遊々亭攻略ブログ
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基礎練習編(ヴァイスシュヴァルツ基礎第八)
posted 2025.12.09
ByK

基礎練習編(ヴァイスシュヴァルツ基礎第八)
目次
- サプライ編(ヴァイスシュヴァルツ基礎第一)
- 向き合い方編(ヴァイスシュヴァルツ基礎第二)
- 基本情報編(ヴァイスシュヴァルツ基礎第三)
- 大局観編(ヴァイスシュヴァルツ基礎第四)
- 調整方法編(ヴァイスシュヴァルツ基礎第五)
- 環境構築編(ヴァイスシュヴァルツ基礎第六)
- デッキ選択編(ヴァイスシュヴァルツ基礎第七)
このシリーズは今後も書き足していくのですが、2年ぶりの更新となりました。今回は基礎の練習について書いていきます。
基礎とはプレイングのうち、カードのテキストに依らない部分のを指します。テキストに依る部分が練度、依らない部分を基礎と呼ぶことにします。
こう定義してみると、基礎の中にも応用的な内容が含まれることがわかります。これを基本と応用と分けることにします。つまり大きな塊として基礎があって、中身は基本と応用の2つに分かれているイメージです。難しいプレイを基本とは呼びませんが、テキストに依らないヴァイスシュヴァルツにおける応用的なプレイは、基礎の範疇だという理解です。
列挙は難しい
いつか列挙出来たら嬉しいですね。
トレーニングで養う
このゲームの歴は比較的長い方だと自負しているのですが、その先人が養ってきたものを効率的に吸収するためのトレーニングです。数々の失敗の上に成り立っているので、多少なりとも効率的に養えるのではと期待しています。
基礎を磨くという目的意識を強く持つことがひしに大事です。まずはやらないことから。
デッキを変えない、目移りしない
まずはこれ。他のデッキに乗り換えない、です。やらないことを決めるのは、変数を最小限にするため。プレイヤーは構築を変えたりデッキを変えたり色々な選択肢を持っていますが、基礎を磨く観点ではこれらは全て不要です。トライアルデッキでも良いので固定してください。構築のせいに出来ないデッキを使うとなお良いですね。
構築を固定し疑わない
変えないのはデッキだけではありません。構築も固定しましょう。通常、敗因分析として構築やデッキ選択が上がることがあります。これは分析としては正しいです。しかしプレイの基礎を磨く観点では、これは言い訳にしてはいけません。構築やデッキを変えることなくプレイでどこまでやれるかが大事なので、まずは50枚を固定しましょう。
勝敗を意識しない
勝敗も基礎を磨く観点では非常に些細な問題です。不確定要素が多くデッキ相性でも有利不利が着いてしまうのがカードゲーム。基礎を磨く観点では勝敗は意識しない方が良いです。0-10大歓迎です。相手の動きは気にしない
これはちょっと微妙な話で、相手の動きを加味して動くのも基礎といえば基礎です。しかし基本ではなく応用的な話ですし、相手のタイトルや構築に大きく依存してしまいます。<光景>ケアや<逆圧縮>ケアというようなことは基礎の中でも応用的な内容なので、まずは相手の動きは気にせず自分だけの都合で練習した方が分かりやすいです。余力が出てきたら相手の事も考えるようにしましょう。だいぶやらないことを決めたので簡単になりました。
この先は特別にやることです。
全ての行動に理由をつける
ヴァイスシュヴァルツはとても複雑なゲームで、様々な選択肢があります。それら全てがプレイングなので、これ全ての選択肢を吟味するのがプレイヤーの求められていることなのです。手なりでプレイしてしまうのは非常に良くないことです。
ひとつひとつの行動に理由をつけていくと、いずれその選択肢の多さに気付くことになります。最初は<扉>や<集中>の回収や登場キャラ、アタック順などに理由をつけるようになるでしょう。ここまでは比較的容易です。
やがて気付けると良いのですが、実はクロックドローするか、3パンするか、2パンで止めるか、わざとサイドするかなど、何気ない1ターンでも様々な選択肢があります。これら全ての可能性を潰していくのが基礎なのです。当たり前だと思い込んでいることも考えてみると結構当たり前ではなかったりします。その見えてなかった選択肢が見えてくると、基礎が身についてきた証拠になります。
大局観を養う
これは前項の話にも通じますが、全ての行動に理由をつけようとすると、大局観の話は避けて通れません。つまりなぜその行動を行うかの説明に、このターンはこういう動きがしたいからという、大局観を理由にしないといけない状況になるわけです。なぜ3パンするのか、なぜ1パンで止めるのか、クロックドローしない理由など、大局観が必要になってくるので、そこについても言語化する必要が出てきます。「3体踏む為に3パンします」
「手札に余裕があるのでダイレクトします」
「相手の山が弱いのでクライマックスを貼ります」
「相手の山が強いのでクライマックスを貼りません」
最初はこの程度で良いです。それを繰り返していくと、踏めない面があるとき、相手をレベルアップさせたくないとき、ダメージレースで負けてるときなどでどのようなプランを取るべきかを考える土台になります。
山下落下と戦わない/使わない
いわゆる山下落下は、ヴァイスシュヴァルツの基礎が全く関係ないテキストなので、基礎を磨く時はそもそも戦わないのが良いです。大会でマッチしてもノーカウントという感じで。カードパワーを下げる
カードパワーが高いと、基礎がしっかりしていなくてもカードパワーで勝てるゲームが増えてしまいます。基礎を磨く観点ではデッキパワーは少し低めで、出来れば相手のデッキパワーも低めの方が好ましいです。現実的な一番の近道
ここまで様々な基礎の身につけ方を書いてきましたが、どれも結構ハードルがあります。新しいデッキを作る必要があったり相手に合わせる必要があったり。本当はやった方が良いものの、なかなかこういった練習環境を整えるのは大変です。最後にとても現実的な方法を紹介します。
50枚ミラーをやる
現実的な近道は、50枚ミラーをすることです。同じリストを50枚ずつ用意しても良いですし、流行のデッキを調整パーツ付きで作成するのも良いです。重要なのは相手と同じ50枚を使うことなので、いつでも相手の構築に合わせられるように用意しておきましょう。50枚ミラーは様々な要素を取り除くことが出来るので、ゲームの基礎が占める割合が大きくなる効果があります。勝敗の原因のうち、デッキ選択や構築差を無くすことが出来、カードプール理解のような知識面も減らせるので、基礎で差がつくことが多いというわけです。
また調整過程も学ぶ機会は多いです。同じ50枚を使うプレイヤーを対面に見ながら進められるので、学習速度は最大2倍です。相手の気になったプレイをすぐに自分でも実践することが容易ですし、客観的に見ることも出来ます。時には相談してみることもできますし、終わった後の反省も同じリストの話なのでかなり進めやすいです。
なぜかミラーを嫌う文化があるようで。大会風景以外ではほとんど見かけないミラーなのですが、練習観点ではとても有用な方法です。まずは容易に出来るところからはじめましょう。
練習環境を揃える
もうひとつの方法として、練習環境を整えてしまうという方法を紹介します。以下の50枚のデッキを2つ用意して、ミラー出来る友達を見つけましょう。そしてボードゲーム感覚でミラーするようになれば、嫌でも基礎がついてきます。なぜ好ましいのかは、当時のこちらの記事も併せて参考にしてください。8年ずっとこのデッキが基礎練習に最適であると言い続けています。再販されているので組むのもかなり簡単かなと思います。
今に比べてテキストがわかりやすいので、使い方はそれほど難しくないでしょう。それでいて走るだけのデッキではないのでミラーならではの奥深さもあり、色んなプレイヤーと遊べるでしょう。
余裕があればこういった動画も出したいんですけどねーなかなか現環境や次環境の準備が忙しくて用意できていない日々です。
ということでとりあえず組んで回してみて欲しいです。基礎を練習出来る環境の方から作りましょう。
それではまた次回!

























