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【昆虫GS】デッキ紹介

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【昆虫GS】デッキ紹介

posted 2025.09.30

Byメカヲタ


【昆虫GS】デッキ紹介
みなさんこんにちは、メカヲタです。

今回は「WORLD PREMIUM PACK 2025」で登場の昆虫族関連のカードを採用した、【B・F】または【昆虫GS】のデッキを紹介します。
元々「B・F」は2015年の「デュエリストパック 革命の決闘者編」で登場したカード群で、最近では「RAGE OF THE ABYSS」でも強化を受けていました。
新たに登場した「無死虫団」のカード群により展開の幅が広がり強力なデッキになったため、今回はそれをご紹介します。


新規カード紹介
まずは新規の「無死虫団」のカード2枚について解説から。
元々は<甲虫装甲騎士>のフレーバーテキストに存在した「昆虫族のエリート」という設定の集団でしたが、長い時を経てついにその団員が明らかになることとなりました。

無死虫団の補給兵
レベル5の昆虫族モンスター。
昆虫族を常に支え続けるモンスターである<共振虫>・<応戦するG>のサーチに対応しているため、アクセスは容易です。

「昆虫族モンスターの効果が発動した時」にチェーンする自己特殊召喚効果を持っており、昆虫族デッキであれば特殊召喚はかなり容易。
トリガーは相手の効果でもいいばかりか、相手の効果へのチェーンであればそれを無効にすることが可能で、汎用的な昆虫族である<増殖するG>にカウンターすることで無効にしながら特殊召喚できる破格の性能を有します。
発動後は昆虫族しか特殊召喚できませんが、元々種族デッキで制約も重なることが多いため気にならないでしょう。

起動効果で昆虫族の融合召喚も可能で、モンスターとしてサーチしながら融合するギミックを手に入れたことでそちらでの展開にも繋ぎやすくなりました。
融合先の候補としては<騎甲虫クルーエル・サターン>が有用で、これまでは融合手段が<騎甲虫隊上陸態勢>に<騎甲虫スティンギー・ランス>で触るしかなく、先攻1ターン目で確実に展開を通すには、そちらを<大騎甲虫インヴィンシブル・アトラス>でリクルートする必要がありました。
そうまでしてリクルートしてサーチするぐらいならそもそも<騎甲虫スティンギー・ランス>で罠をサーチすればよかったのですが、この<無死虫団の補給兵>の登場によりギミック上で融合を噛ませやすくなり、<騎甲虫クルーエル・サターン>の特殊召喚効果でリンク値を1増やしつつ<大騎甲虫インヴィンシブル・アトラス>の効果を温存でき、<騎甲虫スカウト・バギー>を介したランク3を立てやすくなっています。
新たな妨害を得たというよりはこれまで上振れだった展開をルート上で絡めやすくなったといえ、デッキとしての質を向上させています。

騎甲虫クルーエル・サターン>で<騎甲虫隊上陸態勢>をサーチすれば連続融合が可能で、特殊召喚効果を使って展開中に除外した<騎甲虫スティンギー・ランス>を特殊召喚すれば罠を構えることも可能。
基本的にはこの展開をルートに組み込むことになります。

無死虫団の重騎兵
レベル7の融合モンスターで、融合素材は「レベル5以上の昆虫族モンスター+昆虫族モンスター」。
先述の<無死虫団の補給兵>で簡単に出すことができます。

効果破壊耐性があるため多少の場持ちの良さは有しており、打点も標準的な2500を持つのである程度維持はしやすいです。
妨害としてフリーチェーンの除去を持っており、これまで昆虫族の欠点であった能動的な除去妨害を獲得することができました。

自分のモンスターが昆虫族のみの場合という条件はあるものの、完全フリーチェーンで自分の昆虫族とフィールドのモンスターを除外でき、対象を取るとはいえかなり優秀な妨害。
モンスターにしか触れないものの、自分の<B・F-革命のグラン・パルチザン>を除外することであちらの帰還破壊に繋げることができ、この手の効果持ちが苦手とする「大量の罠を伏せてエンド」という状況も打開することが可能です。
あちらも効果破壊耐性を持つため全体除去に対して妨害を残すことができ、非常に優秀なカード群といえます。


デッキ紹介
今回はこれらのカードを採用した【昆虫族】系統のデッキで、【B・F】に寄った構築のものを紹介します。
「B・F」は「RAGE OF THE ABYSS」にて<黒い旋風>および<BF-毒風のシムーン>と似た効果を持つモンスターが登場しており、それを初動として連続サーチしながら盤面を形成するテーマになっています。
元々持つ種族での横の繋がりを最大限活用しつつ「騎甲虫」などの複数テーマ混成により妨害を構えていくことが可能です。
構築はこちら。

B・F
プレイヤー:メカヲタ
魔法
9
2
サイドデッキ
15


細かいカードの解説は割愛しますが、基本的には<B・F-猛撃のレイピア>or<B・F-毒針のニードル>+コストを初動にして動くことになります。
場合によっては組み合わせで初動となることもあり、多角的な展開を有します。
1枚初動は<B・F-猛撃のレイピア><B・F-毒針のニードル>そして<武装蜂起>から。
どれから入っても最初のアクションが違うだけで早期に合流します。

展開例紹介
B・F-猛撃のレイピア>から
  1. B・F-猛撃のレイピア>で昆虫族を捨て、<B・F・W>を置きつつ特殊召喚、<B・F-毒針のニードル>をサーチ
  2. B・F-毒針のニードル>を召喚して<B・F-必中のピン><B・F-早撃ちのアルバレスト>をそれぞれサーチ
  3. B・F-必中のピン>を特殊召喚して<B・F・W>でチューナー化し<B・F-神事弓のサチ>をS召喚
  4. B・F-神事弓のサチ>で<B・F・W>をバウンスして召喚権を増やし、再度<B・F・W>を発動
  5. 魔螂ディアボランティス>をS召喚して<ゴキポール>を墓地へ送り、<共振虫>をサーチ
  6. B・F-早撃ちのアルバレスト>を召喚して<B・F-必中のピン>を蘇生し、<B・F-連撃のツインボウ>をサーチ
  7. 魔螂ディアボランティス>を自身の効果でチューナー化し、<B・F-革命のグラン・パルチザン>をS召喚して<B・F-早撃ちのアルバレスト>(2枚目)をサーチ
  8. 甲虫装機 ピコファレーナ>をL召喚して手札を捨て、もう1体のモンスターに<共振虫>を装備
  9. 甲虫装機 ピコファレーナ>の効果で<ゴキポール><B・F-早撃ちのアルバレスト><B・F-連撃のツインボウ>を戻して1ドロー
  10. 2体で<騎甲虫アームド・ホーン>をL召喚し、墓地へ送られた<共振虫>で<無死虫団の補給兵>をサーチ
  11. 騎甲虫アームド・ホーン>の効果を発動し、チェーンして<無死虫団の補給兵>を特殊召喚、<B・F-早撃ちのアルバレスト>を召喚して<B・F-必中のピン>を蘇生
  12. 無死虫団の補給兵>の効果を発動し、<騎甲虫アームド・ホーン>と手札の<共振虫>で<騎甲虫クルーエル・サターン>を融合召喚して<騎甲虫隊上陸態勢>をサーチ
  13. 共振虫><共振虫><B・F-猛撃のレイピア>を除外して<騎甲虫アームド・ホーン>を自己蘇生し、<騎甲虫スティンギー・ランス><スケイルモース>を墓地へ送る
  14. 騎甲虫アームド・ホーン>と<無死虫団の補給兵>で<蕾禍ノ御拝神主>をL召喚し、<騎甲虫スティンギー・ランス><B・F-革命のグラン・パルチザン>を除外して<蕾禍大輪首狩舞>をサーチ
  15. B・F-革命のグラン・パルチザン>を帰還しつつ、<騎甲虫クルーエル・サターン>の効果で除外した<騎甲虫スティンギー・ランス>を特殊召喚し、<騎甲虫空殺舞隊>をサーチ
  16. B・F-早撃ちのアルバレスト>と<蕾禍ノ御拝神主>で<大騎甲虫インヴィンシブル・アトラス>をL召喚し、<騎甲虫クルーエル・サターン>をリリースして<騎甲虫スカウト・バギー>を特殊召喚、効果で同名をリクルート
  17. No.3 地獄蝉王ローカスト・キング>を攻撃表示でX召喚し、<B・F-必中のピン>のバーン効果を発動、それを無効にして<No.3 地獄蝉王ローカスト・キング>の表示形式を変更し墓地から<スケイルモース>を特殊召喚
  18. 騎甲虫隊上陸態勢>を発動して<騎甲虫スティンギー・ランス>と<B・F-必中のピン>で<無死虫団の重騎兵>を融合召喚
これで盤面としては、
となっており、モンスターと罠で妨害が散っていながら破壊耐性持ちの除去もおり、突破を困難にする制約系の置物もありとかなり固い盤面になっています。

仮に盤面すべてが突破されたとしても、ライフさえ残れば墓地の<騎甲虫隊上陸態勢>で除外した<B・F-革命のグラン・パルチザン>が帰還することで大量に破壊しながら高打点を叩き込むことができ、返しへの備えもバッチリ。
構える罠の発動条件となるモンスターも耐性を持っているため、前盤面の除去によりついでに後ろも機能停止する...といった事態は避けやすく、その点も優秀です。
魔法・罠への無効はないためそういったカードの連打は少し厳しいですが、それ以外に対しては決まってしまえば無類の強さを誇ります。
1枚初動のうち<武装蜂起>から入っていれば<共振虫>を1枚多く墓地へ置けるため、除外時効果により<樹冠の甲帝ベアグラム>等を墓地へ送ることでリンク値を1稼げ、モンスターを温存してリソースとしたり手札消費を減らすことができます。

後攻での捲りは「B・F」による突破力が光ります。
同じ1枚初動から<B・F-革命のグラン・パルチザン>+<B・F-必中のピン>の盤面を作り、墓地の<B・F-猛撃のレイピア>の効果でレベルを下げることで<B・F-決戦のビッグ・バリスタ>をS召喚し、相手の打点を大幅に下げながら大量破壊しつつ<B・F-革命のグラン・パルチザン>が帰還して殴り込みをかけられます。
このムーブには闇属性が絡まないため、サイドチェンジから<聖王の粉砕>や<命王の螺旋>を採用することも可能。
樹冠の甲帝ベアグラム>の全体破壊もあるため盤面解決自体はかなり容易です。

耐性持ちに対しては<マザー・スパイダー>の採用も考えられますが、表示形式が限定されるなど欠点もあるため環境を読んで採用したいところですね。
聖王の粉砕>を手札から発動後は<魔螂ディアボランティス><騎甲虫クルーエル・サターン><甲虫装機 ピコファレーナ>の効果を発動できませんが、後攻時は「騎甲虫」ギミックの通りが悪いためサイドチェンジで減らす・抜くことができ、「B・F」の動きを通すための誘発などに枠を充てられます。
聖王の粉砕>を発動していないなら<魔螂ディアボランティス>の効果を経由できるため、<ゴキポール>から<キラー・ビー>を特殊召喚して相手モンスターを破壊するムーブも可能なため、こちらは覚えておきたいところ。
特にこの効果は相手に意識されていないことが多く、不意に盤面を捲る可能性があります。


まとめ
元々【昆虫族】は横の繋がりが強いものの、耐性面は優秀ながら能動的な妨害に乏しいデッキでした。
「騎甲虫」や「B・F」と着々とプールを増やす中でついに全体をデッキとしてまとめることが可能になり、「勝ちに行く」デッキとして昇華しています。
今回の「WPP」連動で今後も「無死虫団」が増える可能性はあるため、これからの昆虫族の行く末に期待ですね。

以上で紹介を終わります。
ありがとうございました!
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