遊々亭攻略ブログ
遊戯王 OCG 遊々亭Blogです。
遊々亭一押しのプレイヤーさん達による攻略情報やゲームに関する様々な情報、担当のおすすめなど、遊戯王 OCGに関する情報を配信していきます。 Twitterでも情報配信中です!
デッキビルドパック グロリアス・ヴィクターズ 【レイズ・ムーン】デッキ紹介
posted 2026.09.18
Byメカヲタ

デッキビルドパック グロリアス・ヴィクターズ 【レイズ・ムーン】デッキ紹介
今回は「デッキビルドパック-グロリアス・ヴィクターズ-」で登場した「レイズ・ムーン」を紹介していきます。
「レイズ・ムーン」はメインデッキのモンスターがレベル7で統一されたX召喚を主体とするテーマで、テーマ内にドローするカードを豊富に持つ反面、制約によりデッキから特定のカードを手札に加えるいわゆる「サーチ」が一切できないという、かなり珍しいテーマになります。
自身をドローした時に発動し手札から特殊召喚する効果を全員が持っており、ドローカードによってデッキを掘り進めつつ展開し、並べたモンスターでX召喚しつつ妨害へ繋げていくというデザインで、ドローと手札からの特殊召喚という点では【花札衛】や【未界域】に似たような挙動をするといえます。
メインデッキのモンスターに手札からの特殊召喚時に妨害するモンスターがいることと、<増殖するG>を筆頭とするドロー系の誘発と相性がいいことから、テーマ自体が相手ターンの妨害性能を持っており、昨今の0ターン誘発による妨害をこのテーマも標準装備しているといえます。
それでは、各カードを詳しく見ていきましょう。
新規カード紹介
レイズ・ムーンの帳 シエロ
光属性・魔法使い族のモンスター。自身をドローした時に特殊召喚する効果はメインデッキのモンスターにほぼ共通で、すべてターン1がないこと、タイミングを逃しうることには注意が必要です。
このカードはその中でも別に手札から展開する手段を持っており、コストで自分の手札・フィールドの表側カードから1枚をデッキボトムに戻すことで発動して特殊召喚できます。
既に引いてしまったモンスターはデッキに戻すなどしなければドローによる展開はできないため、この効果が付いていることで「初手に素引きしても展開できる」カードであるといえます。
このカードのドロー効果は自分・相手メインフェイズの誘発即時効果で、出しておけば差し渡しで2ドローできるのはかなり嬉しいですね。
反面、このドローには同名ターン1が付いており、複数並べる意味は薄いですね。
テーマ内のドロー効果にはおおむねそのターン中サーチ不可の制約が付いており、発動の前後ともに付くタイプの制約なことには注意が必要です。
レイズ・ムーンの翼 ラピ
地属性・獣族のモンスター。特殊召喚効果は共通で、このカードは手札から召喚・特殊召喚した際に1ドローできます。
ドローにターン1がないため同名カードであってもドローの連鎖で引けばそれだけ展開でき、手札を減らさずに盤面を並べることが可能なのはかなり強力。
ドローに伴うサーチ不可の制約は発動条件としてターン中を縛る<レイズ・ムーンの帳 シエロ>と同様のものですが、このカードは追加で発動後からターン終了時まで光属性Xモンスター以外をEXデッキから特殊召喚できないというものも付きます。
こちらは発動前に条件外のモンスターを展開する分には問題ないため、それらを使用するならこのカードを出す前に使いましょう。
また、固有の効果として相手ターン中に光属性・ランク7のX召喚ができ、テーマ内の該当モンスターはすべて妨害を持っているため、ドロー系から展開したこのカードでさらに妨害を形成しにいくことができます。
こちらの効果もターン1がないため複数並べれば複数回X召喚できるほか、自身を含める必要はないため頭数さえ揃っていれば除去を受けても展開を継続でき、相手の単体除去が予測されるならその点も考慮して効果発動の機会を伺いたいですね。
レイズ・ムーンの雅 キャロル
闇属性・アンデット族のモンスター。ドロー時の特殊召喚は共通で、こちらも<レイズ・ムーンの翼 ラピ>と全く同じドロー効果を持ちます。
このカードの固有効果としては妥協召喚効果で、リリース無しで召喚して打点が半分になるタイプです。
妥協召喚の条件も特になく、召喚権が余りがちなこのデッキでは初手引きのこのカードからドロー連鎖を狙うことも可能なかなり嬉しい効果。
素打点が低くさらに打点が減少するのも、X召喚に繋げばさほどは気にならないですね。
レイズ・ムーンの灯 クルーシェ
炎属性・ドラゴン族のモンスターで、メインデッキで妨害を持つ2体のうちの1体。特殊召喚は共通で、加えて自身の効果で特殊召喚した場合に相手の魔法・罠1枚を対象にデッキボトムにバウンスします。
どちらもターン1がなく引けば引くほど相手の盤面に干渉でき、打点もそこそこあるので返しの攻撃にも参加しやすいです。
とはいえ、魔法罠への干渉はそれほど連打したいものでもない場面は多いため、場を無意味に埋めてしまうのを防ぐ意味でも、「引いたけど出さない」判断が必要になることは多いでしょう。
初手に素引きした場合などでは、自身を手札から捨てることで1枚ドローでき、初手事故の軽減に役立ちます。
とはいえ、この効果はターン1があるため2枚以上重なると厳しいですね。
引かないよう祈るか、引きすぎた場合は各カードの効果でデッキに戻すなどしたいところ。
レイズ・ムーンの刃 シェーナ
風属性・戦士族の妨害持ちモンスター。<レイズ・ムーンの灯 クルーシェ>と対になるモンスターバウンス効果を持ち、どちらかといえばこちらの方が連打することは多そうです。
打点も同じである程度戦闘に参加でき、手札からのドロー効果も全く同じ。
注意点もあちらと同じです。
レイズ・ムーンの朔 スクイーズ
唯一展開効果を持たない、水属性・水族のモンスターで、実質的に汎用手札誘発です。完全フリーチェーンで自身を手札から捨てれば、「相手がドロー以外で手札を増やした時に1ドローする」効果を適用します。
いわば手札から発動できる<相乗り>で、あちらからさらにフィールド・除外からの回収にも対応しています。
デメリットとしてはテーマ共通ともいえるサーチ不可の制約があり、このカードに関しては効果を発動する"デュエル中"全体で縛りをかけます。
発動後にサーチできないのはもちろん、サーチしたデュエル中はこのカードを発動できないことにも注意が必要です。
この効果はモード選択式のタイプで、被った場合も1枚ドローとして使用が可能。
2枚引きでも最低限仕事はできる点は嬉しく、後述するカードでデッキに戻すことが可能なため再度引き直し、複数ターンに亘っての発動も容易。
ただ引きすぎによるデッキ切れには気をつけたいところ。
注意点としては発動に伴う制約で、サーチ不可は言わずもがなですが<相乗り>効果を適用した際は、発動後次ターン終了時までランク7モンスターしかEXデッキから出せなくなります。
基本的には問題ないですが、一部の外部ギミックを搭載する場合には注意が必要です。
レイズ・ムーンの星々
デッキから「レイズ・ムーン」カードをデッキトップに置く通常魔法。サーチ不可のデッキで再現性を持たせるためにデッキトップに置いてドローさせるという、なんとも強引な解決手段を図ったカードです。
もちろん現代カードらしく置くだけのアド損カードではなく、墓地効果でドローが付いています。
通常ではお互いにドローのやや扱いづらい効果ですが、魔法使い族の「レイズ・ムーン」Xモンスターが存在すれば自分だけ1ドローに変えられます。
<レイズ・ムーンの雅 キャロル>などドローできるカードと合わせれば即座にX召喚にまで繋げられ、それぞれのドロー効果とこのカードでさらにドローブーストし、手札を増やすことが可能。
また、どちらの効果もターン1がないため、連打してドローを重ねることも可能。
ただし、このカードは直接アドバンテージを得る効果ではなく、X召喚まで繋げてドローができてはじめてプラマイゼロになるということに注意。
眠らない街の『レイズ・ムーン』
3つの効果を持つ永続魔法。1つ目は耐性で、自分のレベル7「レイズ・ムーン」全体に一度ずつの効果破壊耐性の付与。
弱めの耐性ではあるもののあって困るものではなく、全体除去から守れるのはそこそこ優秀です。
2つ目はドロー効果で、手札を1枚デッキの上か下に戻して1ドローか、魔法使い族「レイズ・ムーン」Xが存在する際に単純1枚ドローするもの。
こちらも<レイズ・ムーンの星々>と同じタイプの選択式効果ですね。
単純ドローの強さは言わずもがなですが、戻してドローも状況によっては有用で、動き出しの際に手札にダブついた先攻の「マルチャミー」なんかをボトムに戻すことで展開の始動を狙ったり、手札に引いてあるネームをデッキトップに戻すことで特殊召喚しつつそれらの効果でのドローも狙えます。
どうしてもネームが手札に来すぎた時に動けない問題を緩和してくれる優秀な効果です。
3つ目はお互いのエンド時に墓地・除外の「レイズ・ムーン」を全てデッキに戻す効果。
特殊召喚・ドローを連打して墓地に落ちたネームは一方通行の使い切りではなく、この効果で戻すことで相手ターンのドローによる妨害へと繋いでいくことができます。
戻すのはカードであり除外からも戻すため<レイズ・ムーンの星々>を再度使うこともできますが、これが戻ることによって相手ターンのドローの質は若干落ちるという問題も抱えています。
戻すカードを任意に選べたらよかったですが、まあ贅沢は言えませんね。
全ての効果がターン1がないため、重なればそれだけ連発できますが、これも展開ができていてはじめてプラマイゼロになる効果であることには注意。
レイズ・ムーンの煌めき
2つの効果を持つ通常罠。どちらの効果にも発動するとデュエル中のサーチ不可制約が付きます。
1つ目はEXデッキから直接「レイズ・ムーン」Xを特殊召喚する効果。
現在該当するモンスターは2種ありますが、これらを奇襲的に特殊召喚できるのはなかなかのもの。
X召喚テーマではあるもののそれをするためには下準備がある程度必要で、相手からの除去も狙われやすいという問題があり、それらをすべてスキップして直接出せるというのはテーマとしてはかなりありがたいカードですね。
追加で墓地の「レイズ・ムーン」すべてをデッキに戻すことができ、これは任意ではあるものの結局戻す場合はすべてであるため調整はしづらいですね。
これがあるために<屋敷わらし>を受けるという弱点でもあります。
2つ目の効果は墓地効果で、除外することでシンプル1ドローするというもの。
この効果はターン1ではありますが、特殊召喚して素材を外して効果起動、墓地からさらにドローと全体で大幅なアドバンテージを稼いでくれます。
全体的にみて綺麗にまとまった、かなり高スペックなカードであるといえます。
レイズ・ムーンの天 シエロ-ノーモアベット
光属性・魔法使い族のランク7Xモンスター。素材はレベル7「レイズ・ムーン」2体と縛りはあるものの、このデッキでは特に問題となることはないでしょう。
EXモンスターゾーンに出すことで3つの効果を得られ、1つ目は完全耐性、2つ目は相手のサーチへのメタ、3つ目はお互いのメインに素材を1つ外してのドロー。
完全耐性があるとはいえ攻守は2100とあまり頼れる数値ではありませんが、相手の除去を受けずにメタを維持できるのは優秀。
サーチメタの効果はサーチを含む効果をすべて「1枚ドロー」に書き換えるというもので、サーチの連打でギミックを繋ぐデッキが多い昨今では強烈なメタとして機能します。
サーチをを含む効果であればすべてを含めて1枚ドローに換えるため、<列王詩篇>のようなおまけでサーチを含むものを妨害ごとシャットアウトすることが可能。
あまりに強力であるといえます。
手札コストを要求して複数枚サーチするようなカード相手も、2:1交換かつデッキトップ運任せのカードにしてしまえるため、この効果がどれほどのデッキを機能不全に追い込むかは語るまでもありません。
そのメタを持つモンスターに完全耐性が付いているのですからこれほど厄介なことはないでしょう。
3つ目のドローは単純にデッキの動きを補助でき、先攻展開で手札を減らさずに展開し出てきたモンスターからこれに繋ぐと、さらに手札の増強が可能。
ドローの試行回数を稼げるという意味でも相当強力です。
<レイズ・ムーンの煌めき>と合わせれば2枚ドローになり、このムーブだけでもかなり強く、出張パーツとすることも考えられます。
サーチ不可の制約を考える必要はありますが、罠カード多めの【ラビュリンス】で<白銀の城の執事 アリアス>と合わせて使うムーブは、後攻性能も合わせてかなり有用です。
変わったところでは<便乗>との相性もよく、相手の「チェーン1でのドロー」を生成して発動条件を満たすだけでなく、その後のドロー適用の機会も量産してくれます。
レイズ・ムーンの望 スクイーズ-ジャックポット
光属性・機械族のランク7モンスター。このテーマにおける大型の除去で、ドローによってタイミングが縛られる除去と違ってほぼ任意に妨害できる優秀なモンスター。
X召喚成功時か手札からのモンスター特殊召喚時に素材を任意の数取り除き、その数だけ相手のカードを対象を取らずにデッキボトムバウンスします。
除去の性能としては文句なしのピカイチで、自身の素材も縛りなしの2体以上とかなり融通が利きます。
相手のムーブに合わせて<レイズ・ムーンの翼 ラピ>から出してもいいですし、先出ししておいて手札からの特殊召喚に反応させることも可能。
また、自身以外のモンスターへ対する攻撃制限をかけられるので、耐性はありつつ戦闘には弱い<レイズ・ムーンの天 シエロ-ノーモアベット>を守る存在として最適。
まさにデザイナーズであるといえます。
さらに、相手自身の効果によってドロー以外で相手のデッキのカードが離れた場合に、相手デッキトップを自身のX素材にできます。
素材を複数吐いて妨害しきったあとも維持すれば効果の再発動が狙え、先出しによる反応では単純なX召喚ではできない数の除去を飛ばすこともできるように。
墓地アドバンテージを稼がれるおそれはあるものの、シンプルにデッキ破壊とみても優秀であるといえます。
特に3体並べた際の山削り能力はかなり高く、サーチ・墓地肥やし・リクルートなどすべてに反応するため発動できないことはまずないでしょう。
相手からするとこちらもかなり厄介ですね。
除去にはターン1があること、反応がX召喚であるため<レイズ・ムーンの煌めき>から出してすぐには効果を使えないことに注意が必要です。
以上が現状でのテーマカードになります。
最近のビルドパック恒例といえますがテーマ内のカードがかなり高水準にまとまっており、パックから出たカードだけでデッキを組んだとしてもかなり強いデッキになります。
相性のいいカード
ここからは構築の前に相性のいいカードをいくつか紹介。リロード / 打ち出の小槌 / 手札断殺
いずれも手札交換カード。それぞれに利点があります。
速攻魔法であればドローフェイズに発動することで<ドロール&ロックバード>をケアして展開ができ、<打ち出の小槌>は戻すカードを任意に調整できます。
<手札断殺>は墓地送りなためドローを進めると先攻で重なりやすい「マルチャミー」を有用なカードへ交換したり、<レイズ・ムーンの煌めき>を墓地へ送ってドローブーストが可能。
七星の宝刀 / ワンダー・ワンド / ドールハンマー
いずれも2ドローカード。<七星の宝刀>はメインデッキすべてのカードを変換でき、特に2枚目以降の<レイズ・ムーンの帳 シエロ>などさらなるドローブーストには貢献しづらいカードを良質な手札へと換えてくれます。
<ワンダー・ワンド>はEXモンスターゾーンの<レイズ・ムーンの天 シエロ-ノーモアベット>を退かしながらドローでき、再度X召喚することでドロー効果の連打も可能。 消費が激しい点もエンド時にはデッキに返せるため、このデッキでは特に気にせずバンバン発動していけます。
相乗り / 増殖するG / 各種「マルチャミー」
これもシンプルにドローソースとして有用です。運用方法はテキスト通りですが、ドローのし過ぎでライブラリアウトには注意。
「K9」ギミック
<K9-17号 イヅナ><K9-ØØ号 ルプス>と<アーティファクト-デュランダル>のセット。後攻0ターン目に<アーティファクト-デュランダル>をX召喚し<リロード>効果を発動することで相手の手札に干渉しつつ自分の「レイズ・ムーン」の発動を狙っていけます。
<レイズ・ムーンの朔 スクイーズ>によるランク7縛りにだけは気をつけたいところ。
デッキレシピ
これらを踏まえた構築はこちら。レイズ・ムーン
プレイヤー:メカヲタ
モンスター
計28枚
エクストラデッキ
計15枚
デッキの性質上決まった展開ルートはないため、『ドローカード+<レイズ・ムーンの星々>』などのような組み合わせの発動順にさえ気をつければ、あとはドローしたカードを出力していくだけである程度盤面は組めます。
デッキトップに置くなら<レイズ・ムーンの雅 キャロル>を早期に絡めて連打しつつX素材にし、盤面には<レイズ・ムーンの帳 シエロ><レイズ・ムーンの翼 ラピ>を並べておくようにしましょう。
X素材からは妨害効果持ちを早めに外しておき、エンド時にデッキに戻しておくとドローから相手ターンに出力できます。
打点が低いのが難点ではありますが、ある程度妨害した返しに<黒智天至イリスフィール>から<超銀河眼の光子龍-フォトン・ハウリング>へ繋げば、打点を用意することが可能。
<レイズ・ムーンの朔 スクイーズ>以外の制約には引っかからないムーブであることは嬉しいポイントですね。
あとは運を天に任せながらドローを進め、妨害を当てながらX召喚に繋いでいきます。
<レイズ・ムーンの天 シエロ-ノーモアベット>だけでかなりの圧があるため、そこさえ辿り着けば相当有利にゲームを進められるでしょう。
明確な弱点である<ドロール&ロックバード>の存在などいくつか課題はあるものの、実装時点でかなり完成度が高いテーマです。
サーチをしないという異質さがありながらドローを連打してデッキを掘り進める快感は他のデッキ以上で、使っていてなかなか楽しいテーマです。
特にドローに賭ける姿は一種のギャンブルであり、このデッキのモチーフ、テーマ性と合致しているといえます。
みなさんもぜひドローに運命を委ねてみてください。
ありがとうございました。





































