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新リミットブラックカオスデッキ紹介【カマクラル】
posted 2025.10.02
Byカマクラル

新リミットブラックカオスデッキ紹介【カマクラル】
戦うデュエリーマンのカマクラルです。
先日、2025年10月1日から実装される新リミットレギュレーションが発表されました!
皆さまの予想通り、環境を席巻したブラックカオスデッキが規制されるかたちになりましたね。
実際に2025年度ギャラクシーカップ本戦でも約1/2がブラックカオスだと発表されていたため、妥当な規制だと思います。
一つ前のリミットレギュレーション改訂では、ハーピィデッキに採用されているカードのうち、<ゴースト・サイクロン>を含めて6種類に規制が入ったため、今回どのくらい規制されるのか気になっていましたが、<サンセットリバース>を含めて3種類でした。
デッキの核となるカードに規制が入り、展開力が落ちてしまいましたが、それでも強い部類に入るデッキです!
ただ、ギャラクシーカップチーム戦でも猛威を振るった帝デッキが環境トップで間違いなさそうですね。
新カードである<帝王の凱歌>によって安定感が向上した事に加え、墓地メタもできるようになりました!
ブラックカオスデッキは墓地のカードを活用しながら展開していくデッキですので、墓地のキーカードをデッキに戻されると本来の力が発揮できません。
こちらがもたついている間に帝モンスターを連打されてガラ空きとなった場にダイレクトアタックを叩き込まれるためシンドイです...
唯一の救いは<虚無魔人>が禁止カードに指定された事でしょうね。
連続ドローから先攻1ターン目に出されたら詰む試合も多かったと思いますので...
そのため、今回は帝対面を意識してデッキを組みました!
目次
それでは、早速観ていきましょう!1.デッキレシピ
新リミットブラックカオス
プレイヤー:カマクラル
モンスター
計26枚
エクストラデッキ
計15枚
2.デッキコンセプト
「帝対策したカオス」です!<マジシャン・オブ・ブラックカオス>へのアクセスが下がったため、耐久力を上げる事を意識しました。
具体的には、<ノーバディ・スキャットシーフ>でデッキを回転させつつ、ダイレクトアタックでのダメージをカットできるようにしました。
また、<翻弄するエルフの剣士>を採用する事で、<進軍するルイーズ>の蘇生先を増やしつつ、<天導聖の見継ぎ人>のヒット率も上げています!
<竜水の神子>は<帝王の登竜>を踏みにいくための採用です!
<ノーバディ・スキャットシーフ>で墓地に送る事ができれば、墓地コストを節約しながら効果発動もできますね!
<帝王の凱歌>は、<舞踊る恵雷の精霊>などを採用していなければ最大3回しか打てないため、長期戦に持ち込めばこちらの墓地のアドバンテージを有効に活用できます!
そうなると、こちらが有利に動けますね!
それでは、デッキ解説の方で詳しく書いていきます!
3.メインデッキ解説
【最上級モンスター】5枚
永劫の神導龍>...3枚
相手フィールドのカードを何でも1枚破壊できる万能除去カードです!2500打点あるため帝モンスターも上から殴り倒せます!
1枚でリチュアル素材の条件を満たせるのも良いですね!
制限改訂によって<マジシャン・オブ・ブラックカオス>へのアクセスが弱まったため、攻めの主軸はこちらに移りそうです。
強力なアタッカーとして3枚確定!
天導聖の見継ぎ人...2枚
2025年度のギャラクシーカップ本戦に持ち込んだデッキでは、1枚の採用にとどめていましたが、リチュアル召喚へのアクセスが弱まったため、攻め手の抜けた穴を補うためにこちらを増やしました!ただし、<死者蘇生>を採用していないこの構築においてはアドバンス召喚前提となるため、そこに<帝王の登竜>をくらったら嫌という事もあって2枚の採用にとどめています。
【下級モンスター】23枚
暗黒の邪竜...3枚
墓地を2枚肥やしつつ、墓地から<永劫の神導龍>を回収できるのでかなり強いですね!カオスはテーマ縛りの緩いデッキだからこそ、このカードのような強力な汎用札を採用できるのが大きな利点です!
リチュアル召喚とのシナジーも強いため3積み必須!
バルーン・バティーア...3枚
墓地肥やしと盤面のカードを増やすという2つの役割をこなせるモンスターです!何気に召喚したターン以外でも効果を使えるため、生き残れば次のターン以降も盤面を増やせる可能性を持っています!
手数で相手を圧倒したいこのデッキの方向性とマッチした効果を持っているため、文句なしで3枚フル投入!
冥跡のジュンディー...3枚
早期に<混沌の翼竜>を墓地に送っておきたいため、墓地肥やし要員は必須です!召喚したターン以外でも効果を発動でき、手札入れ替えの追加効果も持っているため、他の3枚墓地肥やし要員よりも優先度が高いですね!
もちろん3枚確定!
希望のリーチェ...3枚
リチュアル召喚へのアクセスが弱まった事で、今までより追加の回収効果が使いにくくなった印象ではありますが、それでも強力な効果には変わりありません。墓地にモンスターさえいれば3枚の墓地肥やしも可能なため、まだまだ活躍の余地はありますね!
枚数を抑える選択肢もありましたが、中盤以降のデッキパワーを向上させるためにも強気の3枚採用としました!
竜水の神子...3枚
ミラー戦において相手の上振れを割り切った場合、1ターンで8000ライフを取り切られるケースは少なくなると考えました。そうなると盤面の返し合いとなるため、決着までのターン数が伸びて、このカードが活躍する余地が出てくると思い採用にいたりました。
レベル3なのでリチュアル素材としてはやや使いにくいですが、<マジシャン・オブ・ブラックカオス>へのアクセスは弱まっていますし、手札消費なしで相手のバックを消せるメリットの方が大きいと感じています。
<ノーバディ・スキャットシーフ>との相性も良いため3枚採用!
光を誘うグリフォール...3枚
次のパックで収録されるカオス・ソルジャーとのシナジーを考慮して、ここだけ規制をかけなかったのだと思います。下級モンスターとしてはスタッツが高く、生き残れば毎ターン効果を使えるため非常に優秀です!
今後、<カオス-黒魔術の儀式>を墓地から回収するのはこちらが主となるため3枚確定!
進軍するルイーズ...2枚
今までは自身を除いても8枚の蘇生先がいたため、ヒット率もそれなりに高かったですが、それが5枚に減少しました。そこを補うため、<翻弄するエルフの剣士>を採用して蘇生先6枚体制にしましたが、パワーダウンは免れません。
とは言え、墓地に<混沌の翼竜>さえ用意できていれば3アドを稼げる事には変わりないですし、<光を誘うグリフォール>でも2アド稼げるため、2枚フル投入です!
混沌の翼竜...1枚
やはりここが制限指定されたかという印象です。<進軍するルイーズ>からの爆アドもこのカードありきだったため、ここの枚数を減らす事は妥当な判断だと思います。
これによってアド獲得と<マジシャン・オブ・ブラックカオス>に繋がる動きが弱まったため、デッキ全体としてのパワーも一段下がった印象です。
墓地に置いておきたいカードではありますが、<帝王の凱歌>でデッキに戻されるおそれもありますので、相手の効果破壊で<ノーバディ・スキャットシーフ>を発動し、このカードを引き込んだ場合は手札にキープしても良いかもしれません。
その辺りは相手の手札枚数も見ながら判断していきましょう!
翻弄するエルフの剣士...1枚
<進軍するルイーズ>の当たりが減ってしまったため、そこを補うかたちで採用しました!戦闘破壊されずに盤面に残る事で延命できるカードではありますが、<幻竜帝リンドルム>のデッキバウンスや<才賢帝ヴィルヘル>の効果破壊で除去されてしまうため過信は禁物です。
そのため、1枚の採用にとどめました。
カードガンナー...1枚
規制前に比べてデッキの回転率が落ちてしまったため、そこを補うかたちで採用しました!このデッキは墓地にリチュアル魔法や<永劫の神導龍>が落ちていないとパワーが下がってしまうため、序盤から墓地を肥やす必要があります。
今回はパフォーマンスの質を保つためにこちらを採用。
【魔法】8枚
カオス-黒魔術の儀式...3枚
このデッキの核となるカードです!このカードを引くか墓地に落とさないと展開が始まらないため3枚確定!
セレモニアル・ゲート...3枚
上述した<カオス-黒魔術の儀式>と同様にこのデッキの核を担うカードです!このカードで出せる2種類のリチュアルモンスターはいずれも強力な効果を持っており、状況に応じて使い分けられるのも大きな強みですね!
当然3積み必須!
宝牙の儀式...1枚
ギャラクシーカップ個人戦の上位入賞レシピに採用されていたリチュアル魔法です!このカードと下級モンスター2体を2400打点と2ドローに変換できるため、非常に強力です!
2ドローを諦めれば、レベル9モンスターを素材に使って出す事もできます!
下級モンスターばかりを引いてしまう手札事故を緩和してくれる他、ドローソースのような運用も可能です!
ただ、発動条件がやや厳しく、1ターンの間で連打する事もできないため1枚の採用にとどめました。
強欲な壺...1枚
今までは<死者蘇生>を採用される事が多かったですが、回転率重視にしたためこちらを優先しました。ここはプレイヤーの考えによって入れ替えて良いと思います。
【罠】4枚
ノーバディ・スキャットシーフ...3枚
相手の破壊を利用して、デッキを回転させつつダメージを緩和してくれるカードです!<幻竜帝リンドルム>のデッキバウンスに対応していない点はありますが、<才賢帝ヴィルヘル>の効果を使われた際に自軍のモンスターを選んで破壊し、このカードを発動できるのは強いですね!
帝デッキのモンスターは基本的にすべてレベル8以下ですので、ダイレクトアタックでライフを減らす事もありません!
実質ターンスキップのようなものですので、次のターンで盤面を立て直して反撃できますね!
帝側のケアプレイにも限度はあるため、強気の3枚採用です!
激流葬...1枚
帝デッキのシェアが多いため<落とし穴>の採用も考えていましたが、帝デッキにも有効でありながら他の対面にも刺さるカードとしてこちらを選びました!このデッキは盤面の再形成が得意な事に加えて、<マジシャン・オブ・ブラックカオス>と<セレモニアル・ナイト>が並べば8000近いダメージを与えられるため、相手盤面を空にできれば勝利は目前です!
【エクストラデッキ】15枚
マジシャン・オブ・ブラックカオス...3枚
前環境で最も多く使われたリチュアルモンスターであろうカードです!攻守のスタッツが高く、このカードが盤面に立っているだけで突破されずにターンが返ってくる事もあります。
<混沌の翼竜>が制限カードに指定された事で多少出しにくくはなったものの、未だに強力なカードである事には変わりません。
もちろん3枚確定!
セレモニアル・ソーサラー...3枚
<マジシャン・オブ・ブラックカオス>へのアクセスが弱まった事で少し使いにくくなりました。とは言え、このカードを連続で出す事で相手盤面のカードを削る事ができるため、強さは衰えていません!
連打できるように3積み必須!
セレモニアル・ナイト...3枚
上述した<セレモニアル・ソーサラー>と違ってこちらは単体での活躍が見込めます!自身の打点を3300まで上昇できるため、効果破壊耐性持ちで突破が困難な<栄華夢中のシルビクス>でも戦闘で破壊できます!
<マジシャン・オブ・ブラックカオス>と並べて効果を発動できれば、横に出した下級モンスターと合わせると8000以上のダメージが取れるのでワンキルも可能です!
当然3枚フル投入!
ラビュエル・アイヴォリー...3枚
<宝牙の儀式>は1枚しか採用していないため、メインデッキだけで考えれば1枚あれば事足ります。しかし、相手の<舞踊る恵雷の精霊>の効果で<宝牙の儀式>をデッキに戻されたりした場合、リチュアル魔法が死に札になってしまうため、それを避けるために3枚採用しました!
幸いな事にエクストラデッキの枠は空いているため、このカードを採用するだけで墓地メタのケアができますね!
帝モンスターに戦闘突破されない2400打点なので及第点だと思います。
運用の仕方によって2ドローもできる事を考えたら非常に強力ですね!
竜騎士ブラック・マジシャン / 超魔導騎士-ブラック・キャバルリー / ウィスニャーリング・フェアリー...各1枚
メインデッキに<死者蘇生>が入っていないため、基本的に出せるタイミングはありません。エクストラデッキが15枚でないと相手にデッキタイプを絞らせてしまうため、戦う前から余計な情報を与えないために枚数調整として採用しています。
4.環境デッキとの戦い方
新環境は帝デッキを中心として、アド獲得に長けて盤面にカードを残せるハーピィ、全盛期を過ぎた今でも高いパワーを誇るブラックカオスが脇を固めるのではないかと考えています。対帝
帝の打点では超えられない<マジシャン・オブ・ブラックカオス>の特殊召喚を優先すると良いのではないでしょうか。盤面のカードが少ないと帝の連打で場が壊滅してしまうため、あえてリチュアルモンスターを横展開せずに下級モンスターのままで少しずつ攻めていくのもアリだと思います!
こちらの盤面のカードが多いと、帝側は1ターンで8000ライフを取り切る事が難しいため、長期戦に持ち込んで墓地メタが追いつかないようにします!
対ハーピィ
<ハーピィ・レディ・FD>でバックを破壊されるため、攻撃反応系の罠である<ノーバディ・スキャットシーフ>が上手く機能しません。そのため、手札交換のためと割り切って、打てるタイミングがあればすぐに使った方が良いと思います。
あとは相手の罠をくらわないように、<竜水の神子>などでバックを破壊しながら攻めていきましょう!
対ブラックカオス
今まで<サンセットリバース>が採用されていたスペースに<ノーバディ・スキャットシーフ>が入っているイメージです。レベル9モンスターによる戦闘ダメージは防げないものの、リチュアルモンスターのダイレクトアタックでライフを取られない点は大きいです!
デッキの回転率も上げているため、先に墓地を肥やせる分、こちらの方が動き出しが早そうですね!
盤面の返し合いであれば先に仕掛けた側が有利ではないかと思います。
相手の<聖なるバリア -ミラーフォース->で吹き飛ばされないように<竜水の神子>でバックを破壊しながら攻撃を通していきましょう!
5.最後に
10月の新環境に突入し、また新しく戦略を考える必要が出てきましたね!帝デッキ最大の特徴はエクストラデッキを使えない事であり、相手のエクストラデッキの有無で対戦前にデッキの種類を絞る事ができるようになりました。
これにより、エクストラデッキを使わないデッキがエクストラデッキを活用するデッキに擬態するか、帝デッキに擬態するか選べるようになりました!
今まで以上に読み合いが重要となり、奥深さが増した印象ですね!
今からとても楽しみです!
これからも様々なデッキをご紹介していきますのでお楽しみに!
それでは、またお会いしましょう!
カマクラルでした。
- X(旧Twitter) @yugiohbar