遊々亭攻略ブログ
ChaosTCG|カオス 遊々亭Blogです。
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posted 2016.10.08
Byすぎなみ
お疲れ様です。すぎなみです。
今回は、先日書いた『知床鈴の盤面&感想(デッキタイプ4つ)』の中から、直ダメ特化型のデッキを紹介したいと思います。
現状で感じている印象としては、「総火力は岡部より上だけど、耐久面が不安定」といった所ですかね?
まだまだ調整が不足している気がしますorz
というわけで、前置きはこのくらいにしてそろそろデッキ紹介の方に行きたいと思います。
■そもそも知床鈴ってどんなキャラ?
<RR“艦橋要員”“航海科”怖がりな航海長「知床 鈴」>自身には、守りのテキストである『相手のキャラの攻撃力を3減少させる』効果と、所謂直ダメ効果を持っています。
ステータス自体も、4+2/4+2ではなく3+2/5+2といった形で、若干耐久値に寄っています。
その為、テキストに素直に従うなら、守りを固めて直ダメでダメージを与えていく方向性となります。
勿論、攻撃減少効果を内蔵している為、<C“主計科”喜ぶ「杵崎あかね」&「杵崎ほまれ」>と合わせる事により、ガード不能ショットをする事もできます。
■デッキレシピ

4 <U“航海科”カミングアウト「八木 鶫」>
4 <R“航海科”見張員「野間 マチコ」>
4 <R“主計科”料理へのこだわり「伊良子 美甘」>
4 <U“航海科”脅威の弾力「宇田 慧」>
3 <C“艦橋要員”自信あり気な「ヴィルヘルミーナ」>
4 <R“主計科”和菓子屋の双子姉妹「杵崎 あかね」>
3 <R“艦橋要員”“砲雷科”希望の一弾「立石 志摩」>
2 <C“機関科”お風呂の時間「伊勢 桜良」>
3 <R節水の影響>
4 <R今月の運勢は……>
4 <R救助依頼>
2 <C咄嗟の救出>
2 <U教官からの砲撃>
3 <Uいつかの家族写真>
3 <C“艦橋要員”“航海科”巫女装束の「知床 鈴」>
1 <C“艦橋要員”お湯に浸かる「ヴィルヘルミーナ」>
2 <U“航海科”目視する「野間 マチコ」>
1 <C“主計科”心配する「伊良子 美甘」>
1 <U“晴風”艦橋要員>
1 <U“晴風”航海科>
1 <U“晴風”主計科>
<RR“艦橋要員”“航海科”怖がりな航海長「知床 鈴」>と<U“航海科”脅威の弾力「宇田 慧」>の効果で直ダメを与えていく、シンプルな構築となってます。
直ダメ以外の打点を通す手段を用意していないので、完全に直ダメに依存している形となります。
メタカードを貼られた際にケアする為に、バックヤード送りにするカードを多めに採用しているのが特徴となります。
■各カード簡易解説
採用しているカードを、採用理由を含めて説明していきます。<RR“艦橋要員”“航海科”怖がりな航海長「知床 鈴」>は、直ダメテキストのコストの関係で、テキストを使用するとガードキャラが1面少なくなってしまいます。
守り時はフレンドでガード宣言後にテキストを使用する事によりカバーする事ができますが、攻め時はそうはいきません。
だからといって、ガードキャラが1面減ってしまうのを嫌って毎ターンテキストを使用できないならば、<RR“艦橋要員”“航海科”怖がりな航海長「知床 鈴」>を使わない方がマシです。
『でも、効果を使用するならば、なるべくリスクを減らしたい・・・』
そういった状況をカバーしてくれるのが<U“航海科”カミングアウト「八木 鶫」>です。
このターン中に登場かレベルアップした自分のキャラすべてを【レスト】から【スタンド】にする。
というテキストを持っている為、自分のターンには登場したキャラを<RR“艦橋要員”“航海科”怖がりな航海長「知床 鈴」>のコストに使用すればノーリスクです。
優先権はターンプレイヤー側にあるので、<C振り向けば幸がいる>等に邪魔される事もありません。
先攻・後攻問わずに1ターン目であれば、<U“航海科”カミングアウト「八木 鶫」>登場 → <RR“艦橋要員”“航海科”怖がりな航海長「知床 鈴」>を<C“艦橋要員”“航海科”巫女装束の「知床 鈴」>にエクストラ化 → バトルフェイズに<U“航海科”カミングアウト「八木 鶫」>をコストにして<RR“艦橋要員”“航海科”怖がりな航海長「知床 鈴」>の効果を使用するといった流れが理想形です。
<U“航海科”カミングアウト「八木 鶫」>が登場しているのといないのでは、その後の展開が段違いになるので、マリガン基準にしてもいいレベルの存在だと思ってます。
上記の点に加えて、イベントカードを使用したら直ダメ1点の効果も持っていますので、相性は抜群です。
どのデッキタイプにするとしても採用すべきだと個人的には思っています。
この効果はとても優秀で、『<U単独先攻>や<RATt>で全面を裏にされてしまった(´・ω・`)』等の、従来の防御札では解決できないような状況でも、<R“航海科”見張員「野間 マチコ」>であれば凌ぎきる事もできます。
また、相手のターン中に登場可能という部分も優秀で、<R“主計科”料理へのこだわり「伊良子 美甘」>や<U“航海科”脅威の弾力「宇田 慧」>の効果を相手ターン中に誘発させる事もできます。
耐久性能があまり良くない<RR“艦橋要員”“航海科”怖がりな航海長「知床 鈴」>にとっては、<R“航海科”見張員「野間 マチコ」>を何枚握れるかが勝負の鍵となってます。
ですが、それでも入っている理由としては、乱入コストの部分を重宝しているからです。
上でも書いたように、<R“航海科”見張員「野間 マチコ」>を何回使えるかで勝敗がわかれる事も多いです。
なので、一度登場した<R“航海科”見張員「野間 マチコ」>を乱入コストで手札に戻すことにより、使用回数を増加できます。
上の効果でバックヤードの枚数を稼ぐ事もできますし、<R“主計科”料理へのこだわり「伊良子 美甘」>の下の効果を使用した後に、<R“航海科”見張員「野間 マチコ」>の特殊登場コストにすれば<RR“艦橋要員”“航海科”怖がりな航海長「知床 鈴」>との噛み合わせも改善できます。
各カードとの噛み合わせが良く、このデッキでの役割はとても多いです。
まぁ、大体の直ダメデッキに入ってますので、細かい理由は割愛します!
大体の直ダメデッキに入ってますので(ry
直ダメ回数を増加させれるので、最後のひと押しで使ったり。
勿論、防御札としても打ちます。
あとは、<U“チマメ隊”「チノ」&「メグ」&「マヤ」>対策もちょっとだけ兼ねています。
が、そもそものステータスが低いキャラが多いので気休め程度にはなってしまいます(´・ω・`)
パートナー自身がアタックする必要はないので、<C振り向けば幸がいる>互換等のケアをする必要は無いです。
特に、打点を受けないようにする為に、せっかく登場させた<U“航海科”カミングアウト「八木 鶫」>や<U“航海科”脅威の弾力「宇田 慧」>を控え室に置かなければならない場合もあります。
そういった状況になった際に、元の盤面に戻しやすくする為に投入しています。
勿論、<R“航海科”見張員「野間 マチコ」>を登場させないで打点を受けない事が1番いいのですけど、そうもいかないですからね・・・
あとは、<U“航海科”脅威の弾力「宇田 慧」>の効果ダメージ回数も増やせるので、使用するタイミングはそれなりにあります。
入れ替えても良いです。
たまーに使いますが、ほぼ使わな(ry
今回のデッキでは、バックヤードを多めに溜めたいので<R今月の運勢は……>を採用。
また、ガード不能対策や相手の攻撃を捌く為に<R救助依頼>と<R節水の影響>を採用。
基本的には攻撃減少で対応したいのですが、メタられ易いこともあったので<R救助依頼>の比率を多めにしています。
<U教官からの砲撃>と<C咄嗟の救出>は、それぞれセット割り・貫通無効枠として入れています。
<U掃海手順の説明>や<U逃げてきた過去>に変更してもらっても構いません。
今回のデッキでは、<Uいつかの家族写真>を採用しています。 回収メタも焼きメタも置けないレシピになっているので、セットカードでささやかな抵抗をしている形です。
本当はキャラで採用したかったのですが、<U“艦橋要員”“航海科”涙目の「知床 鈴」>なので断念しました(´・ω・`)
■動かし方
<RR運命に抗う執念“ラボメン”「岡部 倫太郎」>もそうなのですが、直ダメ型のデッキって動かし方の説明をするのが難しいのですよね。状況次第な事が多く、言葉でなら説明できるのですが、自分の文章力ではうまく纏められず orz
なので、要点だけ纏めます。
・<U“航海科”カミングアウト「八木 鶫」>は最優先で登場させる。
→登場の有無で<RR“艦橋要員”“航海科”怖がりな航海長「知床 鈴」>のテキスト使用回数の差が広がってしまいます。
・<R“航海科”見張員「野間 マチコ」>は複数枚握ったとしたら、ギリギリまで手放さない。(イベントより重要な場合が多い)
→<U単独先攻>や<RATt>に対しての回答になるので、なるべく多く登場させたい。
・相手パートナーの打点の通し方や最終ステータスを推測し、<R“艦橋要員”“砲雷科”希望の一弾「立石 志摩」>の必要有無を把握する。
→余裕があれば<U“航海科”脅威の弾力「宇田 慧」>を登場させたいので、スキル無効が無いと受けきれないかの確認は最重要。
大体こんな感じです。
その他の細かい動きに関しては、直接聞いてください!
中途半端ですみませんorz
■最後に
今回の直ダメ特化型の紹介は以上になります。現状の直ダメ特化型のデッキのトップメタは<RR運命に抗う執念“ラボメン”「岡部 倫太郎」>なので、何かしらの差別化をしたいです。
前回の記事でも書いた通り、<RR“艦橋要員”“航海科”怖がりな航海長「知床 鈴」>は幅広くデッキを切り替える事ができるので、色々試してみて<RR運命に抗う執念“ラボメン”「岡部 倫太郎」>にはない強みを作り出したいですね。
今後もしばらく使い続ける予定なので、また調整したらその結果を載せたいと思います。
ってわけで、今回は以上!
次回もよろしくお願いします。
posted 2016.10.07
Byあんずはピポサル
お疲れ様です。あんずはピポサルです。
今回は「ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った?」のコラムについて書いていきます(^ー^ )

■選択したパートナーの簡易紹介
パートナーを紹介するにあたって、まず初めにOS:ネトゲ嫁の特徴について簡単に解説します。
最大の特徴は、アペンドルール:ログイン+ネトゲによってテキストが合体するため、一枠における役割が多い事です。
例えば、『<RRぼっちガール「玉置 亜子」>』と『<R見た目至上主義「アコ」>』は通常であれば独立したキャラで、それぞれがほぼ査定通りのテキストを持ちます。
前者は復帰とドローとパンプ、後者はダメージ減少と回収メタを持ちます。
これだけなら従来通りですが、アペンドルールのお陰でこの2種を組み合わせて盤面に並べることができます。
亜子(ログイン)側から見ると、合計ステータスが5上昇し、元々持っている復帰とドローとパンプに加えて、ダメージ減少と回収メタを得たことになります。
これは明らかに手札1枚で強化できるレベルを越えており、通常の2体エクストラよりも圧倒的に強いキャラが出来上がります。
これが盤面全てで実現可能なため、歴代OSの中でも最高クラスのテキスト量になります。
OS:ハイフリ の『<RATt>』のように、最近は互換の存在しないカードによって差別化を図ろうとする傾向があります。
例に漏れず(?)、ネトゲ嫁にも過去に互換の存在しない優れたイベントが何種か存在します。
特に『<R高校生活の終わり>』と『<Uギルティ>』は使い勝手のよさや威力など、あらゆる面で申し分なく、これぞパワーカード!いったイベントたちです。
この2つの強みはどのパートナーで組んでも共通です。
どういった形で活かす・伸ばすかはパートナー次第ですが、そう大きくはブレません。
<御聖院>の強みはネトゲ嫁の強みをそのまま活かした形になります。
アペンドルール:ログインとネトゲの組み合わせは確かに強力ですが、揃わなかった時には並のキャラに成り下がります。
(それでも並のスペックであることが強いのですが。。)
<御聖院>はビギニングフェイズ開始時に山札の上から4枚確認して並び替えるテキストを持つため、1ターン目から9枚のカードを確認してスタートできます。
そのため、必要なログイン&ネトゲの組み合わせを狙って集める事ができます。
一応、『<RR隠れオタJK「瀬川 茜」>』や『<RRリア充オーラ「秋山 奈々子」>』も自身の単体エクストラやネトゲを経由する事で大量にドローし、そこからログイン&ネトゲの組み合わせを集める事ができます。
しかし、余計なドローのせいでパートナーを引いた時の裏目が大きく、パートナーがネトゲにログインしているとレベルアップが出来ないというのもイマイチです。
<御聖院>の場合、余計なドローをする必要がないため、山札を大切にしながら効率よくパーツを集める事ができます。
また、4ルックでキャラを探すのと同時にネトゲ固有の強力なイベントを集め、そのコストを踏み倒して使う事が出来るため、これもまたネトゲ嫁の強みを活かしています。
以上の通り、<御聖院>はネトゲ嫁の強みを余す事なく活かせるパートナーです。
そして、その強みを活かす形に纏めるのが<御聖院>の方向性になります。
<RRハイスペックお嬢様「御聖院 杏」>+<C怪訝な瞳「アプリコット」>
<RRぼっちガール「玉置 亜子」>+<R見た目至上主義「アコ」>
<RRオープンオタク「西村 英騎」>+<R仲間を待つひととき「ルシアン」>
<RR乙女の秘め事「瀬川 茜」>+<Rソードダンサー「シュヴァイン」>
<Cクラスの担任「斉藤 結衣」>+<Rアイドル的存在「猫姫」> or <U攻城戦の訓練「猫姫」>

以上の盤面を目指します。
今までは各キャラのテキストや採用理由について解説していましたが、ネトゲ嫁はキャラの種類が少ないため、どのパートナーで組んでも同じようなフレンドになりやすいです。
そのため、それについて語ると他の方の考察と被りそうなので、私は構築のヒント...主に枚数とその理由について書きます。
ユニットの感覚ですとログイン:ネトゲの枚数は同数、もしくはログイン側の方が多めになりますが、ネトゲのよい所はネトゲ側がそのまま登場できる事です。
なので、ログイン側とネトゲ側のどちらのテキストを優先したいかで比率を変えるのがベストです。
今回紹介した<御聖院>の盤面を例に挙げて解説します。
コンセプトではありますが、『<C怪訝な瞳「アプリコット」>』自体は被ると無駄なカードです。
しかし、これを引かないゲームはシュートの威力が激減するため、何としてでも1枚目に辿り着くためにも4枚固定です。
ネトゲ側の『<R見た目至上主義「アコ」>』が異次元の強さです。回収メタはここまで強くなりました...(;人; )
逆に『<RRぼっちガール「玉置 亜子」>』はログイン前提のテキストで、それ単体では物足りなさを感じます。
なので、亜子よりアコ(ややこしい...)の枚数を多めにするとよいです。
ただし、ネトゲ側は上位キャラでありながら乱入を持たないため、引いてすぐに出せるかは微妙な所です。
気になるようであれば、配分を3:3等の同数にするのも悪くないです。
西村は『<RRオープンオタク「西村 英騎」>』と『<R仲間を待つひととき「ルシアン」>』の両方が揃って初めて有効なキャラです。
なので、基本的に同じ枚数を採用します。
枚数はデッキの枠があれば4:4が理想ですが、現実は3:3が限界といった所です。
揃わなければ出さないと割り切るなら2:2も視野ですが、空いた枠に見合ったリターンが無いのなら素直に枚数を増やした方がよいです。
瀬川登場→『<U正体は同級生「シュヴァイン」>』にエクストラ&レベルアップ→瀬川に戻る→『<Rソードダンサー「シュヴァイン」>』にログインの流れが強すぎます。
手札消費ほぼなしでセット割、面裏、貫通付与&パンプ、仕込み(ボトム回避)、焼きと次々に誘発していくので、やってる側もやられている側も訳が分かりません。。
ただし、ログイン側から登場しないと効果が薄いため、ログイン側を多めに採用するのがよいです。
『<Rアイドル的存在「猫姫」>』が非常に強力です。
その効果もさることながら、『<Cクラスの担任「斉藤 結衣」>』にエクストラするとネトゲ側からログイン側に変わるため、それ自体を4枚採用しても効率よく運用できるのがポイントです。
ただ、ステータスには難があるため、実際には『<U攻城戦の訓練「猫姫」>』も合わせて採用した方がよいです。
また、エクストラ先に『<C変わらない可愛さ「猫姫」>』も存在するため、あらゆるシュートの起点になります。
そのため、枚数確保のために『<R朝に強い「斉藤 結衣」>』などの他の斉藤ネームも採用し、8枚前後にすると狙いやすくなります。

ダントツで『<リゼのバレンタインチョコ>』ですね(^ー^ )強さがぶっちぎりです!
選べる効果自体はどちらも並ですが、使用コストがメリットになっているため、どちらのモードで選択しても合計すると破格の強さです。
OSとしての噛み合いもよく、他のOSに同じ互換が刷られたとしても、ごちうさ程は活かせないと思います...(;人; )
また、前期に愛用していた『<RRもふもふバンド「シャロ」>』でもお世話になったカードというのも理由の1つです(・人・ )
今回は以上になります(・へ・ )お疲れ様でした!
posted 2016.10.07
Byあんずはピポサル
お疲れ様です。あんずはピポサルです。
■2016年度後期 環境考察 その2
今回は前回に引き続き、2016年度後期の環境考察について書きました。前回の続きになりますので、そちらから先に読んで頂けると理解しやすいと思います(^ー^ )
その2 の今回は環境の傾向と対策について書きました。
普段からプレイされている方にとっては当たり前な話になるので、退屈に思われる方もいるかもしれませんがご容赦を(;人; )
■環境の傾向
・アペンドルールで次世代のテキスト量を持った「ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った?」(<ハイスペックお嬢様「御聖院 杏」>)
・固有のパワーカードを大量に有する「東方混沌符」(<表情豊かなポーカーフェイス「秦 こころ」>)



現在の環境はこれらのOS/パートナーが牛耳っている状態です。
OS:混沌符は元々狂ったようなテキストが盤面に並んでいたため、本家ChaosTCGもそれに追いついた形になります。
ハイフリ(西崎)の場合、パートナーに全てが書いてあるため、ステータスを度外視したテキスト優先のフレンド選びをしています。


また、各種晴風はフレンドが登場する度に公開され、"プレイヤーに"追加でテキストを与えます。
ネトゲ嫁(御聖院)の場合、アペンドルールのおかげで一枠にフレンド二人分のテキストを組み合わせて置けるため、必然的にテキスト量が多くなります。
特に亜子ネームは上下で合計4つのテキストを持ち、単体エクストラへの派生も加味すると、一枠のフレンドとは思えないくらいのテキスト量になります。


混沌符(こころ)の場合、盤面のセットをメインフェイズ中に大量の上下できるため、単純に『カッターナイフ』互換や『さっちんクッキング』互換、『ケータイ電話』互換のテキストが二倍になります。
『萃まる夢「伊吹 萃香」』や『"東方永夜抄"紅の自警隊「藤原 妹紅」』、『希望の面』のように、盤面に並ぶカードに元々2つ以上の(またはそれに準ずる)テキストを持ったものも多いです。



テキストが多くなればなるほど行動の回数が増えます。
そして、行動の回数が増えれば、手札を温存できる動きも増えるため、それに比例してシュートの威力も上がっていきます。
その結果、西崎の『<"艦橋要員""砲雷科"希望の一弾「立石 志摩」>』+『<無力感>』+『<RAtt>』から繰り出される焼き&連パン、御聖院の『<高校生活の終わり>』や『<ソードダンサー「シュヴァイン」>』『<正体は同級生「シュヴァイン」>』で全除去した上での+『<ギルティ>』、こころの『殺人ドール』で全除去した上での+バトルフェイズ中に『葉団扇』の上下など、どれも守り札なしでは確定でオートレベルアップを吹き飛ばしますし、一部の守り札はは全く受け付けないレベルです(;人; )

しかし、ハイフリでは手札コストが下がった実質『<>』互換+セット割を兼ねた『<RRATt>』、ネトゲ嫁では何故かドローと除去が合体した『<R高校生活の終わり>』など、除去のインフレは留まることを知りません。
除去は低コストになればなるほど、盤面の価値が下がります。
並べても簡単に裏にされるのですから、何を並べても同じという訳です。
従来のメタはその動きを封じるために存在しました。
焼きにおける焼きメタ、回収における回収メタ等、あらゆる事象に対してメタが存在しました。


しかし、除去の低コスト化に伴い、その役割を果たせなくなってきました。
そして、残念なことにそれを止める術はほぼ存在しません。ChaosTCG において除去は正義です(・へ・ )
かといって、ここでメタは無意味だと割り切るのは早計です。
シュートの威力が上がった要因は、手札を温存しやすくなった事にあります。除去の低コスト化とはまた別の話です。
そして、メタはどうやっても無視はできません。どんなに除去が軽くなろうとも、消費なしでは退かせません。
つまり、メタはそれ自体を割り切るのではなく、その使い方・考え方を割り切ります。
要するに、「メタは退かされるもの」と割り切るのです。
そこに手札を使って貰うことで、手札を消費させ、相対的にシュートの威力を下げるために使う...これが今のメタの考え方です。
メタの本質とは異なるかもしれませんが、除去やシュートの威力が高くなりすぎた以上、従来の考え方では勝てません。
勝つためには新しい常識を生み出すしかありません。
具体的な例を挙げます。
御聖院には『麦わら帽子』(カップメン互換)や『連携プレイ』といった、シュートの威力を底上げするカードがあります。


前者は単純にステータスを上げ、後者は先防付与のような妨害を防ぐ攻め札です。
盤面にメタがない場合、余計な除去を使うまでもなくシュートの体制に入れます。
当然、除去は残りますし、手札にはカップメン互換や連携プレーが残ります。
しかし、盤面に『<C通信機>』互換やスキル無効のようなメタが存在した場合はどうでしょうか。
いくらコストが軽くなったとはいえ、除去を撃たなければ退かす事はできません。
手札コストにできるカードがなければ、当然、カップメン互換や連携プレーがコストにされます。
これらはあくまでシュートの威力を底上げするカードですので、シュートそのものが放てる体制にならなければ効果は薄いです。
結果、手札コストにシュートの威力を底上げするカードを使わせる事で、相対的にシュートの威力を下げる事が出来ます。
これがメタの役割です。
ただし、メタが一面しかいなかったり、スタンドで返してあると効果は薄いです。
一面だけでは一枚のイベントで解決され、それを回収ループされる危険性がありますし、スタンドで返したキャラはそもそも除去の的です。
やるのであれば、メタは複数面並べて、1枚や2枚では突破出来ないようにしたり、メタ自身がアタックしてダメージを与え、レスト状態で除去を向けさせる事で価値を高める(既にダメージを与えるという役割を果たしたキャラに除去を向けさせるのは重要なプレイングです)などの工夫が必要です。
解説の過程で簡単に触れましたが、一部の互換は価値が下がり、残念ながら採用できるレベルを下回ったものも存在します。
特にスタンド状態でターンを返す事や、控え室を触る行動の価値は大きく下がりました。
前期である程度の採用率を誇った伊織互換のゲール内蔵や、ましろ/かぼちゃ互換のような控え室に触るカードは殆ど採用されなくなりました。


理由は単純にこういった絡め手が不要になるくらいスペックが上がった事です。
レストだろうがスタンドだろうが邪魔なフレンドであれば裏にする・そうでなければ取り敢えずレストにしておく...呼吸をするように除去が撃てるようになった今、直接盤面に影響を及ぼさないゲール内蔵はほぼ無意味です。
ましろ/かぼちゃ互換も同様で、確かに控え室を利用するデッキは存在するのですが、それ1, 2枚では止まりません。回収するデッキですら、上から引いて解決できるくらいのドロー量を持ちます。
これらを採用するくらいなら、既に採用しているキャラを1枚でも増やして盤面を安定させた方がよいレベルです。
■環境の対策
環境の対策は最初に述べた3OS...ハイフリ、ネトゲ嫁、混沌符の対策に直結します。今期はそれらのOSを使った上で、それらのOSをいかに攻略するかの戦いになります。
どこ程度まで軸に据えているかはパートナーによって寄せ方が違うので一概には言えませんが、焼きを全く採用していないというのは有り得ません。
なので、焼きメタは今期を攻略する上で最も重要なメタになります。
3パートナーとも焼きが共通していると述べましたが、実は回収も共通して多用してきます。
そのため、焼きメタに付随して回収メタも付いている通信機互換は、環境で最も優れた焼きメタと言えます。
とは言え、使えるパートナーは限られてくる(自身も回収を多用する場合は使えないです...)ため、その場合は『嵐の中のカップ麺』互換に差し替えると良いです(・へ・ )
そのため、『肉体派と理論派「マゼラン」&「クック」』互換や『オルタネイティヴ4「社 霞」&「香月 夕呼」』互換のような登場条件を持たない焼きメタは意外と裏にされづらいです。
これもまた採用できるOS/パートナーは限られてきますが、対ネトゲ嫁を想定するのなら積極的に採用してみるとよいかもしれません(・へ・ )
懇願互換や断金互換などは盤面が全面裏では使えませんし、棄権互換も重要なフレンドは単独先攻互換で蓋をされている事が多く、あまり有効ではありません。
そうなると互換の存在しない(殆ど存在しない)特殊な守り札が採用されます。

ISLANDとネトゲ嫁(と、現在公開中のゆずソフト...今後も増えそうですね。。)にのみ許された強力な守り札です。
ダイレクト前提の守り札なため面裏に強く、環境に合った守り札と言えます(・へ・ )
単発での影響力も申し分なく、これ1枚で大幅にダメージを軽減できます。
御聖院の場合、イベントをプレイした際に相手に貫通を振る事であらゆるキャラでも10減少の対象に変える事が出来る荒業も可能なため、是非とも採用したいイベントです。

ハイフリのみが使用可能な特殊登場フレンドです。
これ自体が守り札という訳ではありませんが、単独先攻互換等で裏にされて起きないフレンドを踏んで登場する事で、実質万能棄権互換として使用可能です。
登場時の山札確認も優秀で、ここでオートレベルアップが仕込めれば完璧ですし、新たな守り札が手に入れば1枚で2枚分の役割を果たした事になります。
面裏になりやすい昨今では是非とも採用したいフレンドです(^ー^ )

混沌符にのみ存在する特殊な守り札です。
お互いにキャラを対象に取れる断金互換もどきで、イベント無効のキャラにアタックされた時には自分のキャラを対象に取ったり、盤面にガードに選べるキャラが居ない場合は相手のキャラを対象に取ったりと、器用な使い方が出来ます。
手札コストが重く、使用後はバックヤードに行ってしまうデメリットはありますが、枠さえあれば是非とも採用したいイベントです。
■おわりに
前回と今回の二回に分けて2016年後期(WGPシーズン)を考察しました。内容の是非こそあれど、参考になれば幸いです(・人・ )
来週の札幌地区決勝から、いよいよWGPシーズンの開幕です。
今年もどんなパートナーが勝ち抜いてくるのか楽しみですね(^ー^ )
前期は勝てなかった私ですが、一プレイヤーとしての目標は引き続き地区優勝! 頑張ります(・人・ )
今回は以上です(・人・ )お疲れ様でした!