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【帝】デッキ紹介
posted 2025.06.09
By鳩鷺

【帝】デッキ紹介
【帝】デッキのカード効果・デッキレシピ・回し方・相性の良いカードなどをまとめていきます。
【帝】は、「天空の聖域」で登場した、守備力1000で統一されたアドバンス召喚テーマです。
最新ブースターパック「DUELIST ADVANCE(デュエリスト・アドバンス)」に、新規カードが収録されることで話題になっています。
このページでは、「帝」を使用したデッキレシピを紹介し、デッキの動かし方・回し方や、相性の良いカードをまとめて解説しました。
このページを読めば、【帝】デッキをどんなカードで、どのようにデッキを組めばいいのか、どのように強化・改造すればいいのかがわかります。
【帝】デッキを作ろうとしている方は、ぜひデッキ構築の参考にしてください。
【帝】デッキレシピ
遊戯王ライター鳩鷺が考案した【帝】デッキのサンプルデッキレシピを紹介します。モンスター20枚・魔法17枚・罠3枚、合計40枚の【帝】デッキです。
「帝」
プレイヤー:鳩鷺
モンスター
計20枚
【帝】デッキの回し方・動かし方
次は、【帝】デッキのデッキレシピの回し方を簡単に解説していきます。【帝】デッキを実際にどのように動かしていくのか、デュエルの参考にしてください。
【帝】デッキは、アドバンス召喚に必要なリリース要員の確保を優先的に狙います。
「帝」の専売特許である、アドバンス召喚成功時に発動する効果を発揮させるためにもリリース要員は必須です。
最終的には、最上級「帝」モンスターの特殊召喚を目指し、除去・妨害で翻弄し、高打点による戦闘ダメージ・バーン効果で勝利を目指します。
次に【帝】デッキで押さえておくポイントを、細かく紹介します。
ポイント1:既存「帝」モンスターを解説
ポイント2:新規「帝」カードの登場
ポイント3:サポートカードの充実
ポイント1:既存「帝」モンスターを解説
【帝】デッキの展開を進めるにあたって、まずは既存の「帝」モンスターを見ていきましょう。上級・最上級「帝」モンスターともに6属性すべてそろっていますが、今回は柔軟な除去効果をもつモンスターを採用しています。
◆「帝」モンスターとアドバンス召喚(特殊召喚)時の誘発効果
- <光帝クライス>...フィールドのカードを2枚まで破壊しその数だけドロー
- <邪帝ガイウス>...フィールドのカード1枚を除外(それが闇属性モンスターなら1000バーン)
- <天帝アイテール>...手札・デッキから「帝王」魔法・罠カード2枚を墓地へ送り、攻撃力2400以上・守備力1000のモンスターをリクルート
- <冥帝エレボス>...手札・デッキから「帝王」2枚を墓地へ送り、相手のカード1枚をデッキバウンス
- <邪炎帝王テスタロス>...ハンデスと1000バーン、レベル8以上のモンスターをリリースした場合は、更にフィールドのカード1枚を除外(それが炎・闇属性ならばその元々のレベル×200バーン)
また、<天帝アイテール>の登場で「帝」のリクルートも容易になりました。
天帝アイテール
<天帝アイテール>は、アドバンス召喚に成功した場合、手札・デッキから「帝王」魔法・罠カード2種類を墓地に送ることで、「帝」ステータスのモンスターをリクルートする効果を持ちます。大半の「帝」モンスターの誘発効果には活かせませんが、<光帝クライス>を特殊召喚すればカード破壊から相手の動きを妨害することもできます。
<真源の帝王>をセットで送ることで墓地効果にもつなげやすく、デメリットとして手札に戻るリクルート先を再度アドバンス召喚することも可能です。 また、相手メインフェイズに墓地の「帝王」魔法・罠カード1枚を除外することで自身のアドバンス召喚が行えます。
フリーチェーンによるアドバンス召喚はなかなかにトリッキーで、<帝王の烈旋>と合わせて相手モンスターをフリーチェーン除去したり、対象をとる効果からのサクリファイス・エスケープで回避することも可能です。
もちろんアドバンス召喚扱いなので、前述のように<光帝クライス>による破壊につなげられる点も魅力です。
ポイント2:新規「帝」カードの登場
【帝】デッキでは、新たに「DUELIST ADVANCE」に収録された新規「帝」関連カードを全種採用しています。こちらでは展開に大きく貢献する2体の新規「帝」関連モンスターをピックアップしてみていきましょう。
冥帝王エイドス
<冥帝王エイドス>は、召喚・特殊召喚に成功した場合、「帝王」魔法・罠カード1枚か攻撃力2800・守備力1000のモンスター1体をサーチ・サルベージする効果を持ちます。特殊召喚でも対応しているので、<天帝アイテール>の効果による特殊召喚でも問題なく起動します。
専用サーチカードである<帝王の深怨>に頼らずとも、展開の中で「帝王」魔法・罠カードにアクセスできるようになったのは大きな進歩です。
また、フィールドのモンスター1体を属性変更できます。
<邪帝ガイウス>の除外効果の追加効果につなげられるよう、積極的に相手モンスターを闇属性に変えてやりましょう。
これに加えて、攻撃力2400以上、守備力1000のモンスターをアドバンス召喚した場合、自己サルベージor蘇生する効果を持ちます。
「帝」なら容易にステータスを満たせるので、高頻度で使用していけるでしょう。
自己蘇生した場合は、(1)のサーチ・サルベージ効果につなげていくことが理想的です。
源帝従騎テセラ
<源帝従騎テセラ>は、手札の「帝王」魔法・罠カード1枚を公開することで自身を手札から特殊召喚する効果を持ちます。2枚をそろえる必要はあるものの、コスト消費もなくアドバンス召喚に通常召喚権を割けるので、容易なリリース要員として機能します。
また、墓地に送られた場合、攻撃力800・守備力1000のモンスター1体をリクルートできます。
アドバンス召喚でリリースしても発動できるので無駄がない動きが可能です。
「帝」関連でいえば「家臣」ステータスモンスターを後続で呼び出せるので、<天帝従騎イデア>をリクルートすることで、実質的に「家臣」ステータスクラスが2体並びます。
以上を踏まえたうえで、<源帝従騎テセラ><冥帝王エイドス>の計2枚による展開例を紹介します。
◆源帝従騎テセラ 冥帝王エイドス、計2枚による妨害展開
- <源帝従騎テセラ>を通常召喚
- <源帝従騎テセラ>効果で<冥帝王エイドス>をアドバンス召喚→チェーン1<冥帝王エイドス>効果で<冥帝エレボス>をサーチ、チェーン2<源帝従騎テセラ>効果で<天帝従騎イデア>をリクルート
- <天帝従騎イデア>効果で<冥帝従騎エイドス>を特殊召喚
- <冥帝従騎エイドス>効果で<冥帝従騎エイドス><天帝従騎イデア>をリリースし<冥帝エレボス>をアドバンス召喚→<冥帝エレボス>効果で<汎神の帝王>と<帝王の策略>を墓地に送り、相手のカードをデッキバウンス
- 墓地の<汎神の帝王>効果でデッキから<帝王の深怨>3枚を見せて実質サーチ
- <帝王の深怨>を発動し<真帝王領域>をサーチし発動
このように手札2枚から<真帝王領域>によるエクストラモンスター展開封じ布陣を形成できます。
<真帝王領域>の効果を確実に発揮できるよう、エクストラデッキ0枚構築に仕上げています。
ポイント3:サポートカードの充実
今回「帝」に新たに加わったサポートカードも詳しく見ていきましょう。
叛逆の帝王
<叛逆の帝王>は、手札1枚を捨てる事で、守備力1000で攻撃力2400以上か攻撃力800のモンスターをデッキから3体選び、その中から相手が選んだ1体を手札に加え、残りを墓地に送る効果を持ちます。この際、同名カード3枚を選ぶことで確定サーチも可能です。
<冥帝エレボス>・<冥帝王エイドス>・<源帝従騎テセラ>を選べば、<源帝従騎テセラ>のサーチにつながらずとも、墓地効果によりリクルート効果に移行できるメリットがあります。
<天帝従騎イデア>→<冥帝従騎エイドス>の連続リクルートでアドバンス召喚の下準備は万全を期すので、相手依存といえども、厳しい選択を強いれること間違いないでしょう。
また、アドバンス召喚を重点に置いた構築のため、シンプルが故に強力な効果を持つ<虚無魔人><眩月龍セレグレア>による妨害も採用しています。
中でも<眩月龍セレグレア>は「帝」ステータスなので、こちらの面でも活かして効果を発揮していきたいですね。
まとめ
【帝】デッキは、大量展開からのアドバンス召喚で相手を翻弄!【帝】デッキについて、カード効果、デッキレシピ、回し方をまとめて解説しました。
新規カードの登場で、1枚初動とはいかないものの、アドバンス召喚へのアクセスがより簡単になりました。
気になる方は、ぜひ「帝」のデッキを組んでみてください。
以上、遊戯王ライターの「鳩鷺(はとさぎ)」でした。