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新リミットワンダー【カマクラル】
posted 2023.10.11
Byカマクラル

新リミットワンダー【カマクラル】
戦うデュエリーマンのカマクラルです。
前回は新リミットレギュレーションに対応した海竜マキシマムの記事を執筆しましたが、いかがでしたでしょうか?
新リミット海竜マキシマム【カマクラル】
<グランド・エクストリーム>の規制によってパワーダウンした海竜ですが、構築によってはまだまだ戦える印象です!
特に墓地を活用するデッキが多い現環境においては、メインギミックでの墓地メタという特徴が活かせそうですね!
<アビスレイヤー・リヴァイアナイト>を採用したタイプなど、様々な流派があるため、研究し甲斐のあるテーマだと思います。
さて、今回は新リミット対応のワンダーを執筆いたしました!
前環境にてメインで握っていただけに思い入れの強いデッキですが、<セブンス・ワンダー・フュージョン>が準制限になったことでスピードダウンした印象です。
フュージョン連打が難しくなった今、攻め方を変えないといけなくなったため、色々試してみました。
具体的には、魔法使い軸にしたり、<鋼鉄兵ゲール・ヴァイナリー>を入れてビートダウン要素を強めてみたり、ガイアと混ぜる等です。
しかし、魔法使い軸はパワーが下がることに加え、<邪影ダーク・ルーカー>と<レジェンド・ストライク>の影響で<ダーク・リベレイション>の発動機会が減りました。
また、ビートダウン型も下級モンスターが墓地を肥やせないため速度的に今一つでしたし、ガイアと混ぜるのは事故率が高くなってしまいました。
これらの検証結果をもとに、最後に行き着いた型が下記のデッキレシピになります。
目次
それでは、早速観ていきましょう!1.デッキレシピ
新リミットワンダー
プレイヤー:カマクラル
モンスター
計25枚
エクストラデッキ
計15枚
2.デッキコンセプト
「結界像!ダメ!絶対!」です!規制によって展開スピードが落ちたことで、一番ネックになったのは<業火の結界像>でした。
せっかくフュージョンを引いてもこいつが居ると特殊召喚できないため、ただでさえ貴重なフュージョンチャンスを潰されてしまいます。
その対策として当初は<ディープシー・ハンター>を採用していましたが、レベル3なので<レジェンド・ストライク>に対応していないことと、相手の場に2体以上のモンスターが居ないと効果を使えないこと、打点の低さという理由から採用を断念。
その枠に似た役割を持つモンスターとして<トランザム・ライナック-ウォー・トゥ・ゼン!>を採用しました!
特に墓地肥やし要員として採用した<ライトウェーブ・ドラゴン>とも相性抜群ですね!
それでは、メインデッキ解説の方で詳しく書いていきます!
3.メインデッキ解説
【最上級モンスター】7枚
邪影ダーク・ルーカー...3枚
前期に続いて重要な役割を担うモンスターです!新制限後にシェアを増やしている爬虫類の<清浄の蛇姫>で突破されない守備力を誇ります!
規制によってスピードダウンした分、この守備力で相手の攻撃を耐えつつ、バックを剥がしてライフを削っていくことが重要になりますね!
自身を手札に戻す効果によって能動的に自分の手札を減らせる点も高評価です!
<見切りのハーヴェイ>や滅びの爆裂疾風弾によって活用する前に破壊されるリスクも増えましたが、思い切って3枚フル投入しました!
セブンスロード・マジシャン...3枚
全てのフュージョンの起点となるカードです!デッキのモンスターが光属性に偏ってはいますが、2属性ならいけますので、<邪影ダーク・ルーカー>の突破は可能ですね!
規制後は明らかにワンダーのシェアが減っているため、ミラー戦を意識するよりは対爬虫類を見た方が無難でしょう。
そのため、2体リリースのアドバンスセットにおいてはガンガン殴っていくプレイングが正解かと思います。
兎にも角にもこのカードを引かないことには何も始まらないため、3積み必須ですね!
連撃竜ドラギアス...2枚
切り札である<魔導竜騎士-セブンスギアス>の素材の片割れです!ワンダーのシェアも減って恐怖が薄まったため、攻撃表示でアドバンス召喚してガンガン攻めることもできるようになりました!
本当なら3積みしたいスペックなのですが、爬虫類しかり青眼しかり、攻撃力2500ラインや守備力2600ラインを一方的に戦闘破壊してアドを稼げないため、枠の兼ね合いから2枚の採用にとどめました。
【下級モンスター】18枚
サファイアドラゴン...1枚
レベル4以下のレジェンド通常モンスターの中で、最も高いスタッツを誇ります!また、貴重な風属性枠としても重宝しますね!
<レジェンド・マジシャン>の効果で墓地から回収し、最上級モンスターのリリース要員を増やす使い方も高評価です!
レジェンドカードなので1枚の採用です。
ロードスターの剣士...3枚
<魔導騎士-セブンス・パラディン>のフュージョン素材です!<セブンス・ワンダー・フュージョン>が2枚に減ったことで、雑に打つプレイングができなくなりました。
前期では<魔導騎士-セブンス・パラディン>をよく出していましたが、今期は<清浄の蛇姫>や<青眼の煌龍>で簡単に返されてしまうため、信用度が下がった印象です。
とは言え、後述する<トランザム・ライナック-ウォー・トゥ・ゼン!>とのコンボに活用できますし、素材になるモンスターが多いに越したことは無いため3枚採用しました!
トランザム・ライナック-ウォー・トゥ・ゼン!...3枚
<業火の結界像>対策です! <ディープシー・ハンター>の方が単体で機能しますが、組み合わせ次第でよりパワーを発揮するのはこのカードの特徴ですね!
効果発動の条件を満たすカードはこのデッキに12枚採用しています。
同名カードであれば破壊効果を2回使えますし、<ライトウェーブ・ドラゴン>とのコンボなら攻撃力3000以下のモンスターを破壊できます!
<レジェンド・ストライク>のおかげで<レジェンド・マジシャン>は場にいることが多いため、思った以上に効果は使いやすいですね!
また、現環境において1400打点は下級モンスターの中で最も高いため、一方的に1300打点を超えていける点はアドバンテージです!
しかし、相手の場に<業火の結界像>が居る場合、<レジェンド・ストライク>でこのカードを復活できない点には注意しましょう。
今回は強気の3枚採用です!
見切りのハーヴェイ...3枚
前期に引き続き今期も必須の一枚です!<邪影ダーク・ルーカー>が流行っているのでその対策ですね!
また、攻撃を安全に通す際に相手の伏せカードをあらかじめチェックできるのは大きいです。 <聖なるバリアーミラーフォース>や<魔法の筒>など、レジェンド罠が見えた場合は<邪影ダーク・ルーカー>や<レジェンド・ストライク>で優先的に割ることができます!
攻撃力も1300と比較的高めなので、下級モンスターでの戦闘でも引けを取らないでしょう。
とても優秀なため3枚フル投入です!
ライトウェーブ・ドラゴン...3枚
多少相手依存にはなりますが、墓地を2枚肥やせる貴重な下級モンスターです!攻撃力1300かつレベル4ですので、戦闘面においてもシナジー面においても優秀ですね!
特に<トランザム・ライナック-ウォー・トゥ・ゼン!>とのコンボはタダで攻撃力3000以下のモンスターを破壊できるようになるため、かなり強力です!
噛み合い重視で強気の3枚採用しました!
レジェンド・マジシャン...3枚
前期に続き、今期も必須カードです!墓地肥やし+上振れで墓地の<サファイアドラゴン>を回収できます!
場に残れば次のターンも効果を使えますし、強いことしか書いてないです。
めくった3枚から墓地に送らないこともできますし、そのまま墓地のカードを回収する効果だけを使うこともできます!
ただし、自分のデッキが3枚以下の場合は効果を使えないため注意しましょう。
3積み必須です!
業火の結界像...1枚
<レジェンド・マジシャン>、<レジェンド・ストライク>と合わせて必須カードです!今期はこの7枚からデッキを考えると言っても過言ではありません!
場合によっては自分の首を絞めかねないため、運用時は注意しましょう。
制限カードなので1枚の採用です!
【魔法】11枚
七宝船...3枚
デッキの回転率を高めてくれる潤滑油です!特に効果発動後の<邪影ダーク・ルーカー>をコストに使うと無駄がないですね!
便利なカードではありますが、最上級モンスターを使い過ぎると能動的に自分の<業火の結界像>を退かす方法がなくなったりしまうので注意が必要です。
最近は<シードラゴン・ナイト>の採用率が下がって来たように感じるため、場にセットしておいても問題ないでしょう。
手札に最上級モンスターがダブついた際に発動していくのが良いと思います!
レベル7軸かつ<邪影ダーク・ルーカー>ガン積みなら3枚必須です!
レジェンド・ストライク...3枚
<レジェンド・マジシャン>のところでも書きましたが、今期の必須カードです!汎用性が高過ぎるため、次の改定で何かしら規制が入るのではないかと思います。
入れない理由が無いくらい強いカードですので3積み必須です!
セブンス・ワンダー・フュージョン...2枚
このデッキのキーカードです!規制されて2枚に減ったことで、スピードダウンが目立つようになりました。
打ちたいと思うタイミングでこのカードを引けなかったり、相手の場の<業火の結界像>や<虚無魔人>が処理できなかったり、墓地にフュージョンが揃っていなかったりとタイミングの噛み合わせが難しくなりました。
とりあえず<魔導騎士-セブンス・パラディン>を出して場をつなぐということも、爬虫類や青眼が居る現環境では有効打になりませんでしたね。
かと言って、<ギャラクティカ・ジャメイヴュ>でデッキに戻して使い回すと時間がかかり過ぎてしまいます。
今まで以上に引きに左右されるため、パワーにムラのあるデッキになりましたが、それでもデッキパワーだけは環境随一でしょう。
準制限なので2枚の採用です。
魔導槍グレイス・スピア...1枚
フュージョン成功率の低下に合わせて採用枚数が減った一枚です。上振れ枠となったこのカードの代わりに汎用性の高い<10sionMAX!!!>や<『守備』封じ>を試したのですが、やはりそれらのカードではパワー不足でした。
爬虫類の使う<秘密FILE33-怨みの散華>を超えるためには高打点が必要だったため、使うタイミングが限定的なことを承知でこちらを採用しました。
フュージョンが絡まないタイミングでダブついてしまうと非常に苦しかったため、1枚のみの採用にとどめました。
魔法石の採掘...1枚
ある程度墓地が肥えている必要はあるものの、状況に応じて好きな魔法カードに変換できるため非常に強力です!<セブンス・ワンダー・フュージョン>、<魔導槍グレイス・スピア>、<天使の施し>など強力な魔法カードを採用しているこのデッキならではのパワーですね!
また、手札コスト2枚のおかげで能動的に手札のカードを墓地に送ることができます!
<邪影ダーク・ルーカー>の手札に戻る効果と噛み合っている点も高評価!
制限カードなので1枚のみの採用です。
天使の施し...1枚
兎にも角にもデッキが回らないことには始まらないため、迷うことなくこちらを選びました!以前は<死者蘇生>や<ブラック・ホール>なども候補に上がっていましたが、キーカードが2枚になった今、他を採用する余裕は無いように感じます。
【罠】4枚
ノーバディ・スキャットシーフ...3枚
コストでデッキの一番上のカードを墓地へ送る際、<セブンス・ワンダー・フュージョン>が落ちてしまうとツラいです。それを避けるためには墓地肥やしよりもドローを強化した方が賢明ですね。
相手依存にはなってしまうものの、発動できるタイミングが広く、レベル8以下のダイレクトアタックを防げる優秀な効果を持っています!
また、自分のターンでも発動は可能ですので、<激流葬>や<ゴッドバードアタック>によって減らされたリソースを回復することもできます!
<シードラゴン・ナイト>の採用率が下がっていることも追い風なので、強気の3枚採用としました!
魔法の筒...1枚
<究極の青眼伝説>によって、破壊耐性持ちの<青眼の究極竜>が出て来ます。レジェンド罠カードの代表格である<聖なるバリア -ミラーフォース->が効かないため、やむなくこちらを採用しました。
相手のキルラインを下げるためにも、直接ダメージを与えられる効果は重宝しますね!
この枠は環境によって変化すると思いますが、現状ではこれが一番まるい気がします。
【エクストラデッキ】15枚
魔導竜騎士-セブンスギアス...3枚
今期も圧倒的なパワーを誇るモンスターです!このカードの存在が抑止力となって、安易に最上級モンスターを横展開できないようになっています。
しかし、<セブンス・ワンダー・フュージョン>の規制によって、このカードを出せる頻度は減りました。
また、それに伴って<魔導槍グレイス・スピア>の採用も減るため、中途半端な攻撃力だとキル仕切れなかったり、爬虫類が使う<秘密FILE33-怨みの散華>の餌食になってしまいます。
使う際には十分注意しましょう。
ただ、それでも切り札には変わりないため3枚採用です。
魔導騎士-セブンス・パラディン...3枚
以前はこのデッキのメインアタッカーとしてよく出していましたが、今期はこのカードの信用が少し落ちています。と言うのも、爬虫類や青眼の台頭によって2900打点が割と簡単に返されるようになったからです。
これにより、ドロー効果を使って毎ターン手札6枚で攻め立てるということが難しくなりました。
しかし、場残りが悪くなったとは言え強力なことには変わりないため3枚の採用です。
魔導騎士-セブンス・チャリオット / トランザムロード・ライナック / マスター・オブ・セブンスロード...各3枚
<セブンスロード・マジシャン>がフュージョン素材となっているために採用していますが、片割れを採用していないため出すことはありません。ブラフとしての採用なので、なくても特に問題ありません。
4.各デッキとの相性
新リミットワンダーはコンボデッキに分類されます。それぞれの相性を見ていきましょう!
ビートダウン(ハーピィ、サイバーなど) 相性:△五分
前期よりこちらのコンボスピードが落ちているため、常勝は厳しいでしょう。もちろん、序盤から引きが上振れて展開が早ければ別ですが、ほとんどの場合は相手が先に攻めてくるはずです。
それを利用して<ノーバディ・スキャットシーフ>を打てれば良いですが、ハーピィの<トライアングル・X・スパーク>やサイバーの<人造人間-サイコ・ショッカー>で罠を封じられるとかなり厳しいです。
そのため、相性は五分と判断しました。
ミッドレンジ(爬虫類、ガイアなど) 相性:○有利
ビートダウンに比べると展開が遅いため、このデッキの速度でも何とか対応できるレベルです。また、相手のバックは<邪影ダーク・ルーカー>で剥がしながらライフも削れるため、このデッキが狙う動きとピッタリ合います!
相手のキルラインが下がった後はフュージョンモンスターで残りのライフを削り取るだけですね!
<魔導竜騎士-セブンスギアス>が抑止力となって、相手が展開を躊躇する場面も出ることでしょう。
そのため、相性は有利と判断しました。
コンボデッキ(ワンダー、海竜マキシマムなど) 相性:△五分
前期に比べればミラー戦は減るでしょう。仮に当たった場合は、相手の行動を読みながら攻撃するかどうかの判断をしていきます。
油断していると、<魔導竜騎士-セブンスギアス>で勝負を決められてしまいますからね。
ただし、相手の場にモンスターを残すと<邪影ダーク・ルーカー>のリリース要員に使われてしまうため、相手の盤面のモンスターは強力減らしたいところです。
この辺りの判断はとにかく対人戦を繰り返して経験値を積むしかありません。
デッキパワー自体には大差がないため、どちらが先に勝利条件を揃えられるかの勝負になるかと思います。
そこため、相性は五分と判断しました。
5.最後に
新リミットレギュレーション第二弾としてワンダーデッキのご紹介でしたが、いかがでしたでしょうか。たった一枚の規制ではあるものの、キーカードの準制限化はやはり痛手で、大幅なパワーダウンとなりました。
その影響で使用者が減り、大会におけるシェア率もかなり下がった印象です。
これに加えて10月14日にはメガロードパック2が発売されるため、また環境が大きく変わりそうですね!
これからも色々なデッキをご紹介していきますので、是非とも参考にしてください!
それでは、またお会いしましょう!
カマクラルでした。
- X(旧Twitter) @yugiohbar