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[dood]【ヤミー】デッキ紹介

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[dood]【ヤミー】デッキ紹介

posted 2025.07.31

Byメカヲタ


[dood]【ヤミー】デッキ紹介
みなさんこんにちは、メカヲタです。
今回は新弾「DOOM OF DIMENSIONS」より、【ヤミー】の解説になります。
「ヤミー」は元々デッキビルドパック「ジャスティス・ハンターズ」で登場したテーマで、リンク1とシンクロ召喚にフォーカスしたテーマです。
過去に既存カードの紹介や動かし方などを解説しているため、そちらの記事も是非ご覧ください!

[DBJH]【ヤミー】デッキ紹介

今回はビルドパック恒例のレギュラーパック追加新規で、ネームの新規を得たことでより強力なデッキとなりました。
同期の「K9」、「ドラゴンテイル」と並び、今回追加された新規は2枚。
早速見ていきましょう。


新規カード紹介
マシュマオ☆ヤミー
「M∀LICE」における<M∀LICE P March Hare>的存在のモンスター。
自分の場にモンスターが存在しない、あるいは光属性・獣族モンスターのみが存在する場合に発動して、手札から特殊召喚できる効果を持ちます。

既存の「ヤミー」と違い条件付き、かつ発動する特殊召喚ではあるものの、召喚権以外で稼げる手数であり、かつ特殊召喚できるネームであることから非常に優秀。
着地狩りに対する耐性を多少有し、さながらネームのついた<閃刀機-ホーネットビット>のようなものです。

劇的に展開が伸びたりするわけではありませんが、単純に手数として優秀で外部ギミックではないため制約等も共通できるのが嬉しいところ。
反面手札で発動するため「K9」のようなカードのトリガーとなってしまうほか、<列王詩篇>など一部相性の悪いカードも存在します。
後者はともかく前者は展開方法次第で回避することも可能なため、意識しておきたいところですね。

また、召喚・特殊召喚時の効果では墓地の「ヤミー」魔法・罠をサルベージでき、このカードを<ヤミー☆サプライズ>で蘇生することでそのまま回収でき、実質消費0にできます。
あちらが発動自体にターン1がなくモードを切り替えて打てるカードなため、蘇生して手数としつつ拾い直しバウンス効果で相手の盤面を崩す動きも可能。
もちろんフィールド魔法などを拾うことも可能で、さまざまな場面で活かせる効果です。

Sモンスターの効果で特殊召喚した場合には、デッキ・除外から「ヤミー」フィールド魔法または永続魔法・罠を置くことができ、今まで発生した「<ヤミーズメント☆ミニヨン>を除外されたため打点が出ずじわじわと負けた」状況を回避できます。
分かりやすい負け筋をこれ1枚で回避できるため、明確な強化といえます。

先攻では<THE・スターハム>で蘇生すればこちらのモードを使えるため、<ヤミー★リデンプション>や後述の新規カード<Yum☆Yum☆ヤミーズ>を置くことも考えられます。
展開でフィールド魔法2枚に触る手段でもあるため、後手捲りの要素にもなるのが嬉しいですね。

Yum☆Yum☆ヤミーズ
新たに実装された3つの効果を持つ永続魔法。

1つ目は、「ヤミー」モンスターが2体以上同時に特殊召喚される度に、自分が500ライフ回復し相手が500ライフを払う効果。
ヤミーが「クレーンゲーム」をモチーフにしており、モンスターが「アーム」と「景品」であることから、相手のライフを景品として奪い取っているさまを表しているのでしょうか。
なかなか面白い効果です。
実戦では「ヤミー」Sモンスターの分解効果で条件を達成できるほか、素引きしていれば<魔獣の懐柔>等も条件を満たせます。
ロリポー★ヤミーウェイ>の固有の蘇生効果もあるため、差し渡しのターンで5回ほど適用のチャンスがあり、2500の回復と実質のバーンでなかなか無視できない数値となります。

2つ目の効果は、500ライフ払い<ヤミー★スナッチー>を含めたモンスター2体を対象として、その2体を墓地へ送ることで「ヤミー」Sモンスターを特殊召喚するもの。
ヤミー★スナッチー>を含めた除去のように扱え、またレベル変動を受けた際に無視してシンクロする択としても使えます。
モチーフはクレーンゲームにある「500円入れることでプレイにボーナスが付くモード」か。
100円1クレジットに対して6クレジット分遊べるなどが多いですが、それにより景品を取りやすくなっていることを表しているのでしょうか。
対象を取る、2体を墓地へ送れなければ処理されないためほぼ機会はありませんが、一応相手の<ヤミー★スナッチー>とモンスターなんでもを処理する手段としても使えます。
S召喚しているわけではなくあくまでS召喚扱いでの特殊召喚なため、対象のモンスターが不在になったり、除外されたりした場合には特殊召喚できないことに注意。

3つ目の効果としては、相手が効果を発動した処理後に100ライフ払い、「ヤミー」LモンスターをL召喚する効果。
「時」ではないため除去にチェーンして特殊召喚することはできませんが、<冥王結界波>や<禁じられた一滴>等で<ヤミー★スナッチー>すべての効果が無効化された際にも新たに用意して効果を残すことができ、捲り札に対する受けとして機能します。
レベル1「ヤミー」が余っていれば受けを作れるようになる反面、盤面にモンスターが多いと<皆既日蝕の書>のダメージが比較的大きくなるなど一長一短ではあり、使う機会自体は少なめの効果といえます。
直接チェーンする効果であれば捲りにも使える性能だっただけに残念ですが、まあ強すぎるカードになってしまうため仕方ないですね。


デッキレシピ
ヤミー
プレイヤー:メカヲタ
6
3枚


今回の新規を採用した構築はこちら。

構築思想自体は以前と然程変わりなく、ネームが増えたことで<聖王の粉砕>の制約を気にする必要が薄くなり、<魔獣の懐柔>の打ちやすさや手数にも貢献しているのが変化点です。

変化した点といえば、前回のレギュラーで登場した<THE・スターハム>が優秀で、こちらの効果で<マシュマオ☆ヤミー>を蘇生することでデッキや除外の「ヤミー」フィールド魔法・永続魔法に触れることができ、<Yum☆Yum☆ヤミーズ>を置く展開へ派生しやすくなっている事が挙げられます。
この効果でつまりは2枚目の「ヤミー」フィールド魔法に触れることができるともいえ、捲りの際に先に<ヤミーズメント★アクロッキー>で相手の盤面に干渉し、<ヤミーズメント☆ミニヨン>へは<カプシー☆ヤミー>と<マシュマオ☆ヤミー>の2枚で触れることを担保することで、相手の妨害への耐性をギミック自前で付けられます。
先攻でも1枚展開から<ヤミー☆サプライズ>を使用してフル盤面を作ったとしても回収できるため盤面に必ず<ヤミー☆サプライズ>を添えられることになり、捲り札1枚で盤面を返すのがほぼ不可能といえるまでになりました。
素引きした際に特殊召喚できるネームが増えていることもあり、強みのひとつである<虹光の宣告者>を単純に出すのはもちろん、<原始生命態ニビル>を受けた上から出しに行ったり、1体目の横に<THE・スターハム>と蘇生したモンスターを並べて置き、相手の行動に合わせて何時でも2体目を出しに行くムーブを取りやすくなったこともあり、立ち回り全体としても強力なデッキになりました。
【ヤミー】自体が日本選手権2025で優勝したデッキでもあるため、今後の環境では使用者がかなりの割合を占めることが予想されます。
展開が強くなったということはミラーで捲るのが難しくなったということであり、いわゆる「先攻ゲー」の加速は止まらないようにも思います。
どの捲り札も完全な拘束を期待はできず、強いていえば<発禁令>がいちばん拘束力が高いものの、それすらも<虹光の宣告者>に止められてしまう始末で、事故以外では本当にパワーが高いデッキだと思います。
自由枠もかなり多く、汎用の連打まで含めれば【K9VS】とも対等に渡り合え、これら2つのデッキが当分は環境を牽引していくことになるでしょう。


以上が今回の解説になります。
ありがとうございました!
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