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PRIMAL SELECTOR総括!少し踏み込んで環境調査をしよう!

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遊々亭攻略ブログ

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PRIMAL SELECTOR総括!少し踏み込んで環境調査をしよう!

posted 2025.10.15

Byぱっく


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PRIMAL SELECTOR総括!少し踏み込んで環境調査をしよう!
どうも!ぱっくです。
今回はPRIMAL SELECTOR環境がどのようなものであったか、それを振り返っていこうと思います。
ディーヴァセレクションが始まってから、初めて「弾の最中に環境が変わる」という珍しさも含め、僕自身は物凄くこの環境を楽しむことができました。月末に迫ったRESONANCE SELECTORに備えるためにも、復習しておきましょう!

二大巨塔の没落、その後は...?
繭の部屋の更新によって<羅植姫 ジャックビーンズ>と<参ノ遊姫 ボールペンマワシ>がそれぞれデッキに2枚までしか入れられなくなりました。(遊々亭ライター直々にリペアしている記事があるので、気になる方はそちらも是非ご覧ください。)
【あきら】:ペンを2本無くしてしまったあきらの運命とは!?
【一衣】:繭の部屋施行後 ーひとえデッキ紹介ー

これらによって約1年間環境トップの座を譲らなかった一衣、あきらは弱体化を余儀なくされ、様々なデッキが活躍するのでは?という意見も見られました。
では、実際のところはどうだったでしょうか?

あきら
ボールペンマワシ>を使って相手のパワー12000までのシグニを楽して処理することで簡単に5点要求を作ることが、他の追随を許さない圧倒的なデッキパワーとなっていたデッキです。しかし、<ボールペンマワシ>に依存できない状況に置かれ、大きく数を減らす形になりました。
僕もリペアデッキを使ってセレモニーに持ち込みましたが、これまで有利だった相手を落とす事もあり、明確な弱体化を言い渡されたことは事実だと思います。

羅原姫 La>と<BUNNY CHARGE>を組み合わせたり、<コードハート ピルルクAPEX//メモリア>を用いて<デッドリー・ポータル>をいつでも強く使いながらハンデスに寄せたりと、リペア案も<ボールペンマワシ>から切り離せない点がこの評価に落ち着いた理由なのだと思います。特に<壱ノ遊 カゲエ>を4枚まで採用するプレイヤーは多く見られ、「嵩張った<カゲエ>を<ボールペンマワシ>等で山札の下に送り、終盤出せるように調整する」ような終盤まで見据えたテクニックも要求されているように感じました。

余談ですが、あきらの弱体化を受けて全体的に<クリアー・マインド>のようなルリグ凍結系のアーツ採用は少なめになったように感じます。

一衣
ジャックビーンズ>が減りはしたものの、母数としてはあきらほど減っていません。寧ろ苦手対面が減った事で相対的に増加傾向にある方です。

一衣のリペア案はこれまでの<ジャックビーンズ>ワンマンチーム体制の見直しが施された点が大きく、デッキパワーをある程度担保できたのだと思います。特に採用されるカードとしては<大罠 トロイ>や<羅植姫 ダイナマイトツリー>、<ドライ=キロネックス>辺りです。それぞれ要求の役割が<ジャックビーンズ>とは異なり、少なめのリソースで1点を取ることができます。元々植物というクラスが持つエナ獲得能力の高さに目をつけ、<ジャックビーンズ>で大量にエナを使うだけではない多彩な攻め手を採用することで、「緑軸グッドスタッフ」のような立ち位置で環境の中心に未だ留まっています。


2ルリグに共通して言えることですが、センタールリグ性能が非常に高いため今後の開拓次第ではより良い結果を出す可能性があります。また、規制前はプレイ方針が簡単なデッキという印象があった方もいると思いますが、「様々なカードを駆使して、エースに依存しない」という難しさを抱えたデッキになったと思っています。長く環境にいるからこそ、対面の理解度も高いデッキになっています。圧倒的王者からは格落ちしたものの、2ルリグとも規制後は更に面白いデッキになったため、規制前に触っていた方ほど一度触ってみて欲しいです。

全国的にコントロールデッキが急増!
GPの結果を受け、エナ破壊+ライフクラッシュに対応したコントロールデッキが全国的によく使われています。中でも圧倒的なのがブルアカリメンバというアーキタイプでしょう。
ブルアカリメンバは、白青の「エナも手札も与えない」というコンセプトを遵守しつつ、<共宴の巫女 リメンバ・ディナー>の性能をフルで押し付けて相手の自由を奪った状態で倒すコントロールの極地にいるデッキです。
最近は<参上緑子>をはじめ、ランデス、ハンデス意識の<ミラクル・チャージング>の採用がメジャーで、加えて<ハレ>抜きで序盤の盤面の硬さを重視する構築が関東で流行の兆しを見せています。
ブルアカ軸による多彩なプラン立てが魅力で、リソース搾取だけに留まらず、様々な「リソースを与えない攻め、リソースを使わせる受け」の選択を繰り返してきます。<アツコ><体操服ユウカ>での盤面維持、<ヒビキ><モモイ>でのハンデス、<イズナ>のアサシンや<体操服ハスミ>のバウンス&シュートに、ロングゲーム前提でのリフレッシュを見据えた<アコ>、困った時の<水着アズサ>と、対応力が高すぎるデッキに仕上がっています。
使い込んでいるプレイヤーが使うと本当に隙がなく、間違いなく練度が直接勝率に直結するデッキだと思います。この先も強い環境が続くことが予想されますので、使ってみたい方は今から練習開始しましょう!(僕も始めました!)

もうひとつ、コントロールを語る上で外せないのが白青夢限です。
白青夢限については、<アンシエント・スラッシュ>と<幻怪姫 ギュウキ>の採用が目立ち始めています。これまで<スリップ・ストップ>がメジャーだった枠に黒いアーツが入ることで、裏返ってから相手ターン中はシグニのパワーを+6000で維持しつつ、シャドウの色を増やすことができます。自ターン終了時にサーバントの供給が行えるようになり、かなり理に適った強化がされています。
対夢限は早い段階でアーツを使用してくる関係で、こちらも特殊な対応をすることが多いです。事前にしっかり想定しておきたいですね。

現代ウィクロスはコントロール戦術を好むプレイヤーが多いです。データがあるわけではありませんが、なんとなくそう感じる瞬間が多々あります。使うにしろ、倒すにしろ無視できる相手ではない環境でしょう。

GPで活躍した速攻戦術の現在は?
炎剣之舞>、<Calm before the gong>の登場を皮切りにディーヴァグランプリ2025Summerで猛威を振るった速攻戦術ですが、現在はやや減少傾向にあるようです。

理由は先述のブルアカリメンバが非常に重く、倒しにくいことが大きいんじゃないか?と思っています。研究が進み、一衣やブルアカリメンバといったミッドレンジ、コントロールに属するデッキが速攻戦術に対する勝ちパターンを確立していることが多く、やりたいこと全部やって勝ち!とは言い難いゲームが増えてきたんですね。

参上緑子>はゲーム1で相手のエナを自分のエナ分だけ破壊して、<アーク・ライト・オーラ>+<コードハート リメンバ//メモリア>による実質ガード不能ルリグアタック込み4点要求を作ることがゴールになります。ライフクラッシュ最大4回を挟むため、エナを自活する相手に対しては参上側のエナチャージが間に合わず、相手にアーツを撃たれる展開になることもあります。もちろん<ミラクル・チャージング>も痛手です。
1止めgongはライフクラッシュ4、5回を挟みながら、地上2点空中3点の1ターン中での物量戦を仕掛けます。そこを捌き切れると勝ちの目が見えてきますが、<舞・ミカエラ>でのピーピングハンデスもあったり、地上<ハイティ//THE DOOR>ある程度の硬さに速さで対抗するため、比較的安定してその要求が可能になっています。物量戦を仕掛ける手前、相手のアーツはほぼ直撃するため受けられて返しのターンに詰められたり、突破不能の盤面を作られて負けなんてケースがあるようです。

速攻戦術のニューフェイスとしては、<花代・爾転>が最近成果を上げてきています。
Lv2で止まるという縛りが設けられますが、ルリグデッキ7枠をフルに使い、ゲーム1のガード不可ルリグアタックも含めて詰めていく戦法は自由度が高く、環境に適応させやすいため、今後も息が長いと思われます。「ネタが割れていると弱い」タイプのデッキは環境が煮詰まってきた時期にはどうしても減ってしまいます。手を替え品を替え、生きながらえていく他ないですね。

もう一つ大切なことがあります。それは「速攻戦術が発売から時間が経つと弱い」のではなく、「ネタが割れていると対策されていくらでも受けられてしまう」のです。ここを履き違えて「今速攻弱いんだ!」と短絡的に考えてしまうと、デッキ構築の際に受けられない形になっていることに気付けず、大会で轢かれることがあります。自分が参加する大会に参加するユーザーがどんな戦術を好んでいるかをざっくりと読んで、どれくらいの厚さで対策を施すかが鍵になります。

まとめ
「いつもの環境末って感じだ!」

WIXOSSディーヴァセレクションの大会スパンは新弾発売→ディーヴァグランプリ→GPの結果を受けて各地セレモニー→WIXOSS CEREMONY HYPER→新弾発売...のルーティーンになっていて、環境末になるとプールの理解がどのセレクターも上がります。結果、対応力の高いデッキが結局上位に鎮座することはこれまでの傾向から引き続いています。その上位に鎮座するデッキが「一衣、あきら」から「ブルアカリメンバ、一衣」へと姿を変えたため、「勝つために対策すべきデッキ」にも変化が生じています。

また、<炎剣之舞><Calm before the gong>の追加によってGPが速攻環境になった影響も間違いなく現環境には存在していて、環境トップの背後からいつでもその座を食い荒らしてやろうとこちらを覗いています。速攻デッキの出力が上がっているため、数が減ってガードを緩めるかどうかも一考の余地があると思います。

自分がよく使うデッキの一部採用カードが変わったデッキが結果を残していたら、ついでに周りにどんなデッキがいたのかも見ておくといいですね!ベスト4くらいまでなら簡単に調べられるので、上手に適当していきましょう!

それでは今回はここまで!
またお会いしましょう!
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