遊々亭攻略ブログ
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第四回「デッキ紹介(美希) その2」
posted 2015.11.27
Byあんずはピポサル
お疲れ様です。あんずはピポサルです。
今回は前回に引き続き、美希について解説します。
→前回の記事へのリンクはこちらからどうぞ(^ー^ )
解説の続き
美希の攻め
美希の攻め方について解説します。
美希の攻めは何といっても焼き! これに尽きます。
アイマスは貫通を持ったキャラが弱いため、必然的に焼きに寄ります。
焼きの要は美希のテキストと千早+千早単体エクストラです。
千早自身が3点。千早の単体エクストラ→レベルアップで5点+5点。
加えて美希自身で4点。
これに焼きメタを裏にする凹む等を絡めれば、序盤は中央を含め、殆どキャラを落とせます。
いまでは多くの互換キャラが刷られていますが、初出はこの千早です。
焼いた後は妨害されることなく打点が入りますが、美希のフレンドは全体的にステータスが低いため、オートレベルアップさせた後にさらに打点を入れるというのは難しいです。
かといって盤面をすべて裏にしたのに即オートレベルアップされたせいで打点が殆ど入らなかったのでは、焼いた手間の割に合いません。
なので、相手の盤面をすべて裏にできたとしても、相手のパートナーは美希で抜く前提で、手札の消費を抑えてフレンドだけを裏にすることも視野に入れます。
勿論、相手のパートナーのレベルが4の場合は裏にしますし、レベルが3の場合もオートさせることに意味があるので、焼いて確実にオートレベルアップまで持っていきます。
この辺は自分と相手の状況次第なので何が正しいとは言い難いですが、リスク・リターンを考えて最善手が打てればベストです。※1
また、春香の連パンは美希の攻め方全般と相性がいいです。
面裏を取ってダイレクトすれば、殴ったフレンドが裏になりません。
フレンドが裏にならなければ、自由に連パンしたいフレンドを選べます。
わずか手札1枚+控え室2枚で連パン! 強すぎます...(・へ・ )
ここでカップメンの攻撃3上昇が活きてきます。
フレンドのサイズは小さめですが、カップメンを複数枚剥がして強化することで、連パンの価値を上げてくれます。
雪歩で拾ってこれるため、終盤に備えて盤面に複数枚用意しておくプレイングは頻出です。
通称カップメン。焼きメタとしても優秀です。
美希の焼きは強力ですが、終盤になればなるほど裏を取れるカードが少なくなります。
また、千早単体も有限なため、終盤には使い切っていることが殆どです。
つまり、焼きが主体のデッキでありながら、焼きで押し切ることができないという、残念な(?)一面を持ち合わせています。
ただ、焼きで押し切ることが正しいのかというと、そんなことはないです。
終盤になればなるほど焼きメタやステータスの高いキャラが並ぶため、美希でなくても焼きで押し切ること自体が難しいです。 ※2
美希の場合、焼き以外にもイベントループして攻める方法があります。
最終ターンに備え、凹むやうたたねといった、サイズを無視した除去を複数構えることができます。
ここが焼きでしか攻められないデッキとの大きな違いです。
通称凹む。いつの時代も面を裏にする除去は正義です!
つまり、序盤は焼きで打点通す。終盤はイベントで打点を通す。
これが美希の攻め方です。
美希の受け
美希の受け方について解説します。
美希は攻めに注目されがちですが、受けも強力です。
マゼクックの種にダブルネームが存在するため成立しやすく、片割れはキャラ懇願なので終盤に引いても無駄になりません。
美希自身の単体エクストラと玲音単体のおかげで裏リバのコストとなるキャラも多く、盤面を強化しやすいです。
地味ですが、ここまで使いやすいダブルネームを持ったマゼクックのエクストラ種はアイマスだけ持つ特権でもあります。
振り幸や懇願がキャラなのでチェルミ(イベント耐性持ち)を有するデッキに対しても有効です。
また、キャラが多くなるので、先防イベントが使いやすいのもポイントです。 ※3
加えて、カップメンによる焼きメタや千早単体による乱入メタなど、攻めと受けを兼ね揃えたカードが多数存在します。
これが美希の受けの強みです。
これらは単純に「受け」という言葉からイメージされるものとは少し違うかもしれません。
受けが強いという言葉からは、棄権+スキメタやリベンジ内蔵みたいなものをイメージすると思います。
これで受けが強いというのは、当たり前の話です。
ただ、こういった受けはやればやるほど特定のデッキには勝てるようになるものの、別の特定のデッキへの勝率は著しく落ちます。 ※4
やりすぎはデッキとしての視野を狭めます。
が、かといって全く考慮しないのは論外です。
全く攻めてこないシェリーなどには無力なので、やりすぎは禁物。デッキパワーを落としかねません。
美希の攻めは一級品ですが、受けに関してはスキメタ+棄権のような"100点の受け"はありません。
しかし、この攻めの強さに加えて、カップメンや千早単体、マゼクックといった"やりすぎない"受けの強さを持ち合わせています。
通常、攻め一辺倒のデッキにありがちな受けの弱さが、美希には全くありません。
これもまた美希が持つ受けの強みです。
美希の扱い方
知っておいた方が得する(?)動かし方について解説します。
美希はバトル中にセットを戻すことでテキストが誘発するため、往復で2枚のセットが必要になります。
しかし、序盤であったりセットを割られた返しなどにはセットが1枚しかない...といった状況は頻出です。
そうなると行きか返し、どちらかでしか美希のテキストを使うことができないため、どちらで使うかは悩みどころです。
勿論、どちらで戻した方が良いのかは状況次第としか言えませんが、迷った場合は行きに戻した方が良いです。
返しに戻そうとして待ったタイミングで、その唯一のセットが割られた時が最悪です。
ならば2枚目を引くまではドローと返しのステータスを諦めてでも、行きで戻して温存するべきです。
焼きのテキストは発動し続けられるため、若干無理気味になりますが、攻めることはできます。
手札はターン開始ドローとアタックドローに加えて玲音単体があるため、ある程度キープすることは可能です。
また、直接セットを引けずとも、雪歩で拾うこともできます。
セットが1枚しかなくても悲観せず、冷静に対処することが大事です。
とにかくアイマスのすべてを握る1枚。毎ターンめくりましょう!
美希は千早単体のような攻めるテキスト+守りのテキストを持ったキャラを中心に戦います。
既に攻め(千早の場合は除去+ダイレクトの打点)という役割を終えたキャラに対して凹むなどの除去を向けなければならないという状況自体がアドバンテージになります。
これ一発にゲームを決める力はありません。
しかし、この積み重ねによってゲームを有利に運ぶ、もしくは展開を左右するということはあります。
防御能力を持ったキャラを並べることで相手からの単発の除去が通りにくくなれば、除去を溜め込みつつ、平パンによる貫通+面押しに切り替えてくるパターンは頻出です。
それによって無理攻めを強いやすくなり、こちらとしてもターンを貰った際の除去を温存することができます。
除去を温存することができるということは、それより前の段階に先払いで大規模なシュートを撃つことができます。
攻め+受けのキャラは単体での影響力がそこまででもなくとも、複数並ぶことで真価を発揮します。
これを体現するために、カップメンは真や雪歩などの優先して攻撃に参加するキャラに貼るのがよいです。
さっちんは元から裏にする対象に選ばれやすい春香やマゼクック、プロデューサーなどに貼るとよいです。
...これが意識できれば、あとはフルパンするだけです 笑
総評
その1でも書きましたが、美希は発売して一年が経ちましたが、それを感じさせない強力なパートナーです。
玲音単体の存在からプレイングや構築の負荷も低いため、セット嫁の導入としては最適なパートナーかと思います。
「セット嫁はちょっと...」といった方も、これを期にぜひとも触れてみてはいかがでしょうか? ※5
以上です。お疲れ様でした(・へ・ )
※1... 攻めだけに限った話ではないですが...(・へ・ )
※2... むしろ最初から最後まで焼きで押し切れるデッキなんてあるんでしょうか?って書こうと思ったのですが、旧セシリアとかありますね。。やっぱりなしで(?)
※3... 最近は手札2枚バックヤードだったり1枚+裏で撃てる互換も増えてきましたので、セット嫁でも使えないカードではなくなってきました。
※4... シェリーと一夏をイメージしてみると分かりやすいかもしれません。対一夏には有効な棄権+スキメタは、対シェリーでは全く役に立ちません。
※5... そんな人いるのか?とか、どこの回し者だよとか、色々と言いたくなる気持ちは分かりますが。。ぜひ、美希を使ってみてください!(?)