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【黒魔導】デッキ紹介
posted 2025.07.09
By鳩鷺

【黒魔導】デッキ紹介
【黒魔導】デッキのカード効果・デッキレシピ・回し方・相性の良いカードなどをまとめていきます。
【黒魔導】は、「TACTICAL-TRY PACK -黒魔導・HERO・御巫-」で登場した<滅びの黒魔術師>といった<ブラック・マジシャン>を融合素材とするモンスター群のテーマデッキです。
今パックは<ブラック・マジシャン>のカード名が記された関連カードが多数収録されていることで話題になっています。
このページでは、「黒魔導」のカード効果、デッキレシピを紹介し、デッキの動かし方・回し方や、相性の良いカードをまとめて解説しました。
このページを読めば、【黒魔導】デッキをどんなカードで、どのようにデッキを組めばいいのか、どのように強化・改造すればいいのかがわかります。
【黒魔導】デッキを作ろうとしている方は、ぜひデッキ構築の参考にしてください。
【黒魔導】デッキレシピ
遊戯王ライター鳩鷺が考案した【黒魔導】デッキのサンプルデッキレシピを紹介します。モンスター23枚・魔法17枚・罠0枚の合計40枚で構築した、【黄金櫃黒魔導】デッキです。
「黄金櫃黒魔導」
プレイヤー:鳩鷺
モンスター
計23枚
魔法
計17枚
エクストラデッキ
計15枚
【黒魔導】デッキの回し方・動かし方
次は、【黒魔導】デッキのデッキレシピの回し方を簡単に解説していきます。【黒魔導】デッキを実際にどのように動かしていくのか、デュエルの参考にしてください。
【黒魔導】デッキは、「ブラック・マジシャン」関連カードを活かした展開で高打点と妨害を形成していきます。
正規の方法以外にも<ティマイオスの眼>などの専用サポートや妥協召喚によって「ブラック・マジシャン」関連融合モンスターの融合召喚を可能にしています。
最終的には、<超魔導竜騎士-ドラグーン・オブ・レッドアイズ><超魔導戦士-マスター・オブ・カオス>による妨害・除去で一掃し、高打点によるフィニッシュを決めていきます。
次に【黒魔導】デッキで押さえておくポイントを、細かく紹介します。
ポイント1:新規「ブラック・マジシャン」関連カードを紹介
ポイント2:滅びの黒魔術師を特殊召喚!
ポイント3:「光の黄金櫃」の採用
ポイント1:新規「ブラック・マジシャン」関連カードを紹介
【黒魔導】デッキの展開を進めるにあたって、まずは新規収録された「ブラック・マジシャン」関連カードを詳しく見ていきましょう。今回「TACTICAL-TRY PACK -黒魔導・HERO・御巫-」で登場した新規「ブラック・マジシャン」関連カードは以下の3種です。
こちらではメインビジュアルを飾った<滅びの黒魔術師>を中心に紹介していきます。
滅びの黒魔術師
<滅びの黒魔術師>は、<ブラック・マジシャン>と光・闇属性モンスター1体を素材とする最上級融合モンスターです。【ブラック・マジシャン】であれば融合素材の確保が容易なうえ、<ブラック・マジシャン>と指定されているので<ティマイオスの眼>でも融合召喚可能です。
融合召喚にこだわらずとも、魔法カードの効果が発動したターンであれば、自分フィールドのレベル6以上の魔法使い族・闇属性モンスター1体を除外することでエクストラデッキからの特殊召喚もできます。
既に表側表示で存在する永続魔法カードの効果が発動したターンでも適応内です。
<マジシャンズ・ロッド>などで関連カードはサーチできるので、こちらの効果外テキストによる特殊召喚のほうが使用頻度は高くなりそうですね。
フィールド・墓地では<ブラック・マジシャン>として扱うので、<黒の魔導陣>による除去効果のトリガーとしても機能します。
また、特殊召喚に成功した場合、<ブラック・マジシャン>かそのカード名が記されたカード1枚をサーチする効果を持ちます。
自身が<ブラック・マジシャン>扱いになる効果を踏まえると後続に結び付きやすい<ティマイオスの眼光>が有力候補となるでしょう。
ティマイオスの眼光
<ティマイオスの眼光>は、フィールド・墓地の<ブラック・マジシャン>か<ブラック・マジシャン・ガール>をデッキに戻すことで、融合素材としてそのカード名が記された融合モンスター1体を<ティマイオスの眼>の効果扱いで融合召喚する効果を持ちます。フィールドだけでなく墓地も対応しているので、破壊されたり素材で墓地に送られた<ブラック・マジシャン>の再利用に最適です。
墓地でも<ブラック・マジシャン>扱いになる<滅びの黒魔術師>にとっては、採用枚数に限界があるため、うってつけの効果になります。
<超魔導竜騎士-ドラグーン・オブ・レッドアイズ><合体魔竜ティマイオス>といった強力なモンスターに加え、<ティマイオスの眼>の効果扱いになるので<竜騎士ブラック・マジシャン・ガール>も問題なく融合召喚できるのは嬉しいですね。
また、速効性を活かして追撃・サクリファイス・エスケープといった柔軟な戦法も可能にしています。
ポイント2:滅びの黒魔術師を特殊召喚!
<滅びの黒魔術師>は、自身の効果外テキストによる特殊召喚も容易く、後続のカードをサーチできる点から本デッキのキーカードとなり得ます。こちらでは、<滅びの黒魔術師>の特殊召喚につなげられる通常魔法を2種紹介していきます。
融合派兵
<融合派兵>は、相手に見せたエクストラデッキの融合モンスター1体にカード名が記された融合素材モンスター1体を手札・デッキから特殊召喚する効果を持ちます。見せたカードに対してのペナルティはないので、対応するものであればどのカードでもいいですが、基本的に、<ブラック・マジシャン>をリクルートする手段として活用します。
発動するターンに融合モンスターしかエクストラデッキから特殊召喚できなくなる制約が生じますが、融合召喚メインの構築なのでさほどデメリットにはならないかと思います。
また、フィールドに素材モンスターが必要な<ティマイオスの眼>にも効果的ですし、出すだけで<黒の魔導陣>の除去にも活かせる点から割と柔軟性のある1枚でしょう。
類似効果として<原石の鳴獰>の採用も考えましたが、ライフコストの重さ、初動・特定の劣勢時でしか発揮できない点を踏まえて今回は見送りました。
簡素融合
<簡素融合>は、効果モンスター以外のレベル6以下の融合モンスターを融合召喚扱いで特殊召喚する効果を持ちます。名称とともに<簡易融合>と似ていますが、こちらはレベルが1つ上がった代わりにバニラ限定という、互換みたいな効果になってます。
ここで日の目を見たのは<クリッチー>です。
<クリッチー>は、レベル6以上の魔法使い族・闇属性モンスター・・・つまり<簡易融合>を発動するだけで<滅びの黒魔術師>の召喚条件は満たされるわけです。
エクストラデッキに余裕があれば、1000ライフポイントの消費だけで簡単に<滅びの黒魔術師>へ変換できるのでオススメです。
ポイント3:「光の黄金櫃」の採用
【黒魔導】デッキでは、「ブラック・マジシャン」関連カードを多数採用したことで、安定した展開の基軸を確立しました。一括りに【ブラマジ】といっても多種多様で、カテゴリ化されていないにも関わらず様々な方向からサポートを受けられる珍しいデッキタイプなので、何を入れたらいいのか難しいですよね。
そんなわけで今回は、初動の安定性を追求して<光の黄金櫃>を採用するに至りました。
ベースとなるギミックに求めていた事項は
- もちろん「ブラック・マジシャン」関連テーマ(あわよくばカテゴリ化)
- <滅びの黒魔術師>につなげやすい
- 初動札の多さ
これらから導き出した回答が<魔術師の弟子-ブラック・マジシャン・ガール>です。
魔術師の弟子-ブラック・マジシャン・ガール
<魔術師の弟子-ブラック・マジシャン・ガール>は、手札1枚を捨てることで手札から特殊召喚する効果を持ちます。手札消費はあるものの、<光の黄金櫃>でディスアドバンテージを回復できます。
フィールドの自身と<光の黄金櫃>を発動すれば、<滅びの黒魔術師>の召喚条件を満たせます。
またサーチ手段も豊富で、 <光の黄金櫃><未来への沈黙><トリコロール・ガジェット><ベリー・マジシャン・ガール>の効果による確保が可能です。
自身を含めると最大15枚初動で<滅びの黒魔術師>が出せる仕様になりました。
類似した特殊召喚方法を持つ<幻想の見習い魔導師>と比べると、サーチ元の手数の多さ、サーチ先の汎用性の高さがあり、より一層<滅びの黒魔術師>へつなげやすい1枚となっています。
オマケ効果に近い部分もありますが、1.の効果を使えば<ブラック・マジシャン・ガール>扱いで特殊召喚されるので、<ティマイオスの眼>で<竜騎士ブラック・マジシャン・ガール>を融合召喚でき上手く噛み合えた点も採用理由の1つになります。
<光の黄金櫃>には、<魔術師の弟子-ブラック・マジシャン・ガール>を介さずとも<滅びの黒魔術師>を出せる手段もありますので、今回は<光の黄金櫃>1枚からの展開例を紹介します。
◆光の黄金櫃1枚からの展開例
- <光の黄金櫃>を発動。<光の黄金櫃>効果で<トリコロール・ガジェット>をサーチ
- <トリコロール・ガジェット>通常召喚→<トリコロール・ガジェット>効果で<未来への沈黙>をサーチ
- <未来への沈黙>発動し<黒き魔術師-ブラック・マジシャン>をサーチ
- <黒き魔術師-ブラック・マジシャン>を特殊召喚。<黒き魔術師-ブラック・マジシャン>を除外して<滅びの黒魔術師>を特殊召喚→<滅びの黒魔術師>効果で<ティマイオスの眼光>をサーチ
- <トリコロール・ガジェット><滅びの黒魔術師>でリンク2モンスターをリンク召喚
- <ティマイオスの眼光>を発動し墓地の<滅びの黒魔術師>(<ブラック・マジシャン>扱い)をデッキに戻して<超魔導竜騎士-ドラグーン・オブ・レッドアイズ>を融合召喚
- <超魔導竜騎士-ドラグーン・オブ・レッドアイズ>とリンク2モンスターで<神聖魔皇后セレーネ>をリンク召喚
- <神聖魔皇后セレーネ>効果で<超魔導竜騎士-ドラグーン・オブ・レッドアイズ>蘇生
このように手札1枚から<超魔導竜騎士-ドラグーン・オブ・レッドアイズ>による破壊&効果無効による妨害布陣を構築できます。
<ティマイオスの眼光>の効果で特殊召喚したモンスターは、次ターンのエンドフェイズに除外されてしまいますが、<神聖魔皇后セレーネ>のリンク素材にしてから蘇生することで除外のデメリットを打ち消すことが可能です。
まとめ
【黒魔導】デッキは、安定した初動で滅びの黒魔術師につなげる!【黒魔導】デッキについて、カード効果、デッキレシピ、回し方をまとめて解説しました。
今回は<滅びの黒魔術師>の出しやすさ重視でデッキ構築をまとめてみました。
「ブラック・マジシャン」関連カードも種類が豊富なので、自分好みに【黒魔導】を仕上げてみるのもいいでしょう。
気になる方は、ぜひ、黒魔導のデッキを組んでみてください。
以上、遊戯王ライターの「鳩鷺(はとさぎ)」でした。