遊々亭攻略ブログ
デュエルマスターズ 遊々亭Blogです。
遊々亭一押しのプレイヤーさん達による攻略情報やゲームに関する様々な情報、担当のおすすめなど、デュエルマスターズに関する情報を配信していきます。 Twitterでも情報配信中です!
第一回オリジナル工作所 水闇光ミズガミ
posted 2026.07.30
Byワン公

第一回オリジナル工作所
水闇光ミズガミ
水闇光ミズガミ
お久しぶりの投稿ですが皆様いかがお過ごしでしたでしょうか?
激変のトーナメント環境への適応に時間がかかり、投稿も滞ってしまっていたことを心よりお詫び申し上げます。
逆札篇 第二弾である「燃えろ禁断!逆転のドギラゴン革命!!」の発売に加えて今回の「悪感謝祭 カリスマBEST」で早速大会は大荒れの様相を呈しております。
人気ギミックの再来かつ、かつて無いチェンジ元とチェンジ先の関係を作り上げた「パワー革命チェンジ」や復刻した「スペース・チャージ」。
シールドからの入れ替えという過去類を見ない「S革命チェンジ」を始めとしたかつてのライバルキャラクター達の特徴あるギミック達はさらなる新しいゲーム体験をもたらしてくれることでしょう。
その中で今回は「カリスマBEST」の中でも異質なカードの一つ。流るる水の荒神をご紹介しましょう。
<水蜃 フカフチノカミ>! 今回はこのカードを採用したデュエル・マスターズ史上でも初めての"デュエマ式パーミッション"をご紹介します。
1.【ミズガミ】の遊び方
厳密には種族指定の部分で言えば【ミズガミ】では無く【ロスト・クルセイダー】が正しいのでしょうが、堅実な動きと独特なカウンターアクション、準水単色のカードプールから多色偏重の過去カードとの類別として今回は【ミズガミ】として紹介していきます。ではいつもの特性理解から。
Point1.セルフバウンス戦術
【ミズガミ】には文明特色のドローと「ブロッカー」の他、もう一つキャッチーな種族特徴の能力が配られています。"セルフバウンス"...自軍のクリーチャーを手札に戻す事によって利益を得る効果です。冒頭で紹介した<水蜃 フカフチノカミ>などはその代表で、このクリーチャーは自己軽減の代償として登場時に自軍のクリーチャーを手札に戻さなければならない制約が課せられます。メインステップ中に行う革命チェンジの挙動のようなもので、下級と上級の入れ替えを行うデザインになっているんですね。
その他にも破壊除去に対して"セルフバウンス"を置換適用する<ワダウケノミコト>や、<水蜃 フカフチノカミ>の様に自己軽減の代償として"セルフバウンス"する<ワダゲコノミコト>等、徹底して行動に対して消費を抑えるカードデザインになっています。これにより登場時効果の使い回しや場づくりの操作が可能になっていて、複雑な状況作りに貢献します。
Point2.デュエマ式カウンターパーミッション
カードゲームにおける"パーミッション"と言うのは対戦相手の行動を打ち消し、やりたいことを許さない戦術の事を言います。デュエル・マスターズでは上記戦術において相手ターン中に任意の干渉を行うことができるカードが少なく、デッキ全体から寄せに行ってもデッキとして成り立つものが多くはありませんでした。
<ウィリデ・ゴル・ゲルス>などが過去カードの代表例で、相手の初動に対して任意のカウンターアクションを放てる数少ないカードでした。
これは仕方のない事で、デュエル・マスターズのゲーム構造においてマナと言う行動上限を設けられている以上そう言ったある種の後出しジャンケンの様なギミックカードが強すぎてしまう事を懸念したのだと推測されます。
そう言った意味で、<水蜃 フカフチノカミ>はデュエル・マスターズの限界に挑むデザインのクリーチャーであるとして間違いないでしょう。
<水蜃 フカフチノカミ>は、『相手ターンに一度、相手がカードを実行した時に手札枚数以下の手札から水のロスト・クルセイダーをバトルゾーンに出してもよい』という効果を持っています。
...違和感に気づいた方もいるかも知れませんがこのカードは<ウィリデ・ゴル・ゲルス>との決定的な違いとして"初回行動以外でも誘発する事ができる"ところがあります。
デュエル・マスターズにはインスタントやカウンタートラップの概念がなく、"打ち消し"に相当する行動そのものを無かった事にする効果は先に出したメタクリーチャーによる拘束しかありません。
ですがこのカードは相手の行動に対して任意のタイミングで無効行動を手札から行使する事ができます。
スピードアタッカーには<ワダカニノミコト>を。クリーチャーループには<ワダエビノミコト>を。
相手のリーサルターンには<水神 ミヅハノメノカミ>を。
私はコレをデュエル・マスターズ史上初の"デュエマ式カウンターパーミッション"と定義付けするに値すると思っています。
Point3.拡張性
現状でのカードプールとしては心許なく、"セルフバウンス"による使い回しも"デュエマ式パーミッション"における状況対応のバリエーションもあまり多くはありません。と言うのもロスト・クルセイダー種族の過去カードプールの特徴はコテコテの多色戦術であり今回の単色のカードプールとは噛み合い様もなく、実質の完全新規戦術としてお出しされているのが現実です。
故に呼称は【ミズガミ】が正しいと思っています。
ですが、それ故に汎用カードの入り込む隙間がかなり空いたデザインであり、軽量の展開に関連付けて<飛翔龍 5000VT>の採用や<水神 ミヅハノメノカミ>や<水蜃 フカフチノカミ>のパワー8000を利用して<完璧団長 オーパーツ銃>の採用等、各種特徴をピックアップして構築の幅を広げる事ができます。
1コストの<ワダゲコノミコト>も配られているため「ハイパーエナジー」との相性も良いです。
特に水以外の有色カードの採用は急務であり、現状だと準単色の構築が着目されがちですが<断罪のロスト・サイン>や<瀑水神 ミヅハノオオミカミ>等の強力なデザインカードを活用するならば、残りの闇と光のカードを採用する事が推奨されます。
<真気楼と誠偽感の決断>とはデッキ単位で相性が良く、相手の最小の動きに対して<水蜃 フカフチノカミ>の効果を合わせて頭数を稼いで踏み倒し条件を満たした『冤罪ペテンシー』する動きが強力です。
カード特性に関しては以上です。
事前評価の下馬票に反して堅実かつ特殊なデッキ特性を獲得していた【ミズガミ】は今後のカード更新の影響も受け、さらに強い立ち位置を得る事間違い無いでしょう。
色々と述べましたが、正直かなり狡猾かつ徹底的なデッキです。シチュエーションを選び、用法要領を正しく守り、対戦相手を深海へと引き摺り込みましょう
2.デッキリスト
千変万化、流水変化の戦術で水底に叩き落とす新時代のクリーチャーパーミッション...【水闇光ミズガミ】!水闇光ミズガミ
クリーチャー
計36枚
Point1.膠着を崩すボードリセット
<水蜃 フカフチノカミ>はすでにバトルゾーンに着地したカードに干渉する事がほとんど出来ません。自己軽減効果により比較的高速でバトルゾーンに着地こそしますが自分よりも早い相手に対してほとんど無力と言って良いでしょう。デッキ単位で速攻に弱いんですね。
そうなった時に一面や二面止める程度のカードでは押し切られてしまう場合が多く、「悪感謝祭 カリスマBEST」の同期である【火光水アーマード】等には無力である場合がほとんどです。
<我竜塔第三層 超鯱城>等を置かれた際にはもうおしまいです。
【火光水アーマード】ほどのデッキには無力ですが、ただ早いだけのデッキに対しては今回しっかりと強力なシールドトリガーが配られています。
<断罪のロスト・サイン>です。
デッキの中からロスト・クルセイダーを召喚で呼び出すこのカードから<瀑水神 ミヅハノオオミカミ>を呼び出してカウンターする事によって自らよりも早くプレイヤーへの攻撃を通してくる相手へとカウンターすることができ、<水蜃 フカフチノカミ>が対応出来ないところを<断罪のロスト・サイン>と<瀑水神 ミヅハノオオミカミ>が対応するデザインになっています。
その他にも<世界竜皇 ボルシャック・ヒカリスマ>に対して有効なクリーチャーのシールドトリガーかつ自己軽減によって<水蜃 フカフチノカミ>の登場を邪魔するカードを取り除く<暴淵 ボウマ=ダンマ><水蜃 フカフチノカミ>から出せて、パワー減衰で除去やパワー革命チェンジの妨害をこなす<~王家の御曹司~>等、様々な除去によって優勢なゲームを崩されづらく、劣勢を覆しやすいデザインのデッキへとなりました。
Point2.真気楼と誠偽感の決断不採用
単純に1番バトルゾーンを返したい【火光水アーマード】の<世界竜皇 ボルシャック・ヒカリスマ>に対して撃って通る訳がないし、通ったところで<断罪のロスト・サイン>は出先が安定しません。デッキ単位で相性が良い事は使って実際に勝利に貢献するかどうかとは別です。
もちろん<真気楼と誠偽感の決断>はマナセットで見せるだけで対戦相手の方針を歪めることができる強力なカードですが、このカードの使用が強いとされていた【水闇光覚醒】は<ブレイン・スラッシュ>や<ウルの天宝>により踏み倒したカードの出力が確定しており、明確に除去を放つ以外でゲームの勝利に大きく傾く使い方ができていた内実が有ります。
では普通に手札誘発の除去として使ったらどうかと言うと、最終的に勝つ手段としては<水神 ミヅハノメノカミ>の効果利用によるライブラリーアウト...デッキ切れまでの耐久か、そうで無い場合は返されない場づくりをして殴る事になります。
デッキ特性上耐久しやすいので徹底してライブラリーアウトを狙う事自体は不可能では無いですが、<水神 ミヅハノメノカミ>を序盤の立ち上がりでマナセットするゲームも少なく無く、固め切る段階でドローを進めていくうちにこちらの山札が保たないシチュエーションもそれなりに多くなります。
そうなれば、攻撃する際に除去の方式として盾送りをチョイスすればリーサルタイミングが伸び、ターンが伸びるほど相手の回答を引き込む試行回数が増えます。タイミングを見て採用する事はもちろんあると思いますが、今の所は必要では無いと思っています。
Point3.複数色ロスト・クルセイダーの強み
単に<~王家の御曹司~>と<瀑水神 ミヅハノオオミカミ>の採用可否。あとは光と闇の有力な汎用カードへと採用の手が伸びるか否かに依っています。
残念な事に青単色のロスト・クルセイダーの中には登場時効果を有するものがあまり多く無く、相手のカードの効果をコピーする<水神 ミヅハノメノカミ>と<嵐神 ミヅハノクエビコ>、単純にドローを進める<水蜃 フカフチノカミ>と<ワダチエノミコト>、<ワダシストノミコト>、<ワダフミノミコト>くらいなもので、直接性能が安定した除去を<水蜃 フカフチノカミ>の効果で合わせる様なカードは採用圏内にはいない事になります。
その分メタクリーチャーを合わせる事で対応しており、単色の【ミズガミ】の構築では<完璧団長 オーパーツ銃>と共に<叛逆の絆>が採用されていたり<魔誕の斬将オルゲイト>によって食い破りながら蓋をする構成になっていたりします。こう言った水単色の【ミズガミ】にも強力な汎用が力を貸してくれますが、先出しによる前受けに構成が寄っていてトリガーはペラペラである事実があります。
ただ、複数色のロスト・クルセイダーでは基盤から2種8枚のシールドトリガーが採用出来る上に、マナセット意識で闇単色のシールドトリガーの自由枠もあり、もし前受けする場づくりに失敗してしまったとしても<瀑水神 ミヅハノオオミカミ>によるボードリセットの機会を与えられている<断罪のロスト・サイン>が相手の積み立てを台無しにしてくれます。
水単色は安定し、複数色は堅い。
私としては常に回答を用意できる複数色を推したいところです。
3.最後に
今回はいかがだったでしょうか?「悪感謝祭 カリスマBEST」の中でもかなり評価の低かった、しかし世に出てすぐにそれを改めさせた新種族デッキ【ミズガミ】は今後年末に向けて新規をもらえると確信しております。拡張性◎なこのデッキをよろしくお願いします。
さて今回のあとがきは"採用の理由付け"についてです。
デッキというのは"40種の採用理由の集合体"です。そのデッキに至る際に無意味なカードは1枚としてありません。これは同名の採用枚数にまで及ぶデッキ制作者の積み上げられた意識でもあります。
今回の【水闇光ミズガミ】においてもそうです。
デッキの中心に<水蜃 フカフチノカミ>がいて、着地させる為には引いてなければならず、半端な枚数では引き損じたゲームを落とす事になる為であったり<水蜃 フカフチノカミ>を高速着地させる為には2ターン目に何らかのクリーチャーをバトルゾーンに降ろしておく必要があり、その枚数は11枚を上回る事で初手に8割の確率で来る為と言った明確な理由付けがデッキ構築には必要です。生物は眠くないのに寝ないし腹が減ってないのに飯は食いません。
理由、動機、根拠、何でも良いですがこれらがなぜ構築上必要なのかと言うと実際にデッキを動かすことを想像して組まなければ形にならないからです。
なんとなく、とりあえずでカード選びをしてもマナに埋めるかルーターで捨てるかが関の山です。
要は使い道を最初に決めてないとそもそも使いようが無いということです。
どんな小さなものでも良いし、どれだけ些細なシチュエーションでも良いです。
理由や根拠を持ってカードを採用してみましょう。可能なら言葉にしたほうが整理できるし、口にする事でそれが不合理なものであれば気付くことができるしより良い案が出るかもしれない。
固定だと思われたデッキスロットが空くかもしれない。より良いデッキは試行錯誤とアイデアから産まれます。
同じテーマデッキ一つとっても様々な考え方や有効な相手が変わってきます。
人と違う選択肢を採ることを恐れず、しかし他者へはリスペクトを持って考えを吸収しましょう。
デッキ作りの上では、目線を常にフラットな視線で作りましょう。
今回アドバンスのデッキでは無くオリジナルから紹介させていただきました。
どちらが需要として秀でるかは分かりませんが、今後とも反響がある様であればオリジナルの執筆も進めていけたらと思っております。
よろしくお願いします。
最後まで読んでいただきありがとうございました。次回の執筆でお会いしましょう。


















