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サイクロンパラレルオーダーデッキ解説【カマクラル】
posted 2022.04.27
Byカマクラル

サイクロンパラレルオーダーデッキ解説【カマクラル】
戦うデュエリーマンのカマクラルです。
前回はセブンスギアスデッキをご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
セブンスギアスデッキ解説【カマクラル】
ラッシュデュエル黎明期から環境の第一線を走り続ける竜魔デッキの最新型です!
アニメ遊戯王SEVENSのクライマックスで大活躍したフュージョンモンスターを使いたい方にもオススメのデッキとなっております!
さて、今回は4/16(土)に開催された第11回マキブラ杯にて4位をとることができましたので、その時のデッキをご紹介いたします!
アニメ遊戯王ゴーラッシュに変わってから初の拡張パック「運命のギャラクシー」発売後の新環境で結果を出せたことを大変嬉しく思います。
新しい時代を築いていくのはどんなデッキなのか?
今回も惜しみなく全てを解説していきます!
それでは、早速どうぞ!
デッキレシピ
サイクロンパラレルオーダーデッキ
プレイヤー:カマクラル
魔法
計26枚
大会前の環境考察
圧倒的な展開力とスピードで、他の追付いを許さないパワーデッキ達です!
個人的には状況に応じて攻め手を変えたり、無限デッキバウンスコンボを擁するJAMPサンメロの方が強いと考えていたため、前期はずっとサンメロデッキを握っていました。
しかし、新弾発売によってこの評価は大きく変わりました。
環境初期はまだデッキ分布が定まらないため、よほど強いテーマでも出ない限りは前環境TOPのデッキを握る人が多い印象です。
なぜなら、既に大会で結果を出したデッキはパワーの高さが証明されているからです。
デッキ分布が分からない以上、メタを張ることが難しいため、単純にデッキパワーが高いデッキを握る方が勝率が高いです。
御多分に洩れず、僕もJAMPサンメロデッキを握るつもりでしたが、新カードの発表を見て気が変わりました。
サンメロメタカード達
ことのはの妖精、破竜の咆鋼、聖塔の危機
これらの登場により、展開そのものがしづらくなったり、止められてしまうようになりました。
もちろん全てのデッキに対策が積まれるとは限りませんが、特に<聖塔の危機>は発動条件もゆるく、どんなデッキにもスッと入れることができます。
サンメロ側からすれば、対策されている可能性がある以上は対策の対策が必要になります。
今回であれば罠を破壊するカードになるので、<シードラゴン・ナイト>や<ハンマークラッシュ>などが該当するでしょう。
しかし、対策カードに枠を割くため、本来展開力を向上させるために入れたかったカードが採用できなくなります。
コンボデッキである以上、デッキ枚数を増やすことは悪手でしょう。
そうなると、デッキ全体が中途半端にならざるを得ません。
このことから、サンメロに陰りが見えました。
パラレルオーダー強化カード
上記のサンメロとは反対に、パラレルオーダーにとっては追い風となるカードが多数登場しました!ギャラクティカ・オブリビオン、魔法羊女メェ~グちゃん、ミルキーウェーブ・ネオ
今までは種類が少なく攻撃力2400ラインのモンスターを入れなければならなかったのに、単純にその部分のパワーが底上げされました!
ゴースト・サイクロン、メテオ・チャージ
いやいや、優遇され過ぎでは?
と思ってしまうくらい、パラレルオーダーにとっては豊作のパックになりました!
向かい風のサンメロ、追い風のパラレルオーダー。
どちらを握るべきかは一目瞭然でした。
また、サンメロメタとなる罠カードは召喚反応系なので、特殊召喚が主体のパラレルオーダーには無力です。
この点も大きな魅力で、総括するとパラレルオーダー一強時代になると考えました!
デッキコンセプト
「ミラーに強いパラレルオーダー」です!握るべきデッキが決まったら、後は調整を繰り返すだけですが、大抵のプレイヤーは上記の思考に至るだろうと考えました。
デッキパワーが高いパラレルオーダーが順当に勝ち上がってくれば、当然ミラー対面が多くなります。
それならミラーに強いパラレルオーダーに仕上げるべきだと判断し、限られた時間を全てミラー対面の調整に割り振りました。
それでは、各カードの解説の方で詳しく書いていきます!
各カード解説
【最上級モンスター】12枚
ギャラクティカ・オブリビオン、ミルキーウェーブ・ネオ...各3枚
攻守2500とレジェンドカードを上回るステータスを持つ<ギャラクティカ・オブリビオン>をはじめ、<カウンター・シールド>にも対応した<ミルキーウェーブ・ネオ>も登場しました!
<潜入開始>、<七宝船>、<メテオ・チャージ>に対応しているため、絶対3枚必須のカード達です!
最強戦旗タフストライカー、魔法羊女メェ~グちゃん...各3枚
いくら手札交換のドロー魔法カードが多いとは言え、最上級モンスターを入れ過ぎると手札事故率を高めてしまうため、<火麺上忍ダイアップ>は不採用としました。
デッキに採用した全ての通常モンスターが守備力1000を超えているため、<カウンター・シールド>が発動しやすくなった点は大きいです!
また、<魔法羊女メェ〜グちゃん>は<ミート・アンド・グリード>を連想させることができるため、相手にプレッシャーをかけられるのも良いですね。
これらも3枚フル投入です!
【魔法】26枚
潜入開始...3枚
打点UPかつ罠破壊耐性の手札または墓地からの特殊召喚というのが強過ぎます!
しかも、採用されている最上級モンスターは全てこのカードに対応しているため、他デッキと比べてこのカードが発動できずに腐るという場面がありません。
このカードを最も強く使えるからこそ、環境で最も強いデッキであると言えると思います。
<死者蘇生>より強いカードなので絶対に3積み必須です!
パラレルバース・ゲート...3枚
通常、最上級モンスターを場に出すためには2体のリリースを要しますが、なんとノーコストかつ2体まで墓地から特殊召喚できるのですから、<死者蘇生>より強いです!
この特殊召喚札を6枚積めることに加え、<魔法石の採掘>で再利用までできるのですから恐ろしいですね...
手札に魔法カードが溢れた際も、墓地肥やしとして即発動できます!
この点も高評価ですね!
絶対に3枚必須!
七宝船...3枚
1ドローしてから追加の1ドローをするかどうか選べるため、手札0枚で<パラレルバース・ゲート>を打つために1ドローで止めておくということもできます。
最上級モンスターを切れるカードは貴重なので絶対3枚採用です!
天の加護...3枚
<七宝船>同様、こちらもドローは選択なので、ドローしないことも選べます。
また、手札のモンスターを好きなだけ墓地へ送れますので、どうしても手札を空にしたい時などは全て捨てて2ドローもしないということも可能です。
使う場面は少ないかもしれませんが覚えておきましょう!
魔法石の採掘...3枚
手札コストの種類を問わない点とレジェンドカードでない点が優秀ですね!
特に手札の最上級モンスターを墓地へ送りたいこのデッキとは相性がよく、<潜入開始>や<パラレルバース・ゲート>を持って来れば無駄がないですね!
重たいコストがメリットにもなり得るため、絶対に3積み必須のカード!
ハンマークラッシュ...3枚
罠の採用率は下がっていても、魔法カードを採用しないデッキはほとんどないため、場に伏せた魔法カードを割ることにも使えます!
また、厄介な相手のフィールド魔法も割れるため、なかなか使い勝手がいいです!
手札コストはむしろメリットにつながることも多く、3枚フル投入にしました!
ゴースト・サイクロン...3枚
後攻時や返しのターンで強く使えることに加え、モンスターカードの少ないこのデッキにおいては1ドローの追加効果が高確率で使えます!
手札を減らさずに相手の罠を剥がしながら展開できるので、弱い理由が見当たらないですね。
特にミラー戦においては場に伏せた<魔法石の採掘>を割ることで、次のターンの返しを防ぐことができて強いです!
1ドローは選択効果なのでドローしなくても大丈夫です。
逆にドローし忘れることがないように注意しましょう。
昂光の裁き...3枚
最上級モンスターを手札に戻しながら墓地の最上級モンスターをデッキバウンスすることで、盤面を空けながら手札事故を誘います!
手札が嵩張る時も単体の墓地バウンスとして発動できるため、無駄がありません!
ミラー戦以外だと若干弱い感じはありますが、パラレルオーダーがTier1だと予想して強気の3枚採用にしました!
メテオ・チャージ...1枚
<貫通!>及び<『攻撃』封じ>・<『守備』封じ>を合わせたようなカードで汎用性が高いです!
ただ、このカードを強く使えるタイミングが限定的であり、複数枚入れなくても<魔法石の採掘>で拾ってこれると判断して1枚のみの採用に留めました。
天使の施し...1枚
特に墓地バウンスや手札バウンスされるとキツいこのデッキにおいて、手札交換カードは何枚でも欲しいため、個人的には必須カードだと考えています!
【罠】2枚
カウンター・シールド...2枚
発動前にコストなどで墓地へ送られても、今度は相手が攻め辛くなるため重宝しました。
2枚採用というところがミソで、1枚よりは引くことができて、3枚の時ほど魔法・罠ゾーンを圧迫せずに邪魔にならないという判断です。
また、ピン刺しヨミで攻めてきた相手に意識外からの一撃を食らわせられるため、ペースを一気に引き込むことができます!
パラレルオーダー相手に強いカードではありますが、サンメロの無限デッキバウンスには無力なため、サンメロ環境なら<聖塔の危機>や<破竜の咆鋼>を入れた方が強いと思います。
この罠枠も自由枠なので、環境によって変えましょう!
ちなみに大会では一度も引かずに発動できなかったため、実際の使用感は分かりません!笑
各デッキとの相性
対パラレルオーダー ○やや有利
ミラー戦に寄せて組んである分、こちらが有利だと思います!とは言え、ブン回ったもん勝ちではあるため、引きの要素は大きいです。
<ゴースト・サイクロン>や<昂光の裁き>、<潜入開始>など後攻でも戦えるように組んでありますが、先攻の方が手札事故が起きた際に1ターン猶予ができるため、迷いなく先攻を選びましょう!
対サンメロ △五分
<火雷神サンダーボールド>に刺さる<聖塔の危機>や<破竜の咆鋼>が入っていない分、無限デッキバウンスコンボは防げません。ただし、攻撃力2500モンスターを3体並べていれば、そのターン内で倒されることはないです。
自分にターンが返ってくれば、攻撃力2300に戻った火雷神サンダーボールドは戦闘破壊できますので、返し返されでパワーは拮抗しますね。
ミラーと違ってバック破壊カードがそこまで有効打にならないため、力関係は五分と言えるでしょう。
対機械 ○有利
機械族の長所である破壊以外の妨害罠を割りながら攻めれる分、こちらが有利です!リリース召喚しないといけない機械に比べ、こちらは最上級モンスターをポンポン特殊召喚できるため、テンポが違いますね!
早期決着を目指しましょう!
このデッキの弱点
手札バウンス・墓地バウンスに弱いです!特に<昂光の裁き>は手札事故率がグンと上がるため厳しいですね。
また、マキシマムモンスターの突破手段もかなり限られるため、<手札活殺>は入れた方が良かったかもしれません。
ちなみに準決勝戦と3位決定戦は手札事故でスト負けしました。
最上級の枚数など調整が必要かもしれません。
プレイングのコツ
手札に最上級モンスターを溜めないことを意識しましょう!また、<昂光の裁き>は自分の墓地のカードも戻せるため、<ゴースト・サイクロン>の1ドロー追加効果を狙える場合もあります。
大会中はこれに気づかずそのまま負けたこともあったため、墓地のモンスターの枚数やカードの発動手順には注意しましょう。
最後に
長文にお付き合いいただき誠にありがとうございました。プレイング、構築ともにまだまだ改善の余地があると思います。
4/29(土)のスターターデッキにて古のルールが登場するため、このデッキはまだ伸び代がありますね!
これからも環境デッキをご紹介していきますのでお楽しみに!
それでは、またお会いしましょう!
カマクラルでした。
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