マイナスも活かしていきましょう。
センタールリグがレベル2の段階でグロウし、リミット6にしてレベル2パワー10000を3体並べる、なんてこともできます。環境が速くなったら覚えておくといいかも。

ドライ=厄姫パンドラ
毒牙を実戦級に押し上げたシグニ。出現時に手札の毒牙を1枚捨ててマイナス5000、アタック時にトラッシュの毒牙3枚を除外し、黒1エナでマイナス10000ができます。
「<オイゴナ>と<ジンロウ>を足して2で割らない」シグニで、レベル1の除去と、レベル3の除去も狙えるアタッカーを一手にこなせます。パワー10000は物足りないように見えても、出現時と合わせれば15000となり、<リメンバ//メモリア>や、最近は<ウトゥルス//メモリア>にも届く性能です。マイナスを2回かけるので、<H2O>も処理できたりもします。偉い。
デッキを毒牙シグニで固める最大の理由なので、間違いなく4枚採用です。絶対に妥協できない枚数でしょう。

「マイナス10000」はこれまで「12000に届かない」というやや後ろ向きな評価でしたが、ここ最近、特に今弾では「レベル2バニラの10000を除去できる」という、前向きな評価に変わってきたように思えます。
サシェの台頭で<リンクス><オセ>などが増えたり、この毒牙シグニにも<ヴァイアル><イラクサ>が採用されていますので、単体で10000マイナス(10000以下バニッシュ)ができるのがメリットと捉えられる時代なのかも。

幻怪姫 翠子//メモリア
ピルルクPA>で減った防御面数をフォローしてくれる、お嬢様待望の防御シグニ。このデッキではポスト<エクシア>と言っても過言ではありません。
新弾アンケートでも書きましたが、<カウントダウン・ヒールズ><ドライ=パトラ>を使った展開が便利です。<ヒールズ>で<パトラ><グリーンルクボル>、レベル2毒牙を回収し、<パトラ>を場に出し、出現時で<翠子メモリア>を蘇生し、<グリーンルクボル>で<パトラ>をバフして除去すれば、1面要求と<翠子メモリア>のアタック時条件が達成される、という動きが綺麗です。
パトラ>の除去も使うと3エナ消費するので、エナに緑を3枚残すのが難しく、3000アップとダウン耐性を毎回得られる訳ではありません。アタック時の防御をお目当てに採用しているので、パワーが上がったらラッキー、くらいでいいです。

採用は3枚。デッキを掘るスピードが遅いこともあり、早めに公開領域に見せたいこともあってこの枚数にしています。2面並べることはほとんどありません。<ピルルクPA>のルリグ凍結もあるので、ピース発動と合わせて1面立てば十分かな?
レベル3以降の盤面は、<厄姫パンドラ>、<翠子メモリア>、レベル1が理想です。<EXムジカ>で空けた正面にレベル1を立てて1面、<厄姫パンドラ>で1面、<翠子メモリア>の正面は余裕があれば空ける、くらいでいいでしょう。

下級のアタッカーは<オイゴナ>に加え、<デウス//メモリア>を採用しています。
パイモン>は手札消費なく攻められますが、自分のシグニをどけてしまう点が、やや防御寄りなこのデッキと相性今ひとつです。今回は<デウス//メモリア>にしましたが、どちらも優秀です。
序盤に使った手札は<カウントダウン・ヒールズ>で取り戻しましょう。

ENERGY DOOR
10003.jpg
色々なドリームチームピースを探しましたが、<ENERGY DOOR>が一番使い勝手が良く、やや消去法的に採用しました。

ルリグ止めのイメージが強いピースで、「<ピルルクPA>のルリグ凍結と能力が被るのでは?」と思われる方もいらっしゃるでしょう。
実際その通りなのですが、例えルリグ無効を使わずも「実質1エナで2ドロー1面除去」は便利です。さらに、状況に応じて3ターン目のルリグ止めも狙えるのはかなり安心感があります。エナの入れ替えでエナゾーンに緑を揃え、<翠子メモリア>の3000アップを狙えたりもしますし、小回りがききやすいピースです。

マイアズマ・ラビリンス>も良いのですが、緑を採用したとはいえエナはギリギリです。
カウントダウン・ヒールズ>もあってハンデスからの復帰もしやすく、<マイアズマ>でサーバントが回収できるとはいえ、そもそも相手のルリグは凍結して動かないことから回収の必要性は薄い、などなどの点から、このデッキでは使いにくかったです。もちろん<マイアズマ>も強力です。
また、<WISH IN>など先張りのピースもありますが、<翠子メモリア>との噛み合いの悪さもあって、パッと使えるピースがよく、総合的に見て<ENERGY DOOR>になりました。もっと相性が良いピースがあるかもしれないので、引き続きいろいろ試してみたいと思います。<デス・ビーム・ディーヴァ>でもないしなあ......。

おわりに
というわけで、毒牙パッケージを得て超絶強化された「ピーピングお嬢様」でした。
自分のやりたい動きを決め、その強みをしっかり活かした構築ができたと思います。
好きなルリグであるピルルクが主役ですし、何よりデッキ名の「ピーピングお嬢様」の妙な語呂の良さが気に入っています。

毒牙パッケージはシグニ群で能力が完結していることから、ルリグやアシストルリグの能力を活かしたいデッキと相性が良いです。お気に入りのルリグに組み込んで、ぜひ使ってみてくださいね。
という結論を書いていたら、46熊さんがアイヤイに毒牙パッケージを組み込んだデッキを公開されました。このアイヤイ、私も使いましたが、非常に楽しく強力です。

重ねてお伝えしたいのは、毒牙+<デウス//メモリア>を基盤にした構築であることは共通しながらも、それぞれアイヤイらしい、ムジカらしい動きを楽しめる、ということ。「メインデッキ同じじゃん」と思われるかもしれませんが、どちらも存分に、デッキの個性が引き出されています。
改めて、色々なデッキでこの基盤を使ってみてくださいね、ということで。

ではまた次回の更新で。
このデッキの完成は、次弾で登場するサロメお嬢様のサーバントを4枚投入したとき、ですね。


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