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【じょーじ】11弾環境振り返り

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【じょーじ】11弾環境振り返り

posted 2025.05.19

Byじょーじ


【じょーじ】11弾環境振り返り
こんにちは、じょーじです。
3月1日に発売したブースターパック11弾「神速の拳」から3か月が経過し、5月31日にブースターパック10弾「師弟の絆」が発売となります。
今回は、11弾発売前に、10弾環境を振り返っていこうと思います。


3月1日 ブースターパック11弾「神速の拳」発売
ホールケーキアイランド編、魚人島編を中心とした新ブースターパック、「神速の拳」が発売となりました。
新規テーマである"SWORD"のカードを使う<赤黒コビー>、緑や黄色の魚人族、人魚族を中心に戦う<緑ジンベエ><緑黄しらほし>、相手の山札を先読みして戦う<紫カタクリ>など、目新しいデッキがある中、発売前の情報の頃から特に注目されていたのが、リーダー能力が非常に強力な<青黄ナミ>と<青紫ルフィ>の2種。
「青紫ルフィ」は、<9サンジ>を始めとする既存の大型キャラとの相性の良さで、リーダーだけしか公開されていない頃から既に環境トップレベルで強いと言われており、さらに今弾で入るパーツも強力なものばかりだったため、事前評価の通り環境で活躍することになります。
「青黄ナミ」は、既存のカードとの相性はそこそこレベルだったものの、条件の軽い1ドローのテキストと、相手のターン中リーダーが常に+2000できるテキストの両方が非常に魅力的だった点、そして女子リーダー枠である点から注目されていましたが、しばらくするとあまり環境上では見なくなってしまいました。

3月1週目時点での「青紫ルフィ」の構築の流行
結論から言ってしまうと、この「11弾環境」は始めから終わりまで<青紫ルフィ>を中心とした環境となります。

ただし、「青紫ルフィ」だけしかいないのではなく、「青紫ルフィ」以外にも流行のデッキは複数種類出てくるのですが、そのたびに「青紫ルフィ」側がデッキ構築を変更することで環境に対応し続けていく、という形になっています。

今回の「11弾環境」の変遷を見ていく上で、その時々の「青紫ルフィ」の構築を見ていくことで、流行の変化も見ていけると思いましたので、合わせて紹介したいと思います。

まずは、基本となる、環境初週時点での流行の構築を載せていきます。


リーダー
1


この頃はまだデッキとしての最大値を求めていた頃であり、メタを意識するというよりは、デッキパワーを確かめるような構築になっていたと思います。
注目するべきは3ドン!!のドン!!加速能力を持つカードが、<3ゾロ十郎><ギア2><しぬほどおいしい>の3種類入っている点。
先攻でドン!!加速3回して先攻4ターン目にリーダー効果の条件を最速達成することを狙う構築になっています。
大型キャラも現在では珍しく<7キュロス>や<8ルフィ>が採用されており、10弾環境~EB02環境で多かった<青ドフラミンゴ><緑紫ルフィ><赤緑スモーカー>などを意識した構築になっていました。

特に、「赤緑スモーカー」のデッキに採用されている<7ホーディ・ジョーンズ>はこのデッキの天敵と言われており、<5ロシナンテ>を採用することでドン!!を多く構え、イベントカウンターでの防御を固めている方も多く見受けられました。

3月2週目時点での「青紫ルフィ」の構築の流行
青紫ルフィ>が強いことが波及していった結果、各地の大会で「青紫ルフィ」ミラーが多発していた時期になります。
この頃には、<7キュロス>対策として<9ミホーク>、<8カタクリ>対策として<10カイドウ>を入れることで、基本構築の「青紫ルフィ」に対応するプレイヤーが現れるようになります。
9ミホークは<緑紫ルフィ>の<5サンジ&プリン>に対しても刺さりやすいこともあり、少しずつ使用者が増えていった印象です。

また、3月15日には「ONE PIECEカードゲーム 3on3 CUP in BCGFest」が開催となりました。
1000名を越える参加者の中、事前情報通り「青紫ルフィ」が中心となる環境になっており、優勝したチームも「青紫ルフィ」、<青ドフラミンゴ>、「緑紫ルフィ」というチームとなっていました。
現在の一番流行っているデッキ+過去の流行デッキ2種という、デッキパワーを感じるチーム構成ですね。
ただし、事前評価の高いデッキばかりが活躍したのかと言うとそうではなく、準優勝チームは<赤緑スモーカー><紫カタクリ>「緑紫ルフィ」という構成になっており、こちらは「青紫ルフィ」を抜いている分、「青紫ルフィ」デッキに対して五分以上取れるデッキで固めることでこの環境を勝ち抜くことを選んだ構成となっており、同日に開催された1on1 CUPの優勝者も<青赤マルコ>と、こちらも「青紫ルフィ」に勝てるように構築した、"メタ側"のデッキが活躍する形になっていました。

3月15日禁止制限発表
上記「BCG Fest」内で、禁止制限カードの発表がありました。
緑紫ルフィ>や<青紫ルフィ>が強力な環境となっていたため、<ゴムゴムの巨人>が禁止になるのではないかと噂されておりましたが、実際に禁止制限がかかったのは、
青ドフラミンゴ>で使われていた<4ジンベエ
黒ルッチ>など、黒のデッキならどこでも活躍していた<8モリア>と<氷河時代
黄エネル>で、大型キャラ対策として使えた<雷迎
の4種類。
環境上位の2種類のデッキに対してはノータッチであり、逆に「青紫ルフィ」の対抗馬として立ち位置を確立していたデッキたちが軒並み手痛い制限を受ける形になりました。


3月後期での環境の変化
4月からの店舗大会に向けての空白となる期間ですが、
ここで、流行デッキの変化があり、<動物>特徴軸の<赤ゾロ>が、<青紫ルフィ>に対して強力であるとして静かに流行り始めます。
ただし、禁止制限カードを施行される前に使える最後のチャンスという事で<黒ルッチ>、<青ドフラミンゴ>、<黄エネル>の使用者がこれまでよりも少し多くなったため、 「赤ゾロ」自体のシェア率としてはまだそれほど高くなく、「青紫ルフィ」側も、この時点では特に3月の初週と比べて構築が大きく変化することもありませんでした。
ただ、この頃にはもう<5ロシナンテ>や<10カイドウ>の採用率が大幅に落ちてきており、構築が固まってきているなと感じました。


4月前期 禁止制限施行、チャンピオンシップ店舗予選開始
禁止制限が施行され、同時にエリア予選の参加権利をかけたチャンピオンシップ店舗予選が始まりました。
青紫ルフィ>が順当に活躍するなか、禁止制限の恩恵を受けているデッキたちが居ました。
それが、<赤ゾロ>と<赤黄ベロ・ベティ>の2種類のアグロ系デッキでした。
この頃の「青紫ルフィ」はデッキ内のカウンターレスのカードが多く、速攻戦術が刺さりやすい傾向にあり、また、禁止制限により、これらのアグロ系デッキの天敵だった<青ドフラミンゴ>、<黒ルッチ>、<黄エネル>の3デッキの使用率が揃って激減したため、結果使用者が急増することになりました。
そこで、「青紫ルフィ」はカウンターレスを減らすために大型キャラの採用枚数をなるべく絞る方向へとデッキ構築がシフトしていきました。
また、アグロ対策として、後攻を選択し、後攻2ターン目に1ドン!!加速し、後攻3ターン目に<重力刀 猛虎>を打つ構築や、小型ブロッカーを入れて時間稼ぎ兼<9サンジ>の達成ターンの敷居を下げる構築が提案され始めました。
しかし、「重力刀 猛虎」を複数枚採用している「青紫ルフィ」はそれほど優勝していませんでした。
「重力刀 猛虎」を入れている相手に対しては分が悪いと見てアグロ系の使用者が少し減り、ミラーでは刺さりにくい「重力刀 猛虎」を採用している「青紫ルフィ」は、「重力刀 猛虎」を採用せずにミラー戦の対策をした「青紫ルフィ」に倒されてしまったことが理由なのかなと思います。
その代わりに流行したのが、<神誅殺>。ドン!!加速と相手の除去を両方こなすことができ、片方の役割でも十分強力なため、ミラー戦を始め、どの対面にも腐りにくいのが優秀なカードですね。

4月後期 紫ルフィの流行
4月後半に差し掛かり、非公認大会で上位入賞したことをきっかけに突然<黒ルッチ>と<紫ルフィ>の使用者が爆発的に増え始めました。
「黒ルッチ」は、禁止制限によって<8モリア>と<氷河時代>を失い、リソースを得る手段と、大型キャラの除去手段が大きく弱体化デッキですが、<1マンシェリー>を多く採用してリソースを確保し、<10クザン>を採用することで大型キャラも除去可能にする形でリペアされた構築が開発されました。
元々、低コストキャラの除去は得意なため、<赤黄ベロ・ベティ>や<赤ゾロ>のようなデッキに対しては有利であるのに加え、<7ジャック>と「10クザン」を揃えることで大型キャラを連打する環境にも対応することができたため、使用者を増やしていきました。

「紫ルフィ」はBCG in Fest内で開催されたジュニア大会にて優勝していますが、そこから1ヶ月経って遂に流行し始めたことになります。
先攻を取ったときの爆発力など、元々持っていた攻撃性能は据え置きのまま、<8カタクリ>でデッキの防御力を補強することで、流行の<青紫ルフィ>や<緑紫ルフィ>に対しても互角に戦うことができるリーダーに進化しました。
デッキパワーの高さに加え、使い方も簡単であることも起因して、様々なプレイヤーが使いやすいデッキとして流行を後押しする形になりました。
これ以降、3on3形式の大会では、「青紫ルフィ」「緑紫ルフィ」「紫ルフィ」という組み合わせのチームが多くみられるようになります。
また、環境内に「8カタクリ」が採用されているデッキ増えたことで、<ゴムゴムの業火拳銃>や<降三世 引奈落>などの高コスト対策のカードが採用されることが増えてきました。


4月26日 スタートデッキ「ニューゲート&エース」発売
新リーダー<青ニューゲート&エース>を始め、17種類のカードが追加されました。
リーダー自体はそれほど強力とは言えないものの、このデッキセットに収録されている<7おでん>が様々なデッキで出張できる性能を持っていたため、<青黄ナミ>や<青ドフラミンゴ>などのデッキが再度注目されることになりました。
特に、「青黄ナミ」は<最強ジャンプ ロー>と<8キッド>の2種で相手のライフを削り、<7おでん>と<4プリン>を使ってリーサルアタックを仕掛ける構築が流行しました。
風が吹けば桶屋が儲かるというようなものですが、「青ニューゲート&エース」の発売が起因して、意外なカードの値段が高騰したことに驚いた方も多かったのではないでしょうか。

5月10日 チャンピオンシップ25-26 Season 1 3on3 Spring 開催
店舗予選が終了し、早速チャンピオンシップのエリア決勝大会への切符を手に入れることができる最初のチャンスである「3on3」イベントが開催されました。
事前評価では、ルフィ3種のデッキや、<赤黄ベロ・ベティ>などのアグロ系が活躍するのではないかと言われていましたが、決勝トーナメントへと進出したベスト16チームが使用したリーダーは以下となりました。

「青紫ルフィ」:14チーム/16チーム
「紫ルフィ」:10チーム/16チーム
「緑紫ルフィ」:8チーム/16チーム
「赤黄ベロ・ベティ」:5チーム/16チーム
「黒ルッチ」:3チーム/16チーム
「赤ゾロ」:2チーム/16チーム
「赤緑スモーカー」 :2チーム/16チーム
「黒ティーチ」:2チーム/16チーム
「紫黒ルフィ」:1チーム/16チーム
「紫カタクリ」:1チーム/16チーム

ベスト16の内訳ですが、全体の85%以上のチームが<青紫ルフィ>を使っており、60%以上のチームが<紫ルフィ>を、50%のチームが<緑紫ルフィ>を使っているという結果になりました。
元々評価の高かった「緑紫ルフィ」の使用率を越えて「紫ルフィ」が活躍するという大躍進。
ルフィ3種の次点は「赤黄ベロ・ベティ」で、チーム採用率は30%程度ですが、過去同時期に流行していた<赤ゾロ>と比べると2倍以上となっています。
「赤黄ベロ・ベティ」は、今回の環境で多く使われていた「青紫ルフィ」や「紫ルフィ」に対して勝ちやすいため、3on3形式の大会での立ち位置の良さが、使用率に大きな影響を与えていたのではないかと思います。


おわりに
ということで、11弾環境の総括でした。

端的に言えば、最初から最後まで<青紫ルフィ>が活躍する環境でしたが、「青紫ルフィ」の対抗馬として、
紫ルフィ>や<緑紫ルフィ>などの別のルフィデッキであったり、
赤ゾロ><赤黄ベロ・ベティ>などの速攻系のデッキであったり、
赤緑スモーカー><緑ボニー>などの<7ホーディ・ジョーンズ>を使える緑デッキであったり、
黒ルッチ><青ドフラミンゴ>などの禁止制限後リペアされたデッキなど、
意外と多くのデッキが活躍していた面白い環境だったのではないかと思います。

12弾環境は、このまま「青紫ルフィ」や「緑紫ルフィ」などの、主人公デッキの勢いが止まらないのか、はたまた新たなギミックを持った新規リーダーが活躍するのか、はたまた、強化された既存リーダーたちが活躍するのか、楽しみですね!

それでは、また次回に。
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