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ギャラクシーカップ2023決勝戦デッキ 前編【カマクラル】
posted 2023.08.11
Byカマクラル

ギャラクシーカップ2023決勝戦デッキ【カマクラル】
戦うデュエリーマンのカマクラルです。
先日、ラッシュデュエル最大の公式大会である第二回ギャラクシーカップ2023決勝戦に参加してきました!
昨年との違いは、レジェンドカード3種類へのルール変更と、新リミットレギュレーションの実装です!
また、昨年に比べてカードプールも大幅に増えました!
<魔導竜騎士-セブンスギアス>対策でレベル7以上のモンスターを不用意に立てないようにしたり、ケアすべき罠の種類もかなり多くなりましたね。
色々と考慮すべき項目が増えて、デッキ構築やプレイングが難しくなりましたが、カマクラルが大会前から当日に至るまで、どういう思考でデッキを組み、対戦に臨んだのか、包み隠さず全て書き記したいと思います!
それでは、早速参りましょう!
目次
1.デッキ選択の経緯
過去の考察記事でも色々と書いてきましたが、僕が本腰を入れてデッキを組み始めたのはトリプルビルドパックが発売された後です。この弾に収録されたカードまでがギャラクシーカップ2023決勝戦で使えるカードプールになるからですね。
僕自身はずっとワンダーを握っていたのですが、イマイチ戦績が振るわず、トリプルビルドパック発売後はハーピィも試しました。
使い始めた当初のハーピィは手応えを感じていたのですが、ワンダーのフュージョンモンスターが突破できずにターンを渡してしまったり、上級モンスターを引きすぎて盤面のカードを増やせなかったりと脆さも見え始めました。
各地で開催された大会結果を見ても、シェア率や入賞数はワンダーが最も多かったため、理論上はワンダーが最強という結論に至り、大会当日までにワンダーの構築とプレイングを極めるしかないと腹を括りました。
2.環境ヨミ
ワンダー、ハーピィ、楽姫、海竜、機械、エクスキューティーと様々なデッキを試してきましたが、ワンダーが頭一つ抜けてパワーが高いことを痛感しました。やはり魔法カード1枚で攻撃力6、7000の2回攻撃できるモンスターを出せるってバランスおかしいですよね。
<セブンス・ワンダー・フュージョン>の存在自体が、レベル7以上のモンスターを場に並べることへの抑止力になります。
場に何もない状態でも相手の行動を制限できるのはワンダーだけです。
返しの<魔導竜騎士-セブンスギアス>が無いと分かれば、相手は最上級モンスターでガンガン攻めてきますからね。
これらのことはもはや周知の事実であり、半数以上の方がワンダーで来るだろうと予想しました。
次点としてはレベル7以上を採用せずともデッキとして成り立つハーピィですが、<監獄島アネ・ゴ・ロック>などサイドチェンジによる対策も容易なために当たる確率はワンダーに比べて低いだろうと予想しました。
楽姫はワンダーと同じ墓地メタが刺さるためそこまで注視せず、残りはデッキパワー的に負けることは無いと判断しました。
そのため、メインはミラー戦を意識したワンダーをテーマに構築していきました!
それでは、デッキレシピをご紹介いたします。
3.デッキレシピ
ワンダー
プレイヤー:カマクラル
モンスター
計26枚
エクストラデッキ
計15枚
サイドデッキ
計15枚
4.デッキコンセプト
「100%実行できると確信したときのみ行動し、それ以外は待て。俺たちの一番重要な仕事は待つことだ。」です!HUNTER×HUNTERのシルバ・ゾルディックの名言ですね!
ミラー戦において最も警戒すべきは<魔導竜騎士-セブンスギアス>のツーパンワンキルです!
そのため、基本的にそのターン中に勝負を決められないのであれば、レベル7以上のモンスターを表側表示で出さないことが原則となります。
実際に相手の墓地のモンスター0枚のところから<七宝船>(コスト:<セブンスロード・マジシャン>)→<七宝船>(コスト:<連撃竜ドラギアス>)→<天使の施し>→<セブンス・ワンダー・フュージョン>→<魔導槍グレイス・スピア>のような上振れで瞬殺された経験があります。
一瞬の油断が命取りになるため、たとえ相手ライフを数百まで追い詰められたとしても、0に出来ないのであれば動くべきではありません。
基本スタイルは裏側守備表示でセットしてひたすら耐えます。
<邪影ダーク・ルーカー>で相手のバックを剥がしてライフを減らした後、<魔導騎士-セブンス・パラディン>の打点UP効果+<魔導槍グレイス・スピア>の7300貫通を決めるのがこのデッキの勝ちパターンです!
この動きの再現性を高められるよう、必要パーツを最大限投入し、余計なパーツは全てカット、極力シンプルな構築に組み上げました。
それでは、デッキ解説の方で詳しく書いていきます!
5.メインデッキ解説
【最上級モンスター】7枚
邪影ダーク・ルーカー...3枚
裏側守備表示でアドバンスセットすることで相手の攻撃に耐えつつ、返しのターンでバックを剥がして1000バーン。
安全にフュージョンモンスターの攻撃を通しにいきます!
上級モンスターと下級モンスターでこのカードを突破することは難しく、最上級モンスターでの返しを相手に要求できることはかなり強いですね!
このカードを突破できずに放置してしまうと、バックを破壊されて延々とライフを取り続けられますし、手札に戻してアドバンス召喚またはセットすることで手札の入れ替えにも一役かってくれます!
初動で引き込みたいカードかつデッキの戦術と非常に相性の良いカードですので、思い切って3枚フル投入しました!
セブンスロード・マジシャン...3枚
デッキのモンスターの属性は適度に散らしているため、3属性くらいならすぐに揃います。
そのため、3000打点を超えるアタッカーとして運用することも可能です!
ミラー戦においてはレベル7以上のモンスターを表側表示で出すと、<魔導竜騎士-セブンスギアス>の効果を発動させてしまうため、基本は裏側守備表示でセットします。
しかし、<業火の結界像>を隣に並べられたり、<聖なるバリア -ミラーフォース->が伏せてある場合であれば、相手の<邪影ダーク・ルーカー>の突破に使っても良いと思います!
このデッキはこのカードを墓地に送らないことには何も始まらないため、3積み必須ですね!
連撃竜ドラギアス...2枚
単体スペックも高いため、フュージョンせずに元のまま使っても十分強力なのですが、返しの<魔導竜騎士-セブンスギアス>がツラいために裏側守備表示でセットする方が多いです。
このカードを使うとしたら、そのターン中に勝負を決めきれるタイミングですね!
相手の場に魔法・罠カードが無くて妨害されない場合は、<魔導騎士-セブンス・パラディン>とこのカードを並べてワンキルを狙いに行く時もありますね。
3積みしたいカードではあるものの、事故らないバランスを鑑みた枠の兼ね合いから2枚の採用にとどめています。
【下級モンスター】18枚
サファイアドラゴン...1枚
スタッツが高いため、下級アタッカーとしても使えますし、裏側守備表示でセットすることで場持ちの良い壁としても活躍します!
風属性である点もこのデッキにおいては相性が良いですね!
レジェンドカードなので1枚の採用です。
ロードスターの剣士...3枚
現環境で最も出す頻度の高いフュージョンモンスターは<魔導騎士-セブンス・パラディン>になります。
と言うのも、<魔導竜騎士-セブンスギアス>は警戒されてケアもされるため、うまく使えるタイミングはほとんどありません。
単なる3000打点と化してしまうこともしばしばあります。
その点、こちらは状況に応じて高打点か1ドロー効果を選べるため、非常に使い勝手が良いです!
素材になるモンスターが多いに越したことは無いため、3枚フル投入しました!
マッドレア・アクエラ...3枚
アンデット族で<邪影ダーク・ルーカー>と種族が被ってしまいますし、それなら墓地1枚肥やし+αが欲しいと感じて別のカードを探しました。
このカードなら下級同士の取り合いになった際にダメージを稼げますし、1300打点は攻撃表示の<シードラゴン・ナイト>以外なら戦闘破壊できるため、非常に強力です!
そのため、強気でこのカードを3枚採用しました!
シードラゴン・ナイト...3枚
<聖なるバリア -ミラーフォース->や<魔法の筒>が見えた場合、<邪影ダーク・ルーカー>の的を決めやすくなります!
また、ミラー戦においては3積みされた魔法カードをノーコストで破壊することもできます!
墓地のモンスターを使い回せるカードとしても優秀なため、3枚採用しました!
レジェンド・マジシャン...3枚
攻撃力1100なので、裏側守備表示でセットされた下級モンスターなら大抵破壊できますね!
条件なしなので、生き残れば毎ターン効果を使えますし、レベル4なので<酢酸のたまった落とし穴>でも破壊されません!
必須級なので3枚採用です!
素早いレミング...2枚
属性・種族も散らせることができるためデッキとの相性も良いですね!
ただ、ステータスが低いことと先攻をとった際に使いにくいこと、枠の兼ね合いから2枚の採用にとどめました。
ディープシー・ハンター...1枚
戦闘で破壊するとなると相手に1ターンの猶予を与えてしまうのですが、このカードがあればそのターン中に動くことができます!
フュージョンモンスター召喚後に<業火の結界像>を立てて安心している相手の裏をかくために1枚の採用です!
業火の結界像...1枚
罠カードよりも身を守ってくれるので信用度高かったです!
メインから<ディープシー・ハンター>を入れる人も少ないでしょうし、入っていても1、2枚なので決まることは多かったです!
貴重な炎属性ということもあり、墓地に居ても役割がありましたね!
制限カードなので1枚の採用です!
ギャラクティカ・ジャメイヴュ...1枚
効果の発動条件がやや使いにくい印象を受けてしまい、1枚あれば<シードラゴン・ナイト>の効果で使い回せると考えて1枚のみの採用です!
ギャラクシー族で種族がバラけたのはプラスでした!
【魔法】9枚
セブンス・ワンダー・フュージョン...3枚
このカード無しではパワーが半減してしまうため、3積み必須ですね!
<ギャラクティカ・ジャメイヴュ>で使い回せるとはいえ、発動タイミングは見極めが必要です!
七宝船...3枚
このデッキはけっこう最上級事故率が高いため、もはや必須カードですね!
手札の内容にもよりますが、即打ちするのではなく、場にセットしておいて手札が詰まった際に回していくのが良いと思っています。
ただし、あと1枚これさえ引ければ勝てるというタイミングであれば、下級モンスターをコストに1枚ドローするのもアリですね!
こちらも3積み必須です!
魔導槍グレイス・スピア...1枚
試合を決める際に大きく貢献してくれますが、フュージョン召喚が成立した前提でのみ威力を発揮するカードであり、自分の魔法・罠ゾーンを埋めてしまう事故を誘発するカードでもあるため、メインは1枚のみの採用にとどめました。
魔法石の採掘...1枚
膠着すると手札が詰まりがちなミラー戦において、手札コスト2枚で手札を減らせるところも噛み合っています!
また、効果発動後に手札に戻った<邪影ダーク・ルーカー>をコストに使える点も噛み合っていますね!
制限カードなので1枚のみの採用です。
天使の施し...1枚
このカードのおかげで手札を整えられて、勝利を掴んだ試合が数知れずあります!
デッキが回らないことには始まらないため、タイミングを選ぶ<死者蘇生>よりも、こちらを選んで良かったと思います。
【罠】5枚
ノーバディ・スキャットシーフ...3枚
レベル8以下のダイレクトアタックも防げるため、延命カードとしても優秀ですね!
ミラー戦において攻撃反応罠は使いにくいかなと思っていましたが、ハーピィや海竜の対面もありえますし、ミラー戦でも下級モンスターで殴ってくるケースが割とあったため、あって助かるシーンが多かったです。
<シードラゴン・ナイト>で割られるリスクもありますが、1回発動できるだけでも全然違うため、強気の3枚採用としました!
閃光のバリア -シャイニング・フォース-...1枚
下級モンスター3体で殴ってくるケースなど、意外と条件を満たす場面が多く、このカードが決まった試合は勝てました!
しかし、9回戦ったうち、決まったのは1回だけでしたので、成功率は決して高くありません。
ハイリスクではありますが、決まった際のリターンがあまりにも大きいため、1回でも決まればいいと考えていましたが、とりあえず目標は達成できました!
ここは自由枠ですので、他のカードと変えて全く問題ありません。
ただし、一度このカードが見えると、こちらにバックがある場合に相手が2体のモンスターでしか攻撃してこなくなるため、多少攻め手が緩みます!
これはサイドチェンジでこのカードを抜いた後も継続するため、マッチ戦ならではの戦術かもしれませんね!
聖なるバリア -ミラーフォース-...1枚
しかし、<魔法の筒>1枚では受け切れずに負けるケースを何度か経験したため、こちらを採用するようにしました。
<魔装獣ギアパルド>の採用率が落ち、<魔導騎士-セブンス・チャリオット>が場に出なくなったことも追い風でしたね。
【エクストラデッキ】15枚
魔導竜騎士-セブンスギアス...3枚
レベル7以上のモンスターを表側表示で展開できなくなるという抑止力をはたらかせています!
このカードが簡単に出るようになったために何種類のデッキが握れなくなったことか...
<セブンス・ワンダー・フュージョン>または<セブンスロード・マジシャン>などに規制がかからない限り、この抑止力ははたらき続けるように思います。
10月1日からの新リミットレギュレーションでどうにかするしかないですね。
超絶パワーカードなので3枚採用です!
魔導騎士-セブンス・パラディン...3枚
今回の構築においては最も出現率の高いフュージョンモンスターであり、強力な選択効果はどちらを選んでも無駄がありません!
あまり無いケースかと思いますが、お互いの墓地にモンスターがいない場合は効果を発動できません。
また、自分の墓地にモンスターがいない場合は1ドロー効果を選択できないため注意しましょう!
魔導騎士-セブンス・チャリオット...3枚
ブラフ用での採用なので、なくても問題ありませんね。
トランザムロード・ライナック / マスター・オブ・セブンスロード / マジシャン・オブ・ダークセブンス...各2枚
後編へ続きます。
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