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新弾レビュー「学園アイドルマスター」【イチ編】
posted 2025.05.30
Byイチ

新弾レビュー「学園アイドルマスター」【イチ編】
今回は5月23日に発売された学園アイドルマスターのレビューを書かせていただきました。
街中やSNSでもよく見かける超人気タイトルの追加でヴァイス界隈も大いに盛り上がっているところだと思います。
今回はそんな学マスのカードたちがどんなものなのかを中心に考察していけたらと思いますので是非よろしくお願いいたします!
ちなみに学マスの原作は知りませんがマンガの『GOLD RUSH』の方は読んでいます。
そのためことね以外のキャラについては週末カードショップでたくさん勉強しました。対戦よろしくお願いいたします。
学マスのプールについて
学マスのプールは100種のブースター+18種のTDから構成されています。描き下ろしの絵と原作の絵で2パターンあるのでカードを覚えるのが大変でした。
おそらくファンの人には嬉しい仕様なのだと思います。
色は3色+緑1枚なので色発生の面では非常に組みやすく混ぜやすいプールになっています。が実際に組んでみるとネーム指定がメインカードに書かれていることが多く案外組み合わせるのが難しいプールになっていました。
原作をよく知らないのでそのあたりは苦労しましたが、たくさんプールを眺めて何となくユニットみたいなものがあるのだとわかりました。
このあたりは原作再現されていると思われるので好きなキャラで遊ぶことができる良いプールだと思います。
プール内に共鳴、経験、思い出、ネーム指定、レベル指定とギミックが振り分けられているので基本は使いたいキャラのギミックに合わせてCX配分を構成するとデッキが組みやすいと思います。
2つ以上のギミックを組み合わせることもできなくはないですが、噛み合いが悪くなるように調整されているケースも見受けられるので構築の腕が試されていると感じました。
一方で各ギミックがしっかり遊べるように単体ギミック自体は強力なものが多いのでフルコンプしていくつものデッキを作る楽しさは感じられるプールだと思います。
注目カード
ゆっくり、一歩ずつ 秦谷美鈴
TDに収録されいる2/0の応援です。シンプルな応援効果とシンプルな2レべ以上回収効果を持って使いやすいデザインになっています。このプールは後列の種類が少なく、使いやすいパンプキャラがいないことが課題として挙げられるので、そこを補える点で優秀なカードだと思います。青色を採用する場合はとりあえず採用してもいいくらいです。
また、ヴァイスはゲームの性質上序盤のキャラは多く枚数を採用し、後半に強いキャラは絞るゲーム性になっています。
使いたい場面が絞られる2レべ以上のキャラの枚数を絞っても使い分けることができるため、優秀な後列兼システムになっています。ぜひTDも買いましょう。
日々、発見的ステップ! 倉本千奈
このプールで0レべビートというひとつのコンセプト担うカードです。構築で0レべを多くすることで早出し条件を緩和してCXコンボの成功率を引き上げるデッキのメインカードです。
2レべに上がって3面展開し、毎ターン6パンすることで打点を押し込める点が強いです。
<必要なCXを回収できるイベント>や<リバース時にトップの0レべを回収できるカード>もあるため、ある程度補助カードが多いコンセプトになります。
構築の幅も0レべカードなら何でも入れやすい上に、多少なら1レべ以上のキャラを積むこともできるので千奈を守るカードや応援なども採用して構築していきましょう。
詳しく紹介しているブロガーさんもいるのでそちら(ひっきーさん:新弾レビュー&デッキ紹介「学園アイドルマスター 門枝」)もチェックしてみてください!
Tame-Lie-One-Step 紫雲清夏
このプールでは共鳴というひとつのコンセプトを担うカードです。手札のこのカードを見せることで強力な効果を得るカードがたくさんあり、それらをうまく使うデッキが一つのコンセプトになっています。
このカード単体では若干重い2点バーン連動にたまに1点が飛ぶくらいの評価ですが、共鳴をするためハンドに集めやすい点や専用のサポートカード<白線 葛城リーリヤ>で無料登場することも可能なので複数面連動するのも簡単です。
共鳴カードの中には非常に強力な応援やアタッカーもいるので、それらを中心にしたデッキを後ほど紹介させていただきます!
Boom Boom Pow 花海咲季
扉の一連動で着地7000のスペックを持っています。リバース時にトップをめくり、そのカードのレベル以下のキャラ回収とキャラならストブがついています。
ストックとハンドの両方を増やすことができるため強力な連動になります。
増えたリソースをどう打点に還元するかが難しく、このプールでは思い出に変換して戦うコンセプトに使うことが多いです。
他にも魅力的な連動は多いですが、一番シンプルにリソースを稼いでくれるため、発売後すぐは一番人気になりそうなCX連動だと感じました。
Fluorite 有村麻央
電源デッキのメインアタッカーで2レべから大活躍やアンタッチャブルの効果を持つキャラです。このカードを早出しして舞台を取りつつ、ダイレクト時にバーンを打つ効果を多用して詰めることが多いです。
電源で出せるキャラの中には大活躍と相性のいい中央のパワーを上げる効果を持つキャラやダイレクトを空けることができるキャラなども収録されているのでしっかりとした活躍を他カードで補う必要があります。
大活躍で相手面に勝つことができればCXを張らなくても打点が高く追加打点も見込めるカードなのでこのカードを活躍できるようなデッキが組めるといいですね!
他ブロガーさんも紹介(こへいさん:デッキ紹介「学マス 8電源」)していますので是非読んでみてください!
ツキノカメ 秦谷美鈴
プール内唯一の早出しヒールでパワー10000+バーンメタがついています。非常に優秀な効果で相手の強力な詰めから逃げつつバーンも封じる効果があるので2レべから倒される展開をケアしてくれます。
条件も軽く毎ターン出すことも簡単なので使いやすい点は非常に魅力ですが、毎ターン出してストックを使うとせっかく耐えても相手を倒せない、なんて展開にもなるので注意が必要です。
本当はこのカードで面を取りつつヒールするデッキを考えたかったのですが、思っていたよりもパワーを伸ばす後列の不足や少ないリソースで詰めに走れる連動が少なかったため、サブのルートで活躍するヒールという枠に落ち着くと思います。
汎用性が高いためぜひ買っておきましょう。
アイヴイ 月村手毬
このプールではRe;IRIS(信号機)軸と手毬+美鈴軸の二つのコンセプトを担うカードです。Re;IRIS(信号機)軸では思い出にことねや咲季や手毬をたくさん飛ばし複数バーンを狙うコンセプトカードとして採用されることが多いです。
手毬+美鈴軸はCX構成が8門に変わり、イベントを思い出に飛ばすことで発動する専用後列を使った軽コス6パンを狙うコンセプトカードとして採用されることが多いです。
二つの軸で違う使われ方をする3レべは珍しく、使い方によって効果が大きく違う点は面白いですね!
どちらにも通じていえることは連動のコスパが非常によく、展開以外にコストがかからないことから他の行動にリソースを回せる点が優秀です。
特に早出しヒールにリソースを割いても3レべが展開できる点や相手の山札を崩すカードと組み合わせても運用できる点は魅力です。
今回はRe;IRIS(信号機)軸で紹介しているブロガーさんがいるのでそちら(あめふりゃさん: 新弾レビュー&デッキ紹介「学園アイドルマスター 扉門」)もチェックしてみてください!
デッキ紹介
今回紹介するデッキは共鳴を軸にしたデッキを紹介していきたいと思います。ギミックの中に強力な専用後列がいるため、このカードを中心に構築してみました。
キミとセミブルー 紫雲清夏
清夏とリーリヤの専用応援にマーカー枚数分だけCXフェイズの初めにトップを操作できる効果を持っています。マーカー自体は専用の後列が共鳴するたびに一枚ずつ増え、最大で4枚マーカーを入れることができるようになっています。
4枚ルックすることでアタック時のトリガーするカードを選ぶことができ、打点の調整をすることができるのはもちろん、トップにあったCXをキャンセルに回すことができる点も強力です。
早期にマーカーを積み2レべに上がった時点でマーカーを貯めて置けるように調整を進め、それに合わせたデッキを二つ構築しました。
まずは組みやすい門枝から紹介します。
デッキレシピ 門枝
レベル0
計17枚
使いやすい共鳴カードをたくさん採用しマーカーをためやすいように調整しました。
共鳴で山から必要な二種のカードが抜ける<アナザーアイドル'24夏 葛城リーリヤ>を集中や共鳴で使い回してマーカーをしっかり達成できるようにしています。
2レべ以降はマーカーの溜まった<キミとセミブルー 紫雲清夏>と0コスで出せる<冠菊 葛城リーリヤ>を展開して面を取っていきましょう。<早出しメタ>を構えて待っていると結構面が返ってくる上にキャンセルも多少するので面白いです。
コスパ良く面を取ることができ、トップのCXをキャンセルに回しつつ、<Tame-Lie-One-Step 紫雲清夏>と<白線 葛城リーリヤ>でリソースを耐久に回しつつ連動も狙っていきます。
使いやすいデッキではあるものの、採用カードが極端なため、0でストックを吐くのが難しく、マーカーがたまらないゲームではかなりの不利になってしまうことがあげられました。
中でも1レべでは強力な<リーリヤの連動>が2レべ以降トップを操作した場合にCXがキャンセルに回らない点が弱く、ネックになりやすい部分でした。
また黄色+青色で組む場合、相手の山札を崩す手段に限りがあるため耐久していても勝てないゲームも多く門枝よりもいい構成がないかを検討していました。
デッキレシピ 扉枝
レベル0
計19枚
レベル2
計8枚
次に1連動を扉に変えて共鳴軸を継続、ルックは強いもののそもそも基盤で勝たなければマーカーができても相手もリソースを2レべに投資できることが多かったのでリソース量で負けないように扉を採用しました。
ストックを吐きやすいように<TDの咲季>を採用、<魔石>も入れて山崩しをしやすくリソースもあるので山ケアの余裕が出たりたくさんヒールしたりすることはできました。
扉が引けなかったり<1連動>のリバースが通りにくい対面だったりでも共鳴でハンドを維持しつつ2レべから<リーリヤの共鳴ルック>で扉を探すことができる点が良かったです。
共鳴を達成しルックが成功した後も扉連動でストックを増やすかキャンセルに回すことにするかを選べる点や連動の回収レベルを調整できるのもよかったです。
ただ使っていて勝っているゲームは扉連動が強く複数面×複数ターンできている試合が多く、共鳴の枚数が減って安定して共鳴マーカーがたまらない、なんてこともあったのでまだまだ調整は必要だと感じました。
扉持っているのに連動キャラがいないことも多かったですし、色も厳しい点が多かったです。
おまけ
レベル0
計19枚
1連動多面が強く圧縮も効くなら共鳴マーカーセット切って思い出軸に変えてもいいのではと思って試したデッキです。
思ったよりもきれいに回ってリソースも打点に還元しやすく山もそこそこ面はぼちぼちくらいのデッキになって満足しました。
特に<リーリヤ>のストブ効果の後に融合で連動が取れるのは感動しました。
ただし共鳴マーカーセットに付属していた応援効果がなくなったことで2レべ以降のパワーがガタ落ちした感は重かったです。
連動で12000しか出ないのが本当に厳しい。リバース要求のあるリーリヤがCX張っても11500しか出なくてびっくりです。
試してみて思ったのは無料で5.6枚も思い出にカードがたまるのは非常に強いのでどの軸でも思い出ギミックが使えるかは検討してみてもいいのかなと思いました。
まとめ
学マスの魅力的なキャラを使えるようにするためたくさんの軸で遊べるように頑張ったブースターパックという印象を受けました。たくさん軸を用意する分汎用性の高いカードやかゆいところに手の届く一枚が見つかりづらいので自分で調整していくしかありません。
ただいろんな軸を組み合わせて遊んだり、細かい調整でも大きく変わったりするのがヴァイスの面白いところなので学マスからヴァイスを始める人はぜひいろんなカードを試して遊んでみてください!!
それではまた次回も対戦よろしくお願いいたします!!