is_yuyutei_app: "1"

is_iOS: ""

お得なサービスが満載

遊々亭メンバー募集中!

登録無料
Brackets

ポケモンカードゲーム 遊々亭Blog 【266ページ目】ブログトップ

Brackets

ポケモンカードゲーム 遊々亭Blog 【266ページ目】ブログトップ

Brackets

遊々亭攻略ブログ

ポケモンカードゲーム 遊々亭Blogです。
遊々亭一押しのプレイヤーさん達による攻略情報やゲームに関する様々な情報、担当のおすすめなど、ポケモンカードゲームに関する情報を配信していきます。 Twitterでも情報配信中です!


Icon遊々亭@ポケモンカードゲーム担当アカウント Icon遊々亭公式アカウント

posted 2017.09.08

Byヤナギブソン


2017年シーズンが終わったのも束の間、早くも2018年シーズンがスタートしました。
対戦形式はBO3からBO1へ、CSPは順位配布となり、また新しい戦いが繰り広げられることになります。
まだあまり情報が出ていませんがCSPが与えられる公認大会も開催が楽しみですね。

今回は開幕戦となったチャンピオンズリーグ2018横浜の参加レポートです。
前編は大会参加までの環境考察と使用デッキ構築の経緯をお届けします。
後編のレポートは対戦結果と大会を終えての考察をお伝えする予定です。

日本チャンピオン決定戦を終えて
今年の日本チャンピオン決定戦の優勝デッキは<サーナイトGX>を主軸としたデッキでした。
しかしサーナイトGX1強というわけではなく など多様なデッキが存在する中での優勝でした。
大会を終えてサーナイトGXの評価は上がりましたがどのデッキにも勝ちうる可能性がある群雄割拠な環境であったかといえるでしょう。
その後チャンピオンズリーグ2018の情報が告知され、その開幕戦がはやくも9月に開催されることととなりました。
日本チャンピオン決定戦から2ヶ月と少し、シーズンオフの期間の短さに驚いたプレーヤーも多かったと思います。

その間にリリースされるカードはひかる伝説と一部プロモーションカードのみ。
ひかる伝説はロイヤルマスク争奪戦のイベントでシールド戦用にパックであり、当初は環境に大幅な変更をもたらさないと考えられていたように思えます。
私もひかる伝説のカードリストが公開された直後はそのような印象を抱いていました。
しかしチャンピオンズリーグ2018横浜大会の結果を振り返ると環境はある1枚のカードによって大きく塗り替えられていました。

ゾロアークGXについて
チャンピオンズリーグ2018横浜大会は<ゾロアークGX>によって支配された大会でした。

大会参加者の統計を取ったわけではなく具体的な数値は示せませんが、会場の至るところでこのカードが盤面に出ている場面を目撃し、使用率の高さを感じました。
1進化のカードでありながら<カプ・テテフGX>、<シェイミEX>に次ぐ採用率だったのではないでしょうか。
なぜこのカードがここまで多く採用されたのかを自分なりに考察したいと思います。

特性とりひきについて
手札のカード1枚を捨てカード2枚を引くこの特性はシンプルにして強力です。
毎ターン1度だけという制限はありますが場にいる限り手札を整え続けてくれます。
場にドローソースが確保されることで手札を整えるサポートを使わずに済み、<グズマ>や<アセロラ>、<オカルトマニア>といったドロー効果でないサポートを使いやすくなります。
場にいるだけで手札を整える特性を持つポケモンとして他に<ヤレユータン>、<オクタン>がいます。
これらのポケモンと比較して手札枚数に関係なくドローすることができるのはとりひきの1つの強みですがそれだけではありません。ゾロアークGXのとりひきにしかできないことがあります。
それはカードを捨てることです。
場の展開ができている場合、手札にあるポケモンやボールはあまり使い道のないカードです。また<カリン>やオカルトマニアなど、対戦相手によっては効果が薄いカードもあるでしょう。
とりひきはそれらを捨てることで<N>に対する耐性をつけることができます。
終盤の相手のNによって手札が少なくなり思うように戦えなくなることはほとんどのデッキにとっての脅威ですしこれを遠ざけられるのは大きな利点ですね。もちろんゾロアークGXがそのまま場に残っていれば手札を補充できるためよりNに強い状況を作り出せます。
よるのこうしんや<ビークイン>、<ダークライGX>や<ドータクン>などトラッシュを利用するデッキと相性がいいことは言うまでもありません。

ワザ ライオットビートについて
このワザの魅力はなんといっても<ダブル無色>1枚で使えるワザであること。
簡単に使えるワザであるにもかかわらずベンチをフル展開すれば120とほとんどのポケモンを2発で倒せるダメージを出すことができます。
スカイフィールド>でベンチを広げれば180まで最大ダメージは伸び、さらに<こだわりハチマキ>などのダメージをあげるカードをあわせて使えば一撃でEX、GXを倒すことも可能です。
場にポケモンが並べられない場面以外では腐ることがありません。デメリットもなく扱いやすいのが素晴らしいですね。
ダブル無色1枚でワザがつかえる便利さは<カプ・テテフGX>のエナジードライブで皆さんよくご存じだとは思います。
ライオットビートは相手にエネルギーがついていなくても自発的にダメージを伸ばすことができるのは特徴と言えるでしょう。

ワザ トリックスターGXについて
ワザ自体はとても強力です。
しかし悪エネを2つ要求されるのはライオットビートと比較すると少し使いづらいワザです。
エネルギーつけかえ>もしくは<マルチつけかえ>を採用した<ダークライGX>デッキなどではかなり強力なワザとなります。
要求するエネルギーの色がライオットビートと大きく異なるためトリックスターGXを使うデッキとそうでないデッキとでは構築も異なるでしょう。

ゾロアークGX>は便利な特性、ワザを持ったポケモンであることはおわかりいただけたかと思います。
ダブル無色>が入っているデッキであればゾロアークGXは腐ることはないでしょう。
1進化のGXポケモンであるため4枚ほどのデッキスペースがあればドローシステムとサブアタッカーを補えるのです。
その便利さ故ゾロアークGXは多くのデッキに採用されました。
スカイフィールド>から高速で繰り出される高火力ライオットビートを武器にゾロアークGXをメインアタッカーで採用したデッキと、とりひきで後方支援を行いながら状況に応じて前に出て戦うサブアタッカーで採用したデッキと大きく分けて2通りの採用の仕方がありました。

ゾロアークの弱点
ウソッキー>は特性みちをふさぐによってベンチが制限でき最大火力が下がられるため有効なゾロアークGXの対抗手段です。
ウソッキーも今大会採用率の高いカードでした。
また、ベンチを展開して戦うため<ゾロアーク>のマインドジャックや<カプ・コケコ>のかいてんひこう、<ネクロズマGX>のブラックレイGXはつらいところがあります。
とはいえ1進化で出しやすくワザも<ダブル無色>1枚ですぐに攻撃できますしゾロアークGXで戦いにくい状況になったらとりひきで支援だけ行うという戦い方ができるためゾロアークGXだけを意識しすぎるのは禁物です。
次弾で登場するマッシブーンGXは、<こうかくレンズ>をつけてジェットパンチをお見舞いすればベンチにいる<ゾロア>もゾロアークGXに進化する前に倒すことができます。ゾロアークGXの天敵になるかもしれません。

環境予想
日本チャンピオン決定戦の環境をベースに考えました。
ゾロアークGX>が便利で強力なカードなのでこのカードが自然と採用できるデッキは伸びます。
具体的にはよるのこうしん、<グソクムシャGX>軸です。
よるのこうしんは<カリン>を使われても攻撃できるアタッカーとなり、よるのこうしんを手札から捨てられるためより強力になりました。
グソクムシャGXデッキは苦手だった炎デッキへ少しだけ耐性ができ、よりダブル無色を効率的に扱えるようになりました。
逆にゾロアークGXが台頭したことで減ったデッキもあります。
オーロット>です。
ゾロアークGXに弱点を突かれ<ダブル無色>1枚で倒される可能性が高くグッズロックしても特性でカードを引かれてしまうため少し厳しいです。
とはいえ強力なデッキなことは間違いないため、ゾロアークGXに対しても勝利しうるエネ破壊軸のオーロットは一定数いると考えていました。
オーロットの減少によりよるのこうしんの増加、全体的なグッズ採用枚数の増加、それを見越した<ダストダス>の増加を想定。

ゾロアークGXが出たことにより新しいデッキタイプも生まれました。
ゾロアークGX+<ルガルガンGX>です。
ゾロアークGXのとりひきで手札を整えつつルガルガンGXのブラッディアイで相手の育てているポケモンが育ち前に倒しそのまま押し切る攻撃的なデッキです。
私はずっとルガルガンGX+<ビークイン>を調整していてルガルガンGXの弱点をつけるためこのデッキに苦手な思いをしたことがなかったのもありあまりこのデッキを高く評価していませんでした。
しかし総合的にみると早い段階から対戦の主導権を握ることができ、巻き返そうにもとりひきで手札は常に潤沢で場も整っているため簡単に巻き返すことができないデッキだと思います。それなのに早い。
2ターン目からガンガン殴ってきます。先行時の制圧力は圧巻です。
今大会<サーナイトGX>が台頭できなかったのはこのデッキの割合が高く、サーナイトGXに進化する前に倒されつくされ逆転できなかったからだと思っています。

大まかにはこんな感じでとらえていました。 正直今大会は元々休憩期間だと思っていたのもあり、ほとんど練習しておらず環境予想は全然自信がありませんでした。
振り返ると反省点だらけです。
ゾロアークGXが強いことはわかっていてもどのようなデッキタイプが出てくるかはわかっておらず、ルガルガンGX+ゾロアークGXのことは甘く見ていました。当然優勝者のようなトリッキーなデッキも頭になかったです。
また、サーナイトGXを評価しすぎていました。
強力なGXポケモンとはいえやはり2進化、長い戦いの中では思うように進化できず戦えない勝負もあったでしょう。

しかし予想として間違いないと確信した部分もありました。
よるのこうしんの増加とゾロアークGXが高採用率であることです。
よるのこうしんにとっては追い風になることしかなく、チャンピオンズリーグfinal、日本チャンピオン決定戦で対策されまくっていたとはいえ環境トップだと考えていました。
私はビークインがいなかったらよるのこうしんを使っていたと思います。
また、先述の通りゾロアークGXは便利で強力なカードなので多いだろうとは思っていました(ここまでとは思っていませんでしたが・・・)
そのため<ウソッキー>を採用するデッキも多いであろうと想定していました。

デッキ構築の経緯
私はすべてのポケモンの中で<ビークイン>が一番好きです。
だからXY7でビークインが登場して以降ずっとビークインを使い続けてきました。
前回のチャンピオンズリーグfinal、日本チャンピオン決定戦はビークインを使ったものの惨敗し、次こそはと挽回する気持ちに燃えていました。
そこで<ゾロアークGX>が登場!!!新たなビークインデッキが組めると胸躍りました。
ゾロアークGXはいままでのどのビークインの相方とも違うカードでデッキを1から構築する必要がありました。
パズル<マオ>入り、<マツブサ><エルレイド>入り、<スカイフィールド>なし型などあれこれ試してみるとどのデッキでもゾロアークGXの強力さに感動。
特にビークインデッキのネックである序盤の弱さを補えるところが素晴らしい。
特性もポケモンがトラッシュ送りにする必要があることとかみ合っていて何も言うことがありません。
ゾロアークGXがサイドを取れるポケモンなのでビークインは対戦の終盤のフィニッシャーとしてのみの運用となりました。
基本的にはビーリベンジは1回か2回しか使いません。
新しいビークインデッキに大満足だったのですが問題がいくつか。
序盤がゾロアークGXだよりなのにも関わらず相手の<ウソッキー>1枚で攻撃力が激減してしまうのです。
序盤からサイドを取れる構築にするためスカイフィールド型にすることは決めていたのですがこれでは意味がありません。
そこでマツブサエルレイドを諦め<アローラベトベトン>を採用することに決定。
アローラベトベトンにより相手のウソッキーを封じ高火力ライオットビートをたたきこめる構築となりました。
また、非EX(GX)が主体ではなくなったためよるのこうしんがつらくなりました。
全く勝てないわけではなかったのですが自分の詰めの甘いよるのこうしんとスパーしても勝率4割いかないほど。
環境トップであると予想しておきながらそこに手を抜くのは自分を信じていないようで納得がいかず<カリン>を採用しました。
ビークインを使いながらカリンを採用するのは心苦しいところではありますが背に腹は代えられません。
最終的にはこんな形になりました。

デッキレシピ
サポート
9
UN
2枚
1枚
1枚
1枚
スタジアム
4
エネルギー
4


ポケモンの総数は27枚。個人的には多くも少なくもありませんがしっかりとポケモンを落としながらプレイしないと終盤でも進化GXはビーリベンジ一撃で仕留められません。
バトルコンプレッサー>が入っていないため簡単にポケモンをトラッシュに送ることができなくなり、とりひきをうまく使う必要がでてきました。
パラレルシティ>、<スカイフィールド>+<フィールドブロアー>で自分の場を絞ることで<ゾロアークGX>、<アローラベトベトン>を一気にトラッシュすることで急激にダメージを伸ばすことができます。
相手の<アセロラ>につきあっていたらエネルギー破壊や<フラダリ><シェイミEX>で負けてしまうため相手の210以下のEX(GX)はライオットビート一撃で倒せるよう意識しました。
構築についてはいくつか反省点があります。 まずは<センパイとコウハイ>が必要だったという点です。
ライオットビートで210を出すためには<ダブル無色>、<スカイフィールド>、<こだわりハチマキ>が必要でいくらたねポケモンが多い構築とは言え、揃えるのが大変なため確実にサーチする手段を確保しておきたかったです。
抜くカードは<オカルトマニア>か<かるいし>。
かるいしを抜く場合は<フラダリ>を<グズマ>と変更することになるかと思います。
アズサ>の採用もかなり悩みました。
欲しい場面はかなりあるのですがたねポケモンは多めに採用されているためスカイフィールドが割られてポケモンが減っても十分に復帰できるため初手以外に使う必要があまりありませんでした。
ゾロア>を初手で2体並べておきたいので代わりに中盤以降も仕事のできる<レベルボール>を採用しましたが初手の展開力はアズサには敵いません。
このあたりの構築は煮詰められていなかったと感じています。

当日は<カリン>を採用するかどうかを深夜2:00まで悩んでいました。
悩みながら採用したカリンは活躍したのでしょうか?

次回、対戦結果と大会を終えての考察をお楽しみに!!

こんにちは、遊々亭@ポケモンカード担当です!

今回は8月によく売れたカードをランキング形式でまとめてみました!
それではどうぞ!

販売ランキングTOP3
第3位
-こだわりハチマキ(キラ)

このカードをつけているポケモンが使うワザの、相手のバトル場の「ポケモンGX・EX」へのダメージは「+30」される。

第3位は<-こだわりハチマキ(キラ)>でした!
お手軽にワザのダメージをプラスする事が出来る定番のポケモンのどうぐですね。


第2位
RRゾロアークGX

特性とりひき
自分の番に1回使える。自分の手札を1枚トラッシュする。その後、山札を2枚引く。

(無)(無) ライオットビート 20×
自分の場のポケモンの数×20ダメージ。

【GXワザ】
(悪)(悪) トリックスターGX
相手の場のポケモンが持っているワザを1つ選び、このワザとして使う。[対戦中、自分はGXワザを1回しか使えない。]

第2位は<RRゾロアークGX>!
特性・ワザ共に非常に使いやすい便利なポケモンなので、<サーナイトGX><ルガルガンGX><ダークライGX><グソクムシャGX>などなど様々なポケモンと組み合わせて使用されていますね!


第1位
RRカプ・テテフGX

特性ワンダータッチ
自分の番に、このカードを手札からベンチに出したとき、1回使える。自分の山札にあるサポートを1枚、相手に見せてから、手札に加える。そして山札を切る。

(無)(無) エナジードライブ 20×
おたがいのバトルポケモンについているエネルギーの数×20ダメージ。このワザのダメージは弱点・抵抗力を計算しない

(超) カプキュアーGX
自分のベンチポケモン2匹のHPを、すべて回復する。[対戦中、自分はGXワザを1回しか使えない。]

今回の1位は<RRカプ・テテフGX>でした!
サポートをサーチ出来る非常に汎用性の高い特性・タイプ拘束が無く<ダブル無色エネルギー>1枚で撃てる強力なワザ、そしてそこそこの耐久を持ちつつ弱点無し!
ほとんどのデッキに投入されているので、間違いなく今の環境で1番見かけるポケモンですね。

今回の販売ランキングは以上になります。

では( ̄ー ̄)ノ


遊々亭公式Twitter、担当Twitterでは、更新情報や、Twitter限定のお買い得情報等々、リアルタイムに情報を発信しています!

【遊々亭 公式Twitter】 @yuyutei_news
【遊々亭 ポケモンカード担当Twitter】 @yuyutei_pokemon


posted 2017.08.31

ByKou


最近プライベートが充実しているお陰で、記事の更新が遅れてすみません。
ちゃんと書くようにします。引き続きよろしくお願いいたします。
この記事は、僕がポケモンカードゲームを始めた頃の話を書いていくシリーズです。
過去の記事を読んでいない方は、是非過去から読み返してください。

Kouの「ぼうけんノート」第一回
Kouの「ぼうけんノート」第二回

とりかえっこプリーズ!
物語は2003年の夏シーズンを終えて、9月。秋シーズンになりました。
その頃の僕は、週末になると隣町のカードショップまで自転車を漕いで、朝10時からのハーフ大会に参加することが楽しみでした。
今の僕からしたら、炎天下の中30分も自転車を漕いでジムバトルに参加するなんて絶対にやりたくないですが、当時の僕は楽しくて仕方が無かった。
そこに行けば対戦相手が居る。景品も貰える。そんな魅力的で楽しい遊びが他にあるの?

10時の大会終了後、山内師匠の車で移動して、他の地域の大会に参加することも楽しみでした。
ある時は「自主大会がある」と噂を聞いて、海沿いの街まで行って、主催者側よりも早く行き過ぎてソフトクリーム食べるだけになったり。
ある時は「自主大会がある」と噂を聞いて、他の参加者が誰もいない神社のお堂でひっそりと対戦したりしました。

そんな日々をこなし、前回の記事の約束の日を迎えました。
僕は憧れの黄色いフチのカード 「ポケモンカードeシリーズ」のサポーターのカードを手に入れるために、小学生の頃に集めていたカードをかき集めて用意しました。
本当にこんなカードでトレード出来るのかな?あの高価でやたらと吹っ掛けられるカードたちを...

カード紹介
当時の僕が憧れていたカードたちを紹介します!
まずは最強サポート「オーキドはかせの研究」
オーキド博士の研究.jpg
...当時2000円位したらしい。今を生きる君たちの言いたい事はわかるぜ。<サナ>って言いたいんだろ?


続いてエネコロロとのコンボで使われていた「預言者」
預言者.jpg
...わかってるって。<マオ>って言いたいんだろ?


ハーフ大会でのスーパーエース「森の番人」
森の番人.jpg
これは最近の人にはわからないかな?シロナの導きなんだよねー。


色んな意味で最強サポート「砂漠のシャーマン」
砂漠のシャーマン.jpg
...言わずもがな、<ジャッジマン>ですね。


時代は進んでしまった。あれほど強烈に強かったと思えたサポート達が、ずいぶんと可愛い存在になってしまった。
でも物語は2003年。当時はこれらを持っているかいないかで全然違ったんだ。
どうしても必要。思いを込めて、さあ、行こう!

ライバル
僕の住んでいる街は、新幹線の駅で言うと、「名古屋」の隣の「三河安城」のあたりです。
この日の目的は、「三河安城」の隣の駅の「豊橋」の間にある「豊川」という街で、行ったことのないジムバトルに参加する事です。
参加...というかトレードしたいな。そしてもうひとつ。

同世代のポケモンカード友達が欲しい。

当時の僕は高校二年生の秋。ぶっちゃけて高校の中でポケモンカードやっていることは言いづらい。
というか最近まで「俺、馬術やるために高校来てるから~」みたいな事言っていた奴が、
「ポケモンマスターに俺はなる!」みたいな事言っていたら、皆に病院を勧められてしまうw
まあ、学校では隠していたって事になる。今やバレバレだろうけどw

山内号で30分ほど揺られ、豊川の会場に着きました。
ほう 、今日はこの店でカードやるんだな...うん。「いとう乳母車店」おもちゃ屋さんなのか乳母車屋なのかよくわかんねえけど、田舎のいい感じの雰囲気の店じゃねえか。
店に入ろうとすると、常連さんに声をかけられる。
「あ、今日こっちじゃないから」
??あ、はい。目の前にある店舗ではない場所に案内された。

生垣で覆われた道を歩いて、たどり着いたのは、地面がむき出しになって机があるだけの神社の倉庫のような場所でした。
例えるなら、となりのトトロの映画の中で、メイがトトロを追っかけてたどり着いた場所っていうか...
昼飯は道に出て隣の総菜屋でコロッケ買って食べてね。と。色んな意味で至れり尽くせりww
兎に角、14年やっててこの時だけ!机があってイスが無い、地面剥きだしで良い感じに日差しが屋根から抜けてくるトトロジムバトルでしたw

参加者の中で学生服の男が一人と、若そうな男が一人。遊んでいたのを見つけて声をかけてみた。
「僕、安城から来ましたKouです。eシリーズのカードをトレードしてもらいたくて安城から来ました。」
すると二人組は
「俺たちeシリーズのカード持ってるからいいよ。」と快くOKしてくれました。
神に感謝。旧裏のカードや現行のカードを手当たり次第見せてみる。
学生服の男の方が、リザードンのカードに興味を示し、トレードをOKしてくれました。
本当にありがたかった。昔お年玉で何故か買い込んだ「プレミアムファイル」のリザードンがこんな所で役に立つとは...
他の参加者の人たちも面白がって、沢山トレードしてくれました。トトロの人達皆良い人達や...コロッケもあるし。素敵だトトロ。

学生服の男と若そうな男は、一個下と同級生で、彼らも同世代の仲間を欲しがっていたらしく、すぐに打ち解けました。
ポケモンカードって学校では言いづらいのは同じだったらしいwやっぱり本当に好きな物ってなんか人には打ち明けづらいんだよねw
でも、身近なライバルを手に入れた。めっちゃ嬉しかった。これからこいつらと切磋琢磨して上手くなろう。またコロッケを食べにいこう。ありがとう。

学生服の男とは、現在「絶対に負けたくないライバル関係」にあります。
彼の名は佐野秀樹。HNじいタンク。共に練習し、共に世界大会に挑戦し、共に遊ぶ、素晴らしい友であり、宿敵でもあります。
彼は非常に面白く、世界大会でも英語を一切喋る事無く、外国の参加者と打ち解けていました。
「じゅうダラー」とか「悪エネ貼ります」とか「ジャパニーズ身分証明書」とか、素で喋ってしまうw
そもそも日本語も適当w喋りがあまり上手くないw14年付き合ってて一度も女の影を感じたことは無いw

でも、約束を破ったことは無い。
手を抜いて大会に臨んだこともなく、ポケモントレーナーとしても男としても非常に頼りになる。
型破りのデッキアプローチを恐れずに実行出来るのも凄い。
悔しいけど、僕に無い物を沢山持っている。多分資質的な物が僕と違う。
正直尊敬してる。尊敬もしているし、感謝もしてる。身近に常識で測れないライバルを置いてくれた運命に感謝してる。

だから、お前だけには絶対に負けない。

灼熱の大地
仲間とライバルを手に入れた僕は、目標である「勝利のオーブ」を目指し、兎に角日々の練習にいそしんでいました。
eシリーズのカードをデッキに組み込んだ僕とレックウザexは、どこに行っても負けなくなっていました。
と言ってもハーフデッキの大会に限定されるんだけどね。
上手くなりたいと思ってする練習と、何も考えず楽しむ練習では、全く伸びが違うことを知りました。

この頃はまだまだジムバトルの開催自体が少なく、今みたいに平日でも開催されているイベントなんてあるわけなく、
平日は彼女と中学の同級生と練習。週末は練習の成果を出しに大会に参加していました。

燃える。絶対に負けたくない。どんな奴が相手でも、俺は負けない。気持ち先行気味でしたが、燃えまくりでした。

秋を越えて、そろそろ始めて1年を迎える2003冬。
レックウザexの声が聞こえるほどの練習量を超えて、次の目標は「バトルロード☆スプリング」。

新しい春、今の僕の出せる全部を出し切る!


「ぼうけんノート」週一更新(予定)で第4回に続きます。
Icon