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【ローズ・ドラゴン】デッキ紹介
posted 2025.08.20
By鳩鷺

【ローズ・ドラゴン】デッキ紹介
【ローズ・ドラゴン】デッキのカード効果・デッキレシピ・回し方・相性の良いカードなどをまとめていきます。
【ローズ・ドラゴン】は、Vジャンプ(2018年12月号)付録の<ホワイトローズ・ドラゴン>からカテゴリ化した、炎・闇属性のドラゴン族主体のシンクロテーマです。
最新ブースターパック「DOOM OF DIMENSIONS(ドゥーム・オブ・ディメンションズ)」に、新規カードが収録されたことで話題になっています。
このページでは、「ローズ・ドラゴン」を使用したデッキレシピを紹介し、デッキの動かし方・回し方や、相性の良いカードをまとめて解説しました。
【ローズ・ドラゴン】デッキを作ろうとしている方は、ぜひデッキ構築の参考にしてください。
デッキレシピ
遊戯王ライター鳩鷺が考案した【ローズ・ドラゴン】デッキのサンプルデッキレシピを紹介します。モンスター25枚・魔法12枚・罠3枚、合計40枚の、「アザミナ」ギミックを採用した【アザミナローズ・ドラゴン】デッキです。
「アザミナローズ・ドラゴン」
プレイヤー:鳩鷺
モンスター
計25枚
魔法
計12枚
エクストラデッキ
計15枚
【ローズ・ドラゴン】デッキの回し方・動かし方
次は、【ローズ・ドラゴン】デッキのデッキレシピの回し方を簡単に解説していきます。【ローズ・ドラゴン】デッキを実際にどのように動かしていくのか、デュエルの参考にしてください。
【ローズ・ドラゴン】デッキは、シンクロ召喚に必要なチューナー・非チューナーの確保を優先的に狙います。
既存「ローズ・ドラゴン」では難しかった、安定した1枚初動が新規カードの登場により確立されました。
最終的には、最上級「ローズ・ドラゴン」シンクロモンスターを展開し、向上した火力で戦闘ダメージ・バーン効果による勝利を目指します。
次に【ローズ・ドラゴン】デッキで押さえておくポイントを、細かく紹介します。
ポイント1:新規「ローズ・ドラゴン」関連カードを紹介
ポイント2:既存「ローズ・ドラゴン」を交えた基本展開
ポイント3:「アザミナ」の採用
ポイント1:新規「ローズ・ドラゴン」関連カードを紹介
【ローズ・ドラゴン】デッキの展開を進めるにあたって、まずは新規「ローズ・ドラゴン」関連カードを見ていきましょう。「ドゥーム・オブ・ディメンションズ」にて新規収録された「ローズ・ドラゴン」関連カードは以下の5種です。
<バイオレンス・ウィッチ>
<夜薔薇の黒騎士>
<黒薔薇の破滅竜>
<黒薔薇と荊棘の魔女>
<黒薔薇の華園>
バイオレンス・ウィッチ
<バイオレンス・ウィッチ>は、<ブラック・ローズ・ドラゴン>orそのカード名が記されたモンスターor植物族シンクロモンスター存在下で手札から特殊召喚する効果を持ちます。指定している割にはだいぶ寛容な範囲なので、比較的出しやすい部類と言えます。
このカードにもしっかり「ブラック・ローズ・ドラゴン」のカード名が記されているので、<夜薔薇の黒騎士>がいるだけで<黒薔薇の破滅竜>のシンクロ素材がそろいます。
また、墓地へ送られた場合、フィールドにシンクロモンスターが存在すれば、手札1枚を捨てることで守備力1500以下の植物族モンスター1体をリクルートできます。
タイミングを逃すことなく発動できるので、<黒薔薇と荊棘の魔女>や<魔螂ディアボランティス>で能動的に墓地に送る以外にも、シンクロ素材として使用した場合も問題なくリクルーターとして機能します。
夜薔薇の黒騎士
<夜薔薇の黒騎士>は、召喚・特殊召喚に成功した場合、<ブラック・ローズ・ドラゴン>or下級植物族モンスター1体を蘇生する効果を持ちます。効果は無効化されますが、蘇生したモンスター次第では高レベルのシンクロにつなげやすいです。
レベル4となら<黒薔薇の破滅竜>を、<ブラック・ローズ・ドラゴン>となら<フルール・ド・バロネス>と妨害布陣を形作るにはもってこいの1枚です。
黒薔薇の破滅竜
<黒薔薇の破滅竜>は、相手がモンスター効果を発動する度に600ダメージを相手に与え、相手モンスターの攻撃力を600弱体化する効果を持ちます。効果発動がトリガーになるので、発動頻度は高く条件が満たされれば連発も可能なので、地味ながらも無視できないバーン・弱体化効果です。
また、メインフェイズに自身をリリースすることでエクストラデッキから<ブラック・ローズ・ドラゴン>1体を特殊召喚する効果を持ちます。
この際シンクロ召喚扱いで特殊召喚されるので、<ブラック・ローズ・ドラゴン>の全体除去効果も盛大に発揮できます。
相手ターンにフリーチェーンで全体除去につなげられるようになった点は大幅な強化になっています。
ポイント2:既存「ローズ・ドラゴン」を交えた基本展開
【ローズ・ドラゴン】デッキでは、既存「ローズ・ドラゴン」モンスターを3種採用しています。採用している「ローズ・ドラゴン」は以下の3種です。
◆レベル3・チューナー
◆レベル4・非チューナー
展開の軸となる「ローズ・ドラゴン」ですが、今までは「ブラック・ローズ・ドラゴン」のカード名が記されたカードに要となるものが欠けていた部分もあり、展開力に不十分さを感じていました。ですが、<黒薔薇の華園>の登場で展開力が劇的に向上しました。
黒薔薇の華園
<黒薔薇の華園>は、デッキ・墓地の「ローズ・ドラゴン」モンスター1体をサーチ・サルベージできる効果を持ちます。サーチだけでなくサルベージにも対応していることから、序盤から終盤にかけて活躍する永続魔法となっています。
主軸となる<ロクスローズ・ドラゴン>の確保を優先的に狙っていくのが丸いでしょう。
また、フィールドの表側表示モンスターは全て植物族に種族変更となります。
この効果により植物族サポートを受けやすくなったほか、「ローズ・ドラゴン」単体で<黒薔薇の破滅竜>のシンクロ召喚が容易に行えるようになります。
逆に<クロスローズ・ドラゴン>のリンク召喚が難しくなったので、今回は不採用にしています。
以上を踏まえたうえで、<ロクスローズ・ドラゴン>と手札コスト1枚の計2枚による展開例を紹介します。
ロクスローズ・ドラゴン+手札コスト1枚、計2枚による妨害展開
- <ロクスローズ・ドラゴン>を通常召喚→<ロクスローズ・ドラゴン>効果で<黒薔薇の華園>サーチ
- <黒薔薇の華園>発動し<ホワイトローズ・ドラゴン>サーチし、<ホワイトローズ・ドラゴン>を自身の効果で特殊召喚
- <ロクスローズ・ドラゴン><ホワイトローズ・ドラゴン>で<黒薔薇の破滅竜>をシンクロ召喚→<ホワイトローズ・ドラゴン>効果で<バイオレンス・ウィッチ>を墓地に送る
- <バイオレンス・ウィッチ>効果で手札1枚をコストに<夜薔薇の黒騎士>リクルート
- <黒薔薇の破滅竜><夜薔薇の黒騎士>で<フルール・ド・バロネス>をシンクロ召喚
- 墓地の<黒薔薇の破滅竜>を除外し<夜薔薇の黒騎士>蘇生→<夜薔薇の黒騎士>効果で<バイオレンス・ウィッチ>蘇生
- <夜薔薇の黒騎士><バイオレンス・ウィッチ>で<黒薔薇と荊棘の魔女>をシンクロ召喚→<黒薔薇と荊棘の魔女>効果で<陽竜果フォンリー><ガーデン・ローズ・メイデン>を墓地に送る。<陽竜果フォンリー>効果で自己蘇生
- <黒薔薇と荊棘の魔女><陽竜果フォンリー>で<黒薔薇の破滅竜>をシンクロ召喚
- <ガーデン・ローズ・メイデン>効果で自身を除外し<ロクスローズ・ドラゴン>蘇生
- <フルール・ド・バロネス>効果で<ロクスローズ・ドラゴン>を破壊→墓地の<黒薔薇と荊棘の魔女>効果で自己蘇生
- 相手メインフェイズで<黒薔薇の破滅竜>効果で自身をリリースし<ブラック・ローズ・ドラゴン>をシンクロ召喚扱いで特殊召喚→<ブラック・ローズ・ドラゴン>効果で全体除去
<黒薔薇の華園>で全体的に植物族になっており、<黒薔薇と荊棘の魔女>の存在下なので、自分モンスターだけは全破壊から免れることができます。
併せて<黒薔薇の華園>のバーン効果につながるので、序盤から大ダメージを狙えます。
ポイント3:「アザミナ」の採用
今回、相性のいいシンクロ関連テーマとして「アザミナ」を採用しています。「ローズ・ドラゴン」の性質上、シンクロ召喚以外の制約が生じる危険性も孕んではいますが、展開次第では難なく融合召喚を経由することができます。
こちらでは、<レッドローズ・ドラゴン><罪宝の欺き>、手札コスト1枚の計3枚からの展開例を紹介します。
◆レッドローズ・ドラゴン 罪宝の欺き+手札コスト1枚、計3枚による妨害展開
- 手札1枚をコストに<罪宝の欺き>発動し<聖なる薊花>サーチ
- <聖なる薊花>発動し<罪宝の欺き>を墓地に送り<告死聖徒ルシエラーゴ>融合召喚→<告死聖徒ルシエラーゴ>効果で<白き森の聖徒リゼット>サーチ。<白き森の聖徒リゼット>を自身の効果で特殊召喚
- <レッドローズ・ドラゴン>通常召喚し、<白き森の聖徒リゼット><レッドローズ・ドラゴン>で<ガーデン・ローズ・メイデン>をシンクロ召喚→チェーン(1)<白き森の聖徒リゼット>効果で<"罪宝狩りの悪魔">サーチ、チェーン(2)<レッドローズ・ドラゴン>効果で<ロクスローズ・ドラゴン>リクルート。<ロクスローズ・ドラゴン>効果で<黒薔薇の華園>サーチ
- 墓地の<聖なる薊花>効果で<白き森の聖徒リゼット>をデッキに戻し自己サルベージ
- <聖なる薊花>発動にチェーンして<"罪宝狩りの悪魔">を発動→<黒魔女ディアベルスター>をサーチし<"罪宝狩りの悪魔">を墓地に送り<背信聖徒シルヴィア>を融合召喚
- <黒薔薇の華園>発動し<ホワイトローズ・ドラゴン>サーチ、自身の効果で特殊召喚
- <ロクスローズ・ドラゴン><ホワイトローズ・ドラゴン>で<黒薔薇の破滅竜>をシンクロ召喚→<ホワイトローズ・ドラゴン>効果で<バイオレンス・ウィッチ>を墓地に送る
- <バイオレンス・ウィッチ>効果で<黒魔女ディアベルスター>をコストに<夜薔薇の黒騎士>リクルート
- <ガーデン・ローズ・メイデン><夜薔薇の黒騎士>で<クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン>をシンクロ召喚
- <ガーデン・ローズ・メイデン>効果で自身を除外し<ロクスローズ・ドラゴン>蘇生
- <黒薔薇の破滅竜><ロクスローズ・ドラゴン>で<フルール・ド・バロネス>をシンクロ召喚
- <黒薔薇の破滅竜>効果で自身を除外し<夜薔薇の黒騎士>蘇生→<夜薔薇の黒騎士>効果で<バイオレンス・ウィッチ>蘇生
- <夜薔薇の黒騎士><バイオレンス・ウィッチ>で<黒薔薇と荊棘の魔女>をシンクロ召喚→<黒薔薇と荊棘の魔女>効果で<陽竜果フォンリー>を墓地に送る
- <陽竜果フォンリー>効果で自己蘇生
- <黒薔薇と荊棘の魔女><陽竜果フォンリー>で<黒薔薇の破滅竜>をシンクロ召喚
- 墓地の<"罪宝狩りの悪魔">効果で自身を除外し<罪宝の欺き>をデッキに戻して1ドロー
- <フルール・ド・バロネス>効果で<告死聖徒ルシエラーゴ>を破壊→チェーン(1)<告死聖徒ルシエラーゴ>効果で<罪宝の欺き>サーチ、チェーン(2)<黒薔薇と荊棘の魔女>効果で自己蘇生
このように手札3枚から<背信聖徒シルヴィア><クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン><フルール・ド・バロネス>による妨害、相手ターン<ブラック・ローズ・ドラゴン>で全破壊の布陣を形成できます。
<フルール・ド・バロネス>の破壊効果も自分ターンに有効活用でき、展開に貢献できるのがポイントですね。
まとめ
【ローズ・ドラゴン】デッキは、大量展開からのシンクロ召喚で相手を制圧!【ローズ・ドラゴン】デッキについて、カード効果、デッキレシピ、回し方をまとめて解説しました。
「+1アシストパック」での収録もあり、既存「ローズ・ドラゴン」もレアリティ向上した状態で確保しやすくなっています。
気になる方は、ぜひ「ローズ・ドラゴン」のデッキを組んでみてください。
以上、遊戯王ライターの「鳩鷺(はとさぎ)」でした。